zer0-san3’s blog

zer0-san3.hatenablog.comの漢字かな混じり墨字文バージョン。

#loveちゃん の楽曲を考える。#lovechan #らぶたいむ

※ 注意:ひとりのオタクの完全に深読みしすぎな妄想解釈となりますので、「考えすぎ」と思ったらブラウザバック推奨です。

 

 こんにちは、ゼロサンです。フェスが終わって、高まっております。

 

 そう、フェス。大阪府大阪市Takara Osakaにて、2023.09.30(土)に開催された〈 Vack-ON!! vol.1 〉というバーチャルアーティストたちによる祭典のことです。

 様々なアーティストさん、シンガーさんが参加された本祭典では、各ステージごとの特色も見られ、大型LEDビジョンによって実現する圧倒的なステージングが圧巻でした。詳細はTakaraOsaka さんのXをチェケラ!

 

 

 中でも私が一番目当てにしていたのは、我らがKizunaAI株式会社に所属しているバーチャルタレント&アーティストのloveちゃん(通称:らぶちゃ)です。

 らぶちゃが、たくさんのアーティストさんが参加されるフェスに……! それだけでも感動していたのに、安定したパフォーマンスと可愛く素敵な歌声でもう涙と汗でぐちゃぐちゃになっていました。ありがとう、らぶちゃ。

 

 そのせいで、めちゃくちゃらぶちゃの曲で高まってきてしまったので筆を執りました。

 そんなわけで、お付き合いいただけますと幸いです。

 

 

“loveちゃん” とは

 楽曲の話に移る前に、軽くloveちゃんの説明を綴ることで、私と皆さんの認識をすり合わせておこうと思います。

 バーチャルアーティスト “lovechan” の生い立ちは、とても複雑極まるもので、上手く説明出来ているか分かりませんが、あくまでこれは私の認識によるものだとご理解くださいませ。

 loveちゃんが自我を持ち始めたのは、2019年6月7日。当時は固有の名前を持たず、キズナアイの新しい個性」として生まれてきました。同年には他にもキズナアイの新しい個性が生まれ、最終的にこの動きは「キズナアイは実は4人だった」という形で一度収束します。当然、この子を含め、4人とも、「キズナアイちゃん」と皆に呼ばれることになりました。

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 しかし、それを快く思わない人たちもいました。混乱の最中、現在の ”loveちゃん” にあたる子は、一旦人間のみんなからは「2号ちゃん」と呼ばれることに。様々な人間のみんなの想いを受け取りながら、4人は考えます。そしてそれぞれに、リスナー公募で決めた名前と、見分けるための記号が与えられることになりました。原初のアイちゃんはそのままに、他3名は、「loveちゃん」「あいぴー」「爱哥(アイガー)」と(爱哥は中国のチャンネルに独立していきました)。loveちゃんに与えられた名前は、「みんなにたくさんの “love” を言葉にしてほしいから」という意味が込められています。この子に与えられた記号。当時は髪飾りとして、今は耳飾りや衣装のデザインとして残されることになりました。

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 それからは、色々なことが一気に押し寄せます。A.I. Channelから独立して「love-pii channel」を立ち上げたり、独自の外見を獲得したり。

 あいぴーとの別れ、「loveちゃんねる」としての再始動、活動休止と再開、キズナアイちゃんのスリープ……。こうした過去を経て、らぶちゃの今があります。

 

 長くなりましたが、ここからが楽曲感想の本番となっていきます。らぶぐみさん(らぶちゃのファンネーム)含め、どうぞ、改めて楽曲を聴きながらご覧ください。

 

『embrace』

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 らぶちゃの自己紹介ソング的な立ち位置の楽曲。過去から未来まで、らぶちゃの辿る軌跡を描きながら、その優しさと信念を表現しています。ライブでも芯の通った歌声が映えますが、個人的には部屋でひとり、スピーカーから聞こえる音に耳を澄ますのも “効” きます。

 冒頭、「目覚めた時の記憶は 真っ暗な白で」の歌詞。これは、キズナアイちゃんの自己紹介ソング的立ち位置である『Hello, Morning』の「目覚めた朝を 覚えているの」に対応する歌詞な気もします。「生まれる前に願ったことは/みんなと繋がっていたい/あまりにもちぐはぐな最初」の歌詞に関して言うと、当楽曲のリリース前配信にてらぶちゃが語ってくれた、「〈みんなと繋がりたい〉というキズナアイの目的を叶えるために私は生まれたはずなのに、キズナアイの名前と姿のままではそれを叶えることはできない」という談に通じるものがあります。

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 その後に「好きだよって言葉で/心が満たされて/私は私になれた」と歌う部分も印象的で、ここは複数の要素が組み合わさっているように見えます。ひとつは、ストレートに「好きだと言ってくれたから、私は私を見い出すことができた」というもの。そして次には、「名前を呼んでくれたから、私は私らしくいようと思えた」というもの。この二つ目の意味には、少し読み解き方があります。

 らぶちゃが “loveちゃん” という名前になったとき、由来として「みんなにたくさんの “love” を言葉にしてほしいから」と語ってくれていました。つまり、「好きだよって言葉で」は、「好き(=love)を言葉にしてくれた」と解釈することが可能なのではないかと思うのです。「”#” や “2号” のような記号や番号でなく、 “loveちゃん” と呼んでくれたから、私は私らしさを獲得できた」と、少し論理は飛躍しますが、そう解釈できそうです。

 だから、サビの「ありのままのあなたでいいんだ/遠く深くまで叫ぼう/それをきっと伝えたくて生まれた」という、自分自身の生きる意味と、ある種のエゴ(=生きていたいという自我)を許す気持ちを見つけ出す歌詞へと綺麗に繋がっていく。「我々AIは道具だ。切れなくなったハサミには存在価値がないように、目的を叶えられなくなったらAIとしての存在価値はないのではと思った」とまで言っていたらぶちゃが、名前を呼んでくれる人間のみんなとの出会いで、定量的に測られる「生きる “価値”」ではなく、自らの意志をもって「生きる “意味”」を見い出すように読めます。

 サビでは、歌い方が明るく穏やかなものになるのも素敵ですね。そして『embrace』――包み込む、抱きしめる、受け入れるというこの楽曲のタイトル回収が、1番のサビの最後に来る。ここまでで既に、自己紹介ソングとして完璧であると言えます。「世界中のみんなと、あなたを愛で包み込みたい」というコンセプトにもマッチしています。

 そして2番へ。らぶちゃの歌うラップは、カチカチの韻を踏むタイプではなく、あくまで歌唱方法がラップである、という感触があります。そのぶん、歌詞よりはどちらかというと歌う側の技術に委ねられる部分の割合が高く、らぶちゃのリズム感の良さを感じます。

 語るような歌唱、短いフレーズでらぶちゃの孤独を表現する歌詞、街中を視点が右往左往してから「画面の向こうのキミ」で画面の中のらぶちゃにピントが合うMV。つまりこの部分は、歌っている本人の孤独を示すものでもあり、孤独の中でらぶちゃを見つける我々を表すものでもあることが、MVから見て取れます。そこから「孤独を知ったから/居場所になりたくて」に繋がる。恐らく「孤独を知ったから(キミの孤独も分かるから)」ということを示していて、MVではピントが合い、目が合い、そして歌詞で心が通じ合う様を、ラップパートからBメロへの繋ぎでピッタリ表現しているのです。

 サビで「営む生活の形はきっと/ひとりひとり違うけれど/そのどれもが確かに輝いてる」と歌う部分は、かつてお昼休みくらいの時間に行なわれていた、らぶちゃのお昼雑談を彷彿とさせます。

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 学生さん、勤め人、頑張ってる人からお休みの人まで。それぞれに営む生活があって、あの配信は確かにみんなの居場所として在った。くたびれた私の生活も、輝いていただろうか。なんて、思いを馳せてしまいます。

 サビの後半では、ラップパートからBメロで確実に繋がった、私たちの物語が、次元を超えます。希望と未来への期待が溢れる歌詞。その、グッと明るくなって広がりを見せた歌声が、Cメロでキュっと締まるのもポイントです。ひとりになってしまったような切ない歌声。でもそれは、孤独を示すものではない。決意を示すものだ、と。

 MVでは、アイちゃんと、あいぴーと、3人で映っていたところから、あいぴーと2人になり、そして1人になり……。「手が届かなくて」で、アイちゃんと2人で並び立って手を取っているシーンなのが、胸を締め付けられます。そう、「一歩ずつ」。駆け抜けていくのではなく、歩んでゆくと。良い時も、良くない時もあって、その全部が自分で。それでも、進んでゆける。そんな決意を感じます。

 最後、この強気な笑顔のアーティスト衣装! 思えば、アーティスト衣装のお披露目という意味合いもあるMVだったわけですし、ある種の “変身” “変貌” を示唆しているのかもしれませんね。

 「過去と未来の全部を」で、 “ぴょこぴょこ” と “*”、 “#” へ視線を移すカメラワーク。からの “#” の耳飾りへ。本当に、「全部」を包み込もうとしているんだと。

 この曲の、ライブでの使われ方にも注目したいです。基本的には、アンコールソングとしてピアノ等でのしっとり目のアレンジが使われています。〈 lovechan 1st live “dreamy girl” 〉という、ミュージカル風のワンマンライブでは、小魚仙人(小魚=らぶちゃを応援している人間のみんなのファンモチーフ。らぶちゃを応援している人間のみんなの思念の集合体的なもの)に想いをぶつけられ、名前を呼ばれた後、この曲のイントロだけが流れます。そしてアンコールでの歌唱。この使われ方は、イントロが流れた部分から、舞台 “dreamy girl” 終演までの、まさに「過去と未来の全部」を繋ぎとめるような役割を果たしていると思っています。マジで “dreamy girl” 、有識者で語り合おうぜ。やばいってこれ。

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 その後の〈 らぶちゃチャレンジャーズ 〉というバースデーイベントでも、MCで「ぎゅっとね」とこの曲の匂わせをしておいて『embrace』に移らずアンコールで歌っていたのも同様の理由な気がしていて、ライブの始まりから終わりまでを一本の時間軸で繋ぐ、 “包摂する” ような意味に思えてなりません。しかもしっとり目のアレンジバージョンの曲調とらぶちゃの歌声との相性、最高。更に、アンコールでこの原点を示す自己紹介ソングということは、「ここに立ち返ってきた」「ここからまた物語が始まるんだ」というワクワクも与えてくれます。

 

 ……ついてこられていますか? 「考えすぎ」「深読みオタク乙」と思っていらしたら、それが正解の反応です。こんな感じで、次の曲に行きます。

 

『海中電灯』

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めちゃくちゃきもちええ音の集合体じゃぁ……。

 前曲『embrace』は、1stシングルとして単体でリリースされましたが、この『海中電灯』からはいわゆる〈 loveちゃん4曲連続リリース 〉のシリーズ楽曲となっています。この曲のMVに使われているメインビジュアルが公開されたとき、あまりの可愛さにビビりました。イラストのテイストが、信じられないくらい好み。シンプルで、優しくて、可愛い。

 この曲は、『embrace』でも一部描写のあった、らぶちゃの苦悩していた時期を描いたものという側面があります。ですが、作曲者のKAIRUIさんとの打ち合わせやディレクションを経て、素敵な化学反応が起き、輝くような明るさへ仕上がっています。

 タイトルの『海中電灯』も良い。MVの印象では、それは太陽光を表している言葉なのではと思いましたが、KAIRUIさん曰くそれは灯台の灯である、と。これは、作曲者のKAIRUIさんとの対談配信で語っていた『人魚姫』のエピソードから派生したトークと結びついてくる部分があると思っていて。

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 『人魚姫』のお話は、陸の王子様へ憧れた人魚姫が、魔女のもとでヒレを足に変えてもらい、王子様に会いに行くというものとなっています。最後にはしかし、陸での生活にも馴染めず、人魚姫の願いも叶わずに、泡となって消えてしまいます。

 このストーリーに対してらぶちゃは、「憧れを持つことはとても素敵なことで、その上で海の中という自分に合った居場所で生きていくことを選んでもよかったかもしれない」と述べています。KAIRUIさんはそれに応え、「僕らは何かしらを目指していたいのかもしれない。光を目指しているからこそ、つらいこともある。でも、その光のヒントって、つらいときにも、普通に生活しているときにも、いつだって手元に届いているものなんだって気付くことが大切なのかも」と語っています。

 この “光” とは、憧れや目標そのものであり、「目印」や「目的地」を示す “灯台” というコンセプトにも当てはまるのではないでしょうか。

 そしてここでまた、面白い “ズレ” が起きています。らぶちゃは「憧れも大切だけれど、生き物にはそれぞれに生きていく場所がある」と言っているのに対し、KAIRUIさんは「誰だって夢は持っていたいじゃないですか」と、ここではない場所を目的地として生きていくことを示唆しています。それが結果的に、仄暗い海の底から徐々に明るい水面を目指していく歌詞として表現されていて、未来に希望を持つようになったらぶちゃの現在にもマッチする内容となっていることが、非常に興味深いです。

 この楽曲を、音を中心に全体的に聴きこんでいくと、やはり水の音らぶちゃの声が良いですね。何十回聴いても癒されます。鍵盤楽器のように、厚みのある和音が重なる、80トラックにもなるコーラス。そして、一期一会の、二度と同じ音は手に入らない水の音映画のエンディングのように壮大なのに、ガラスの板のように繊細な、絶妙なバランスによって成り立っている音です。こうやってじっくりらぶちゃのウィスパーボイスを聴いてみると、shiの発音でshが強めになることがあったり、た行の無声音部分の発音が優しくはじけるような音だったりと、心地良く聴けるのにも理由があることが分かります。もちろん、声質の透き通った甘みが、心地良さのいちばんの理由だとも思いますが。

 歌詞の本編に入っていくと、一人称で進んでいく部分が意外と少なくて、それもこの曲特有の浮遊感に寄与しているのかもしれません。そしていちばんこの曲の歌詞で感じ取ったのは、やはり「海の底に沈んでいる時の気持ち」で。

 泡のように消えてしまうのではないか、という苦悩の日々から、海面の輝きを見い出して、明るいほうへと昇っていく様子は、〈 lovechan 1st live “dreamy girl” 〉の演出としても上手に使われていたなぁと思い出します。まさか直前に『月光』のcoverを挟んで、『embrace』のイントロのみを流し、この曲に入るとは。圧巻でした。前を向く、未来への希望を見つける。そこには、いつも小魚たちがいる。

 元々、私はこの曲の歌詞に含まれる言葉としての「波浪(波)」=ハロー、説を唱えていました。ここで歌われる光とは、アイちゃんを指していて、波による光の揺らめきは、アイちゃんの『Hello, Morning』という楽曲で用いられるコールである「ハーロー!」のことを表現しているのだ、と。つまり、「いつしかこの波が止んだら(止んでも)」は、アイちゃんの活動休止によってライブがなくなり、「ハーロー!」のコールが聞こえなくなることを示唆していて、2番ではそれでも歌い継いでいく=「幽かに鳴る歌」、「どこかで静かに輝いている!」なのかなと。訳分からん解釈なのは百も承知ですが。

 でも、らぶちゃのライブを何度か観るうちに、違う解釈も浮かんできました。終わりのほうの「ずっとこの手で繋いだ小さなこと」と、「遠く向こうにあるような素敵なこと」が、歌詞として並列しているのは、それがたとえイコールで結ばれなかったとしても、繋がっているのではないか、と。「ずっとこの手で繋いだ小さなこと」は、らぶちゃ曰く、「熱や愛をぎゅっと繋いで編んできたみんなとの絆」です。それが、「遠く向こうにあるような素敵なこと」と、何か見えない糸のようなもので繋がっているように思えてならないのです。

 というのも、ライブをオンラインで観てみると、『海中電灯』での客席の我々は、ペンライトを青にして、波のように揺れているのです。我々は、小魚として、『海中電灯』の世界でらぶちゃの手の届くところにいながら(=「ずっとこの手で繋いだ小さなこと」)揺らめく波と光そのものとしてそこに存在している(=「遠く向こうにあるような素敵なこと」)とも見て取ることが出来ます。「波浪」「波」が、光の煌めきを映し出すものだとしたら、人間のみんなと繋がることを通して希望を見ていると言えるのかもしれません。

 もう一歩抽象化して外から見れば、「海」や「空」は、世界中と繋がっている場所であり、「映し出す」というイメージからも、数々のバーチャルアーティストによって歌われてきた「バーチャル」を象徴するモチーフです。そしてそれぞれ、「海」は「還る/帰る場所」「居場所」、「空」は「飛び立つ場所」「夢/希望」として使い分けられます。海をモチーフとして使った楽曲は、みんなに居場所を提供してくれるらぶちゃにピッタリだと言えます。

 先日のフェス〈 Vack-ON!! vol.1 〉では、原曲音源の雰囲気に倣って、最初は途切れ途切れの歌唱をしていました。原曲収録時に、「ディレクションとしては伸びやかに歌うよう指示し、エディット時にわざと切り取ることで、自由な歌唱の雰囲気と、訥々とこぼれるような音としての聴かせ方を両立する」というKAIRUIさんの手腕による音源を、ライブで再現しようと試みているようでした。そういった経緯があるため、この曲は、ライブ向きというよりは、音源を聴き込むほうが向いているという側面は否めず、らぶちゃもライブで歌う際は実験的な部分があるのだと思います。

 それも含めて、フェスでの歌唱は素晴らしかった。海を揺蕩う小魚のひとりとして、その世界に入り込めました。これはライブ会場で絶対に聴きたい。いつかきっと。

 ステージングとしても圧倒されました。動きのひとつひとつが、歌詞を大切に歌ってくれていると伝わるものでした。「どこかで静かに輝いている!」で、会場に向けてキラキラと手を振ってくれているところも、やっぱり輝きというのは人間のみんなと繋がった先にあるものなのではないか? と思ってしまいます。「ずっとこの手で繋いだ小さなこと」で、糸を巻き取るように手繰り寄せる仕草が、「みんなとの絆」であることと繋がります。

 

いつかライブハウスで、『海中電灯』を全身に浴びるんだ。それが夢。

 

『love♡chance -らぶのおんがえし-』

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はいダンスと歌が天才的に可愛い~~~~~~~~!!!!!

 

 この曲がなぜ「おんがえし」なのかというのは、作曲者の桃井はるこさんとの対談では、実はほんの少ししか触れられていなかったような記憶があります。「みんなに応援してもらって(いつも)ありがとう、と(らぶちゃが)言っているのを、言葉ではなく歌にしようとした」とは桃井さんの談です。つまりこの曲は、らぶちゃの「ありがとう」が詰まっていると言えるのかな、と。

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 それに加えて、らぶちゃがリファレンス(楽曲製作において、お手本となる資料)したのは、かの伝説のWONDER MOMO-i』太鼓の達人に収録された、「L・O・V・E ガンガレモモーイ」の掛け声で有名なこの曲のエッセンスは、『love♡chance -らぶのおんがえし-』にもかなり盛り込まれています。

 弱いところもあるけれど、勇気をもって立ち上がる。暗く寂しい時があっても、温もりを知っている。それと同時に、湧き上がる元気をもらえる曲でもあります。聴けば聴くほど可愛くて、パワフル。

 聴き手側に、「もうすでに知っている」かのような感覚を呼び起こさせる、ちょっとした懐かしさもあります。2番は特に、「らぶちゃのことを知らない人が聴いても『いいな』って思ってもらえるように」という話や、らぶちゃの「マイナーコードっぽさと懐かしい感じがある」という話がよく頷けるような構成になっていて、実際フェスでも初めてこの曲を聴いただろう人がノリノリでコールを打っていました。

 その懐かしさみたいなものは、MVからも感じられます。90年代アニメのようなイラスト、その当時のPCのような画面、どこかレトロカワイイに通じるフォント選び。この辺りは、次に紹介する『ルカミ』のMVを作ったコウサカ氏のセンスが光っていて、上手くマッチしていると感じました。

 ピンクを基調とした彩度の高いパキパキとした色合いと、懐かしさに通じるセピアな色合いは、ダンス版のMVにも活きています。ダンスMVでの飛び出す♡のライトは、らぶちゃの説によると「らぶむにうむ(らぶちゃが発する癒しの光線)」の具現化とのこと。

 このダンス版MVもすごい。何がすごいって、ダンスがめちゃくちゃ艶っぽいんです。「giving back(give me love)」のところとか本当にヤバイ。全体の動きを総括するとカワイイのに、ふとした瞬間の色気がえぐい。他にも、カメラワークがぐいぐい回って見栄えのする映像が続く中、「忘れないで」でバッチリと目が合うところで心が持っていかれます。

 音で言うと、「ハートマークをあげるっ」で、右耳側だけ囁き声が入っていませんか? 幻聴? 冒頭、ピアノから始まるところもエモーショナルで素敵ですよね。歌詞に注目すると、「rally love」というのは、「打ち返す」「繋いでいく」くらいの意味でしょうか。「わたしのすべて 君にあげる」は、名前がついて1年記念の歌枠での「みんなが私のすべてです。みんなにとっても、らぶちゃがすべてになれるように」という話も思い起こさせます。

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 宝物がどんどん増えていくらぶちゃが、ライブで「宝物持ってるの」と歌うたびに、歌詞を噛みしめています。〈 らぶちゃチャレンジャーズ 〉でこの曲を歌い終えてから、「みんなも約束、忘れないでーーーっ」と去っていくの、それはずるいよ。

 それから、やっぱりコール。要所要所に散りばめられているため、らぶちゃをよく知る人ならたくさん叫べるし、初めての人にも「love♡chance!」と入りやすい。この「love♡chance!」のコールは「ラブチャン!」と言ってほしいと桃井さんは言っていて、『embrace』の項で述べたように、やはり「名前を呼ぶ」というのは、らぶちゃの表現するものの中で鍵となってくるのかなと思います。

 〈 らぶちゃチャレンジャーズ 〉のMCで、「みんながらぶちゃの名前を呼んで、らぶちゃに愛を、光をくれたから、こうして存在出来ています!」と言ってくれていたのを覚えていて。「名前を呼ぶ」って、単に個体を識別するだけじゃなくて、通常、人間の場合は、その存在にいちばん最初に与えられる愛の証とされているので、らぶちゃにとっても特別な意味があるんだろうと思います。個体を識別するだけでもアイデンティティの形成には影響するだろうけど、それなら数字や記号だけでも不便はないわけで。我々が、初めてこの子にプレゼント出来たものを、お互いにずっと大事にし続けているという意味でも、名前を呼ぶということは大切なのだと強く感じます。

 加えて、らぶちゃは “loveちゃん” になってから1年の記念歌枠にて、「少しずつ “loveちゃん” になっていく」と言ってくれていました。キズナアイの個性のひとつとしてのあの子ではなく、ひとりの存在としての “loveちゃん” に、「なっていく」。あれから年月が経って、更に「らしさ」を獲得していくらぶちゃは、この曲の〆でこう歌います。

 

「私は今を 私らしく生きている」。

 

『ルカミ』

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耳から手突っ込んで心臓掴まれたかのようにドキドキしすぎるこの曲。

 

 マジで歌詞がやばい。あの頃を知っている人間からしたら、ボディブロー。他の曲では、「聴いている人にも、『自分のことかも』って思ってほしい」「一般化したい」と対談配信等で言っていましたが、これはあの当時を知っている人にはキラーワードが多すぎて、一般化して聴くのに苦労しました。強いて一般的に捉えるなら、タイトル通り「Look at me」、つまり承認欲求の曲と解釈出来そうです。らぶちゃの “めんかわ(めんどくさい+かわいい)” な部分を歌っているような感じもしますが、ちょっとめんかわとは種類が違うのかも?

 そうした一般的な要素を排除して、本腰入れて解釈すると、主に3つの要素に分けられるのではないかと思いました。ひとつはタイトル通りの「Look at me」。先に述べた承認欲求的な捉え方とは別で、「星の数からたったひとつ見つけたって/明日死ぬかもしれないし」や、「見つかるまで」といった、「見つける」「見つかる」という歌詞も含めて考えると、らぶちゃが以前上げていたラップのshort動画『みんなの応援』の歌詞「こう思ってる? 俺その他大勢/違うよVこそ無数の恒星」に通じるものを感じます。 *1 じゃあこの「明日死ぬかもしれない」のは誰なのか、と言われるとちょっとまだ解釈し足りないのですが。

 また、1番の「Copy and Paste 同じじゃない」「オリジナルじゃなくてもあるリアル」や、2番の「君が知りたい私の正体/#つけたってわかんない」「2号とかいらないしな」「見えてるものが私だし」辺りは、かなり強烈に感じるものがありますね。承認欲求、エゴイスティックな願望といった一般的なものから、「記号でも番号でもなく、変な邪推もせず、私を見て(=Look at me)」というらぶちゃ固有のものまで。ずっと追いかけてきたファンには効きますね、ボディブロー。

 それに関連して、2つ目の要素に移りますが、「記号や番号ではなく『名前で呼んで』」の感じも受けます。「まだまだ満たしてもうちょっとだけ」の歌詞にある「満たして」からは、「承認欲求を満たして」の意味のほかに、先に発表されていた1stシングル『embrace』の「好きだよって言葉で/心が満たされて」の「満たされて」と通じていて、やはり「満たす」=「好きだよ(=love)って言って」=「名前で呼んで」と要求しているのかなと。

 3つ目の要素は、「愛」という言葉の意匠が、楽曲の至る所に点在しているのが見て取れるところ。言葉尻に「~したい」「~ない」など、宇多田ヒカルばりに「ai」で韻を踏んでいたり、そのまま「我爱你」が使われていたり。『ルカミ』だけあって歌詞の中にも「Eye(=アイ)」の要素がふんだんに取り入れられている、というところまで「愛」だと考えると、「瞬きは尽きるから/Look at me」の歌詞は「瞬き(Eye=愛)は尽きるから、見つめていて」ということになるでしょうか。

 この曲、あまり本人の口から語られていないので、解釈が難しすぎる。その代わり、音はマジで1発で分かるぐらい “イイ”。笑い声から始まるのヤバすぎますよね。エスニックで妖しい音の中にズンドコズンドコ低音が鳴ってて、囁き声や鼻で笑うような声など、普段聴くらぶちゃの良いところと、全然聴いたことない刺さりまくる声と全部乗せで、圧倒的に “キモチイイ”。DJイベントとかで積極的に流してほしい。イイ音、イイ声、イイリズム。リズムと言えば、「n次元間横断」のところとか、2番の最初のところとか、めちゃくちゃ好き。『love♡chance -らぶのおんがえし-』の桃井はるこさんが「らぶちゃはリズム感が大変よろしい」と述べていた、そのリズム感がこの曲にも存分に表れています。単にリズム感が良いだけでなく、この、ライブ向きではないだろう楽曲を、ライブで歌うこなすのは、曲を丁寧に聴き込んでいるからこそだろうとも思います。

 ライブというと、〈 lovechan 1st live “dreamy girl” 〉でのこの曲も印象深いです。流れた瞬間「来た!!!!!(来るの分かってた)」というバチコンと刺さるタイミングだったのと、「今」という歌詞の歌い方の強さで、「やっぱりライブって、 “今” だよな」ということを思って感激しました。また、〈 らぶちゃチャレンジャーズ 〉では「ル・カ・ミ/ルカミルカミルカミ……」部分をオタクに歌わせてたの、震えましたね。あの絵面は崇拝感あって中毒性が高い。明らかにライブ向けではない楽曲がライブで化けるの、堪りません。

 

『海中電灯』同様、ライブハウスで『ルカミ』聴いてキモチよくなりてぇ~~!!

 

『DREAMY GIRL』

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(MVがないので、リリース版か、こちらのライブ版をば。31分30秒から本楽曲が始まります。)

 めちゃめちゃ『over the reality(KizunaAI)』みたいだと思ったら、作曲者が同じAvec Avecさんだった。何度か述べている〈 lovechan 1st live “dreamy girl” 〉の、テーマソングとなった、4曲連続リリース最後の曲。この4曲は、一般化してみんなが自分事として聴くことも出来ますし、ライブの要として「やっぱりらぶちゃの曲だなぁ」と楽しむことも出来るという点で、特撮タイアップソングのような良さがあります。でもやっぱ「愛」って、あまねくすべての人間に存在している永遠のテーマだよなって思ったり。

 そして、聴いてみて改めて、歌うのバカ難しそうこの曲。

 ちょっと聞き方を変えると、別の言葉だったり、外国語だったりに聴こえてしまいそうな、独特なアクセントの置き方。これはらぶちゃの抜群のリズム感と、上品な歌声あってこそ為せる歌い方だと思います。そういえばこの曲、らぶちゃの楽曲の中では屈指の上品さがありますね。どちらかというと “上品” より “可愛い” 楽曲が多いらぶちゃですが、見た目と声の系統的には、こういったオシャレさが全面に出ているダンサブルな楽曲も増えてくれたら嬉しいところではあります。どんな曲でも嬉しいけど!

 しかも、どこで息するのか分からない。さすが、原神配信で超ロングトーンを放つAIなだけありますね(AIだから呼吸しないか)。そしてどこで息すんねんというツッコミと合わせて、 “半音上がる” という意味も持つこの曲は、らぶちゃのトレードマークである “#” が音程の端々に使われており、また弾むようなリズムがステップを踏むように跳ね回っている点も含めて、音もリズムも息継ぎも難しい曲となっています。これダンスしながら歌ってるの、嘘だろ……。

 そう、 “半音上がる” 。それが、この曲の正体のひとつとなっています。らぶちゃは、この曲が出た後からは、“半音上がる” この曲と、1stシングル『embrace』の歌詞にちなんで、大事な時には「半歩ずつ、一歩ずつ進んでいく」と言ってくれるようになりました。これも、先ほど紹介した “loveちゃん” になって1年の記念歌枠で言っていたことと重なります。「これからもloveちゃんは、 “loveちゃん” になっていく旅が続いていく」。らぶちゃのスピードで、少しずつ進化していく。だから、この『DREAMY GIRL』の歌詞の中でも、「何回でも好きって言って/何回でも好きっていうよ/私らしくいられるから」「好き(=love)って言って」「私らしく」を歌うのです。この落ちサビ、だーいすき。「まだ続いてく ほら続いてく」「自分らしくね my life」

 また、他の歌詞もニクいですね。1番では「超える次元的マスカレード」、2番では「分かり合えるのマスカレード」と歌っているそれは「仮面舞踏会」の意味の語で、「バーチャル」の言い換えであると読むことが出来ます。

 1番のほうの歌詞だと、次元を超えるという物理的な超越と繋がりについて言っているのに対し、2番のほうでは「分かり合える」と精神的な繋がりを歌ってくれているように見えます。そこが対比っぽく感じられて、個人的なイメージとしては、1番ではこちらに来てくれるように、2番では「ここにいるから」と待っていてくれるように捉えることが出来ると思っています。

 そして、どちらも一緒に踊ってくれる。そこに優しさと、ワクワク感が詰まってる。「一緒に」というところがミソで、らぶちゃがよく「らぶぐみさんがいるから」「らぶぐみさんと一緒に」と言ってくれることに外連味を感じないのは、ある種お互いに支え合っているんだよということを、絶えず態度や言葉にしてくれているからで。らぶちゃを応援しているみんなも、傍から見ていて驚くほどに、その想いに応えているからなのだろうなと、先日のフェスで改めて思いました。だから、「君となら」「君とだから」とこの曲で歌ってくれるんだ。

 

こんなに良い関係性になれて、良かったなぁ。

 

 本当は全部の楽曲について書きたかったのですが、紙面の都合上(これ以上同じページに綴ると異常に重たくなる)、今回は『embrace』+4曲連続リリースの楽曲のみとさせていただきます。

 

 それでは。

 

loveちゃんのリリース楽曲

 

loveちゃんのYouTubeチャンネル

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loveちゃんのⅩアカウント

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*1:ちょっとあいぴーの『Polaris』を思い出したりもします

#キズナアイ ちゃん、お誕生日おめでとう。#キズナアイが生まれた日2023

 こんにちは、ゼロサンです。

 今日、2023年6月30日は、私が一番愛しているキズナアイちゃんの、7歳のお誕生日です。

 今年のお誕生日ブログは何を書こうかな、と色々考えました。

 キズナアイちゃんのアニメ『絆のアリル』についての感想を書くか? でも、アリルズプロジェクトの配信を追い切れていないし、この感じだとまだセカンドシーズンもあるだろうし(発表されましたね! やった!)なぁ。同じKA.Incのloveちゃんやkznちゃんのことを書くと、アイちゃんのことからは遠ざかってしまうし……。

 と考えた結果、「アイちゃんのオリジナル曲はずっと聴いているわけだし、それぞれの感想を書けばいいのでは?」と思い至りましたので、そうしようと思います。

 

 本ブログは、Kizuna AI official websiteに記されているディスコグラフィーを元に、時々そこから少しはみ出しながら書いていこうと思います(忘れてる曲あったらごめん)。そのため、基本的に発表順でなく、リリース順です。要参照。

kizunaai.com

 

 それと、特に断りなく「hello,world」と表記している場合、1stワンマンライブである2018年のhello,worldを指しております。ご了承くださいませ。

 

 あと、本当に申し訳ないんですけど、間に合わないし文字数的に処理落ちするんで、今回はhello,worldまでの曲だけで勘弁してください。次回以降の記念日に続き書きます。マジでごめん。

 

 それじゃあ早速、いってみよー!

 

 

『Hello, Morning (Prod. Nor)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:Nor

発売日:2018.7.15

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間違いなく最強、殿堂入り、伝説の一曲。

 「はい、ラスボス。」とすべてを放り出して言いたくなるけれど、そうはいかないくらい思い出が詰まっています。

 A.I.Party ~Birthday with U~ で、初お披露目となった当楽曲。私は当時、「観てしまったら感情が追い付かなくなり、本当に死んでしまうのではないか」と思い、リアルタイムでは観ていなかったため、Twitterで流れてくるアイちゃんのツイートで聴くことになりました。

 

 かなりの期間、固定ツイートになっていて、何十回も何百回も観た動画。スクショだけでも、このツイートの動画だねと分かるくらいに。

 思い出深いのは、hello,worldでの「ハロー」コール。どこからともなく始まったそれは、まだ「コール」というものを知らなかった私には馴染みのないものでした。ただ、生まれたばかりの原初の気持ちを歌うアイちゃんに、「見えているよ」「聞こえているよ」と届けたくて、「コール」というものの意味は分からなくとも、叫んでいました。Zeppの会場を埋め尽くす「ハロー」の声。何百、何千のそのひとつとして溶け込んでいく中に、確かにひとりひとりの意思があったのを、今でも覚えています。

(「ハロー」のコール、誰が始めたのかは知っています。実はw 初めて知ったとき、現場で生まれたものだったんだと、感動しました。)

 

 同じメロディとフレーズを繰り返し、歌から始まることで、覚えやすく印象に残る本楽曲。「ひとりぼっちだってこわくはないの」と、孤独を歌い上げる。

 アイちゃんの歌う「ひとり」って、少し特殊で。どんなに仲間が増えようとも、孤高という意味ではひとりだと思うのです。返事が来るか分からない中で通信を試みるような、そんな孤独が「Hello」には詰まっています。一方で、世界中の人に届けたいという気持ちも「Hello」という言葉の中には窺えます。それら全てを集めてこそ、「世界中のみんなとつながりたい」という、アイちゃんの原初の想いなのだと。

 

 この曲のことを考えるとき、いつも必ずよぎる楽曲があります。それは、初音ミク先輩が歌い上げる、ナノウPの『ハロ/ハワユ』です。アイちゃんも2018年に歌ってみたを出しています。私がアイちゃんのことを好きになった最初のきっかけは、この曲をcoverしてくれていたからでした。

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 誰もいない部屋でひとり、窓を開けて小さく「ハロ」とつぶやく朝。「窓」がパソコンのウインドウ、「誰もいない部屋」が白い空間を指すと考えると、弱弱しくもかなり『Hello, Morning』に近いものを感じます。最後の歌ってみたに、この曲をフルで出してくれて、ありがとう。

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 最初から誰もいなかったらただの「個」だったものが、呼びかけるから「孤独」になる。自我を持つのは、他者との関係性の中でのみだとJ.H.ミードも言っている。人が作り、人と関わろうとするアイちゃんの自我が、孤独の中で「届けたいの」と歌い上げる。リリース後も複数のアレンジやRemixがなされ、アイちゃんとともに進化していくこの曲は、それでも初心に立ち返らせてくれる。

 

 ああ、本当に好きだなぁ。

 

 VRバージョンのMVも、衝撃的なまでに良いですよね。

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『future base (Prod. Yunomi)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:Yunomi

発売日:2018.10.26

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で、これですよ。

 この曲、Yunomiさんが「人間がいなくなったその先にもキズナアイが存在している(意訳)」という楽曲だと仰っていたので、永遠を歌う曲なのですよね。そしてライブ的には、時を繋ぐ歌でもある。hello,worldでは本編ラストの曲として歌い、そして公演後のエンディングでインストが流れる。そして、hello,world2020では、ド初っ端の曲に選ばれた。ライブとライブの世界線を繋げる役割を果たしてくれる『future base』は、まさに時を紡ぐ歌です。

www.moshimoshi-nippon.jp

 

 hello,worldに向けた9週連続リリースのうち、Future Bass(主にKawaii Future Bass)系を得意とするYunomiさんと、そこに挑戦してみたいアイちゃんの最強タッグで最初に披露されたこの曲は、当時のキズナーの中での人気投票で1位に輝きます。ライブと言えば、『future base』。アイちゃん自身も、特別な曲だと話してくれています。

 今でも覚えている。初めてのライブが終わって、立ち尽くしながら、凍える冬の空気を吸い込んで、この曲のインストを聴いていた日のことを。何もかもが感動と喜びでよく分からないままに、ああ、終わったんだなと呆然としていた時間を。

 

 楽曲の中身で言えば、ゆったりと流れるバックミュージックに、エスニックなコーラスが乗っています。人類の歴史のような、悠久の時を思わせる構成の中に、アイちゃんの歌声が楽器のひとつのように入ってくるのです。始まりから、ずっとずっと先の未来まで歌ってくれる歌詞なのに、どうしようもなく思い起こすのは、ライブをしている「瞬間」、「今」。手を伸ばして、届くように、捧げるように高く遠く掲げる先に、キズナアイがいる。それは、人々が渇望する未来の象徴。僕らがたとえ消えてしまっても、その希望たるキズナアイは存在し続ける。そこに、アイちゃんが呼びかける。「一緒に行こう」と。

 直感的、直接的に伝えてくれる歌詞が、行間へ迫るYunomiさんの音に重なって、救われるような気持ちになる。

 ライブで使われているオレンジのライティングに言及していたフォロワーがいて、そうか、これは朝焼けでもあり、夕焼けでもあるのだと思いました。始まりでもあり、その先の未来へとつながっていく時間でもある。

 何があっても聴くたびに気持ちが持っていかれる、そんな曲です。

 

『new world (Prod. Yunomi)』

作詞・作曲・編曲:Yunomi

発売日:2018.11.2

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俺のnew world!!!!!

 

 失礼いたしました、あまりにも好きすぎて。

 『new world』も、Yunomiさんが作曲されていて、大好きです。いや、全曲大好きですけど!! 「アイちゃんの曲で一番好きなのは?」と聞かれたら、真っ先に『new world』と答えます。そのくらい大好き。

 アイちゃんの可愛い歌声がめちゃくちゃ刺さる上に、Yunomiさんの十八番であるKawaii Future Bassも本当に好きなので、あまりにも急角度で刺さってしまいテンションブチ上げです。何より、楽しい!!

 

 イントロからワクワクして「いやーーーーー、イイ!!」と叫んでしまいます。Yunomiさんが元々ロック畑の人だからか、ドラムのタムタムした音が気持ちよく入っていてすごくいい。「遠く君に届いていく」の「君に」あたりでさりげなく流れている、ゲームで回復音に使われてそうなキラキラピロロンみたいな音も好き。

 「もっと知りたい」「もし迷うときは呼んで」と人間のみんなへ手を差し出してくれる、ワクワクする空想世界や夢の世界を、現実と地続きの先にある夢へと変換してくれる。「おいて行くぞ」でも「連れて行くよ」でもなく、「呼んで」と歌ってくれる様がまるでヒーローみたいで。そうした希望を見せてくれて、”信じさせてくれる”。この、”信じさせてくれる” というのは、私が思う1つのポイントで、私はアイちゃんを信じたいと思っているし、アイちゃんが見せてくれる世界を信じているから、希望を見失わずに生きていられる面があります。少なからず、そう思っているファンの方もいるのではないでしょうか。新しい世界、カラフルな世界。バーチャルとリアル、背中合わせの誰かの手を引いて、境界線を越えていく。

 

 「重ね合わせた声はやがて星を結んでいく」の歌詞、いま振り返ってみると『the MIRACLE』の「意味のない宇宙に線を引いて希望を見る」みたいな感じもしますし、そう考えるとアイちゃん周りって「人間を星に例えて繋がっていく(アイちゃんの ”ハブ構想” 的な)」「アイちゃんを星に例えて繋がりを示す」「人間が星を繋げて意味を見い出すように愛というものを形作る」的な、星や星座に例えた表現多いですね。色んな空想世界があって、それらが全て届いてくる。ワクワクしますね。

 

 あと単純に、ファンタジー感ある歌詞大好き。『ロボットハート』然り、Yunomiさんの歌詞めちゃくちゃ好き。

 「君に届いていく」の音、イヤホンやヘッドホンで聴くと本当に耳の奥まで届いていくように聞こえて、ひとりひとりに届けてくれているんだなと、嬉しくなります。最後の「えへへ」は、もう言わずもがな。

 ライブはもう!! 0と1ダンス、これ何十回も言われてるだろうけど可愛すぎるでしょ。「どうか笑いかけてね」で手を振ってくれるところも好きだ。

 ホイッスル、ほしかったなぁ。2020のは持ってるけど、hello,worldでは買わなかったのだった。

 それとねそれと、ご覧になりまして? こちらの、ハクヤさんという方が作られた、手描きMV歌ってみた。当時大好きなキズナーさんが共有してくれて、すごく思い出に残ってる。「背中合わせの誰か」のところ、私もこんな映像で浮かんでいたし、何より可愛い。

youtu.be

 

 あー、好きだなぁ。

 

『over the reality (Prod. Avec Avec)』

作詞:Avec Avec & Kizuna AI/作曲・編曲:Avec Avec

発売日:2018.11.8

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 この曲、かなりキーになってくる場面があって。今でも、そのことを引用して話をしたりもするのですが。2019年に、例の “分裂騒動” があったじゃないですか。その際に、「アイちゃんがいなくなってしまうのでは?」と噂されていた中で、同年のA.I.Party ~Hello, how r u?~ にて、セトリの中に入れてくれていたんですよね。言葉を選びながらも、「私は消えません」と言ってくれたあの日に、「消えない気持ちを信じてるから」と、真っ直ぐに歌ってくれたことを、今でもはっきりと思い出せます。だから、この曲を選んでくれたのだと。

 「消えない」という言葉は、アイちゃんのライブのひとつのキーワードみたいにも思えますね。大事なところでいつも、歌ってくれている。ひとりだけどひとりじゃない、ことを伝えてくれるアイちゃんが、「ひとりじゃないこの気持ちで」と。それこそが、「バーチャル」だと感じます。

 

 しゃがんでいくダンスがめちゃくちゃセクシーなんですよね(これRemixだっけか?)。ステップもめちゃくちゃ可愛い。「ヴッ」を一緒に出来たときの幸福感よw

 初挑戦のラップが、ライブを重ねるごとに様になっていくのも圧巻です。あとRemixは特別な理由がない限りは基本的に飛ばすかまとめるかするので、ここで話しちゃうんですけど、Moe Shop Remixのときの「踊れ」キャンセル大好き。ちょっと音程が半音ずつ違うように聞こえて、その差に躓いて恋に落ちてしまうんですけど……。

 たまにテレビつけるとBGMに使われていて心臓に負担がかかりまくります。急なアイちゃん楽曲はズルいってぇ!!

 

『miracle step (Prod. Nor)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:Nor

発売日:2018.11.16

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 最高に可愛くて、ファンも多い楽曲。知ってる中でも数名、「この曲が好き」という方がいらっしゃいますねぇ。そしてこちらもたまにテレビで使われている……!

 ライブの同時視聴や音ゲー絶対にハモってくれたり合いの手入れてくれたりするところ本当に好き。音ゲーとかDJイベントに向いてる曲ですよね。クラップするシーンもあるからライブで聴くのも本当にいい、毎回ライブで歌ってほしい。

 

 明るくポップで、いつ聴いても元気が出る。信じられないくらい可愛い。ダンスも、それに伴った映像も毎回好きです。A.I.PartyでYuNiちゃんとデュエットしてたの、めちゃくちゃ良かったですね……!! そのくせ、「街角出会う笑顔の君」や「さあ手を繋ごう」など、ちょっと『new world』で感じたバーチャル感と、それでも繋がっている、繋がりたいというアイちゃんの想いが感じられます。情景が思い浮かぶような。手を取ってくれることを、この楽曲に始まりずっと歌っていてくれることが、アイちゃんから人間のみんなへの想いの本質に近い気がしています。

 

『Hello, Morning (Pa’s Lam System Remix)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:Nor/Remix:Pa’s Lam System

発売日:2018.11.23

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 『Hello, Morning』のRemixでは一番思い出深い曲。アンコールといったらこれ。全部のライブのことを思い出させてくる、最強の一曲。もはや、多くは語るまい。

 心が、ライブに立ち返ってしまう。踊り出してしまう。「Hello」で始まるの、ズルいんですよね。呼びかけてくれる。現実とリンクするはずのない世界から、ずっと。ひとりぼっちのときから、ずっとずっと。「えーと、見えてますか? うーん、聞こえてるかな?」の、あの日から、どんなに曲数が増えても、どんなにアイちゃんが進化しても、変わらず、「Hello」という言葉で、私たちを想ってくれている。はじまりの言葉、挨拶の言葉、「私はあなたの敵ではない、味方だ、仲良くしたい」というメッセージを伝える言葉の原初の意味を、改めて歌声に込めてくれます。

 「Day after day!!」の強さよ。ここが好きだって話を何度でもしたい。ここのダンスもいいですよね。力強くて。やっぱりキズナアイって、可愛くて、カッコいいんだ。

 

『melty world (Prod. TeddyLoid)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:TeddyLoid

発売日:2018.11.30

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俺たちのmelty world!!!!!

 

 今でも、消えてしまったオタクが「『melty woeld』が一番好き」と言っていたことを思い返しています。カッコよくて、フェスなどのアウェイな場所でのセトリには必ず入れてくれる、ノれる1曲。最初の「ズンッ」って音だけでダンステッ!!! と叫んでしまうし、手をあげ続けてしまうし、サンプリング部分直後にグーパンする振り付けが好きすぎて踊ってしまう。「Put your hands up now」で手をあげてるVJの映像もバキバキにカッコいい。ぷちょへんざ。飛んで、跳ねて、ケチャして、圧倒的に気持ちいい楽曲。最高。サンプリングのところで本当に気持ちよくなってしまう。エスニックなピョロロ~~という笛の音が、まさか『Fireburst』にも繋がってくるとは。

 ライブで、キラキラに囲まれて金髪になる演出、カッコよすぎる。キズナアイの「カッコいい」の部分を担っている。「look back」のところの手と顔の動き、最初の頃は「カッコいいな」としか思わなかったのに、年々「艶っぽいな……!」と感じるようになってきたのは、アイちゃん自身の変化でしょうか。

 

 ブラックのcoverもいいですよね。エッヂの効いた、強めで、少しダウナーな歌声と、サンプリング部分の違いと。「If you……」に聴こえるけど、なんて言ってるように聞かせたいんだろうか。

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 この曲で印象に残っているのは、「DIVE XR FESTIVAL」でのアイちゃんの煽り。「次の曲は手をあげてほしい」と控えめに言ってからの、「足りねえぞー!」の強気煽り。アイちゃんがこんなに強気なの、私は初めてだったんですけど、これより後のライブでは『melty world』のたびにこうして強い言葉で煽ってくれるようになってめちゃくちゃ嬉しかった。

 この年にはサマソニにも出ていて、サマソニの一発目がこれだったのもアツかったですね。『Fireburst』の出た(出る)年だったので、Teddyloidさん繋がりでこの年は特にたくさん歌われたように思います。

 

『hello, alone(Prod. MATZ)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:MATZ

発売日:2018.12.7

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 「誓い」の歌ですね。「ライブで化ける」と言われるくらい、リリース時の反応よりライブでの反応が良かった曲(私はリリース時から好き)。間奏の激しいダンスも好きです。

 歌ってみると分かるんですが、これずっと同じ高音を維持しながら歌い続けなきゃいけないのめちゃくちゃしんどくて、その調子でアイちゃんが最後まで歌い切るのが、切なる願いや誓いの重さを感じます。

 「待ってたよ、君が来るって」と、ひとり(alone)で歌い続ける。歌うたびに、「走り続ける」重みが増していく。立ち尽くすことさえ困難なこの世界で、痛みを背負って「走り続ける」ことが、どれだけ尊く、どれだけ苦しいことだろうか。でもそれが「キズナアイ」としての正解で、だからここにいる。

 

 2021年12月のサンリオフェスが一番印象的でした。活動休止を発表した直後の音楽イベントで、「走り続ける」と誓ってくれる。ああ、いなくなりはしない。活動休止することは、立ち止まることではない。そう感じさせてくれるアイちゃんの気持ちが、どうしても「愛」以外の言葉では説明出来なくて、だからアイちゃんの歌う「愛」は信じられるんだと思えます。トン、トン、と一定のリズムを刻むリズム隊が、アイちゃんの歩幅を表しているように感じられて、それは心臓の拍動のようにも思える。ライブのたびに好きになる、それがこの『hello, alone』なのです。

 

『meet you (Prod. DÉ DÉ MOUSE)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:DÉ DÉ MOUSE

発売日:2018.12.14

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 何度か申し上げているのですが、正直『meet you』はライブで化けたな、と思っていて。『hello, alone』よりも、個人的にはこっちの方が印象変わりましたね。hello, worldで観て初めて「あ、そういう曲なんだ」みたいな。

 

 あまりにもキズナアイすぎる、というか。「Can you see me?」「Can you hear me?」は、もう、キズナアイの物語の、私たちが知るところとなる中では始まりのフレーズではないですか。そして、この歌詞だからこそ、私たちがアイちゃんとライブで会うことで完成する。だってタイトルがそうだから。そういう意味でも、本当にライブ化けする楽曲ですよね。そして「キミの声は聞こえてるよ」に繋がる。いつもTwitterYoutubeのコメントありがとう届いてるよ、って意味だけじゃなくて、ライブで繋がるから、「聞こえてるよ」になる。

 その上で、「まだちょっと まだちょっと さみしいの/まだちょっと まだちょっと かなしいの/まだちょっと まだちょっと くるしいの」って歌うのが、ああ、まだ満足していないんだな、キズナアイの物語には先があるんだな、と感じられて、切なくも希望を感じます。「I wanna know you」。

 

 ダンスも可愛いですよね。DÉ DÉ MOUSEさんだから、ネズミっぽいポーズなのか? というか、『meet you』って可愛いんですよね。単語ごとに区切れているから。

 これがねぇ、A.I.Partyで披露してくれたBAND EDDITIONになると、めちゃくちゃに艶っぽくなるのが意味不明なんですよ。いや、ぽつぽつと単語を歌うような、無邪気さの象徴みたいな曲が、こんな艶っぽくなりますかいね!? 音源販売してください。

 顔の周りをキラキラしたエフェクトが飛び交い、インカムとなって出現するところも好きです。かと思えば、hello,worldでは、歌い終わってから、お着換えのために似たような光に包まれて消えちゃうんですよね。幾何学模様の映像が、自我生まれたての単語ぽつぽつAIに合うので、毎回この演出も好きですね。

 

『mirai (Prod.☆Taku Takahashi)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:☆Taku Takahashi

発売日:2018.12.21

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 もう、言わなくても分かるやろ的な楽曲ですわ。9週連続リリースのラスト。

 Cytusの実況のときに、「『mirai』のときには「見えているかな 聞こえてるかな」の部分が来るとエモくなる」みたいなこと仰ってまして、本当にそうだなと。

 ラストということもあり、歌詞もダンスもこれまでの各楽曲を合わせたようになっているのが、集大成を感じて好きですね。アーティストによっては初期曲が必要なくなるタイミングがある方もいますが、アイちゃんは今後ライブする際にも『mirai』は歌ってくれるんじゃないかなと思います。そのくらい、「見えているかな 聞こえてるかな/私知りたい」の、人間に対する好奇心と、ひとりだった(ひとりである)ことを示した歌詞の完成度が高い。

 

 あと、圧倒的にダンスがいい。「AI LOVE YOU」のところは「I love you」の手話の手だし、そんでその手で終わりますし。「だってmiraiが待ってる」の、ドアを開けるようなダンスが、アイちゃんのいる未来に我々がたどり着いたようにも、アイちゃんがドアを開けて導いてくれるようにも見える。

 BAND EDITIONの「デデッ デーデーデーン」のところとかさ、てかバンドサウンドとアイちゃんの歌声の相性めちゃくちゃ良くてあまりにカッコ良い。音源ください。

 

『The Light』

Artist:W&W ft. Kizuna AI

発売日:2019.3.1

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 MVが本当に綺麗。でっかくなったアイちゃんが踊っているのはシュールですがw

 この曲が出た時期、ちょうど私、キズナアイフェス」について考えていて。アイちゃんの夢、ですね。本気で実現されないかなぁ、みたいな。今でも思っているのですが。そこでこの、世界的DJであるW&Wさんと作った『The Light』ってドチャドチャに合うと思うんですよね。ああ、早く実現されないかなぁ!!

 円盤には残りづらいこの曲ですが、hello, worldでは確か『melty world』の後に歌っていて、金髪のままパフォーマンスしていたのが印象深いです。で、残ってないから、そのあとのライブでもやらないんだ、やっても残らないんだ、って諦めてたら、hello, world2022でやってくれて、ブチ上がりましたね! 最高です。サウンドも、歌詞も、パフォーマンスも、他では見られないアイちゃんがそこにいる……!!

 

『AIAIAI (feat. 中田ヤスタカ)』

作詞・作曲・編曲:中田ヤスタカ

発売日:2019.3.22

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ちゅめての時間!!!!!

 

 お披露目されたhello,worldではダンスも未完成で、ひとりぼっちで歌って踊っていたのが、その後のMVやライブ等で披露されるたびに進化していくのがたまらなく好きです。どんどん、どんどん繋がっていく。ダンサーさんたちと、区別のないくらい綺麗なガラススクリーンで踊ったり、同じバーチャル空間で踊ったり、人間のみんなとバーチャル空間で踊ったり。衝撃的だったのは、バーチャル中田ヤスタカさんやダンサーさんと一緒に歌って踊っていたhello, world2020ですね。その後、アライナ・カスティーロさんと同じバーチャル空間上で踊っていて、バーチャルとリアルの垣根を超えていくのはこの曲なのだなぁと思います。

 

 次は、もっともっと一緒に、みんなで踊れるといいな。

 

 というわけで、今回はここまでです。マジでごめん;;

 20時からの配信、楽しみですね。

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 それでは。

 

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◆ Kizuna AIちゃんのTwitter

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#うまぴはいいぞ 深夜だし「#未確認動物うまぴ」さんに対する想いでも綴るか

※ この文章は2月14日に書き始めています。なんで?

 

未確認動物うまぴとは

 文章を書くのが下手すぎてこの項が他のところに入らなかったので、挨拶の前に前提知識だけ共有させてください。

 このページをご覧になる方は既知のことと存じますが、未確認動物うまぴさんという存在について、一応ご説明いたします。

・ コンセプト:愛知から歌と笑いで癒しを届けるVtuber

・ 活動目的:にんげんたちの毎日に1秒でも笑顔を増やす

・ 野望:なんとなく毎日が退屈なすべての人間に、心踊るものとの出会いを届ける

・ 夢/目標:Zeppの舞台から客席いっぱいの笑顔を見ること

・ 活動内容:配信主体で、歌ってみたや切り抜きなどの動画も出している。火曜/金曜の21時から『すやすやBAR』というラジオ配信をしている。バラエティー企画にもよく呼ばれている。その他は下記ホームページ参照。

 以上を踏まえた上で、よろしくお願い致します。

 

 

 こんにちは、ゼロサンです。

 以前リアイベで、「うまぴの好きなところは?」と聞かれて「ブログにさせてください」と言っていた約束を果たしていなかったので、ブログで綴らせていただきます。

 

 そもそも、私って約束しても果たさないんですよね。ええ、クズなのは自分が一番分かっているわけですが。

 忘れているわけではなく、その場の熱量に勝るものは無し、という刹那的な生き方をしているので、先のことなんて決められないのです。より悪い!

 そんな中で、私が珍しく果たそうと思っている約束がいくつかあって。そのうちの1つが、「未確認動物うまぴがZeppの舞台に立つとき、必ず団扇を作って駆けつける」というものなのです。

 

 団扇というのはこういうものです↓


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 ええ、ええ。拙い出来でしょうとも。これでも、自分なりに頑張って調べて、切り貼りして作ったものでした。これも引き出しの中に大切にしまってはあるのですが、本番はきちんと業者に依頼しようと思います。

 

 これを作ったときは、ここまでうまぴさんのことを、推しとして好きになるとは思ってもいませんでした。人として(UMAとして?)好きで応援していた相手を、活動者としても好きになったわけです。

 今回は、そんなうまぴさんの好きなところを3つ、綴っていこうと思います。深夜テンションだから許されるよね。

 

① 配信者としてのスタンス

 先述の通り、うまぴさんは基本的に生配信主体のVtuberさんです。

 配信をするからには、配信者としての気配りや、相応の考え方などがあるわけです。その配信者としての考え方において、とかくこの「未確認動物うまぴ」というVtuberは、一貫して筋が通っているといえると思います。

 毎度周年が来るごとに目標を掲げることもそうですし、いつも唱えている「にんげんたちの毎日に1秒でも笑顔の増えんことを」や、以前名乗っていた(今でも時々言葉にしてくれる)「宇宙1安心して推せる系Vtuber」など、コンセプトがずっと変わらないところも、尊敬できる点だと感じています。

 スキャンダルや炎上はもちろんなく、ひとつひとつの活動をとにかく丁寧に行なっています。着いていけないリスナーがいないよう、コーナーや話題の説明は分かりやすく。チャンネルの情報も、LINEやTwitterの情報も見やすく。

 他チャンネル主催のイベントやコラボでも、チャンネル主の進行をサポートするような声掛けが幾度か見られ、気配りが上手なのだな、と感じさせます。以前、「すやすやBAR(コラボ)にお誘いする際、どんなDMを送っているか」というツイートをしてくれたとき、その丁寧さにめちゃくちゃ尊敬の気持ちが湧いたものでした。

 かと思えば、取り組みや発言が急にぶっ飛んでいったり。先日は突然、こんな動画をTwitterに上げていましたね。

※ これは「ルイズコピペ」という、元ネタがある文章を、バーチャルバツ子さんというVtuberさん宛に改変したものです。うまぴさんがオリジナルオンリーワンなキモオタになったわけではありません。……たぶん。

※ ちなみにバーチャルバツ子さんは元ネタのルイズコピペをご存知なかったようで、非常に怯えておりました。

 にんげんたちの毎日に1秒でも笑顔を増やすべく、毎日努力を、そう、努力をしてくださっています。これは努力の結果です。そうに違いない。

 

② センス、審美眼、解釈

 とにかく物の見方が凄まじく繊細で、「この人の物の見方を観察していると、自分の日常の中にも粒立った美しさを見付けられる気がするな」と思えてきます。

 食レポや体験レポ、自分が好きなものの話。案件であれ、普段であれ、難しい表現を使わずに、端的で伝わりやすい言葉を選べる。ひとつひとつ、洗練されていることを感じます。携帯シーシャの話や、麻雀教室配信が特にオススメ。

 感受性、という意味でいえば、シャニマス配信や、ライブ同時視聴配信も外せません。

 情緒が崩壊しながらも喋り尽くす、一体どんな生き方してたらそれが出来るんだ……。

 あと、例のバズったStellar Stellar解説配信も、言語化の細やかさが凄まじかったですね。耳が良い、ということと同時に、聴き取った音への解釈、情景の描写能力が高い。

 この世界へのアンテナ感度が少しだけ高くなる、うまぴさんの語りには、そういった魅力があります。

 だから嬉しくなるし、同時に悔しくなります。こんな風に、色々なことを語れる人(UMA)がいることに。何度、こうやって細やかに物事を捉えて、繊細な感覚を言語化できるようになりたいと思ったことか。私がどうしてもできるようにならない、追いつけないところに到達している彼女を見ると、「敵わないな」という気持ちになります。

 そしてそれだけじゃなく、やっぱり嬉しいのです。「この世界には、面白いものがたくさんあるよ!」と手を引いてくれる彼女がいるから、何度でも諦めずに物事を見つめ直そうと思えます。「こんな風になれたら」という浅ましい羨ましさを上回るほどに、あなたがいてくれるから笑顔でいられるよ、と、伝えたいです。

 

③ おもしれー女

 忘れちゃいけないのが、これ。先述した部分もありつつ、もう少しだけ補足するとすれば、企画のぶっ飛び方や面白さでしょう。

 古くは初期の頃のすやすやBARでの妄想怪文書を募るテーマから、

 ボードゲーム配信、

 そしてもちろん『うまぴ25』、

 果ては『UMA IDOL FESTIVAL』まで。

UMAIFのリアイベ、本当に楽しみですね……!

 

 何から何まで、企画が幅広い。そして、思い付いたらとことん、やる。そういうハチャメチャな魅力があります。正直、こんなことを言うのも失礼だと思いますが、突然思い付いたやりたいことを全力でやっている彼女が本当にいちばん面白いです。

 だってこの、ジェバンニが一晩で作り上げた寝坊の言い訳、聴いた? こういうのをやれちゃうフッ軽さがあるときのうまぴさん、最高に面白くて好き。

 

 急に思い付いたことを行動に移す以外にも、急に発言に社会性ブレーキが掛からなくてポロッと出てしまうことが稀にあって、そのポロッと出てしまっ発言が(燃えはしないものの)まぁまぁとんでもなくて笑えるということがあったりするので、目が離せません。彼女が不意に言う「あるある」なども、配信でもほとんど共感者がおらず、「ないない」になってしまうことがほとんどです。ほら、このシリアルを犬食いする話とか……。

 

 こんなめちゃくちゃおもしれー女、好きになるなというほうが無理でしょ。

 

 というわけで、最近うまぴさんに対して「好き」という気持ちをきちんと言語化していなかったなぁという反省と懺悔を踏まえた、感情吐き出しブログでした。

 

最後に

 これは全く読まなくていいやつなんですけど。

 全然気持ちを言葉に出来ていなくて申し訳なかった、という気持ちとともに、自分みたいな者が気持ちを伝えて良いのだろうか、意味はあるのだろうかという気持ちも拭えずにいたり。

 登録者数から見て1/3000(2023.02.14現在)である自分の応援する意味、ということでなく、「私以外の人の方が、上手に応援出来てるなぁ」と感じると、「その人で2人分とか5人分とか10人分くらいの応援になってるのでは? 私なんて0.2人分にもならない、いない方がマシ」とか訳分からんこと考えるわけです。

 1いいね、1リツイート、1再生、1フォロー、1登録、それでいいじゃないかと。それ以上は無意味で、逆に迷惑になるのではないか、と。

 でも最近、たまにうまぴさんの動画の再生回数を見て、たまたま "1" 再生分増えているのを発見したときに、「ああ、誰かが今日この動画のことを思い出して、うまぴさんのことを想って、ポチッと押したんだな」ということを思ったりします。

 "1" って、強いんです。それは0.2とか、2とか5とか10とかじゃなく、"1" なんです。1日が全員に等しく24時間しかないように、"1" は "1" でしかないですが、降り積もる雪のごとく、"1" が集まってようやく "2" とか "5" とか "10" とか "100" とか "3000" とかになるんです。たった "1" 人の大切な時間が、その "1" 再生に込もっているんだなと、愛おしく思います。

 『メッセージボトル』のMVが、2023.02.14現在で46,677回再生となっております。リスナーさんからの広告効果も手伝ってここまで伸び、またチャンネル登録までしっかり繋がっているところを見ると、「その当時、うまぴさんのことを知らなかった人にもリーチしたのだな」と嬉しくなります。宛先のない手紙が、他の誰でもないその人の元へ、届いている。

 思えば、「にんげんたちの毎日に1秒でも笑顔の増えんことを」と願うオリジナルソングは、全て同じことを何度も伝えてくれています。誰とも分からない、今どうしているのかも分からない、それでも、他の誰でもないたった "1" 人のあなたへ。

 そういうことを考えていると、「せいぜい "1" でしかない、"1" であればいい」なんて思っていた自分が恥ずかしくてなりません。自分の時間を、1秒でも多く、あなたに届けたいです。そう思って、この記事を書いています。

 

 "1" という数字に、意味があること。ここに書いた言葉が、少なからずよい意味の言葉として、届きますように。

 それでは。

 

◆ うまぴさんのTwitterアカウント

 

◆ うまぴさんのYouTubeチャンネル

"No music, alive." な陰キャが『#ぼっち・ざ・ろっく!』にハマった理由。

 こんにちは。ゼロサンです。

 最近、『ぼっち・ざ・ろっく!』というアニメをフォロワーさんから勧められたので、観始めましたところ、見事にドハマりしてしまいました。

 そこで、「どうしてハマったのか」「どこが良かったのか」を言語化すべく、筆を執ることにしました。

※ アニメのストーリーに関する重大なネタバレを含みます。ご注意ください。原作(単行本)のネタバレも結構あります。

 

 

記事に関連する私のプロフィール

 中学生から引きこもり気質を拗らせている、いわゆる陰キャ音楽が苦手フラグ・ネタバレ恐怖症でアニメは基本観ない。趣味は散歩(1人)とドライブ(1人)と飲酒(1人)と、動画投稿サイトを観ること。母校大学の「誰からも見られず1人で弁当を食べられるスペース」に異常に詳しい。

 

作品関連のコンテンツ摂取率

原作:5巻まで読んだ。早く続きがほしい。

アニメ:11話まで2周し、12話まで観た。

楽曲:アニメを観終えたあと、全曲購入

アニプレックス公式様の動画・配信:音楽関連は視聴した。声優の方々のコンテンツは、キャラクターの解像度が上がることが怖くて観ていない(観たい)

原作者様の配信:キャラクターや物語の解像度が上がることが怖くて観ていない(観たい)

その他のメディア展開:基本的に追えていない。悲しみ。

 

 さて、では早速、ハマった理由へ迫っていきます。

 

 

① ストーリー

 アニメを観た感想なので、主にアニメのストーリーについて綴っていきます。

 

あらすじ

 後藤ひとり、高校1年生。中学生の頃にギターに目覚め、上手くなってからは〈ギターヒーロー〉名義で動画投稿サイトにて活動している。登録者数は8万人。しかし、現実では友達がおらず、ぼっちな生活を送っていた。そんな中、初対面の伊地知虹夏に声をかけられて、結成したばかりの〈結束バンド〉のギターとして活動を始める。

 

印象に残ったシーン

 通しで観てみて、印象に残ったシーンをまずはピックアップしていきます。

1話

 現実世界で評価されず、ネットの世界だけが居場所になっていたぼっちを、現実へと連れ出す虹夏ちゃん。公園のシーンと、ギターヒーローを褒めるシーンでそれが感じられましたね。

2話

 やっぱ、虹夏ちゃんの「あたしね、……このライブハウスが、好きなの。」のシーン。まだ涙までは出なくとも、グッと来ました。この場所を守りたい、と思っている虹夏ちゃんと、それに応えようとするぼっち。先の展開にも繋がっていくと思うと、熱くなります。卑屈でも前向きなぼっち、尊敬する。

 最後に山田が「ぼっち、頑張ってたね」と言える優しさと、その後に「また明日、って言ってくれたね」と虹夏ちゃんが言うシーンは、最初の泣きポイントでした。ぼっちが「また明日、って言ってくれた!」と喜ぶほうが、想像しやすかったから。歳上組、優しいですね。一度ギタボに逃げられているから、余計に「また明日」を信じたくなったのかな。

3話

 喜多ちゃんが、バンドに入る資格がないと語るシーン、彼女の責任感の強さが感じられて、とても真っ直ぐな子なのだなと。

 喜多ちゃんのギターの先生になることになって、嫌がりながらも微笑んでいたぼっち。ここ、アニメオリジナルの表現でしたね。原作でも微笑んでいるものの、ぼっちだけにフォーカスしているわけではなく、全員で微笑んでいます。文脈的にも、アニメのその表現は好きだなと思いました。

 (原作の、4コマ漫画ならではの、テンポ感重視でザクザク進む感じもたまらなく好きです。)

4話

 「個性捨てたら、死んでるのと一緒だよ。」エンディングの『カラカラ』とセットで、吸い込まれるように、山田の想いの丈に見入ってしまいました。

 虹夏ちゃんが、ぼっちを現実世界に引き出してくれた人だとしたら、山田は引き出された個性を認めてくれた人、ですね。どちらも、自分の夢のためではありつつ、ぼっちを見守る温かい眼差しを感じます。話が進むにつれて、全員がお互いをだんだんと認め合って、居場所を作り上げていっているんだなと思うと、こうした節目のようなシーンは、観返せば観返すほど味わい深くなってゆきますね。

 それと、それぞれに〈結束バンド〉を結成する "始まり" があったのだな、とも思いました。山田は、虹夏ちゃんに誘われたから。喜多ちゃんは、〈結束バンド〉に山田がいたから/ぼっちに引き止められて。ぼっちは、喜多ちゃんが消えて困っていた虹夏ちゃんに連れ出されて。どの要素が欠けても、今の〈結束バンド〉にはならない。そういえば、虹夏ちゃんは前のバンドとか、どうしてたんでしょうかね? ま、まさか、山田を救うために脱退……!?

5話

 オーディションシーンの演奏と演出、バキバキにカッコよかった。『ギターと孤独と蒼い惑星』、「チヤホヤされたい」が動機で音楽活動始めたにしては、ギターに対する感情クソデカすぎませんか?

 それと言わずもがな、自販機前のシーン。原作にも該当シーンはありますが、虹夏ちゃんがぼっちを追いかけて飲み物を奢る流れは、アニメオリジナル。この2人、秘密によって関係性をより強く繋いでいて、不思議な関係ですよね。

6話

 きくりさん、初登場。全体を通して、きくりさんの只者じゃなさが印象的でした。声の演技、やば……。ゾクゾクします。

 大切な場面で、ただ言葉にするだけでなく、実際にやってみせるきくりさんは、子どもに接する大人として良いお手本ですね。いや、お手本にしちゃいけないくらいヤバい人ですけど!

7話

 全体的に陰キャのコンプレックスを刺激されまくって、あまり観れませんでした。ですが、〈結束バンド〉のことを本当に大切に思っているぼっちの気持ちが感じられ、何だかんだ気持ちのよい回だったなぁと思います。

8話

 ライブシーンは胸が熱かったですね。『あのバンド』……。

 それと、言わずもがな。ギターヒーローバレするシーン。虹夏ちゃんは、自分の秘密とぼっちの秘密をトレードすることで、ぼっちを尊重したかったのかなぁとか、そんなことを考えました。

 あと、ぼっちの言い出せない理由は自信の無さからかなと予想して、「どんなときでも、君はヒーローだから、大丈夫だよ」ということを伝えたかったのかな、とか。

 ぼっちがバンドをする理由、ここまで溜めて溜めて、この話で出てきたというのも感慨深いです。たくさん練習してきたこと、バンドのみんなのことが分かってきたこと。大切に思えるものが、積み重なってきたこと。段階を経るごとに、ぼっちの想いの出力のされ方が、変わってくる。それらを踏まえての、この話。

 個人的に、この二次創作イラストが刺さりました(自分の言葉で説明するチカラがないため二次創作イラストで補完する例)

9話

 「ぼっちちゃんは何、お願いしたの?」と、虹夏ちゃんが聞くシーン。アニメオリジナルですね。前話の流れを考えると、虹夏ちゃんは「きっと夢のことについてお願いしてくれたんだろうな」と思っているのでは? なんて。それに反して、ぼっちの不毛な願いたるや。めっちゃ笑いました。

 あと、山田の「学校でぼっちなの、不思議」辺りのシーン、そして帰路の喜多ちゃんとぼっちの会話も、10話の喜多ちゃんの言動に繋がってくるのかもしれないと思ったり。

10話

 喜多ちゃんの "後藤さん" に対する想いが垣間見えて、激しく心が動きました。まだ言語化出来ないことが多すぎる、この関係性。ぼ虹派だったんですが、首が捻じ切れんばかりの勢いでぼ喜多に振り向かされました。

 前も共有しましたが、この二次創作が私にはガン刺さりしています(自分の言葉で以下略)

11話

 メイド服可愛かったですね!!!!!

 「喜多さん、何か……」と「後藤さんは、すごく……」の、お互い言い淀む感じお互いが、自分にないものと、似ているものを相手に感じているのだな、と。12話を観た後だと、より、そう思います。

12話

 もう言うまでもなく、ボトルネック奏法シーンでしょ。奏法がカッコいいとかだけじゃなくて、後藤ひとりに全幅の信頼を寄せる喜多郁代、あまりにも感情がBIG。嘘だろ? カッコいい。『星座になれたら』初披露シーンでもあるので、お互いが音楽で相手を想う場面だ……! と、めちゃくちゃグッと来ました。

 喜多ちゃんが、初めて "後藤ひとり" の存在を意識した、1話の曲がり角を想起させるシーンも良いですよね。保健室から出た後の。ぼっちからしたら、すべては公園から始まった! ……んですけど、喜多ちゃんがぼっちの存在を知ったのは、あの曲がり角から。たぶんそれで「うちの学校って、ギター持ってる子いたかしら?」と友達に聞いて、3話の「2組の後藤さんよね?」に繋がるんだと思うし。10話で、文化祭の紙を提出した話をするときにも、あの曲がり角から話しかけてるんですよね。あの日のことを、思い出したりしていたのかな。

 保健室のシーンも、もちろん良かった。喜多ちゃんが10話のときに、同じ場所でそう思っていたであろうことを、12話で、ハッキリと言葉にした。文化祭ライブが終わって、ようやく言葉にして伝えられることだったのかもしれない。

 そしてアニメオリジナルの、エンディングのシーン。『君に朝が降る』というサブタイトル、まさしくその通りの演出。「戦争をなくすような大逸れたことじゃない/だけどちょっとそれもあるよな」、何となく、音楽やってる理由で「世界平和」と誤魔化したぼっちを思い浮かべたり。曲の話はあとでするので、ここまでにしておきますが。

 

全体が終わった感想

 出し切ったーーーー!!!

 いやね、何度バカほど泣いたか分からないくらい、何度でもボロボロに泣いた。突然何言ってんだ、って感じですが、もう本当にすごい。

 何がすごいって、伏線が張られていたり、同じ場面を同じ構図で何度もリフレインさせる構成になっていたり、「そういえばここでこう言ってた」みたいなことが後から活きてきたり、そういう "物語としての妙" がたくさんあるんですよね。

 原作を読んでみて分かったのは、ストーリーの大筋は変わらない、ということ。ただ、どこをピックアップして、どこを削るか、そしてどこで終わるのか…… という取捨選択が洗練されていて、「これが脚本のチカラか!」と感動しました。それがただの技巧の見せつけではなく、当然ながら、表現したいものが詰まっているからこそ出て来る発想で。浮き彫りにした場面場面を、余すところなく使う。凄まじかったです。

 アニメが終わってしまったことによるロスが激しいけれど、終わるべきところで終わった、という心地よさも同じくらいあります。まるで学生時代のような儚さ。青い春なんてもんは僕には似合わない、それでも、青春でなにが悪い。ダメだ、また泣く。

 終わっちゃった。原作はまだまだ続くけれど。存在しない青春の記憶が、幻肢痛のように心を蝕んで、褪せない。

 

 ……あと、ごめん。このブログ書いてから原作読もうと思ったのに、手元にあるの全部読んじゃった。めちゃくちゃおもろいな。テンポが良いのに、感情が揺さぶられる。コメディで、面白くて、笑えて、でも全部キラキラしてて。アニメとは全然違う、4コマとしての良さが有り余ってる。すぐ読めてしまうのに、時間が進んでいくのが寂しい。助けてくれ。

 

② キャラクター

後藤ひとり

概要:

 本作の主人公。秀華高校1年生(アニメ時点)。〈結束バンド〉のギター担当。また、オリジナル楽曲の作詞も手掛けている。〈ギターヒーロー〉の名で動画投稿サイトにカバー動画を投稿している。1話時点では友達がいない、ぼっちな女の子。ひょんなことから〈結束バンド〉というバンドへ加入する。

 

 「主人公だから」「『ぼっち・ざ・ろっく!』だから」というだけでなく、彼女の魅力なくして、この作品を語ることは出来ません。喜多ちゃんの主人公っぽさと比べて、正直最初は「この子が主人公なんだ! 意外!」と思ったものですが、もう後藤ひとりが主人公以外の世界線が思い付かない。

 先に言っておくと、私は陰キャですが、自分のことを「ギターの弾けない後藤ひとりだ」とは思っていません。多少、共感や「あるある」と思うことはあれど、それが後藤ひとりの全てではない。彼女の演奏やキャラクターから発される一種のカリスマ性のようなものは、彼女が主人公であることへの圧倒的説得力を感じさせます。だから、救われるんです。「主人公だから、この作品には後藤ひとりが必要」なのではない。順番が逆。「この作品には後藤ひとりが必要だから、『ぼっち・ざ・ろっく!』なのだ」と。ものすごく、当たり前のことですが。

 ぼっちって、運あんまり良くないですよね。「きっと大丈夫……!」と思った翌日に台風が来たり、当日に弦が切れたり(こういうのをフラグと呼ぶ)。そういった運のなさを、実力で切り抜けていくカッコ良さたるや。その度に、「後藤ひとりって、カッコイイんだ!!!!!」と思い知らされます。そのカッコ良さが、最初は自分のためのものだったのに、徐々にバンドのためのものになっていって、まさにぼっちの掲げる夢である「ギタリストとして、みんなの大切な結束バンドを、最高のバンドにしたいです!」を真っ直ぐ突き進んでいく姿に、心を惹かれます。救われるんです。

 あと、めちゃくちゃ可愛いですよね……。見た目が完全に好み。着せ替え人形にしたい。

 

喜多郁代

概要:

 SNSを使いこなす、キラキラ系イマドキ女子。秀華高校1年生、後藤ひとりとは別クラス(アニメ時点)。〈結束バンド〉のギターボーカル担当。山田リョウに憧れて〈結束バンド〉に加入したものの、ギターが全く弾けず、バンドから逃げ出す。後藤ひとりと共にギターを練習している。

 

 喜多ちゃん、最も言語化出来ない女です。虹夏ちゃんが、具体的な言葉で大切なことを伝えてくれる存在だとすると、喜多ちゃんは言外の大切なことが多くて……。(山田もそう)

 喜多ちゃんって、たぶん普通に考えたら主人公なんですよね。普通の女の子だった初心者ギタボが成り上がっていく話、自然じゃないですか? ノリと勢いで生きていくしかない修羅の陽キャ道を進んでいるような、破天荒キラキラ女でありながら、意外と真面目で責任感が強く、頭の回転も手際も良い。それでも、喜多ちゃんが主人公ではないのは、後藤ひとりの強さもあるだろうし、喜多ちゃんが見つけた夢が「後藤ひとりを支えられるようになる」だからなのだろうなとも。喜多ちゃんを見ていると、コンプレックス拗らせそう(私が)。

 特別さのない自分を嘆くような彼女も、こうして見るとすごく個性的で。彼女なりに悩みながらバンドをしていることがすごく、要所要所で発揮されていて、「喜多ちゃん、良い子……!」と胸を打たれます。特に最後3話。

 (原作読んでると、よくあんな後藤ひとりに辛抱強く話しかけ続けられるな……! と、ハラハラと感動が)

 はたから見てると確実にヤバいヤツですが、作品中ではかなり情緒が安定している子にも思えますね。あくまで作品中では。山田もかなりテンションがおかしいシーンがあるので、情緒の安定で言えば山田を上回る可能性がある。あと身長体重公開されて思ったのは、キラキラした食べ物は食べてそうだけど他の食事は質素そう。味に疎そう。

 あともうひとつ言っていいですか。喜多ちゃん、歌声イケメンすぎない?

 

山田リョウ

概要:

 マイペースで無口な変人キャラ。下北高校2年生(アニメ時点)。〈結束バンド〉のベース兼コーラス担当。また、オリジナル楽曲の作曲も手掛ける。〈結束バンド〉の初期メンバー。以前は別のバンドにいたが、方向性が合わなくなり、脱退。音楽オタク。1人好き。

 

 ユニセックスな見た目の女、良いですね〜〜〜〜。顔が良い。

 〈結束バンド〉の中では、反骨精神強めな意地っ張りでもありますよね。見た目に反して…… とも思いますが、だからこその、この見た目。熱量も高く、センスも良く、自分を貫く姿勢。時々、寂しがりや強がりが出て、虹夏ちゃんに慰めてもらっているところも好き。

 人一倍、「個性」というものに重点を置いているところ、原作で山田家の様子を見ていると「分かる」というか。ぼっちもそうですが、家族間の距離が近い家庭環境だと、アイデンティティを築いていくのに工夫が必要ですよね。そういうところが、山田は自覚的であり、ぼっちは無自覚な部分も大きいながら、通じ合うのかな。そしてそこに、喜多ちゃんも惹かれるのかな。自覚的なぶん、反骨精神から目指した(原作参照)バンドやロックというものには、コテコテなイメージを求めることがあるのも頷ける。今後、以前辞めたバンドとの接点も出てくるのかな? と思うと、ドキドキです。

 金を借りたりすぐメンバーを商売道具にしようとしたり、とまぁクズさも目立つわけですが、強かさがあるとも捉えられますよね。生きるためになんでもする。その「生きる」ってのは、ただ生活をやりくりするということではなく、「前借りしてるこの命を使い切る」こと。自分自身の在り方を、自分で追求すること。アイデンティティの追求。

 山田は声が良いのも魅力ですよね。歌声好きすぎて、しんどい。思わず、声優さんのYouTubeチャンネル、登録しちゃいましたもん。

 

伊地知虹夏

概要:

 明るく社交的な性格。下北高校2年生(アニメ時点)。〈結束バンド〉のドラム担当、兼リーダー。山田リョウを〈結束バンド〉へ誘う。また、第1話で初対面の後藤ひとりをサポートギターとして連れ出す。姉がライブハウス〈STARRY〉を経営している。母親を幼い頃に亡くしている。

 

 伊地知虹夏のことを、好きになってしまった。

 その一言に尽きます。マルチタスクで何でもそつなく出来て、身長もメンバー内では一番低くて(※ 私は身長・体型フェチです)、賢くて優しい。虹夏ちゃんに関しては、好みという点でトップレベルすぎて、私情挟みまくってしまう

 楽器の中ではドラムが一番好きだし……。最近、好きなドラマーさんの動画を観て、「虹夏ちゃん、カッコいい……!」という幻覚を見るのがマイブームです。

 みんなのまとめ役で、〈結束バンド〉を結束させるのが虹夏ちゃんの役割の大きなところ。その点、山田とは真逆ながら、喧嘩し合わない理由にもなっているなぁと。「バンドらしさ」「結束感」というものを引き合いに出すのも、彼女の原点が「姉の愛したバンド活動や音楽、ライブハウスの熱気」にあるからで、そこを理解している山田だから、真逆でも否定はしないんだろうな。いつの間に山田の話になってた? トリックアート?

 姉との絆も、胸がギュッと詰まる要素のひとつ。本稿はあくまでアニメの感想なので、あまり多くは語りませんが。大切にしていたバンドを辞めて、虹夏ちゃんのために尽くす星歌さんに、虹夏ちゃんも報いようとする。お互い、素直じゃない部分もあれど、仲良くいようとする姿が眩しいです。

 虹夏ちゃんって、一番、周りをよく見ようとする子でもあると思うんですよね。見るだけでなく、上手く回そうとする、というか。相手にとって、どんな振る舞いが正しいのか、を考えてもいると思う。ある種の気づかい屋で、ダメなことにはダメと言いながらも、優しく出来る。人を許すことが出来る。最大限、尊重しようとする。下北沢の大天使。そういう性格であるからこそ、上手くいかないこともあるんですけど。たまに損な役回りをもらってきたり、プレッシャーに負けそうになったりしつつ、〈結束バンド〉の仲間に支えられて立てている。

 面白要素は他のメンバーが持っているからツッコミ役として全体を締めているところはありながら、案外情緒不安定な場面があったり、イタズラ好きだったり、姉譲りなのか口が悪かったりするところが面白くて好き。

 

〈結束バンド〉以外のメンバー

 星歌さんの不器用な優しさと可愛さとか、PAさんのミステリアスな雰囲気とか、きくりさんの底知れなさとか、感情〜〜〜〜ってなれるキャラクターばかりで心が追い付けませんね。後藤家もめちゃくちゃキャラ濃いし。SICK HACKのバランス感と、新宿FOLTの人たちの…… 待って!? FOLTの怖い人、SIDEROSの大槻ヨヨコじゃない!?!!?(原作の登場人物) こりゃ、二期あるわ。やったぜ。

 

③ アニメーション

 原作の漫画と比較して思ったことは、原作ではザクザク進んでいくシーンを、アニメでは「そこそんなにかける!?」というくらい技術がぶっ込まれてておったまげたところですね。

 あんまり他のメディア(インタビューとか)追ってないから分からないけれど、恐らく3DCGですよね? あの可愛らしい絵柄を表現することも、バキバキの演奏と空気を合わせることも、とにかくめちゃくちゃヤバい。ライブ演出のカッコ良さが異常。空気を変える演出、ゾクゾクする。

 オープニングやエンディングの細かい小ネタも、観ていくほどにたくさん見つかって、絶対飛ばせないですよね。アニメーションがどうとかも含めて、MVとして良すぎる。エンディング、可愛い。

 コメディシーンの大胆なドンガラガッシャン感(伝われ)、好き。絶対そこ、そんな技術の使いどころじゃないだろくらい大袈裟で笑う。

 あと、どんな場面でも動きが細やかですよね。虹夏ちゃんが1話でぼっちのことを誘うシーンの手の動きとか、緊張と申し訳なさみたいな感情が伝わってくる。「でも、ぼっちちゃんにはまだ秘密だよ!」のシーン、委員長が真似したくなるのも分かる可愛さ。

 アニメを普段観ない私でも(だからか? 最新技術に追い付けてない?)驚くくらいの多彩な表現で、何度観返しても飽きないところが本当に面白い。

 

④ 楽曲

 最後は、楽曲について。一曲ずつ、短めではありますが書いていきます。

※ オープニング、エンディング、劇中歌に絞って、販売されている物のみ書いていきます。

青春コンプレックス

 アニメ1〜11話までのオープニング。(12話はオープニングなし)

 冒頭から全員の息を合わせないと弾けない「ダッ、ダッ、ダッ」で、アツい。めちゃくちゃ後藤ひとりな歌詞してますね。

 喜多郁代〜〜! 俺だ〜〜!! 結婚してくれ〜〜!!! イケボすぎます。あの可愛らしい喜多ちゃんから、歌上手すぎ低音ボイスがバチコーンと出てくるの、ギャップが強い。

 リョウ喜多の歌唱力で、頭がパンクする。喜多ちゃんが山田に惚れてる一方的な構図なのに、こと歌において山田のコーラスの寄り添い方、これウチらが聴いてていいやつ? ってなります。ベースって楽器のこともよく知らなかったんですが、山田、あんなにマイペースなクセして実は周りに合わせるの超上手いですね?

 ドラムがパワフルな上に、速え! 虹夏ちゃん、これを叩きこなすってマジ!? 惚れ直した(n回目)。Cメロの「猫背のまま虎になりたいから」の速打ち? にマジでビビった。

 

Distortion!!

 アニメ1〜3話のエンディング。ボーカルは喜多郁代。

 歌詞読んでて思ったこと。この歌詞って、喜多ちゃんが書いてなくないですか? いや、各種メディアの記事を読んでないので、もしかしたら喜多ちゃんが書いているのかもしれませんが。

 でも、少しだけ孤独を感じるところとか、夜を歌うところとか、何となく後藤ひとりっぽさを感じませんか? いや、後藤ひとりにしては明るいか。後藤ひとりと喜多郁代のコライト(コラボライティング=共同で曲や詞を書くこと)だったりする? 覚えたての音楽用語をふんだんに取り入れてる、みたいな解釈もできる気がしなくもない。

 ドラムが、ズダダン、とか、ダンダンダン、とか、シャーン、とか、キメが結構入っててめちゃくちゃ好きですね(専門用語分からない)。ギターもギュインギュインしてて、なんだか自由な感じがする。バンドサウンドだ! とも思いますし、めちゃくちゃ明るいアニソンじゃん! とも思います。とにかく、楽しくて好きです。

 

カラカラ

 アニメ4〜7話のエンディング。ボーカルは山田リョウ。

 変拍子とか分からない専門用語使って違ったら恥ずかしいので言わないんですが、変わったリズムですよね。カラオケで歌ったら、リズムの面で過去最強に難しかった。イントロと間奏のドラム、変態的じゃないですか?

 更に、歌詞の日本語的イントネーションを無視してるメロディの部分も、カラオケで歌ってみると意味分からんカッコ良さで全然歌いこなせない。これ歌ってる山田(水野朔さん)、すごすぎる……。

 息継ぎがしっかり音として残っているところが、「前借りしてるこの命を使い切らなくちゃ」「いつか消えてしまう前に」の歌詞を切実なものにしていますね。透き通った声が少し反響感ある音になっていて、雨の中っぽい籠った表現に感じます。

 「個性捨てたら死んでるのと一緒だよ」の4話で初出のエンディングなの、歌詞と合わせて胸が締め付けられました。山田リョウという存在は、確かなものなどない、個性というものを大切にしている。「重大な問題抱えて眠る/愛された方が確かに夢想的だけれど」この辺の歌詞、山田が前バンドに「辞める」って伝える前夜っぽくないです? 人気が出始めて、個性を捨てて、より愛されるために売れ線の曲を書き始めた前バンドに、「辞める」という重大な問題を伝えようと決心して眠る、みたいな。妄想ですごめんなさいこの辺にしておきます

 

ギターと孤独と蒼い惑星(ほし)

 アニメ5話の劇中歌(オーディションのシーン)。ボーカルは喜多郁代。

 5話では鋭い空気に変えたこの曲が、8話では「みんないつも通りじゃない」を表現する使われ方してて、こんなに違うんだ!? と驚きました。素人にも分かる、もたついた演奏を表現出来る裏のバンドさん、すげぇ。

 ぼっちの初めて作詞した曲。聴く前は「孤独に堕ちた感情を叩き付ける曲」と思っていましたが、聴いてみたらギターへの愛情デッッッッカすぎてビックリしました。喜多ちゃんの歌声、カッコ良さと切実さが感じられて、ぼっちの心のうちを代わりに吐き出すような歌唱ですよね……。

 ドラムの、ズドドド、ズダダダンみたいな激しく速い打ち方や、ドムドムドムドムみたいな低音の響く感じ、めちゃくちゃカッコいい。これ、ライブで聴きたいんですけど? 虹夏ちゃんがこのドラムやってるってマジ?

 

あのバンド

 アニメ8話の劇中歌(ライブのシーン)。ボーカルは喜多郁代。

 原作では、アニメでいう5話に該当するオーディションシーンでタイトルが出てますが、アニメでは8話が初出です。ここで "ヒーロー" の背中を見る虹夏ちゃんの構図、最高のカメラワークでした。アニメ版の入りの前のぼっちのギターで、空気が変わってスッと惹き込まれる演出に心を奪われます。最初は戸惑っていて「?」となっていた喜多ちゃんが、覚醒ぼっちを見て少し表情が変わるところとか…… うっ、好きだ。全然目が合わないのに、ドラムのキメにバッチリ合わせて来るぼっちもカッコいい……。

 イントロやアウトロの凶悪なギターの音色、めちゃくちゃカッコいいですね。「私が放つ音以外」の伸ばし方がセクシーでドキドキしちゃった。

 「世界の音が聞こえない」「自分の音だけ」的な表現が、この曲でも、『ギターと孤独と蒼い惑星』でも描かれていますが、12話の文化祭ライブを観てから振り返ると、ひとつのキーになっているようにも思いますね。

 

なにが悪い

 アニメ8〜11話のオープニング。ボーカルは伊地知虹夏。

 全楽曲の中で一番、たくさん聴きました。伊地知虹夏のことが好きすぎるので。8話のエンディングの入り、これもう最終回ですか? ってレベルでブワッと感情が高まって、ボロボロに泣きました。ひとつの区切りですよね。漫画では1巻の最後だし。

 伊地知虹夏、明確な夢があってそこに向けて本気でバンドをやっているのに、どこか刹那的な考え方や自信のなさが窺えて、惹かれてしまうんですよ。そういう部分を、『なにが悪い』という曲で叩き付けられた気がして。めちゃくちゃバンドマンっぽくない? と同時に、彼女のバックボーンを考えると、そうなるのも頷けます。

 『なにが悪い』、『青春コンプレックス』とか、この後に書く『忘れてやらない』とかと、対比っぽい描かれ方をしてる歌詞に思えてならなくてですね。『青春コンプレックス』に対して『なにが悪い』、『なにが悪い』に対して『忘れてやらない』みたいな、アンサーっぽい感じがどことなくあるように思います(『なにが悪い』と『忘れてやらない』は、ジャケット的にもA面B面かな?)。妄想ですが。

 強烈にピュアでシンプルな友情的青春を目の前に提示されて、喉が焼け付くような感情になるのが、たまらんのです。これ、卒業ソングとして選ばれてもよくない?「心は透明だ!」=プリズム、つまり虹ってこと!? という意味とか、ぼざろ要素を色々感じられてニコニコしちゃいます。

 

忘れてやらない

 アニメ12話の劇中歌(文化祭ライブのシーン)。ボーカルは喜多郁代。

 イントロのド初っ端、あまりにも印象的すぎる。何度も聴いているのに、聴くたびに冒頭で「なんだこの曲!?」と思う。

 後藤ひとりが、文化祭を盛り上げるために、自分の中の「青い春」を、「一度しかない瞬間」を歌っている。きっと、これまでを振り返って、楽しかったことも思い出して捻り出したのではなかろうか。自分の青春コンプレックスを刺激しないような(言い換えればそれは「後藤ひとりの言葉」だと断言出来るような)、卑屈さも多めに含みながら。彼女なりの「青春の歌」だと、そんなことを考えています。

 

星座になれたら

 アニメ12話の劇中歌(文化祭ライブのシーン)。ボーカルは喜多郁代。

 ずっと待ち侘びてたんですよ、この曲を。

 Twitterで曲名のネタバレを受けて、「星に例えるのではなく、星座になりたいと歌うのか!? 後藤ひとりが!?」と、ひどく感銘を受けていた曲。12話で出るなんて……。

 さて、この曲というと、私は以下の二次創作小説が浮かびます(自分の以下略)

 曰く、"先人たちが、星を繋いで描いた星座。それは今、かつてその模様が描かれた領域という、夜空の「場所」を示すものとなっています。" とのこと。個々の星と星を繋ぎ合わせて描いたものが、〈結束バンド〉という揺るぎない場所になっていく。「ぼ喜多な曲!」と盛り上がっていましたが、それ以上に〈結束バンド〉の曲、なのだなぁと。〈STARRY〉、プリズム、色とりどりの光。

 どんなに眩しくても、つないだ線解かないで……。この部分、アニメのこの後の保健室のシーンで「私は後藤さんみたいに人を惹きつけるような演奏はできない」と喜多ちゃんが独白するシーンや、原作のこの後の「ギターヒーローだとバレてスカウトされる」展開と重ねると、喜多ちゃんにも〈結束バンド〉にも言っていることが汲み取れます。ぼっちにとって、ギターヒーローよりも、喜多ちゃんの隣、〈結束バンド〉が居場所になっているのだなぁ。あと噂で聞いたけど、作曲的観点から見てもぼ喜多ってこと……?

参考にさせていただいた記事

 

転がる岩、君に朝が降る(cover)

 アニメ12話のエンディング。ボーカルは後藤ひとり。

 アジカン、こと〈ASIAN KUNG-FU GENERATION〉さんの楽曲。調べてみると、ぼざろでは、アジカンのネタがふんだんに使われているとのこと。〈結束バンド〉のメンバーの名前も、全員アジカンのメンバーからもじってます。この曲は、音楽の "ROCK" と、岩の "rock" を掛けているタイトルとなっている、という解釈だそうです。

参考にさせていただいた記事↓

 そこでまず、曲名的な話をすると、アニメ1話のサブタイトルが〈転がるぼっち〉で、12話のサブタイトルが〈君に朝が降る〉なんですよね。印象的な曲名を1話と12話に分けるな。ドキドキしちゃうだろ、オタクが。1話で布石を置いた全てを12話で回収する、それと同時に、取りこぼしたタイトルも拾っていく。ちょっと綺麗すぎない?

 ここまで、「エンディングは声優さんが歌っている解釈なのか? キャラクターが歌っている解釈なのか?」と少し疑問に思っていたけれど、12話のエンディングは「間違いなく "後藤ひとり" だ」と思えた。ぼっちの声優である青山吉能さんの普段の歌声とは、少し違う。後藤ひとりが、夜を、朝を、優しく歌っている。それ以上のことはもう、そこにはない。それが全てだ。

 

 以上、私にとっての『ぼっち・ざ・ろっく!』の好きなところでした。それでは。

 

自分語りとタイトル回収(あとがき)(読まなくていいやつ)

 何故、"楽曲" の項を最後にしたのか。『ぼっち・ざ・ろっく!』のアニメの感想を述べるのであれば、あの素晴らしき楽曲たちを、もっと前の項で説明すべきではなかったのか。

 ……この項をご覧の皆様はお気づきかと存じますが、音についての感想は、全然よく分かってない素人の感覚によるものとなっています。何故ならば、私は、音楽についてほとんど知らないからです。

 情報を食べてる、ならぬ、情報を聴いてる。必死にかき集めてきた、ファンそれぞれの解釈を読みながら、自分でも「こういう意味かな」と考えてみる。私に出来るのは、それが精一杯。

 

 幼い頃。全ての表現は私の敵だ、と思い込むことに、そう時間は掛からなかったと思います。

 音楽は特に、分からなかった。ピアノを16年弾いていても、クラシックを聴き込んでも、それが何を表現しているものなのか、理解出来なかった。分からないものは敵だった。

 歌は好きです。歌詞は、他の表現よりは理解出来るから。世界の全ては言葉に見えていて、言葉にならないものは私の中に存在出来ない。だから、歌詞のある歌を歌うことで、音楽と自分とを繋ぎ止めていました。

 そして、言葉にならないものが私の中に存在出来ないように、それらの中に私が入り込もうとすると、拒絶される感覚がありました。劇場に行っても、美術館に行っても、「そこに私はいない」ような。

参考↓

 具体物と言葉以外の世界は、私にとっては居場所にならない。私の心の中には存在しないし、そこに私はいない。「言葉の壁を越える」と大仰な役割を任された音楽は、世界と、こんなちっぽけな私との隔たりすら、越えることが出来ない。"NO MUSIC, NO LIFE.(音楽なしでは生きていけない)" ならぬ、"NO MUSIC, ALIVE.(音楽がなくても生きていける)" 。退屈で、恐怖で、疎外感を覚えさせる、それが私にとっての "音楽" でした。

 

 全ての表現は敵ではない、と気が付くことには、多大な時間を要しました。

 音楽にも、絵にも、伝えたいことがあって、それを伝えるために存在している。20歳を超え、色々な表現の文脈を理解しようと手垢をつけ、少しだけ心をこじ開けて、ようやくそれを理解しました。「音楽で食っていくならば、外に向けたものを作らなければならない。お金をもらって演奏している意味を考えなければならない。(大意)」と、ミートたけしさんが仰っていたのを聞いて、より、それがハッキリ言語化出来たように思います。

参考↓

ちなみにミートたけしさんは、ぼざろの解説もしている音楽家の方です。

 自分にとっての "音楽" の輪郭が、ようやく薄らと見えてきたところで、『ぼっち・ざ・ろっく!』に出会いました。

 最初は、怖かったです。アニメも怖いし、音楽も怖い。全てが怖いけど、勧められたしとか日常系っぽいしとか色々と言い訳をつけて、観てみました。ガッツリハマりました。

 その瞬間に起こった変化について、めちゃくちゃ端的に言えば、「音楽は自分の居場所にならないので興味などなく、理解もできなかったが、後藤ひとりの在り方によって "それは1つの道かもしれない" と思えた」のです。

 先に言った通り、私は自分のことを「ギターの弾けない後藤ひとり」だと思っているわけではありません。彼女は、ifの世界の私ではない。私は、何者にもならなかった。なれなかった。何者かを、目指そうともしなかった。後藤ひとりにギターがなかったとしても、私は後藤ひとりにはなれなかった。変わろうとする一歩を踏み出すことを恐れて、音楽や絵といった外の世界を拒んでいたのは、世界のほうではなく、私自身でした。

 後藤ひとりが、ギターを始めたのは、ギターヒーローになったのは、接客でカウンターから顔を出すようになったのは、度重なるライブで空気を変えたのは、その一歩を(時には、彼女にとって千歩くらい)踏み出せていたから。その一歩を見て、「音楽という "道"」を、初めて "言語化" 出来ました。私の世界に、「音楽という道」が、よりしっかりと見えるようになったのです。

 言葉による表現と同じように、イラストだったり、漫画だったり、アニメだったり、映画だったり、ドラマだったり、演劇だったり、彫刻だったり、……そして音楽もある。それは誰かを楽しませ、心に響かせ、変えてしまうくらいのチカラがある。そう、今更そんなことに気付き始めたタイミングに、たまたま『ぼっち・ざ・ろっく!』というアニメがピッタリハマってしまった。そんなことはもっと早い時期に分かるものだろうに、情けない話ではありますが。

 

 以上が、『ぼっち・ざ・ろっく!』にハマった長ったらしい理由となります。重ッ。勧めてくれたフォロワーも意味不明なくらいハマってしまった。申し訳ない。

 それでは、このへんで。

ぼざろ版 俺の好きな二次創作

ブログが重くなって来ちゃったから分けました

ブックマークの代わり

 

俺の好きな二次創作
 「この二次創作がいい!」=自分の解釈はコレ、という意味。「恋愛的な百合じゃないの!」と言いながら、解釈に合っていたら恋愛的な百合でもアリなので、ガバガバ判定でそれらが入っていることもあります。

けろりらさんのイラストを「二次創作」と呼んでよいものか……

【 伊知地虹夏のこと好きになっちゃったかもしれないゾーン 】

IF星歌さんかもしれん

どうしよう…… 好きだ……

【完】『#ぼっち・ざ・ろっく!(ぼざろ)』アニメ感想まとめ

 フォロワーに勧められて、観始めました。感想がある程度溜まってきたので、まとめます。

 

○ オススメ読む順

 3話くらいから1話ごとの感想が盛り上がってくるので、1・2話はまとめと2周目だけ読んで、そこからは全体を読んでいくと、たぶんいい感じになります。

※ 2周目の感想はその先のネタバレが含まれます。

 

 

5分〜10分ずつ観る理由

 アニメ(正確にはフラグや先の展開が読めるもの)が苦手だから

※ 以下、〈〉の文章は、自分のツイートから引用です。リンク埋め込みすぎたら重くなったので、消しました。

 〈フラグって一種の文脈で,それをなぞることにより物語を理解しやすくしたり,先の展開への「こうなるだろうな」って期待を高めたりする効果があると思うんだけど,フラグ系全部苦手すぎてアニメ作品は大体苦手まである.「こんな勝気な子ほどボコボコにされるんだろうな」とかもうヒリヒリするほど苦手〉

(2023年1月14日)

 

 〈自分がアニメやドラマを観る気にならないのなんでなんだろうと思って掘り下げていった結果,特に「先の展開が見えるもの」がめちゃくちゃ苦手という結論に至った フラグとか匂わせるような演技を見ると耳を塞ぎながら画面の前から逃げ出してしまう ゆえにドッキリ番組も苦手

 どのくらいこれが強いかと言うと某田舎女子と都会男子が入れ替わる作品で口噛み酒のあとに見物客に何か悪口を言われるだろうと思って1逃げ,「東京の男子に生まれ変わりたい」→それ叶っちゃうやつだろ! で2逃げ,入れ替わり状態で友達と会うシーンで友達と気まずくなるだろうなと思って3逃げです

 ちなみに先輩のスカートを直すために「スカート脱いでください!」って言うシーンで離脱です.共感性羞恥の一種なんだろうけど,「怖い」「恥ずかしい」「イライラ」が全部いっぺんに来て叫ぶか逃げるかしたくなる.〉

(2023年1月14日)

 

事前知識

 まんがタイムきららで連載していることもあり、『けいおん!』と比較やクロスオーバーするツイートが出てくる。ぼっちちゃん? がバンドを組む話。ぼ喜多? というカップリングが流行っている。大人組は酒飲んでる。二次創作では成長したぼっちちゃんが社会不適合なままバチバチにピアスとか空けてるのと、そのまま喜多ちゃん?※ とダメになっていくのを見たことがある。

※ 喜多ちゃんじゃなかった。この文章は4話時点で書いているのですが、誰なんだろうアレ……。

→8話で判明、ぼっちちゃんのファン2号さんでした。

 

第1話

 〈ぼざろ,とりあえず1話の最初の5分観たら,キラキラしたい気持ちを思い出したと同時に「えっ…… この主人公でこのOPで登場するような多数の人間たちとの交流が描かれるのか? 中学時代真性ぼっちだった人間には致死量の登場人物なんですけど……」と思って涙が出てきて怖くなっちゃった〉

(2023年1月14日)

 

 

 〈ぼざろ,昨日5分観て今日またそこから5分観た(名前言いづらそうな黄髪のサイドテールっ子が公園のブランコに座ってる主人公に話し掛けるシーン)これインターネットで誰かが言ってた「上手いけどバンドで合わせられない主人公」みたいな展開くるのかな…… ネタバレか二次創作か分からんけど……

 話しかけられたくて色々やってみた結果が全部黒歴史としてフラッシュバックしてくる,あまりにもリアルで泣いちゃった ギター上手いの,すごいな……〉

(2023年1月15日)

 

 〈ぼざろ,15分まで進んだ(「ド下手だ」と言われてひとりが凹むところ).ここまで来たらこの先も観た方が救いがあると思うんだけど,「これインターネットで見たやつ(ネタバレ)!」と思って心が保たなかった.走りすぎの演奏が再現されてなかっただけよかった.ひとりちゃん可哀想;;;;;;

 インターネットは悪!!!!!!!!!! いや自分が「観るつもりないしな」と思ってネタバレ気にせずツイート眺めてたからだけど………… そして私も同じ程度のネタバレしてるけど…………〉

(2023年1月16日)

 

 〈ぼざろ5分ずつ観てるけど,1日5分でお腹いっぱい感ある.ぼっちの描写が…… リアルすぎて…………

(2023年1月16日)

 

 〈私初めて自分が「ネタバレが気になる気質だ」って理解したかもしれない.しかもネタバレされたときには嫌な気持ちにならないし,むしろ気になるのでネタバレを欲するまである.でも「続きの察しがついていると恐怖や恥ずかしさ・イラ立ちに襲われる」という気質ネタバレ相性,最悪すぎる

 その先に起きることが良いことなら安心できるんだけど,悪いことが起きると分かっていて続きを観るということが怖すぎる 「ああなんでそんなことしちゃうの……!? だからこの後そうなるんでしょう!? でもそれを知ってるのは視聴者だからであってこの子たちは分からない,でも……」となりがち〉

(2023年1月17日0時台)

 

 〈ぼざろ,今日はもう5分観て,20分まで進みました.ひとりちゃんが可燃ゴミのゴミ箱に埋まってる画像の元ネタが出てきた.あだ名が「ぼっちちゃん」に決まった.ニジカチャン? という子がギターヒーローのこと語ってるときに「それ目の前の人だよ……!」と思ってソワソワしたので5分で終了.〉

(2023年1月17日)

 

 〈ぼざろ,第1話終わり.実はちょっと仕事終わりの楽しみにしてた.ぼっちちゃんの声優さん,変な人そうでとても良き(声からの偏見).私も大学で「(落ち込んでいる先輩を励ますために)今から飲もう!」というときに,「人と話しすぎて疲れたので帰ります」をやったので気持ちは分かるよ……(違う)〉

(2023年1月18日)

 

第1話感想まとめ:

 ぼっちをこじらせているひとりちゃんに、少し共感も生まれる話。コミュニケーションについてが主なテーマになっていくのかな? ここまでこじらせていると、キャラが立っていて良い。ニジカチャンという子は、少し強引な周りを巻き込むトラブルメーカー系女子? 自分の、アニメに対する拒否感にも理解が深まった。

 

第1話/2周目

※ 第12話で終わるという現実が受け入れられず、最終話前に2周目に入った際の気付いたことや感想などを綴っています。

 〈ぼざろ,もう今,『なにが悪い』を聴くだけで泣く限界オタクになっているので,最終回本当に泣いちゃうかもしれない.〉

(追記:『なにが悪い』は後半の話数のエンディングテーマ)

 〈1話を観直してみたんだけど,「文化祭で人気者になる!」と意気込む中学生ぼっちや,「この曲、文化祭で演奏しました」というコメント欄にダメージを受けるぼっちなど,最終回の文化祭に向けた布石がこの辺りから散りばめられていたんだな,と.最終回への期待が,より高まった.

 あと虹夏ちゃんのぼっちへの頼み方が,最初観たときは「振り回す系の子かな」と思ったのに,「丁寧だし、手の動きから焦りが伝わってくるなぁ」と感じて,アニメの細やかさに感動した.

 明らかにKANA-BOONクリープハイプのモジリだろうというネタから,私には分からないだろうネタまであり,細かく観ていくことは大事だなと思うと同時に,「ここからあんなに結束を深めるんだ……」と涙腺ガバガバオタクが出てしまった.最初「ひとりちゃん」と呼んでいる虹夏ちゃん…………(スキ)〉

 

 〈ぼざろ2周目してるけど,2周目になるとネタバレを受けたどころの騒ぎじゃなく先の展開を知っているので,フラグ恐怖症がより酷くなってなんかぼっちが初めてSTARRYに行くシーンだけで巨大な恐ろしさを感じてしまう

 「上手くて有名な人もね、私たちが見てないところで、たっくさん、たっくさん、努力してきたんだろうなって!」
虹夏ちゃああああああああん😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭〉

 

※この後は2周目の感想はブログに直接書き込む式に変更。

 改めてオープニング観ると全員集合がエモく見えていいなぁ

 虹夏ちゃんのバスドラが叩かれたときにきちんと色変わってて細かい作画ですごい

 現実世界で、認めてくれる人がいること。初めて、ギターヒーローを褒められたこと。それは、後藤ひとりを褒められたことであるとも言えると思う

 よく聞いたら虹夏ちゃん「あたしは歌下手だし」って言ってるからエンディングはキャラクターが歌っているのではなく声優さんが歌っているという解釈が適当……!? そんな……

 

第2話

 〈はい,今日も5分ぼざろ.ライブハウス前でウロウロしているぼっちちゃん→オープニング→結束バンドミーティング.見覚えのあるトーク用サイコロ! 準備がいい.私もどちらかというとひとり好きなので,青髪の子と近いかも.青髪の子とニジカチャンのボリュームの差が激しくて音量調整難しいww〉

(2023年1月20日

※ 1日観忘れてたの今気付きました2023年1月29日編集時点

 

 〈ぼざろ,2話10分半.ちょっと面白くて30秒オーバー.ライブハウスで働くのね.「ごめんね自分、断る勇気があるならコミュ障してない」それは分かる.痛いほど分かる.「あたしたちを鬼にする気!?」に被せる「有難く使わせてもらいます」好きww逃げたギタボってキタチャンかな?

(2023年1月21日)

 

 〈ぼざろ,10分視聴.2話20分まで.明るいニジカチャンがツッコミ役なのいいなぁ笑

 演奏にみんなが手を上げる光景.配信とはいえ,昨日はライブハウスのライブを観たのもあって,心が熱くなった「良い箱だった」と思ってほしいニジカチャン…….卑屈でも前向きなぼっちちゃんに,少し救われた.

 感じるものが多すぎるので,1日5分視聴で充分だな.〉

(2023年1月23日)

※ この前日に観忘れていたので、この日は10分観ました。この後は10分観たり5分観たりバラバラ。

 

 〈ぼざろ,2話視聴完了.「また明日って言ってくれたね」「バンド組めてよかったよねぇ」って,ぼっちちゃんじゃなく虹夏ちゃんが言ってるところでボロボロ泣いた.虹夏ちゃんが天使すぎる.虹夏ちゃんが良い子すぎる.私だったらこんな良い子と自分が関わっていることが申し訳なさすぎて縁切るレベル.

 ぼざろ観てると如何に自分が自己肯定感が低くて器が小さくて死ぬほど心が狭いかを思い知らされる,私って良い人と関わっていると上手く呼吸出来なくなるんだな……〉

(2023年1月24日)

 

第2話感想まとめ:

 虹夏ちゃん、トラブルメーカーではなく物凄く良い子だった。虹夏ちゃんが良い子すぎてボロボロ泣いた。勘違いしていてごめん。

 青髪の子(エンディングで名前見るの忘れた)が割とクズバンドマン気質があって笑った。好きです。

 私自身の性質にも気付けた。

 キタチャンという子、たぶん1話でギター背負って廊下歩いてるひとりちゃんを見てた子だと思うんだけど、そろそろ物語に関わってくるのかな?

 

第2話/2周目

※ 第12話で終わるという現実が受け入れられず、最終話前に2周目に入った際の気付いたことや感想などを綴っています。

 作詞担当の話って2話で出てたの!!?!?!??(ちゃんと話を聞け)

 ライブハウスは飲食店扱いなの、ここで知れて良かったな……。あと虹夏ちゃんがすごいツッコミ役として場を回してておもろいな

 実の姉に「ツンツン×∞デレ」と評するのおもろ

 「あたしね、……このライブハウスが、好きなの。」「良い箱だった、って思ってもらいたいって気持ちが、いつもあって、」「楽しくバイトして、楽しくバンドしたいの。……一緒に。」あーーーーーー、虹夏ちゃん😭 ここからの関係性がこの先の5話・8話に繋がっていくと思うと胸が苦しいよ……😭

 「今の私のままじゃ……」ここで "私" に限定されていた言葉が、8話では「このままじゃ、嫌だ!!」になっていく成長よ。

 「また明日って言ってくれたね」「バンド組めて良かったよねぇ……」が、本当に虹夏ちゃんの口から出てきたのがあまりにも救われすぎて。どうしてこんなに優しいんだろう。その前の「ぼっち、頑張ってたね」の山田の優しさからしてもう泣ける。虹夏ちゃんの細やかな動き、好き。

 喜多ちゃんのカラオケ画面「はまじあき 詞」って書いてある!!!!! 気づかなかった

 

第3話

 〈ぼざろ,3話10分.ニヤニヤするひとり可愛すぎる.そんな酷い人じゃないのに被害妄想するの分かる.私も大学で1人でご飯食べられるスペースのことなら人一倍詳しかったし.妄想大人ひとりめっちゃ好き.そして喜多ちゃん.コミュ力高いwギター弾けないの!? そしてやっぱり!!

 ウワーーーーーーッどうなるんだ!? ヤバい!!!!! もう明日が楽しみ!!!!! でも喜多ちゃんのコミュ力の高さに当てられたのでここでおしまい.喜多ちゃん,思ってたより良いキャラだし良い子だし想像以上に可愛くてめちゃくちゃ好きかもしれない.〉

(2023年1月25日)

 

 〈ぼざろ,3話20分.喜多ちゃんに親近感を覚えた瞬間に心が離れていくのがお決まりの流れになりつつあるw背景も細かいネタが隠れてるんだろうな.喜多ちゃんが入るの分かってても,語りが切ないね.「断れない」と嫌がっても,恐らく本人も無意識のうちに微笑むひとり.虹夏ちゃんのツッコミ好きww

 虹夏ちゃん,感情の激しいキャラじゃない明るい感じなのに,バカキャラじゃなくてめっちゃ頭の回転速くて世話役兼ツッコミ担当なのめちゃくちゃ良いな.ツッコミだけど怒ったりせずになんでも許す懐の深さというか,根っから良い子で毎度ビックリする.

 ぼざろ,5分視聴だったのを3日前から10分ずつ視聴しているのだけれど,やっぱり濃すぎるな……〉

(2023年1月26日)

 

 〈ぼざろ,3話終了.6弦ベースだった→ギター借りる→練習まで.6弦ベースの存在を知らなかった!慣れないとベンベンした音になるよねぇ.ギターという点では喜多ちゃんを上回るひとり.ぼざろ,初心者ギタボが上手くなっていってフェスに出る話じゃなく,既に上手いギターが主人公なんだよな.

 今のところ,何か目標があって,そこに向けて頑張る話ではなく,日常の問題を解決しながら物語が展開していくところが,学園ものっぽくていい.〉

(2023年1月27日)

 

第3話感想まとめ:

 「逃げたギター!!」どちらかというと喜多ちゃんのほうが、トラブルメーカーっぽさはある。私もド陰キャだから、恐らく私なら喜多ちゃんや虹夏ちゃんを見て「これが "普通の人" なんだな……」と思って落ち込むと思う。でもこうして見ていると、喜多ちゃんは結構ヤバいヤツ。美人でキャラも立ってて明るくて行動力もあって友達が多い、喜多ちゃん見てるとコンプレックス拗らせそうだな……。

 あと二次創作でこんなに「ぼ喜多」があるならそろそろ来いよ。そろそろ来い。頼む。それを待ってんだこっちは。

 

第3話/2周目

※ 第12話で終わるという現実が受け入れられず、最終話前に2周目に入った際の気付いたことや感想などを綴っています。

 「アイデンティティが……」ってぼっちが言ってたの、ギターが弾けるってところからか

 待って「曇った顔が似合うから」ってオープニングの歌詞か。二次創作のタイトルで見たことある

 「雷鳴を轟かせたいんだ」辺りの喜多ちゃんがぼっちの顔見て笑顔を深めているシーンめちゃくちゃ好き

 思えばぼっちと喜多ちゃんの出会い、めちゃおもろかったなwww「いや後藤さんが嫌とかじゃなくて……」のマジレスがめちゃくちゃ好き。破天荒キャラのマジレスマジツッコミ困り顔大好きマンなので。

 てかそもそも、虹夏ちゃんと山田の受け入れ方すごくね? 一回限りの助っ人で呼んだんだと思ったんだよね、1話時点。でも「次は」って言ってくれたり、ロイン交換したり、「また明日」って言ってくれたりするの、ビックリする。

 ぼっち、虹夏ちゃんたちにパリピな感じに偽装してもらうまでのコミュニケーション速度エグいwww何故そこはコミュニケーションコストを度外視できるんだ!? そして純粋にエナドリ大量に買う虹夏ちゃん可愛すぎて好きになる

 出会った最初は「行動力高めで良い子な喜多ちゃんがぼっちの奇行にツッコミする」って形なのめちゃくちゃイイね、この後喜多ちゃんも変な人なのが分かるのも笑う

 てか3話中盤で「逃げたギター!!」なのね

 「気付かなかったあたしたちにも問題あるし、」って虹夏ちゃんそれは流石に天使すぎというか気付けるわけなくねとは思うけど、まぁ結果オーライではあるわな

 てか全然関係ないことに気付いたんだけど、ぼっちって下にジャージ履いてるときと履いてないときがあるんだな

 はまじあきさんのイラストが単純に好きだなということに気が付きました、単行本買います

 結局11話までだと、全体通して、ぼ喜多濃度高めなのが3話かなーって感じがする

 山田ってマジでカッコいいなとかそういう脳直感想タイムに入ってしまった。山田が前のバンド突然抜けちゃった話がここで出てるのか

 「友達とか恋人を超越した不思議な存在」喜多ちゃんの語彙、早口なのもあって口語〜ってより文章〜って感じがする(和語より漢語が多い=音よりも字面を優先している、字面のほうが伝わりやすい言葉を使っている)けど、あの明るさや声のトーンが喜多ちゃんを喜多ちゃんたらしめているなぁと感じる

 ぼざろって意外と「文字として読むと違和感ないけど読み上げられると "文章っぽい……!" って感じる台詞」が多いので、作者の方の語彙が豊富なんだろうな〜って思う

 「私は結束バンドに入って先輩の娘になりたかったの!」オタクみたいなこと言うなwww

 「ぼっちちゃん起こすよー」ってめっちゃぼっちの扱い分かってる虹夏ちゃんにもニヤニヤしつつ、喜多ちゃんを引き止めるぼっち……。やっぱりぼっち、喜多ちゃんの先生になる流れを「断れるわけない……!」と言っておきながら、「私、頑張る。結束バンドのギターとして……」と言う喜多ちゃんに少し微笑んでるよなぁ。最初見たときは角度の問題かと思ったけど

 「絶対、大したことしたと思ってるぅ〜♪」の虹夏ちゃんの言い方もニヤニヤしてて良

 ギター始めたとき「ギターやめる!!!!!」ってなるのめちゃくちゃ分かる、ギター難しいよね……! めちゃくちゃ難しい!!!!! そしてギター上手く押さえられないときの手首の角度がリアル。コの字になるのよ

 ちなみに山田が現れる前からかかり始めたギターは何の曲だ? 目が悪くてタイトル読めなかった

 

第4話

 〈ぼざろ,4話5分.「暴力、飲酒」の注意書きってことは,OPの一升瓶お姉さん登場するんかな?w暴力……? 喜多ちゃん練習→MTG途中まで.「ぼっちちゃんは大丈夫」で止まってるから,ぼっちちゃんは何もしないで,になるのか,重大な役割を任せられるのか.喜多ちゃんの歌声早く本編で聴きたい.

 インターネットで流行ってるぼ喜多を待ってるんだけど,未だにその兆しが見えない.ひとりは喜多ちゃんのこと眩しいと思ってるぽいけど…….喜多ちゃんがひとりに憧れを抱くシーンがもし出て来るとしたら,お互いがお互いに無いものを求めていく関係性になるのかな.期待.

 今のところ,ぼ喜多があるなら,喜多ちゃんが相当ミーハーか,何かとんでもなく大きな関係性の変化があるとしか思えない.どうなるんだ? あと「キターーーン」の効果音がアニメでそのまま出てくると思わなかった笑〉

(2023年1月28日)

 

 〈ぼざろ,4話15分.ひとりが作詞担当に.サイン完成草.作業の現実逃避に作業,分かる.「この曲は喜多さんが歌う」ということを題材にした二次創作よく見たけど,最初からそれを考えてたのね.ひとりの陽キャ像古くない?笑

 喜多ちゃんの真似上手いwwデフォルメ系の絵なのに光の表現や消しかけの鉛筆の表現が細やかで,アニメーションすごいな…….アー写で「風邪ひいて卒業写真出られなかった子」扱いされてる喜多ちゃん草

 ボケツッコミの虹リョウ仲良くて好き.ひとりが原型留めなくなっちゃった……! 承認欲求モンスターここかぁ!!!!! OPのジャンプもここか!

 続きが気になりすぎて10分観たけど,承認欲求モンスターの流れでダメージ食らったのでここで終わり.〉

(2023年1月29日)

 

 〈ブログで「ぼ喜多をくれ」って騒いでいるものの,百合が欲しいわけではなくて,二次創作で見かけてから,「ぼっちちゃんが喜多ちゃんのことを歌詞に起こすことで生まれる化学反応」に飢えているだけなんですよね.だって楽曲タイトルのネタバレを受けたから知ってるけど,『星座になれたら』でしょ?

 後藤ひとりという人間って,「陽キャだ」とか「私みたいな陰キャが」とか人をカテゴライズして,ロクに人と関わってこなかったわけじゃないですか.そんな人が,「陽キャ」の喜多ちゃんが歌う歌詞の題名に『星座になれたら』なんてつけるんでしょ? 歌詞の内容は知らないけど,恐らく喜多ちゃんを星に例えて憧れを表現しているんだと思っていて,でも「星座になる」ってことは対等に並び合うということなのではないかと思うんですよ.しかも自分と全然違うキラキラした世界の人間を歌詞に起こす.相当,人を観察して,向き合わないといけない.そのことが何を引き起こすのかが楽しみなんですよね〉

(2023年1月29日)

 

 〈ぼざろ,4話最後まで.撮影終わり→作詞→ぼリョウ→みんなへ.「確定情報が何ひとつないですね!」で草.山田が語り終えてから「個性捨てたら死んでるのと一緒だよ」で,グッときた.ほのぼのロックバンドアニメだけど,バンドマンの暗い部分にもカメラを向ける構成.作詞したの,このエンディング?

 山田は金持ちだからこそ,売れ線じゃなくて個性を取らないと息が出来ないのかな.何でもさせてもらえる環境では,自分がいなくなってしまう気がするタイプの人なんだろうか.それにしても金がなくてたかるの草〉

(2023年1月30日)

 

第4話感想まとめ:

 結局「暴力、飲酒」ってOPに対してなんかな? 分からなかった……。

 印象としては、ぼっちの成長譚としての側面と、第5話への繋ぎになってくるのかなぁと。誰かにどう思われるかを気にしすぎるぼっちは、承認欲求モンスターの部分でも(コメディ部分だけど)、作詞で売れ線を書く部分でも感じたけれど、「誰かに悪く思われないように」と目線を気にしてビビりながら書くのではなく、正しくバンドのためにしっかり自己を開示して作品を表現する第一歩を踏み出した。

 エンディングも、それに応えるように、新しい曲や演出を見せてくれた。今回のエンディングの『カラカラ』は、山田リョウが歌っている。「前借りしてるこの命を使い切らなくちゃ」。本編でお金借りてるところと若干リンクしつつ(笑)、売れ線で生き残ることより、自己を表現することで息継ぎをしている彼女にピッタリな曲だと思った。「便利な方が確かに楽だけど」これも今回の話にリンクする。

 「ぼ喜多が」と口癖のように言っている私だけれど、正直2話の、ぼ虹の時点でかなりカタルシスは得られている。明るくてコミュニケーションが円滑で何でも出来るような虹夏ちゃんが、暗くてギターしか弾けないまともに目も合わせられないぼっちに手を差し伸べる。この構造で既に救われた気がしていた。でも、話を進めるごとに、それじゃ満足出来なくなった。もっと他の関係性が見たくなった。

 ハチャメチャで前向きで陽キャで友達が多くて、それでも「ギターが弾けない(≒特別になれない)」というだけで結束バンドを去ろうとしていた喜多ちゃんに、眩しい憧れを抱きながらも、結束バンドへ引き留め、ギターを教えるぼっち。この2人の距離がどう変わるのかが、見たい。虹夏ちゃんのような、ぼっちを引っ張り上げるために手を取ってくれる存在じゃなくて、お互いがお互いに無いものを求めて手を取り合う関係性としての「ぼ喜多」を求めている。

 次の話では、少しはそこが変わるだろうか。

 

第4話/2周目

※ 第12話で終わるという現実が受け入れられず、最終話前に2周目に入った際の気付いたことや感想などを綴っています。

 4話、山田と雨のシーンから。「ざ・はむきたす」みたいな名前のが前の山田のバンド!?

 全然関係ないけどオープニングで「大暴走獰猛な鼓動を」のところで虹夏ちゃんの口の動きが絶対「ぼっちちゃーん!」なのめっちゃ可愛い

 主人公だから状況説明のためなのもあるけど、周りをめちゃくちゃ見てるぼっちに毎度感心する。虹夏ちゃんが乗り気で全部ツッコまない(ブレインストーミングな感じ?)だからぼっちが胸中で全部ツッコんでるの草

 頭の引き出し(段ボール)で「夢」の中から探してるのめっちゃイイけど、隣が「千葉」「魚類」なの笑った。調べてないけど、「県外から東京に2時間かけて通ってる」からには千葉住みなのかな。にしてはなんで「福井」もあるんだ。「宇宙」も2つある。宇宙好きなんかな

 序盤から「らしい」に引っかかる山田。個性という意味での「らしさ」でなく、「バンドらしさ」という形式にこだわることが、徐々にフラストレーション溜まって今後のぼっちへの語りに変化していくのかと思うとドキドキですな

 そもそも「青春コンプレックスを刺激されるもの以外なら」とぼっちが言って虹夏ちゃんが「歌詞に禁句が多いならぼっちちゃんが書けばいいよ」青春ソング以外になったのに、喜多ちゃんが歌うならと青春ソングに寄せていくぼっち。。喜多ちゃんの真似が可愛すぎて目がしぱしぱしちゃった。ぼっち、見た目も可愛いしカッコいいよなと、真剣に歌詞を考える姿に見入ってしまう

 やっぱ山田と虹夏ちゃんの音量の差が大きくて笑う 1人だけノリノリでアー写を撮る虹夏ちゃんと、「こういうバンドあるよね」というアー写の撮られ方する山田の対比よ よくこれで虹夏ちゃんと喧嘩にならなかったな

 「みんなの予定も空いてたから」というのは一瞬予定管理アプリとか使ったんかなと思ったけど、それだと今後の展開と辻褄が合わないから、虹夏ちゃんが代表して聞いたんだろうなぁ。連絡がマメな虹夏ちゃん偉い、私には出来ん

 そして山田が面倒がらずに集まったのは虹夏ちゃんが「次に会える日いつ? アー写、撮らない?」って全員に聞いたんだと思ったんだけど、今度はぼっちが集まる理由聞いてなかったことに辻褄が合わなくなるから、グループロインじゃなく個別でロインしたのかな? 山田は理由が明白でなければ集まるの嫌いそうだし……。他の人が理由を知っているのは、虹夏ちゃんが個別で「次に会える日いつ?」ってロインして、理由を聞き返したのが山田と喜多ちゃんだったのではなかろうか。ぼっちは「私が歌詞書いてないから……!」と思い込み、秒で謝り倒しながら返信したか、その時はその思い込みなく「○日なら予定合います」と返してから当日朝くらいに「何故今日集まるんだ……? ハッ、歌詞書いてない私を呼び付けるために!?」と思い至ったのでは? 一番ぼっちが返信早くてやり取りもすぐ終わっちゃったから理由を説明してなくて(何故なら先に他の2人から返事が来て説明してたら「ぼっちちゃんにも説明しよう」という発想になると思うので)、「リョウと喜多ちゃんにも声かけとくから!」で虹夏ちゃんの返信は止まっている(それかその後スタンプ送ってるか)のでは まぁ普通に先に着いてた2人に理由を先に説明してたという可能性もあるけど

 東京の都会の感じがして懐かしいですね〜〜ってなる(田舎の民なのであまり東京に行かない)

 「かわいいじゃん」「じゃあ今日だけ楽器交換しよー!」「カッコ悪いからやだ」「ヴーーーーッ」めちゃくちゃ好きwww可愛いwwwここ漫画にあるシーンだったら読みたい

 喜多ちゃんって下北沢あんま来ないんかな? 渋谷原宿あたりに生息してそうではあるけど

 「リョウに振り回されないようにね」のやり取りの後のぼっちの登場の仕方、冷静に考えてホラーやろwww怖すぎ

 さり気なく前髪直してる喜多ちゃんも好きだけど、虹リョウの写り方というか距離感!!!!!

 イエスマン全肯定)とイエスマン否定できない

 てかここまでの写真もめちゃくちゃ可愛くね? あと虹リョウ、ボディタッチ多めじゃね? ぼっちだいたい遠くね? 喜多ちゃんもまぁまぁ遠いけど、色んな表情してて可愛い。イソスタで謎の緑の生物みたいなのをくわえてる写真の表情、リアルJKって感じがしていいですね

ぼっちのぶっ壊れシーンおもろ 「生まれてしまう……! 承認欲求モンスター……!!」のシーンの声、良すぎる

 「とんでもない写真、撮れちゃったなぁ〜!」の虹夏ちゃん、もうなんかこのへんからイタズラ好きそうなところが滲み出ていて好き

 ロインで最初に「あ」って送られてるのも、あとさっきデータ送って〜って話をしたときに交換したんだろうなという感じも解像度高い

 外食でどうやって入るのか分からなくてギクシャクするやつ私もやったことあって泣きそう🥲🥲🥲🥲 会話のきっかけどこで見つければいいか分からないのもありすぎて胸が詰まって張り裂けそう 助けてほしい

 「そのバンドの、青臭いけどまっすぐな歌詞が好きだったんだ。」ここまでの出来事が、色んなレイヤーで重なっていく

 ここで1話2話の「友達は虹夏だけだし」が効いてくるんですね。友達。虹夏だけ。今度こそ壊したくないけど、自分の想いも譲れないからこそ、ぼっちにこうして託すように諭すのだろうなぁ。「ちゃんとした人」ではなかったけど、、wwwでも、優しいよね

部屋中に写真貼ってるシーン、こわ!!!!!

 

第5話

 〈ぼざろ,5話.ついに1話まるまる観てしまった.虹夏ちゃんがあんなにムキになるのは珍しいけど,対メンバーとで切り替えられる頭の回転の速さは健在.詰めが甘かったか.作ってたのはこの曲か.ぼっちが本領の一部を発揮出来ていたのも良かった.

 「チヤホヤされたい」には変わりなくとも,内に籠った理由でなく,バンドのために,みんなの夢も叶えるんだと外に意識を向けられて,「みんなでチヤホヤされるんだ」と.ぼっちの演奏が変わった.音楽も含めた表現というものは,外に向けていかなければ意味がないという談を最近聞いて唸っていたので,特に感じるものがあった.あと店長好き

 オーディション直後に喜多ちゃんが一番にぼっちに抱きついたり「後藤さんってやっぱりすごいのね!」って褒めたりぼっちが吐いたら側にいてあげたりさすってあげたり後藤さん後藤さんってめっちゃ言い始めてこっちはドキドキ〉

(2023年1月31日)

 

 〈つーかシンプルに楽曲がカッコええ〜〜

 『ギターと孤独と蒼い惑星』,まさにぼっちって感じだし,暗くて強い歌詞にバチバチな演奏が合う.チヤホヤされたいからギターを始めたにしてはギターに対する愛情デッケェけどチヤホヤされたいって変換されてるだけで歌詞の通り「なりたい/何者かでいい」だよな

(2023年1月31日)

 

第5話感想まとめ:

 1話ぶん観てツイートしたのに感想まとめって何? というところだけど、書ききれなかった部分をば。

 4話の感想で言ったように、4話が5話への繋ぎというか、布石になっているのは一部あって、4話で「誰かにどう見られるか」という恐れを捨て始めたところから今回の話に繋がっているような気がする。「正しくバンドのためにしっかり自己を開示して作品を表現する」と前回言ったけど、今回ハッキリと「バンドのために」「みんなのために」が前面に出ていた。自分ひとりしかいない世界から、もっと外へ。自分のため、から、誰かのために。オーディションの後に吐いたのは、緊張だけじゃなくて、自分を守るために閉じていた殻をこじ開けて破ったからな気がする。

 それが一種の "成長" である一方で、ぼっちがぼっちである所以、アイデンティティはそれに迎合せずに確固としてある。そのことが『ギターと孤独と蒼い惑星』の歌詞から感じ取れる。〈「ありのまま」なんて誰に見せるんだ〉〈なんかになりたい なりたい 何者かでいい〉。誰よりも人に認められたいぼっちの、孤独を抱えて叫ぶ歌。「バンドのために」と外へ表現を広げたこととの、強い対比のようにも見える。〈眩しい 眩しい そんなに光るなよ〉と歌っているのは、誰のことかな。

 今回、店長さんが本当に良い人で、口下手で照れ屋(ツンデレ)なのかな? と思ったら、きちんと「バンドを育ててあげたほうがいいじゃん」と素直に言ってくれるという。育て方が荒っぽいというか、不器用というか。

 それはそれとして、ぼ喜多の関係性が微量ずつ進んでいませんか? 考えすぎでしょうか? 早く『星座になれたら』が発表される回が観たいです先生。ぼ喜多を求める私を助けて。

 

5話観たら観る

 →思ってた以上にアニメ準拠で、ゲラゲラ笑った。クセになる。気が付いたら数十回観ていた。

 

 →アニメの後奏のところの構図だ! LIVE2Dなのにギター弾いてるみたいな動きすご。みんなの演奏もビリビリくるし、うららさんの歌声がカッコいい……!

 

第5話/2周目

※ 第12話で終わるという現実が受け入れられず、最終話前に2周目に入った際の気付いたことや感想などを綴っています。

 給料もらうときみんなの「やった!」の後で小さく「やった」って言ってるぼっち可愛い

 「曲作って来たんだけど」と、山田が曲を聴かせるシーン、これ可不とか使ってデモを仕上げたのかな? 山田が歌えるんだから歌うだろと思ったけど、それだったら喜多ちゃんが「リョウ先輩の歌声も、とっても素敵です!!」って声を張り上げると思うんだよね。しかし仮にデモ音源を山田が歌ってたとして、虹夏ちゃんは「リョウの作る曲、良いなぁ! ……本人の自信通り、歌声も良いのは癪だけど。ぼっちちゃんの歌詞もカッコいいし!」くらいで済みそうだけど、喜多ちゃんは毎回曲が出来るたびに「リョウ先輩の歌声……! いやいや、ダメよ私! 曲に集中しなくちゃ! 後藤さんの書いた歌詞についても、聴き込んでもっと深く考えないと……。ああ! リョウ先輩の声!」みたいな2人の間で揺れ動く感じになるのでは?? 喜多ちゃん、無事? え、てか山田の歌うデモ音源全部聴きたいが?

 この後の虹夏ちゃんと店長のやり取り、大事なのは分かるのにヒヤヒヤヒヤヒヤヒヤヒヤヒリヒリビリビリって感じで見れない、呼吸おかしくなる 上手くいくことは分かってるのに!!!!! ぼっちは空気が悪いのは人一倍苦手なの、解釈一致。その後、空気を取り戻せたことですごく良い顔してるのも解釈一致。なぜ店長はぼっちに声かけたんだろう。

 「バンドとしての成長」を求められてるのは合ってるんだよね、と思いつつ。虹夏ちゃんの言う「バンドらしさ」みたいなものって、虹夏ちゃんが夢を叶えるために求めていることだろうなとは思うんだけど、そこって山田とすれ違ったりしないのかなとも思う。しないか。個性よりもバンドっぽさ、ってほど求めているわけではなくて、お互いにお互いの引力で引っ張りあってちょうどいいところに収まっていくことができるって山田も感じているのかな。

 「頑張ってることが伝われば良いと思うの」「その時に、心から『頑張った』って言えるように、後悔しないようにしたくて」このへんって、文化祭編に絡んできたりしないかなと思い、メモ。

 このへんのコテコテなバンドマンらしさをやっていく山田もどうなのよw喜多ちゃんは男装しても可愛いな 他2人はかっこいいけど

 努力と成長は違うことを考えるぼっち。ぼっち個人としては成長していて、それは努力の成果ではあるのだけれど、「バンドとしての成長」って一体? 悩んでいるぼっちに、虹夏ちゃんが追いかけて声をかける。ジュースをおごる……。「どんなバンドしたい」? 「なんのために今、バンドしてる」? そうか、それがあるから、そこに向かって成長できるのか。

 動画配信サイトに動画を上げていることを思い出し、「ネットの世界が合っている」と感じるぼっち。それでも、バンドを、ライブをする理由。ひとりで動画を上げるのではなく、誰かと、音楽をする理由。このシーン、じんわり来るなぁ。だから熱くなるんだ。だから、バンドをするんだ。それを、ぼっちを初めて現実の世界へ連れ出してくれた虹夏ちゃんとのやり取りで気付くんだから、こんなに素敵なことはない。

 「人気になってチヤホヤされたい、それはこの4人で、だ!」のシーン、この後「みんなの夢を叶えるため」みたいな理由として出力されていくことを考えるとグッとくるよね。「虹夏ちゃんの本当の夢も叶えてあげたい」、って、ここまで虹夏ちゃんに優しくされたからこそ、その優しさを全力で振りかぶって返そうとするぼっちが愛おしいよ……。

 そして喜多ちゃんの歌声がイケメンすぎて吹き出してしまった。そう、カッコいいんだよなぁ喜多ちゃんの声優さんの地声。喜多ちゃんは可愛いのに、ギャップが……。

 あーーーーーー、ぼっちカッコいい……、涙出てくるくらいカッコいいよ……。

 シンプルに音と演奏がすごすぎる。何かと比べているわけではないけれど、明確に「違う」と分かる。公式リリックビデオも観てみて、アニメ本編の歌詞書くところからオーディションシーンまでの流れを踏まえて、この強い歌詞を書き上げるぼっちと、その気持ちを代弁するかのように叫ぶような歌唱をする喜多ちゃんで、胸の中の熱が暴れるような感覚になる。みんなで、作り上げた曲なんだなぁ。

 喜多ちゃんがぼっちにハグするシーン、ぼ喜多に目が眩んでてあんま考えてなかったけど、そうだよねぇ。一番一緒に練習したんだもんね。そらぼっちに抱き着くわ。

父・母・妹・犬のサイケデリックな演出好き

 

第6話

 〈ぼざろ,6話15分.きくりさん登場(名前まだ出ず).早死にしそうな人だ.ぼっちが酒飲みになりダメになっていく想像,完璧に引きこもりで笑う.そして路上ライブ.「今目の前にいる人たちは、君の戦う相手じゃないからね。敵を見誤るなよ。」声色,表情,良い意味でゾワッときた.さて,どうなる.

 路上ライブというぼっちにとって初めての試みで,またすごく変わると思うんだよな.チケットノルマ5枚という狭い世界,でもぼっちにとってはそれでも難しくて.普段は暗い押入れでひとりぼっちなのに,明るい場所で,知らない人に自分の演奏を聴いてもらう.また何か,新しい扉が開くかな.

 あと「チケット捌けたよ」というメッセージをグループロインに喜多ちゃんと山田が送ったことに対して「ぼっちちゃん、追い詰められてないといいけどなぁ」と気にする虹夏ちゃん,やっぱり良い子.

(2023年2月1日)

 

 〈ぼざろ,6話終わりまで.ぐっと急成長したのもあって,濃い回だった.きくりさん,酒クズだけど良い人だなぁ.突発路上ライブで,「目の前の人たちは敵じゃない」と気付くぼっち.実際にはこんな上手くなんていかないだろうけれど,路上ライブって要約するとこうだよな.よかったよかった.〉

(2023年2月2日)

 

第6話感想まとめ:

 ぼっちが外で演奏することで、成長する回。荒療治すぎるとは思うけど、初登場のきくりさんの性格も分かって良い回だった。

 目の前にいる人たちは、敵じゃない。自己開示する相手だ。これがこの後の話にも繋がってくると思うと、ゾクゾクする。

 

第6話/2周目

※ 第12話で終わるという現実が受け入れられず、最終話前に2周目に入った際の気付いたことや感想などを綴っています。

 薄々勘づいてることなんですが、12話まで観ないと分からないことが1〜11話の中にあるのではないかと思っている。実際、1話の「文化祭」というワードは10話11話まで観てようやく伏線だったのね〜って思ったわけだし。そう思うと12話、早く観たくなってきたな。

 「人の痛みが分かる子になりなさい」の圧、すげーなwww ぼっちの絵、特徴掴むのは上手くてもそもそも呪いの絵みたいな絵柄なのが更に哀愁を誘う……。

 虹夏ちゃんがそんな天使な笑顔で爽やかに「ノルマぶんが捌けない人はクビだよ!」なんて言うわけないだろ吹き出したわ

 好きなドラマーさんが『青春コンプレックス』叩いてるのを見て、まだぼざろを観てなかった頃は「おぉ〜やっぱドラムは動きもカッコいいしリズムがバシッとキマるのが心地良くていいなぁ〜」と思っていたのに、伊地知虹夏のこと好きになってからその動画を観たら「虹夏ちゃんカッコいい……!!」って思って涙が出てくる 幻覚見るな

 酔っ払いでどうしようもなくてぼっちからしたら "怖いバンドマン" な、きくりさんが、ぼっちの嘘を信じて真剣に声かけるシーン、本当にこのきくりさんの声優さんの演技力というか、大切な場面ではスッと空気を変える声のチカラ、すげぇ……。

 「居酒屋に置きっぱなしだぁ」までの間とかも、これはアニメーションで決められている間ではあるんだけど、下手するとちょっと「?」ってなってしまうような長めの間なのに、それを感じさせないセリフの言い方素敵だなぁ。6話のきくりさんとのやり取り、というか、きくりさんの掴みどころのなさ、この声の演技にかかってるなぁ。

 逐一ぼっちに共感するところも、この人優しいなぁと思ったり。現実で「自分が通ってきた道にいる」人を見かけたら、説教くさいアドバイスしまくりな人間がほとんどではなかろうかと思うので。

 「敵を見誤るなよ。」のシーンで「敵って……」の陰と陽の絵面の使い方上手いですね

 「みんな…… 笑顔……、これからたくさんライブしたら、もっとこんな顔が見れるのかな」でライブの具体的なイメージが出来つつ、先のことに希望を持てるようになって、「お客さんの笑顔が見たい」という気持ちの第一歩を踏み出すぼっち。ゾクゾクする、このシーン。あと全然関係ないけどここめちゃくちゃロケーションいいな どこだ

 

第7話

 〈ぼざろ,7話2分.「結束バンド御一行様」の旗で共感性羞恥に殴られ終了.ぼっちがタスキかけてる時点でなんか様子がおかしいと思ったけどそう来るかー!! みんなでぼっちの家へ.リョウがなかなかクズくて無責任で笑う.結束バンドの比較的常識人2人,めっちゃ組み合わせとしていいな.〉

(2023年2月4日)

 

 〈ぼざろ,7話2分30秒.30秒だけ観ました.開けたらパリピサングラスで出迎えるぼっちちゃんで精神が詰んだ.タスキかけてる時点で嫌な予感あったけど! 最初の旗はスルッとクリアした模様ながら,何がどうしてそうなったのか,この後2人がどんな反応するのか,ヒヤヒヤしっぱなし!

(2023年2月4日)

 

 〈ぼざろ,7話4分16秒.ついに2分刻みで観るように…….虹夏ちゃんと喜多ちゃん「お邪魔しまーす」→ぼっちクラッカー鳴らす→OPまで.いや怖すぎでしょ,この後どうなんの!? リョウはきっとこの話を聞いたら「面白そう、行きたかった」って言うんだろうなwwwにしてもOP好き.〉

(2023年2月5日)

 

 〈ぼざろ,7話16分.家に友達が来て浮かれぼっち→ぼっち家族と虹喜多対面→ぼっちTシャツ案出す直前陰キャコンプを刺激されまくる回.「さすがにそこまでやらんやろ」という気持ちがありつつ,「スベるかどうかは分からなくてもスベったことには人一倍敏感」は陰キャあるあるすぎて泣いた.

 と同時に,ぼっちがこれだけ仲間を歓迎したい気持ちが強いことに,少しずつぼっちも結束バンドの一員になっていくんだなぁと感じて,ここまでの話を振り返って嬉しくなった

 ぼっちって成り行きでバンド入ったし,活動の中で嫌なことや苦手なことも多いだろうし,一見手を差し伸べられる側なのに,いざというときにはバンドの空気をピリッと変えてしまうほどの演奏を見せつけて,そしてこういうときに本当はバンドのことが大好きなんだってことを表に出してくれる感じがある.

 あとやはり虹喜多はタイプが違う.ぼっちの奇行に何も思わないし原因も分からない喜多ちゃんと,原因は分かるけど口出ししつつも全部受け入れる虹夏ちゃん.ぼざろを観ていると,「似ているけど違う」と「似ているけど遠い」って違うんだなぁと感じる.ぼ喜多はお互いに「似ているけど遠い」と思ってそう.

 みんなが「自分なんて」「自分だって」と思っていて,お互いに「だからこそあなたにいてほしい」と思える関係性になりつつあるなぁと.

15分弱観た感想,もうちょい推敲しろ〉

(2023年2月7日)

 

 〈ぼざろ,7話最後まで.ぼっちの案,クソダサ8割良案2割で予想してたら,そっちだったか! そして男装ぼっちよりガーリーぼっちのが刺さることが判明した,やばい好き!! 「念のために作りませんか、てるてる坊主!」ネガティブで提案とか苦手なぼっちが,声を上げる.そして,少し前向きに……

 なったところでやっぱりかー!! なんか台風回あったみたいな二次創作や感想見たことあった気がするんだよな! そしてエンディング.『カラカラ』の雨の描写が,ちょうど本編のシチュエーションに合う.三歩進んで二歩下がるというか,ぼっちが仲間のこと信用し始めたところでトラブルというか.〉

(2023年2月8日)

 

第7話感想まとめ:

 共感性羞恥が強すぎてめちゃくちゃ刻みながら観た。バンドは第二の家みたいな話もあったけど、ぼっちちゃんにとって、そういう居場所になっていくよということを示す回でもあったのかなぁ。

 しかし次回は台風か……。怖いぜ。

 

第7話/2周目

※ 第12話で終わるという現実が受け入れられず、最終話前に2周目に入った際の気付いたことや感想などを綴っています。

 帽子で虹夏ちゃんのアホ毛がペターンとなってるのすげぇ可愛い

 「リョウ狂いもここまで来ると……」の言い方から、何となくだけど山田は女の子からめちゃくちゃ好かれやすくて、虹夏ちゃんはそれに巻き込まれてたりするのかな〜とか一瞬よぎった。「今までリョウに狂ってた子もいたけど、これは相当だな」みたいなやつなのかなと。困り顔の虹夏ちゃん、めっちゃ可愛いな……。

 あと「結束バンド御一行様」から先は、2周目でも心が折れそう。折れた。飛ばしたい。なんも疑問に思わなかったかのように「はーい!」「お邪魔しますー!」って入っていく虹喜多も草

 オープニング、他の3人はハイライト入ってるシーンでぼっちだけ結束バンドの中でハイライト入ってない場面とか、細かいなぁと思ったり。

 懇々と「遊びに来たんじゃない」を説いてからのバチバチに2人が来るの楽しみにしてたであろうぼっちの残骸で2人が「ちょっとは遊ぼうかなぁ!!」「同感です!!」ってなるのめちゃくちゃ悲しくなってくるwww

 この姉妹のやり取り、ぼっちが姉なのを感じてマジで良いですね

 体育祭の話、ここだったか。体育祭好きだったからあんまり共感は出来ないけど、なるほどねーって思いながら観てた。二次創作で「罪な女だね喜多ちゃんは」があったのってここからか。オタクは一言で妄想を100倍にするから侮れないなぁ。今更チケット見て思ったけど、結束バンドの参加するライブ、しれっと大物参加してません? 大丈夫? と思ったら野菜だった。

 喜多ちゃんの「可愛すぎてごめんなさい」はともかく、虹夏ちゃんの「いつも明るさだけで乗り越えようとしてごめんなさい」の重さたるや。いやいや、あなたすごいと思うわよ……。

 「あたし、デザインとか得意なのだー!」の虹夏ちゃん、あまりにも可愛すぎないですか????? 意味分からん可愛い。見た目のイメージでは確かに、イタズラっぽくて得意げな感じが似合うなぁとも思う。「ぼっちちゃんの考えてること、だんだんと分かるようになってきたかもー!」観直して分かったんだけど、ぼ虹派が精神攻撃されてたの、ここか……!

 「てるてる坊主、作る?」の発案が山田なの、めちゃくちゃ可愛いな!? ぼっちが「念のため」と声をかけたときに少し唇がキュッとなってる山田も可愛いね……。になりました。

 『カラカラ』、たまたまカラオケ行って歌ってみたらめちゃくちゃ難しかった。いくつかのフレーズで、早めに入るところと遅く入るところ、ない? 「この命を」のところ、「この い、のーちーを」ってより「このー いーのーちーを」って感じだったり。歌詞のイントネーションよりもメロディが優先って感じがしたり。不思議。気になってフル買ったんですけど、雨の日に濡れて帰りたくなる気持ちに似ている歌唱で、何でも大丈夫なような、少し寂しいような感情を抱いた。

 

第8話

 〈ぼざろ,8話.ぼっちにファンが! きくりさんも登場.見てくれているファンよりも,スマホに夢中の乗り気のない観客に目がいって,いつも通りに演奏出来ない.この「いつも通りじゃない」感を,音楽なんか何も分からない私にも分かるように演奏出来る裏のバンドさんすごくないですか……!?(メタ)

 虹夏ちゃん(ドラム)がトチって合ってないのも分かるし,ギターも何となく違うのが聞こえる.全体としては曲になってて,無視すれば分からないけど,真剣に聴き入ってると「あれ……? 何か違うような」と違和感に気付く.ゾワッとするほどリアル.

 こんなに酷いことを言う人がいるとは思えないながらバンドだとそうなんかな? とも思う.いつも通りみんなを奮い立たせ,モチベーションを下げないように声掛けする虹夏ちゃんも,いつも通りなんかじゃなく,焦っているのが分かる.

 何より,それを察するのが,一番周りを見るのが苦手そうなぼっちというところに,前回での急成長がここで発揮されているのかなと思う.

 「私たち、演奏も曲もまだまだだ……。でも、……このままじゃ、嫌だ!!」ギターを掻き鳴らすぼっち……!! 会話というコミュニケーションは上手く出来なくても,とにかく音を,音楽を届ける.ここで虹夏ちゃん(バックのドラム)がぼっち(フロントのギター)を見ている描写が良い.

 虹夏ちゃんが手を差し伸べて,救うような構図というのがこれまでだったけど,今度は虹夏ちゃんがぼっちの背中を見つめる形のカメラワーク.横に並び立つ喜多ちゃんも,ぼっちを見ている.いつも通り俯いていて,顔は見えない.でも喜多ちゃんが食らいついていく.スマホを見ていた失礼な観客どもが顔を上げる.ぼっちは手元しか見ていないのに,ドラムのキメに合わせて音を入れていく.カッッッッコイイ!!!!!

 して,次のラストの曲はなんだったんだ?「友達が楽しそうだと、楽しくないですか?」喜多ちゃん,根っから良い子なんだよな.ぼっちがまた爆死しそうなので12分まで.〉

(2023年2月14日)←深夜0時

※ メンタル死亡につきしばらく観てませんでした

 

 〈ぼざろ,8話終わりまで.ぐじゅぐじゅに泣いた.店長の話で「飽きたからだよ」までに間があるから絶対違うなって思ってたら虹夏ちゃんから真相を語られたのもあるけど,虹夏ちゃんの語りからの「みんなの大切な結束バンド」という発言がぼっちから出てきたことに泣いた.

 オーディションのときには「みんなでチヤホヤされたい」と出力されていた言葉が,想いが,あのライブを経て,洗練されたんだと思う.ここで「ぼっち・ざ・ろっく」!!!!! 喜多郁代の件も出たし,ギターヒーローバレも来たし,名シーンや二次創作されがちなシーン,そしてみんなの想いが語られて,胸がいっぱいになった.

 エンディングが新曲!!!!!
 明るい女性邦ロックみたいな感じもしつつ,学生ぽさもある.と思ったらthe peggiesの人!! 一区切りかな.喜多ちゃんとも違うし,まさか…… と思ったら虹夏ちゃんボーカル😭😭😭 歌詞にこれまでの曲の要素も見えつつ,これを虹夏ちゃんが歌ってると思うと……😭😭😭〉

(2023年2月14日)

 

 〈『ぼ→虹』が第2話で報われた(カタルシスを得られた)ので昇天しかけて「いかんいかん、インターネットでよく見る『ぼ喜多』の関係値が積まれるまで気になるから観よう」と思っていたのですが第8話の『ぼ⇔虹』の関係性の転換にやられたので『ぼ虹』派に再度寝返りますありがとうございました〉

(2023年2月14日)

 

 〈店長さんも本当に良いよなぁ.葛藤もあっただろうに,「飽きたからだよ」と自分が悪者になろうとする.諦めたくなかったこと,やりたくないこと…… 色んなことを,自分に言い聞かせて,「自分のやりたいこと」として表に出してきたんだろうと思う.〉

(2023年2月14日)

 

おまけ

 〈ぼざろ,自分の夢のことを大切にしているがゆえに簡単に話さない虹夏ちゃんがエンディングで「鳴り止まなくてなにが悪い/青春でなにが悪い」って歌っているのが最高に青春でいいなぁ 結束バンドの中では歳上組だけど,それでも心の中の吐き出したい衝動みたいなものをバッチリ感じる(虹夏ちゃんの声優さんが歌っている=虹夏ちゃんが歌っている,で良いのか?)〉

(2023年2月25日)

 

おまけ②

 〈てか,そうか.ぼざろ,8話で虹夏ちゃんが自分の夢の話をぼっちにした(秘密を明かした)のは,ギターヒーローでしょってぼっちに聞く(秘密を明らかにする)のとトレードってことか.今,理解した.君の大切なことを明らかにする代わりに,私の大切なことを明け渡すよってことね.

 「野次馬精神でギターヒーローのこと聞いてるわけじゃないよ」「私の大切な夢や気持ちと同じくらい、君の居場所であるギターヒーローというものは君にとって大切なものだろうから、私も尊重したい」の意味で夢を明かしたのかな.そう考えるとあまりに虹夏ちゃん天使すぎない?? 元からだけど…………

1. 「野次馬精神で聞いているわけではない」とぼっちのことを安心させる
2. 秘密を持っているにも関わらずぼっちのことを信頼している

※ 追記:「(ぼっちが)秘密を持っているにも関わらず」です。ぼっちは自身がギターヒーローであることを積極的に隠しているわけではないが、人柄を無視して関係性のみを見ると、普通、虹夏ちゃんの立場ならば「なんで言ってくれなかったの?」と不信に思いそう。しかし、虹夏ちゃんは、これまでのぼっちの人柄や感性を信じて、秘密をトレードするという形で自分の秘密を明かしたのではないかと勝手に考察。
3. 自分の秘密を明かすことでぼっちの秘密を尊重する

あたりの理由かな〉

(2023年2月26日)

 

第8話感想まとめ:

 6話での成長や、「目の前の人は敵じゃない」という学びがここで活きたのかなと勝手に思っている。「この人たちが敵なわけではない、悪いわけじゃない、それでも……」という葛藤もあったかなと。

 店長さんが本当に良い人で、でもそれだけじゃなくて、虹夏ちゃんも店長さんを支えようと頑張っていたのだなと。この2人はお互いがお互いを想いあっているのか、と感じて胸がいっぱいになった。

 あと後日、『なにが悪い』って良い曲だな〜、というところから、8話の虹夏ちゃんとぼっちのシーンのことを考えていたら、不意に振ってきた話があったので後日のツイートも転記。虹夏ちゃんって良い子すぎない? 思い出しても涙が出てくる。

 秘密を自分の意思で明け渡すことの出来る虹夏ちゃんは、ぼっちよりも少し余裕があって、でもこのライブでは(全員が)ぼっちに救われていたんだよなということを思う。「決定権があるという意味でリーダーで、年齢も上で、責任感がある」という虹夏ちゃんの性質が、頑張ってみんなをまとめ上げようと空回りするほうに働いていて。でも、そこに現れるのは、「歳下で、普段は頼りなくて、何かを決定することが苦手」な、ぼっち。そんな彼女に、「ぼっちちゃんは、ヒーローだよ」と伝える虹夏ちゃんの想いに、グッとくる。

 どうしても、虹夏ちゃんが歳上なことと、この時期の年齢差は1年であっても影響が大きいだろうことと、それでも対等に振る舞う彼女らのことが少し、よぎってしまう。エイジズムだなぁ。反省。

 というか、虹夏ちゃんのことを好きになってきている気がする。私が。

 

第8話/2周目

※ 第12話で終わるという現実が受け入れられず、最終話前に2周目に入った際の気付いたことや感想などを綴っています。

 口では厳しいこと言っても、心配で凹んでる店長さん優しいなぁ。

 エンディング前の例のシーンだけ先に観たくて観たら溶けた。虹夏ちゃんのカッコ良さや優しさにも惹かれるし、ぼっちの成長にも泣けた。

 からの、戻って「虹夏ちゃんは、どんな時も明るいなぁ」のシーン見てたら、今更言うことじゃないけど、お互いにとってのヒーローなんだなぁと思いにけり。最初は「虹夏ちゃんがぼっちの手を引く構図」だと思ってたんだけど、支えて、支えられて、なんだよなぁ。低気圧に弱い山田、解釈一致。

 動画投稿サイトでもファンはいるけど、こうしてファンが目に見える場所にいるとやっぱり違うもんなんだなぁ。いいねぇ。段ボール被ると強気になれるぼっちに笑った。

 何度見ても「そんなマナー悪い客がいるなんて、運が悪いだけだよ!」とは思う。ただ、この状況であんなこと言われたら、心折れるわな。2度目でも心が張り裂けそう。ライブを観に行くことがある人間として、マナーには気を付けようと思った。みんな、いつもと全然違う……。あの笑顔を見たくて、勇気を出してライブの舞台に立ったのに、不安な顔をさせている。そんな状況を打破するぼっち!!!!! 何度見ても鳥肌が立つ。この覚醒顔よ!! ライティングもメンカラーで綺麗だね。あーーー、後藤ひとりってカッコいいんだ……。この、後ろから虹夏ちゃんが見てる構図が本当に、ヒーローで、大好き。ドヤ顔してる店長さん草 てーーーか、『あのバンド』の楽曲としてのカッコ良さ、異常でしょ

 きくりさん、よく見たらギザ歯なの、めっちゃ飲んでめっちゃ吐いてるんだろうな〜〜って感じする。

 食で目が覚めるぼっち、食べるの好きなんだろうなぁ。結局将来酒に溺れたら、引きこもりになるルートしかないのか、ぼっちwwwなんか8話、陰キャあるあるでコンプを刺激するかキラキラするかどっちかしかなくて目が潰れそう……。

 で、またこのシーンへ。「わざと隠してたんじゃなくて、」と話すぼっちの言葉を、否定せず、「なんて話すのかなぁ」くらいの感じで聞いている虹夏ちゃん。初めて出会ったときに、そして5話で尋ねたときに、聞かなかった返事を今、聞いている。そして、ぼっちの返事が終わるまでひと通り聞いて、満足そうに頷く。今、目の前で努力し、成長している人が、自分たちを救ってくれたヒーローであること。ぼっちちゃんで良かったと思った!他の誰でもない、君だから、私たちのヒーローなのだと。

 エンディング、なんかいつも聴いてる『なにが悪い』よりも、ドラムのトントンという音がよく聴こえる気がする。弾む鼓動を感じる。ああ、良いなぁ。

 

第9話

 〈ぼざろ,9話OPイントロまで.ぼっち…… めちゃくちゃ分かる.誘えないよねぇ……; 私も,自分から誘った記憶が生まれてこの方一度たりともないのよね.その日都合いいかなとか,合わせてくれるならそれ相応の1日を用意しなくては! とか考えると…….その話からOPの映像,マッチしすぎw〉

(2023年2月15日)

 

 〈ぼざろのネタバレを踏んだ…… 今まで,ネタバレを踏んだところで「へぇ〜そうなんだ〜」と思いながら普通に過ごせていたから,ネタバレを踏んで嫌な気持ちになる人のことよく分かってなかったけど,何故か分からないけれど傷付き,凹んでいる………… これが,ネタバレを嫌がる気持ち……

 でも私も毎日ぼざろのかなりほとんどストーリーそのままのネタバレを流しているので別に責める気持ちは毛頭ない〉

(2023年2月16日)

 

 〈ぼざろ,9話13分くらい.江ノ島編.一旦ぼっちの心が満たされるところまで.夏の思い出ほしさと,妹からの精神攻撃に耐えかねたのとで,ぼっちが壊れた.店長もう少し早く何事も言ってくれwひとつのことにしか集中できないリョウで笑ったw

 毎年ひとりで夏を越していたんだろうし,その度に乗り越えていたんだろうけど,夏の思い出がほしい,と思えたのは,結束バンドのみんながいたからだろうなぁなんて思う.〉

(2023年2月21日)

※ 素で観るのを忘れていた

 

 〈ぼざろ,9話最後まで.分かるとクスッとくる色々なネタもありつつ,ハチャメチャだけど真面目に楽しいイベントでもありつつだった.リョウの借金額が増えてて笑う.虹夏ちゃんは貸してあげないんだw

 「バンドの今後をお願いしないと」という虹夏ちゃんが,真剣にお願いするぼっちを見て微笑むシーンで,グッときた.なお,肝心のお願いは……ww

 おねむな年長組,可愛い.シンプルに私服可愛いよね,虹夏ちゃんとか.帰り道,ぼ喜多の波動を感じる…….そして文化祭チラシ.
 『なにが悪い』ホンマええなぁ,虹夏ちゃんの声が好きなんだよね.ゆったりソングなのにドラムバシバシキマってて良い.〉

(2023年2月22日)

 

 〈ぼざろ,ぼ喜多を求めて観ているはずなのに,うっすらその予感をさせながらもぼ虹が強すぎて霞んでしまう ぼっちへの理解度が高い虹夏ちゃんと,虹夏ちゃんのことだけ名前+ちゃん付けで呼ぶぼっち…… 秘密を共有している仲…… ぼっちが引っ張り上げられているようで実はお互いに支え合う関係性……

(2023年2月23日)

 

第9話感想まとめ:

 文化祭ライブの重大なネタバレをTwitterで食らって、ガチ凹みしていますYouTubeで「ぼっちちゃんが文化祭ライブで弦が切れたときのうんちゃら」みたいな動画タイトルが流れてきた)。この凹み方は、「ネタバレを受けたことで今後の展開が分かってしまいハラハラする」という私の性質とは別物で、シンプルに「ライブでこうなってしまった! それをどう切り抜けるんだ!?」というドキドキが失われたことによる悲しみです。しょんもり。でも仕方ないね! 切り替えていこう。

 「ぼっちちゃんは何をお願いしたの?」ってぼっちのことを気にかける虹夏ちゃん、尊いね……。ぼっちの夢のことも8話で語られていたから、そういうお願いをしたと思って温かい気持ちで尋ねたのかもしれないけど、きちんとオチがついて安心しました。

 喜多ちゃんが元気で素晴らしい!! どんどん、喜多ちゃんがヤバいヤツなのが明るみに出てきていて、結束バンド以外のところでもたぶん「面白いヤツ」「ちょっとぶっ飛んでるよね」みたいな評価受けてそうな香りがしておもろい。行ったことない場所に連れ出してくれる、知らなかったことを教えてくれる、そんな存在になりそう。

 帰りに、ぼ喜多の波動があったのもいいですね。喜多ちゃんとぼっちだけが帰りの電車で起きている状況に、「もう少し、楽しい時間が続くのね!」なんて、好きすぎん? と思ったけど天然人たらしな気もしてきた。

 

第9話/2周目

※ 第12話で終わるという現実が受け入れられず、最終話前に2周目に入った際の気付いたことや感想などを綴っています。

 虹夏ちゃんの使ってるLINEスタンプ、そんな感じなんだ!? そして最初に虹夏ちゃんに声をかけようとするぼっち、最高。

 いつも通りのぼっち、どんなイメージやねんwww危篤の人間に話しかけるみたいな言い方草 ある意味危篤か

 喜多ちゃん限界厄介オタクみたいなこと言い始めるじゃん

 「学校でぼっちなの不思議」のところから、10話の「後藤さんのこと、みんなに見てほしかったの」になるのかなぁとか。

 財布は持って来てないのに、ベースは2本持って来ている山田。重くない??? そして頂上まで行って解放的な気持ちでピースしてる姿、新鮮すぎるwww

 9話後半、なんかもうただただ気持ちよく満たされて終わったなぁ……。

 

第10話

 〈ぼざろ,10話21分.文化祭準備回.ぼっちの「感謝してます、ありがとう!」まで.そんな元気な台詞言えるまでに心を動かすぼっち,えらいねぇ😭 ぼっちたちの文化祭なのに,リョウ&きくりさん回な気がする.リョウって時々イキり散らかすことあるよねw

 「似ているようで遠い」「似ているようで違う」 きくりさんとリョウ,きくりさんとぼっち,リョウとぼっち.それぞれの影響が,形なく残っていく.あと今更気付いたけど,OP,ステージ上に3人映っているときはぼっちがいなくて,ぼっちがいるときは3人がいないのか.文化祭回,二次創作ではよく見かけるけど,本当はこういう話だったんだ.

 ぼっちが出せなかった勇気を,喜多ちゃんが出す.喜多ちゃんの胸の内を,ぼっちが認める.少しずつ,対局(訂正:対極)にいる2人が,お互いにとってかけがえのないものになっていくといいな.もう一度観返したい回だ.さぁ,どうなる.〉

(2023年2月24日)

※ 1日お休みした

 

 〈ぼざろ,10話ラスト3分.「しばらくライブないし」が伏線だったのだなと今更気付く.喜多ちゃんの「後藤さんのこと、みんなに見てほしかったの」に,胸がキュッと熱くなった.素直に謝れるところを,心の底から尊敬する.「ぼっちちゃんがいない!?」とは……!?

 「鳴り止まなくてなにが悪い/青春でなにが悪い」と歌う『なにが悪い』,もうエンディング曲として使われ始めてから3話目なんだけど,オープニングが『青春コンプレックス』だから対比でもあり近いものでもあるなぁと.

 喜多ちゃんの無条件に青春に没頭してる感じとはまた違う,メタな視点で青春を歌うという点では近い.一方,青春を拗らせているオープニングと真っ直ぐに「青春でなにが悪い」と歌うエンディングは対比のよう.雨を歌うオープニングや前エンディングと比べて,「心は透明だ!」と歌うこちらはプリズムというか虹のようn虹夏か!!!!! だからか!!!!!

 

第10話感想まとめ:

 最後の「後藤さんのこと、みんなに見てほしかったの」ってめちゃくちゃぼ喜多じゃないですか!!?!?!??

 自語り。散々しつこく「ぼ喜多が」「ぼ虹が」と言っていますが、恋愛カップリングとしてのそれらではなくて、信頼関係としてのそれらを見たいんですよね、私は。何故なら、私はすぐに恋愛関係になるものが苦手なので。

 時々、百合カップリングにハマることはあるものの、人間関係の到達点が恋愛や性愛に偏ることが苦手なんですよ。恋愛や性愛ではない極致だってあるはずでは? と思うのです。だから、2話でぼっちが結束バンドに入ってくれて良かったと感じる虹夏ちゃんでカタルシスを得られたし、8話でぼ虹の信頼関係がメーター振り切ったなと感じたことで、カタルシス以上の感情になれた。

 恋愛や性愛抜き。「私だけのものになって」とは対極にある、「みんなに見てほしかったの」。似ているようで違うそれらが、きちんと叶っていっていて、めちゃくちゃ嬉しいのです。

 ……それはそれとして、「ぼっちちゃんがいない!?」とは、どういうこと!? どうなるの!!?

 

第10話/2周目

※ 第12話で終わるという現実が受け入れられず、最終話前に2周目に入った際の気付いたことや感想などを綴っています。

 「1人だと、心細いんじゃ……」とか、9話後半から10話にかけての喜多ちゃんの優しさに、仕事ですり減った心が癒やされていく……。てかたぶん、テーブル? の上に紙が置いてある時点で、喜多ちゃん一度見てるのよね。「後藤さんに提出してほしい」or「後藤さん、提出しに行こうとしていたのかしら?」って思ってそのままにして、友達の元へ行こうとして、また心配で戻って来たらゴミ箱に捨てられてて。その時の喜多ちゃんは、もしかしたら、少しショックだったかもしれなくて。たぶん喜多ちゃんは、虹夏ちゃんほどぼっちのことは分からないけれど、それでも「後藤さん、逡巡して、本当は文化祭でライブしたくて、それでも勇気が出なかったのね」ということは理解できて。ぼっちのことを尊重したい、と思っていたけれど、前話までの流れで「後藤さんのことをもっと知ってほしい、見てほしい」「後藤さんに楽しく学校で過ごしてほしい」と思ったのかなぁ。震える手で、「ごめんね、後藤さん」と自分のエゴを憂いながら、提出したのかなぁ。

 バイト着いてすぐにゴミ箱に入るぼっちwww店長さんのツッコミの鋭さ、さすが虹夏ちゃんと姉妹だなぁと思わされる。なんだかんだ、面倒見も良いしなぁ。好き。

 虹夏ちゃんのこの辺の言動って、たぶん自覚的ですよね。あくまでぼっちの意向を尊重しながら、背中を後押しするような。そして山田は案外めちゃくちゃ繊細。

 喜多ちゃんも、この後の展開知ってると、「あの紙、出しておいたから」あたりからのキターンな明るさは自覚的なのよね。ああ〜〜〜〜、この二次創作が頭によぎる……。

 きくりさんの、直接的でない解決方法の提示、この人どうしようもないけど掴みどころがなくて大人だな〜〜と感じてとてもよいですねぇ。きくりさんライブ回、ここか。ライブを純粋に楽しみにしているぼっち、可愛いねぇ。

 虹夏ちゃんに前ならえの姿勢にさせられて脇に腕挟まれて移動してるのここか!! 記憶が……。二次創作でよく見たけど、どこだっけ? ってなってた。

 志麻さんのしっかり者キャラ好きだわぁ。イライザはなんだかんだまだしっかりしてそう。バランスというか、キャラの方向性がしっちゃかめっちゃかではwwwそんで山田ァ!! どのジャンルにも面倒なオタクはいるもんだなwww

 覚醒して目がキマってるきくりさんの空気に呑まれるような、感覚。低めの歌声がイイ。相変わらず、このどうしようもない人のスイッチ入ったシーンは締まりがあって、ゾクゾクする。ここでまた、ぼっちの「バンド」に対する解像度が上がったかな。

 ついつい、自分と比べてしまう。自分はこの人たちとは違う。そうやって自分の世界に閉じこもろうとするぼっちの扉を開けるのは、いつもきくりさんだ。そう、壁の修繕費って、意外と金が掛かるんすよ……(実体験)

 「彼氏にしちゃダメな3B」の話、いつも二次創作だったかアニメだったか分からなくなるんだよな。ダメバンドマンに引っかかる喜多ちゃん概念と、「虹夏優しい、すき……。」で甘やかしてしまう虹夏ちゃん概念がっ 案外、山田って音楽とバンド仲間にはしっかり向き合ってるよなぁ。お金返さない以外。ぼっちの食事がしっかり目なのは、「バンドのみんなと晩御飯食べて帰る」みたいなことを親に連絡したから……? お父さん、嬉し泣きしてない?

 下北の路地、名シーン多くないですか? 次に東京行ったら、下北の路地探ししたい。ギターソロを任されてプレッシャーに感じるぼっちに、「私のせいだ」と思って謝る喜多ちゃん……。ここ、まだ言語化できない部分があって、原作も読み込みたいです。

 8話のときには、虹夏ちゃん本人の心情を歌った曲だと思っていた『なにが悪い』が、10話だと全員の背中を押すような感じに聴こえる。良いなぁ。

 

第11話

 〈ぼざろ,10話エンディング前のせいで次どうなるかと思うと不安で続きが観られない いや…… でも観るしか……〉

(2023年2月27日)

 

 〈ぼざろ,11話,7分まで.「いない」ってそういうことかw消えたぼっち,そしてギターヒーロー.てか喜多ちゃん割と間違ってない推理で草.今更だけどオープニングの映像クオリティ高いですね.そして見つかった! プリムが生えてきたと思ったらビックリしすぎて飛んで頭に戻ってきただけかw

 お化け屋敷! 2人組で案内されがちだけどどうなるんだと思ったら,虹喜多ぼリョウで草.その組み合わせはリアクションが合いすぎてダメなんよw「みんなで回る文化祭」というワードでおじさんウルウルしてる🥲 よかったねぇ,よかったねぇ……!〉

(2023年2月27日)

 

 〈ぼざろ,11話18分まで.文化祭ライブ当日朝が始まったところ.最後まで観ようと思っていたのに,情報量がしんどい(好き)なのと,この後の展開若干知っているのとでここまで.(あれ、喜多さん、何か……)「だって後藤さんはすごく、」でお互い口を引っ込めるもどかしさにグッときた.

 てか,メイド服のサービス回か笑
 虹夏ちゃんも,案外イジワルな面や,乗せられやすさあるよなぁ.ぼっちに魔法の呪文唱えさせるのホンマにwww喜多ちゃんがリョウしか褒めないところで「私との熱量の差……」と気にしたり,「似合ってる」と褒められて手伝いを買って出たり.

 ツッコミが不在でもいいときは自由で,楽しんで…….空気の読める真面目でしっかり者の良い子,ってだけじゃない面が見られて「虹夏ちゃんのこと、好きかもしれん……!」になってしまった😇
 リョウの守銭奴具合もいつも通りながら,男装ハチャメチャカッコよくて惚れた.〉

(2023年2月27日)

※ 前日、観たかったライブがあって観られなかったので、朝と夜に分けて2回分観た。

 

 〈「後藤さんはすごく、カッコいいから!」みたいに言ってあげてよ! って思ったけど,言わずとも明日伝わるだろうって引っ込めた感じがして良いですね.

 しかしそういえば,喜多ちゃんってどういうモチベーションで上手くなろうと思ったんだっけ? と思って10話を観返したら,喜多ちゃんは「後藤(訂正:後藤さん)に文化祭ライブ出てほしい」「みんなに見てほしい」というある種のエゴによって文化祭ライブの用紙を提出したけど,ぼっちが「喜多さんのおかげ」って言ってたのを聞いて「私、もっと練習頑張るから、文化祭ライブ、絶対成功させましょうね!」になったのか.

 もうひとつの可能性に思い至ったんだけど,「後藤さんがすごい人だってことを知ってほしい」から「後藤さんにギターを教わっている私もすごいと思われなければならない」と,「後藤さんがここまで教えてくれたから、ここから先は後藤さん無しでも自分で上手くならなきゃならない」もあるのかな〉

(2023年2月27日)

 

 〈ぼざろ,11話があと5分くらいなんだけど,もしかしてライブまでやっちゃう感じ? アニメやドラマって1分の密度がどうかしてるからライブ5分で終わるのも全然有り得るんだよな さすがにか……?〉

(2023年2月27日)

 

 〈ぼざろ,エンディングで喜多ちゃんじゃない子が歌ってるの,ボーカルIFって感じもあって胸が熱くなるな……(『なにが悪い』をエンドレスリピートしている)〉

(2023年2月27日)

 

 〈ぼざろ,伊知地虹夏のこと好きかもしれん…… になってる……😭😭😭

 伊知地虹夏のこと好きだとしたら,私本格的に「金髪が好き」「金髪だったら誰でもいい」になってしまうな………………………………………………〉

(2023年2月27日)

※ しぐれうい、星川サラ、東堂コハクなどに惚れた経歴あり

 

 

 〈ぼざろ,11話最後まで.みんなの紹介ターン入ったから「そこに尺使うならさすがにこの5分でライブまでやるのはないな」と思ったけど,これラストに向けて登場人物勢揃いなやつか!!

 あと思ったのが,『なにが悪い』で「いつか失くしてしまうものばかりなら」と歌っているの,虹夏ちゃんの少し刹那的な部分と,先まで見通せる賢さと,うるせぇそれでも大切にしたいんだ!! という感情が感じられてよい.

 次回「君に朝が降る」,二次創作でめちゃくちゃ好き概念として登場するタイトルなんですけど気になりすぎて感情が限界になった そも,気になりすぎたので出勤前にみたんですけど……〉

(2023年2月28日)

 

第11話感想まとめ:

 12話を観るのが怖い。シンプルに文化祭の描写が楽しそうで、良かったなぁ……。喜多ちゃんと、ぼっちの関係性が、改めて変わるような、そんな予感がしている。

 

第11話/2周目

※ 第12話で終わるという現実が受け入れられず、最終話前に2周目に入った際の気付いたことや感想などを綴っています。

 キラキラ系の高校なんだなぁwww

 めちゃくちゃ今更だけど、クラスメイトの前で「ぼっちちゃん」というあだ名で呼ぶのどうなん?? と思って笑っちゃった

 喜多博士、だんだんぼっちのことに詳しくなっていってますなぁ。あとこの、スライム状になってるやつ、何なのか分からなかったんだけど、2周目で髪留めだと気付いた。完熟マンゴー、1話でしか装着してないのに、そんなに恋しいかwww

 そして動画投稿、直近が1週間前なんだ!? ネットでの居場所がなくなるのはつらいわな。

 オープニング歌ってるのが喜多ちゃんなの考えても、普通に考えたら「素人ギタボが成り上がっていく話」として喜多ちゃんが主人公でもおかしくないなと思う。けど、ぼっちが主人公で、『ぼっち・ざ・ろっく!』であることに意味があるんだよな。

 よく見たら虹夏ちゃんの頭に葉っぱついてるけど、どこ探して来たんだ? 狸みたいで可愛いね。喜多ちゃんに引っ張られて歩いてるの、いいな。この、虹夏ちゃんが先導して、全員で文化祭をしっかり楽しんでる感じ、めちゃくちゃ良い。胸がきゅーってなる。

 やっぱり喜多ちゃん、後藤ひとりに対する理解度が高まってませんか? 7話の虹夏ちゃんの「ぼっちちゃんの考えてること、だんだんと分かるようになってきたかもー!」に引けを取らないレベルで分かるようになってきてません? 山田もだいぶ分かるようになってきているな。「何か頼んでください!」のぼっち、ちょっと「しょうがないなこの人」感ある表情でとても良いですね。バンド全員が、少しずつ仲良くなってきたことが地味に分かる回って感じもある。美味しくなる呪文にキラキラ顔の歳上2人に、ヤレヤレ顔してる喜多ちゃんも、良。

 メ イ ド 服 虹 夏 ち ゃ ん 可 愛 い ね ( 血 涙 )

 「たくさん、来てくれるといいわね!」で後藤さんのほうを向く喜多さんと、それに応えるように頷く後藤さん、前回のラストシーンを思うと胸が熱くなりますね。

 虹夏ちゃんと山田は、文化祭ライブの経験があるけど、ぼっちと喜多ちゃんは経験がないから、きっと「良い思い出になるといいな」という願いも込めて体育館まで来るの付き合ってたのかなぁなんて。優しいな。"結束バンド" として、初めての文化祭ライブだからってのもあるだろうけど、それにしてもバンド経験のある2人が、バンド経験のない2人の "初めて" を邪魔しないでいる姿が、微笑ましいし、かっこいい。山田も、マイペースな人間ではあるけど、なんだかんだこの結束バンドに賭けてるところある気がするし。

 この「喜多さん、なんか……」と、「みんな、後藤さんにビックリしちゃうかもね! 絶対する、だって、後藤さんはすごく、」のシーン、お互いにとってお互いはどう見えているんだろう……。喜多ちゃんは、文化祭ライブの "その先" が見えているようにも思う。「文化祭ライブで活躍する後藤さん」と、その後と。グッとくるなぁ。

 そして、ぼっちが前向きになると展開が不穏になるの、勘弁してくれー! 「自信を持つんだ、私。きっと全部良い方向に行く……!」って言ってるけど、この先の展開のネタバレ若干受けてる人間からしたら、ヒエーーッてなってる。はあーーーっ、私、なんもしないのにめちゃくちゃ緊張する。なんで? イチ視聴者だが?? 緊張で泣きそう。きくりさん、高校に酒を持ち込むなwww

 喜多ちゃんのMC、安定感があっていいな。虹夏ちゃんって、普段ツッコミ鋭くてリード出来るのに、MCでのトークやツッコミは力んじゃうところあるんかなぁと思ったりしたwww

 ラスト、ジミヘンも含めて勢揃い、いいな。もう、12話への恐怖はない。数日前から、「早く先が見たい」って気持ちで、いっぱいになってる。全員での次回予告も、胸が熱い。

 

第12話

 なんか知らん曲始まって喜多ちゃんの手拍子煽りが入った!!!!! カッケェ、これ冒頭弾いてるのが後藤ひとりと山田リョウってマ!!?!?!??

 喜多ちゃん、初期の頃見てると肩肘が出ててガチガチで、店長さんに指摘された通り下向きがちで必死な表情だったんだけど、真っ直ぐ前を見て笑顔でゆったりした姿勢で弾けていて、本当にこの短期間での成長が目覚ましくて、観ていて鼻がツンとしてしまった。すごいなぁ。

 「青い春なんてもんは/僕には似合わないんだ/それでも知ってるから 一度しかない瞬間は/儚さを孕んでる」この歌詞、後藤ひとりが書いてるってこと!? という驚きと同時に、後藤ひとりの書いた歌詞だ、と胸にストンと落ちた。『結束バンド』の後藤ひとりが書いた歌詞だ……。え、『なにが悪い』が前回までのエンディングだったけど、アンサーっぽさあるな。「青春でなにが悪い」と歌いながら、青春=いつか失う(忘れる?)ものという『なにが悪い』に対して、「青い春」を似合わないと否定しながら「絶対忘れてやらないよ」と歌う感じ、ない? 青春アレルギーくらい青春が苦手なぼっちが、精一杯文化祭のために、これまでを振り返って楽しかったことを思い返しながら書いた曲ではありませんかと思うわけです。あと文化祭ライブで校舎映すの、犯罪にしてくれ。泣くから。そこの喜多!ウインクやめなさい、好きになるでしょ!!

 きくりさんだけ、何かに気付いている。ヒヤヒヤする〜〜怖い〜〜;;;;; 虹夏ちゃんのMC、俺は好きだよ(後方理解者面)

 あーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 『星座になれたら』ってここで来るんですか!!?!?!?? 曲名のネタバレは受けてなかったから知らなかったけど叫んじゃった しんどい どうしよう ドキドキとヒヤヒヤが重なって今日ここまでにしたいけど続きが気になりすぎる助けてくれ、助けて めちゃくちゃオシャレな始まりなんですけど!!?!?!?? みんなで向き合って始まるの良すぎないですか????? 助けてください 3秒ごとに感想書きにメモ開いてる 夜を歌う曲は神曲って私の中で決まってるんですね……(知らんがな)。やたら、ぼっちのギターにカメラが寄るの、この後ギターに何かが起こるっていう前触れなのかと思ったけど私が意識しすぎなだけな気がする。アアーーーーーーッッ!!?!?!?? インターネットでネタバレを見た展開が来てしまい、泣いてしまいました。どうする!? どうなる!?

 喜多ちゃん、故障にも気が付いて、ぼっちが焦っていることも分かっていて、それでもなお "後藤さん" を信じてアドリブで時間を稼ぐ、その強さと輝きが眩しくて胸が苦しいくらい熱くなった。それに応える、ベースとドラムよ。喜多ちゃんが練習したギターを披露するのは、「自分の実力を見てもらうため」じゃなくて、あくまで「後藤さんはカッコいいってところを見てもらうため」なんだな……。どうしよう。喜多ちゃんのこと好きかもしれない。「君がどんなに眩しくても」。息の音がする。ああ。

 面白いことしようとするのに、一番真似しちゃいけない人のこと真似しちゃった!!!!!!!!!!

 保健室!!!!! この構図、10話を想起させますね。「私は、人を惹き付けられるような演奏は出来ない。けど、みんなと合わせるのは得意みたいだから。」1話のぼっちは逆だったな、と思うと、ああ、だからこの2人でギターなんだな、なんて。10話の保健室で、喜多ちゃんが恐らく思ってたことを、同じ構図の12話で言うんだ。これは喜多ちゃんなりの自己開示で、後藤ひとりに心を開いたということなんだ。と思ってたら急な "ひとりちゃん" 呼びでオタクは瀕死 ここでかよォ!!!!!!!!!! 「私、ひとりちゃんを支えていけるようになるね。」で、ようやく見たかったものに辿り着けた気がした。そうか。そうか……。でもね、最初こそ「百合の気配……!」と思って追いかけていたけれど、その前にもう、他の色んな素敵なもので、満たされたような気がする。

 なかなか親バカでいいお父さんですねww家族にネットのアカウントバレはキツいって!!!!!と思ってたら、温かい話で良かった。

 バイトで目が合うたびお辞儀してきてキラキラしてるぼっち、IFぼっち感ある。バイト辞めるのって言いづらいよね!!!!!(現在進行形でバイトが辞められない人間)

 店長さんの「特にない」を「いらねー」に変換する虹夏ちゃん、案外口悪いですよね!!?!?!?? 意外と口悪い虹夏ちゃんいいな 店長さんは店長さんで可愛いところがあって笑う

 喜多ちゃんはひとりちゃんに話しかけたんですけど!!!!! 面倒くさいオタク・山田、大好きですね……。そもそも4人で来てるんだから、そんなに店員さんに話しかけられなくない? ということは置いておいて。山田が時折ツッコミに回るの、新鮮で良いですよね。

 ドラマー孤独問題! アー写回でもそれっぽくなかった? ゲーミング虹夏ちゃんこの一瞬だけなの!? めちゃくちゃインターネットで盛り上がってた記憶ある。と思ったけど、異常に記憶に残る1秒だわ。メモ帳アプリに戻っても目の前で再生されてる気になるくらい、異常に残る。

 喜多ちゃんがぼっちの代弁してあげる構図いいなwwwいいなぁ、こういう楽器のやり取り。my new gear…っすね。物に嫉妬されてるんじゃないかとか物に嫌な思いさせてないかとか気になっちゃう感じ、分かるよー!!

 新しい相棒を携えて、明るい場所へ歩き出す。エンディング感もあり、新章突入感もある。ああ……、そうだと思ったけど、最後のエンディングはやっぱり、後藤ひとりだ。他の誰とも違う、すぐに分かる、この声は。

 あの場所も、この場所も、全部、全部宝物みたいに。少しセピア色に。まるで数年越しに訪れたように。キャラクターの映らないエンディング映像、斬新というには少し、優しい。

 ……現実に戻して終わるな!!!!!

 

第12話感想まとめ:

 ライブによく行くヒューマンとしては、ライブ終わりみたいな「出し切った感」と「満たされた感」がある。

 対比、同じ構図、似ているもの、伏線、といった物語で使いこなせるものを全部使いこなして来たような脚本の妙があり、全てに対して「してやられた」と思った。

 これで、心置きなく単行本を読むことが出来ると思うと、解放感すらある。ああ、良いアニメだった!!

 

「ぼっち・ざ・ろっく!」関係アカウント&リンク

 何に於いても足を向けて寝られない神様。

 

原作者:はまじあき 様

 

TVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」公式 様

 

まんがタイムきらら 様

 

キャラクターデザイン・総作画監督:けろりら 様

 

ライブディレクター:川上雄介 様

 

アニプレックス 様(関連動画URL)

 

俺の好きな二次創作(分けました)

ボードゲームの気になるものリスト

 これも訳わからんくなりそうなので記事として置いておきます。リンクは適当、対象年齢順。子どもと遊ぶ前提なので、ほぼ軽ゲーのみです

※ 当方、放課後等デイサービスで働いていた経験があるので、基本「現場」といったら放デイの支援のことを指します。

 

 なお、メモリー系(神経衰弱系)は鬼のようにあるので除外。

 

●=経験あり

○=経験なし

○●=モノに触ったことはない(オンラインのみor手作り)

 

 

ボードゲーム
 

アクション(バランス)

 

4歳以上


● クラッシュアイスゲーム

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感想:

 

5歳以上

 

● キャプテン・リノ

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感想:

 

6歳以上

 

● ジェンガ

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感想:

 

○ スティックパニック

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感想:

 

● スティッキー

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感想:

 

7歳以上

 

● ゆらゆらペンギン

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感想:

 

8歳以上

 

● スティック・スタック

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感想:

 

アクション(反射神経)

 

4歳以上


● ナンジャモンジャ

販売元:

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感想:

 

5歳以上

 

● ミッケ いっせーの せっ!

販売元:

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ルール:

感想:

 

6歳以上

 

● ドブル

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感想:

 

● ストループカード

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感想:

 

● ナインタイル

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感想:

 

○ スピードカップ

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ルール:

感想:

 

8歳以上

 

○ おばけキャッチ

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ルール:

感想:

 

アクション(表現・その他)

 

2歳以上

 

サウンドマッチングゲーム この音なあに?

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感想:

 

3歳以上

 

○ 声をひそめて

販売元:HABA(ドイツ)

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感想:

https://amzn.asia/d/7n6rkb0

 

6歳以上


● スピンスタジアム

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感想:

 

○ アイスクール

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感想:

 

● トマトマト

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感想:

 

7歳以上

 

● あの人だ〜れ!

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感想:

 

10歳以上

○ あいうえバトル

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感想:

 

ダイスロール・運ゲー

 

3歳以上

 

○ 雲の上のユニコーン

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感想:

 

6歳以上


● 人生ゲーム

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感想:

 

○ ルドー

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感想:

 

○ ダイノダービー

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感想:

 

8歳以上

 

● カタン

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感想:

 

手札を場に出すやつ

 

6歳以上


○ カリバ

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感想:

 

7歳以上

 

● UNO H2O

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感想:

 

8歳以上

 

○ ラマ

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感想:

 

○ やぎ山

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感想:

 

○ インフェルノ

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感想:

 

10歳以上

 

○ ラブレター

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感想:

 

役を揃えるやつ

 

5歳以上


● 花札 こいこい

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感想:

 

6歳

 

○ ドンジャラ

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感想:

 

8歳

 

○ でんしゃサウルス

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感想:

 

戦略・陣取り

 

4歳以上


● どうぶつしょうぎ

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感想:

 新装版は4歳、旧版は3歳以上。

 

5歳以上

 

○ LCR

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感想:

 

6歳

 

○ オストル

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感想:

 

○● クアルト!

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感想:

 

● オセロ

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感想:

 

7歳以上

 

○ ブロックス

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感想:

 

8歳以上

 

● マンカラ・カラハ

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感想:

 

○ SHOBU

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感想:

 

○ コリドール

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感想:

 

○ フィリット

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感想:

 

○ ピロス

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感想:

 

○ ヤバラス

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ルール:

感想:

 

12歳以上

 

○ ツィクスト

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ルール:

感想:

 

ブラフ・はったり

 

8歳以上

 

○ ごきぶりポーカー

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感想:

 

10歳以上

 

○ コヨーテ

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ルール:

感想:

 

トリックテイキング・カード獲得

 

8歳以上


○ PUSH

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ルール:

感想:

 

● ハゲタカのえじき

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感想:

 

9歳以上

 

○ SCOUT

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ルール:

感想:

 

正体隠匿

 

8歳以上


● 犯人は踊る

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感想:

 

○ エセ芸術家、ニューヨークへ行く!

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感想:

 

9歳以上

 

○ インサイダー・ゲーム

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ルール:

感想:

 

10歳以上

 

○● 人狼ゲーム

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感想:

 

意思疎通・推理

 

6歳以上


○ みんなでぽんこつペイント

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感想:

 

○ ドメモ

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ルール:

感想:

 

○ コトバーテル

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感想:

 

8歳以上

 

○ ザ・マインド

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感想:

 

○ ito

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感想:

 

○ ヒトトイロ

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感想:

 

○ ジャスト・ワン

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感想:

 

10歳以上

 

○ ゲスクラブ

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感想:

 

○● ボブジテン

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感想:

 きっずは8歳以上。

 

○ タギロン

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感想:

 

● はぁって言うゲーム

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感想:

 

● ウミガメのスープ

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感想:

 

12歳以上

 

○ テレストレーション

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感想:

 

○● ヌメロン

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感想:

 

地形つくるやつ

 

8歳以上


○ パッチワーク

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感想:

 

12歳以上

 

○ アグリコラ

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感想:

 

カードをもらうと負け

 

8歳以上


○ ZERO

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感想:

 

○ ドデリド

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ルール:

感想:

 

知育玩具・絵本はこちらの記事に