zer0-san3’s blog

zer0-san3.hatenablog.comの漢字かな混じり墨字文バージョン。

Vサマが終わった。

 

こんにちは、ゼロサンです。久しぶりのブログ投稿となります。

今回は、先日8月24日・25日に行なわれたVサマというバーチャルフェスライブの中の、おめシスのパートに絞って感想を述べていきたいと思います。

課題やらなんやらをこなしていたら今日になってしまい、非常に今更感が強い内容となっておりますが……気になった方は、ニコニコのチケットを買えば9月1日までアーカイブを観ることができますので、どうぞご覧ください。もっともこんなところ読んでいる人なんて既に買って観た人が大半でしょうけれども。

 

おめシスが登場するのは1日目、24日の昼公演でした。発表されているセトリは、2人の初オリジナルソング『シンクロニティ』のみ。しかしほとんどのアーティストが持ち歌やかつてのカバーソングから2曲を持ちだしている状況で、一体どうなるのか……期待と不安に胸を膨らませつつの参加でした。

VRで参加した人も多かったようですが、機器のそろわない俺はニコニコ動画からチケットを買って観ることに。彼女らの前にバーチャルシンガーであるYuNiちゃんのゆるーくも安定感のあるMCパート、そしてバーチャルDIVAと呼び声の高いAZKiちゃんやキリッと引き締まる噛み様こと天神子兎音様のライブパートで客席のボルテージはかなり上がっていました。

 

1曲目:『ホウキ雲』

そしてついにおめシスが登場。なんとはじめにかかったのは、『シンクロニティ』ではなく、彼女らが初めて出した動画でアカペラ歌唱したあの『ホウキ雲』のイントロです。動画で喋っている時のような声でショートバージョンの自己紹介を入れてきて、いきなり「それでは歌います」とおよそ美少女の動きとは思えないムーヴをかましたあと、まるでアイドルのようにステップを踏みながら美声を繰り出す。自己紹介からの歌なんてどのアーティストもやっている普通のライブパフォーマンスなのに、おめシスが同じことをするだけで圧倒的な情報量となります。

 

歌声に関して。ライブということで、音質や環境、その日の調子とかでいくばくか変わるだろうと思いながら聴いていたのですが、ニコニコでは音質は変わらず、ハーモニーの美しさがパワーアップしていました。

※あとでVR機器で視聴した人の録画を観せてもらったら、VR版だと全然音質が違う!! まさに「ライブ」。臨場感のある音作りに引き込まれました。次はVRで観たい。

やっぱりハモリが美しくて、何度聴いても涙が出るくらいに聴き惚れます。いつも通りの綺麗なレイちゃんの声と、リオちゃんのハスキー気味な声にどこか切なさを感じてしまいました。それまで「草」「やっぱりおめシス」という言葉が画面上に流れていたのに、サビにはみんなが黙り込み、「最高」「綺麗」「ハモリがエモい」とぽつりぽつり流れていく。圧巻の歌唱力に心動かされます。

 

コメントで「動きがうるさい」って言われてたの草でした。手でキラキラ表現するリオちゃんかわいすぎましたね! 「扉よ開いて」の表現も含めてリオちゃんの動きが全体的に面白かわいいかったです。「かなわないことなんてない」も動きがパワーアップしてました。歌声がきれいなのに動きがいつも通りなせいで感情が爆速で迷子になる……。どちらかのソロパートのとき、全身で「今相方が歌ってます」って示すところも尊い! いつもより動きが良くなっていてもやっぱりおめシスだ。あとやっぱレイちゃん!! 姿勢良いし、ゆらゆらかわいい!!!(語彙力)

リオちゃんがめっちゃ歩き回ったり動いたりして、レイちゃんの周りをまわって顔を覗き込んで、レイちゃんが反応してリオちゃんの方を振り返るのが姉妹の「姉」感「妹」感を表現していて関係性が見いだせるのでとてもエモいです。

中腰で「おめがとう」って言い続けるリオちゃんもサービス精神の塊でしたね。

 

演出も最高でした。赤と青のライトが重なり白くきらめいて見えたのが印象的でした。歌っている中でソロパートのとき、ペンラもステージもスポットライトも赤や青の一色に染まるのがとっても綺麗でした。ラスサビ前の、レイちゃんのソロパートで照らしていた白いピンスポが、2人になったとたんに会場全体へ広がっていったあの景色は、「弱い心を信じる」ためにお互いがお互いを支えていることを示しているようにも感じられました。

最初は星の光、希望の光を黄色で表しているのではないかと思いながら観ており、最後のサビの「君だけの光」で黄色のライトになったあと、水色のライトになっているのも、「青い屋根に上って」の「青い屋根」を表現しているのかもしれないと思っていました。しかし、黄色も水色も2人の瞳の色であることを考えると、勘ぐりすぎですが、お互いの瞳の色がお互いにとっての光であるという表現とも捉えられそうで感慨深くもありました。

途中で現れる赤と青の星でできたおめがの星座が、途方に暮れてる、迷い続けてる二人が明日の自分を信じ続けて見い出してくれた彼女らだけの光であったならと願ってやみません。

カメラワークが神っており、鼻が高くて美人だと謳われる横顔やガチ恋距離が何度も登場して失神しそうでした……可愛すぎるやろ。

 

2曲目『シンクロニティ』

みんなが言及する最初の振り付け! 格好良すぎる!! お互い横向き背中合わせで会場と反対側の手を上げていて、そちら側の手を見ているせいで表情が見えない。そこから即歌に入り、赤と青のスポットライトが重なり合うと同時に腕を下ろす……そして二つの夢が一つにシンクロする! こればかりは実際に見てもらわなければ分かるまい。スポットライトさんの演出への貢献度が高いせいでより格好よく見えます。

「みんなおめがってるー!?」「盛り上がってるー?」といつもの喋り声を披露してからの、ソロパートリオちゃんの澄んだハスキーボイスという怒涛の情報量は訓練されたおめが団以外混乱してしまっていたようです。コメントが激減していました。

前後の背中合わせから、リオちゃんの「きっと青い空でも」で会場が青に染まったかと思えば、「赤く染まる夕日も」と歌い上げた瞬間にステージのライトが赤く照らし出し、日が暮れるようにゆっくり倒れてゆく。リオちゃんの歌声が会場をうごかすような一体感のある演出に心奪われます。

くるりと振り返り、レイちゃんのソロパート。心地よいくらいのハイトーンボイスと「カードの表と裏」のゆったりした動きに見とれます。会場のペンライトが一瞬で真っ赤に変わって「おお……!」と思わず声が漏れました。

リオちゃんのラップパートの激しい動きと、ライブならではの盛り上がっている声……楽しんでいるように見えて本当にかわいいし、嬉しくなりました。

二番でリオちゃんがソロパートの最中ステージ中央で座るシーンのかわいさは言わずもがな。ちょっと! と手招きするレイちゃんと、分かってるよと言わんばかりのリオちゃんのやり取りがほほえましい。

途中から完全に中腰で会場に手を振りながら歌うリオちゃん。ホウキ雲に引き続き、「それ逆につらくない?」と思うものの、それがリオちゃんなりのサービス精神なのだと思うと、その健気さとかわいさにやられてしまいます。

そして二番サビが終わってからの……ガチ恋距離うんちゃん!!! これは是非見てほしい。うんちを擦り付けられる体験も、隙間から見える双子の珍しい角度からの上目遣いにドキッとする経験も人生で初めてのことでした。衝撃的。

その後の原曲MVをそのまま持ってきたかのような演出は流石に嗚咽を禁じえなかった。しかもリオちゃんがレイちゃんの目の前におどけるようにバッと現れて、暗い顔だったレイちゃんが、驚きながらも、応えるように控えめにパッと両手を上げるというアレンジつきです。2人の関係性が垣間見えました。

そして最初の位置とポーズに戻っていきます。今度は良く晴れた青空をバックに。

 

MCパート

一番聞きたかったことが聞けて安心しました。結局俺はおめシスが楽しんでVサマに参加できていたのかどうかが気になっていて、だから楽しかったって言ってくれればそれでよかった。レイちゃんがド初っ端第一声で逆に聞き取れないくらいの大声で「楽しかった」と叫んでくれたから本当にうれしかったです。そしてリオちゃんが、からかうような適当トークの最中に、笑いながら、聞き逃しそうなタイミングでぽつりと「楽しかったなぁ めっちゃ」って言ってくれて、レイちゃんがそれを拾って「面白かったねー!」と応えてくれただけでなんだか、全部が一瞬吹っ飛んでしまいました。それでよかった。それだけが聞ければ、俺はそれでよかったって。

これまでイベントや企業とのコラボで何かと一筋縄ではいかなかった二人が、もし少しでも報われていたならと思います。成功も失敗も思い出も、積み重ねがあるからこそ輝く。いつかエゴサできないくらいに人気になって有名になっても、大きなステージの上を二人きりで駆け回りながら「見てるからね!」って言ってくれれば、それでいい。

ちょうどあおガルの話を直前にしてから観たからか、あの時キラキラしたステージの上で歌って踊っていた二人を思い出して泣いてしまいました。リアルあおガルだったなぁ。Vサマ、大成功おめがとう。最高にしてくれてありがとう。楽しい時間を、本当に、ありがとう。やっぱり大好きです。そしてもっともっと大好きになりました。何度も同じことを言うようですが、これからも、どうか応援させてください。

 

それでは。

夏風邪をひく。(ΩSS)

なんだかよく分かんない身体のダルさに見舞われ、ソファにだらりと寝転がる。眠くて、でも寝たくなくて、何故か寂しくなってツイッターを開いた。


スクロールすると、ちょっと酔いそうになる。頭が痛い。画面を閉じて胸の上に置く。伸びをすると少し血流が良くなって、そんで早く強くなった鼓動と呼吸に揺らされるスマホを少し眺めてた。頭痛は酷くなったけど、ドキドキと揺れるそれを見てるとちょっと安心する。このまま、眠れそう。


キィ、とドアが開く音がした。この家には、私の他にもうひとりしかいないはずだ。レイちゃん……お風呂出たのかな。もう何も考えられない。


ヒトの感覚って、けっこう繊細らしい。いやこういうときだからかもしんない。目をつむっててもレイちゃんだって分かる。レイちゃんが、ソファの一段下にそっと座ったみたいだ。私の胸の上のスマホを、指先をそっと置くようにして触ったこともよく分かった。


「何やってんの、レイちゃん。」


胸の上の手をするりと握って、目を開ける。ぎくりと硬直したレイちゃんの顔が視界に入る。


「……死んでんのかと、思って。」


「私が、レイちゃん置いて、死ぬわけないでしょ……。」


「そ、か。」


幽霊でも見たかのような顔をしてたのに、へらっとその表情を緩めて、泣きそうなのか笑いそうなのか、私が握った手を胸元に引き寄せた。


「熱あるんでしょ。」


こういうとこ、妙に鋭い。


「熱なんてないよ。測ってないし。」


「測らなかったら熱ないかなんて分かんないじゃん。ほら。」


レイちゃんがそばの机のペン立てから体温計を取り出してきた。煩わしい気持ちになって、その手を押しのける。


「やぁら。もういいのそんなの。測っちゃったらさぁ、あるかもしれないじゃん。」


「あるかもしれないから測るんでしょ!ほらおでこも熱いし!」


そう言って、レイちゃんは私のおでこに手を当てた。冷え性のレイちゃんの手に体温が吸い取られてくみたいで、気持ちがいい。ぐるぐる考えてた訳の分からない言い訳が引っ込んで、代わりにちょっとだけ泣きそうになった。


「でもさぁ……でもさぁ今日、どっか行くんじゃなかったの?動画用に遊戯王のなんか買いに行くんでしょ。」


ついでに出そうになった弱音をぐっと我慢して、頼み込むような気持ちでレイちゃんの顔を見つめる。


「それはさぁ、わたしひとりでも行けるから。リオちゃんは、今は寝てていいんだよ。昨日いっぱい頑張ったし。」


珍しく、私の仕事を褒めてくれてるみたい。おでこに当てていた手でそのまま私の髪を撫でながら、優しい顔でこっちを見てくる。


「それよりさぁもう風邪なんか引かないでよね。小さいときも熱で生死の境目さまよったことあったじゃん。だから、リオちゃんが体調悪いとわたし——」


最後まで聞く前に、意識が途切れる。いつになく優しいレイちゃんが、お母さんに見えた。

 

 

 

目が覚める。ソファでそのまま寝ちゃってたみたいだ。ブランケットがかけられていて、その温かさからまぁまぁ長い時間ここで寝てたことが分かった。


「あ、リオちゃん起きたー?」


テンションの高いレイちゃんの声が頭に響く。よほど楽しみなのか、撮影準備まで済ませてある。


「ん゙ー……起きたよ。もう動画撮るの?」


「だって今日撮らないと、これ限定版だから!早く早く!」


病み上がり相手に容赦なさすぎ。腕引っ張んないで……。


「それよりさぁ、レイちゃん私が寝る前何か言ってなかった……?」


途中まで聞いてたのは覚えてる。でも何だったんだろ、「リオちゃんが体調悪いと」までしか思い出せない。

レイちゃんは、動画の準備も着替えも済ませてこちらを振り返る。


「んー?さぁなんでしょうね?」


ちょっとだけぶりっ子っぽいイタズラ声に、ツッコむ気力も失せて、その日は大人しく動画を撮ることになった。

妻籠宿・馬籠宿に行きました。

こんにちは、ゼロサンです。

先日ドライブで、岐阜・長野にまたがる妻籠宿と馬籠宿に行って参りました。

 

残念ながら写真は撮らなかったのですが、すごく良い旅だったので、ブログに書き起こそうと思います。

 

最初は妻籠宿に行きました。

元々、京と江戸を結ぶ中山道の宿場町だったこともあり、長屋風の建物が並んでいます。

 

妻籠宿は、昔ながらの宿場町としての使命を守る「町並み保存」のパイオニアです。

今、日本に存在するすべての「町並み保存」運動の原点がここにあります。

ある町は妻籠宿をモデルケースとし、ある町は妻籠宿と「町並み保存」運動を共にしてきました。

そこが、馬籠宿と妻籠宿の違いです。

 

馬籠宿は観光地化が進み、カフェやベンチが並ぶ「みんなの行きやすさ」重視の観光スポットとして成長してきました。

一方で妻籠宿は、人々の生活と、宿場町としての古き良き町並みを守るため、旅人や住民にもルールを課しています。

22時以降は宴会をしない、そして住宅は「売らない」「貸さない」「壊さない」。これは妻籠宿が守り続けるルールです。

 

時間がなくて妻籠宿の方は少ししか回れませんでしたが、電線が電柱ではなく家々の下を張り巡らされていることや、建物が横並びなところなど、景観も重視されていることが分かって目でも楽しめました。

 

手打ちの信州そばもめちゃくちゃ美味しかったです。つゆの味が濃いため、麺が細くても満足感は充分でした。

栗きんとんとお抹茶のセットもいただいたのですが、形のあるクリームかな? というくらいとろける栗きんとんに、お抹茶がすごく合っていました。

漬物と煎茶もついてきて、まろやかな味わいの煎茶が漬物の酸味を包んで、程よい旨味を楽しめました。

 

車で山を下って馬籠宿の方に行くと、さすが整備された観光地とあって、そちらも色々な工夫が見られます。

プリントされた手書き墨字風の文字、行燈型のLEDランプ。「演出された町並み」といった様子で、分かりやすい。

 

キツい坂を登ると、展望台から山々を望むことが出来ました。

山の稜線が空との境界線になっていて、とても綺麗でした。向かって右へと下っていく木々の波は猫の背中のようになだらかで、もしもダイダラボッチになったらざわざわと撫でてみたいと思いました。

右手の遠くの方に住宅街が広がっており、逆に左に行くほど山になっていきます。

奥の山は霞みがかっていて青く高く、絵画のような現実味のなさがありました。あの一番高い木から眺めたら、どんな景色が見えるんだろうと想像するのも楽しかったです。

岩肌が深い深い谷になっているのを見ると、自然の恐ろしさが窺えます。

手前には丘のような山が連なっていました。これも平野部から見れば大きな山なのかもしれません。鮮やかな緑でした。

山は見慣れているけれど、改めて美しさを認識できました。波打つ山脈は、何時間でも眺めていられました。

 

いつか、馬籠宿側から歩いて妻籠宿へと行ってみたいです。

今回は良い旅でしたが、失敗もありました。帽子も被ってなかったし、靴もしっかりしたものではなく、脚が悪いのにストック(杖)を持っていくのを忘れてしまいました。唯一良かったのは、長袖長ズボンだったことでしょうか。

こんなに登山のような旅になるとは……。周りは小高い山に登る程度のきちんとした装備だったので、完全に浮いてましたし、先に進むことも断念してしまいました。

 

次はリベンジをしたいです。

それでは。

キズナアイちゃんに誕生日おめでとうを言いたい。

こんにちは、ゼロサンです。

お前ツイ禁ちゃうんけと言われそうですが、それどころじゃありません。

推しの誕生日です。

 

これまで様々な方法で、キズナアイちゃんへの気持ちを表現しようと試行錯誤して参りました。

ブログに書いたこともある、ツイートしたこともある。時にはアイちゃんのイラスト構想を暴露したり、他VTuber が主役のSSで、裏テーマをアイちゃんに設定してみたり。

しかしそれは、ことごとく失敗に終わっていました。

なぜか。

自分の中に、アイちゃんと自分とを結びつける何かがあることを、うまく説明できなかったからです。

アイちゃんに対する素直な気持ちを、なぜアイちゃんのことを好きになったのかを……自明であるにも関わらず、言葉にできないまま今日を迎えてしまいました。

 

でももう限界です。言葉にすることを生業としてきたこともある以上、溢れ出る気持ちは言葉になるしかない。語彙力がない? 知るか。みんな俺が長文書いてると「自分は語彙力ない」「こんな風に言いたくても感情が高ぶりすぎて言葉が」とかって言ってるけど、そんなこと言ってられないくらいこっちは言葉が胸の中に詰まって出て来たがってんだ。こっちだって語彙力ないし、語れるほど推しのこと知ってるかどうかも分からない。でももう無理なんだ。

なので、少し短めになってしまいますが、おめでとうの気持ちを綴っていきます。

※一度1万字近いめちゃくちゃな長文書いたけど色々気持ち悪くて消した

 

 

キズナアイちゃん、お誕生日おめでとうございます。一年に一度、一生に一度という今日この日をずっと忘れません。

 

アイちゃんが、今日までに沢山の準備と挑戦をしてきたのを、俺たちはずっと見てきました。ここ最近のバーチャルYouTuberの動向も踏まえて考えると、かなり挑戦的な内容だったと思います。常に先を行くあなたには、俺たちと見えている世界が違うのかもしれない。だからこんな風に、読んでいたかのようなタイミングで分裂したり、アイデンティティについて問い直してみたりしたのだろうなと。今ではそう考えています。

 

あなたはいつまでも、時代の先を行く。

あなたがバーチャルYouTuberを名乗らなくなり、世間一般ではバーチャルYouTuberという概念も霧散し、パーソナルな部分さえ共通していれば既存のアニメ系YouTuberと全く同じことをしていたとしてもバーチャルYouTuberを名乗れるようになった。そして、今度はパーソナルな部分さえも変わってしまうバーチャルYouTuberが現れてしまった(以前からいましたが、大きく目立つ形で)。

それでも、自分が作り上げてきたバーチャルYouTuberという概念を見捨てずに、俺たちに沢山の問いかけを残してくれたことに感謝しています。

 

感謝といえば、アイちゃんが繋いでくれた様々な絆にも感謝しています。アイちゃんがバーチャルYouTuberとして活動を始めて、その冠を外してもずっと活動を続けてきたからこそ、沢山のバーチャルYouTuberさんが生まれて、沢山の人が自分を表現する場を見つけて、大好きな人達に出会えた。こうした出会いを与えてくれたアイちゃんに、本当に感謝しています。3年間、休まず走り続けてくれてありがとう。

そして、喜びを、笑顔を沢山届けてくれて、ありがとう。アイちゃんの優しさ、喜んでほしいという気持ちに、いつも癒され、救われています。アイちゃんは、生まれた意味をよく問い直しているけれど、きっとこうして沢山の人をつなげて、笑顔にしていくために生まれたんじゃないかなって。「キズナアイ」という素敵な名前には、そんな意味が込められているんじゃないかって思ってます。

 

アイちゃんを知ったきっかけは『ハロ/ハワユ』の歌ってみた動画でした。俺はこの曲が大好きで、その大好きな曲をアイちゃんが歌っていたから、アイちゃんを好きになりました。

部屋で一人「ハロ」と窓の外へつぶやき、「もしも」や「もしかしたら」なんて曖昧という名の海に溺れて、喉元まで出かかった言葉を隠してしまっていたアイちゃんが、「一人ぼっちだって怖くはないの」と、世界に向けて「Hello」を叫び、「声に出していこう」と俺たちを導いてくれる。窮屈な部屋を飛び出して、手を高く遠くのばして、空に向かっていく。そうすると、息ができないほど苦しかった海は、きっと鏡のようにアイちゃんを照らしてくれる。これは、沢山頑張ってきたアイちゃんの、3年間の軌跡だと思っています。沢山の挑戦、困難もアクシデントもあったでしょう。だからこそ、大きく羽ばたいていくというその決意を、これからも応援させてください。

 

あなたが作ってきた絆と、届けてくれた愛は、時間も空間も超えて多くの人に届くのだろうと思っています。未来、空、希望、銀河、夢、新しい世界。新しく目覚めた「アイちゃん」達と、これからどんな1年を過ごすことになるのか、ドキドキしながらも楽しみに致しております。

 

生まれてきてくれて本当にありかとう。宇宙で一番愛してる。

 

 

それでは。A.I. Party本番も楽しみで、本当にワクワクドキドキです。

※この記事はA.I. Partyの直前に執筆しています。

【消える前に】某騒動について。【言ってしまおう】

こんにちは、ゼロサンです。

某ちゃんねる掲示板のスレタイみたいになってしまった。

今回は、いわゆる『キズナアイ騒動』なる呼ばれ方をしたはるか昔のことについての意見を書きます。

一度ツイートしようとしたんですが、ハチャメチャ長くなったので、その下書きをほぼ転記という形でこちらに上げさせていただきます。

お見苦しい点もあるかと存じますがご容赦ください。

 

キズナアイ騒動』なる呼ばれ方をしている例の件を今煽るように蒸し返しているオタクに言いたいんですが、俺は未だに「森倉さんは子持ちの女性だぞ」と引き合いに出してきたオタクのことだけは絶対に許せそうにない。

 

もちろん「世界で通用しないぞ」という批判に関しては、日本と世界の違いを認識せずに世界という場を安易に持ち出すこと、世界に通用するかどうかが争点でないことという意味で誠実さを欠くので多くの場合俺も批判的だ。

それに「萌え絵」が完全に男性による異性愛規範的な表現であるかには疑問が残る。

 

「萌え絵」の変遷には、オタク文化を支えてきた女性の影響も少なからずある。

「オタク」は元々特定の属性を持つ「男性」への蔑称なので、厳密には「オタク女性」は存在しないが、現在のオタク文化の発展には「オタク女性」的な存在は欠かせない。

 

話はそれるが、特撮やアニメを元来好んでいたのは女性だったというと驚くだろうか。特撮やアニメの歴史を遡る上で、女性研究者は避けて通れないほどいる。

特撮やアニメのファンに男性が増えてきた経緯は置いておいても、その頃に形成された、女性に好まれる「カワイイ」は、確実に萌え絵へと引き継がれていると俺は考える。

 

なので「萌え絵」の中にどれだけ男性による異性愛規範的な性的要素が含まれるのかは、もっと細かく分別していく必要がある。想像以上にナイーブな作業となるだろう。

それをあんな形で雑に語られたことが、議論の泥沼化の第一歩だったことは、恐らく確かだ。

 

でももっと目に見えた泥沼化の原因がもう一つあって、それが森倉さんを引き合いに出したことだ。

「萌え絵は男性による異性愛規範的な『文化』である」という批判に対して、森倉さんという『個人』の名前を出すことは卑劣極まりない。

誰が悪いということでなく、何が悪いということを言っているのに。

 

そのことに悪気があるかどうかが問題なのではなく、また悪気がなかったとしても、分かっていなかったとしても、俺は許す気にはなれない。

 

この騒動が本当に問題だったかという話を抜きにしても、女性だってミソジニー(構造的な女性嫌悪)を抱えることがある。

それは個人の問題でもあるかもしれないが、まずは構造を批判しているのだし、そして個人の属性は大きな問題ではない。俺はそうやって森倉さんを引き合いに出したオタクを許さない。

 

「世界で通用しない」に対して「議論のスケールや論点が違うぞ」という批判をしないのも不誠実だと思う。

「通用したじゃん」じゃ、問題があるとは言わないが、不充分だ。おかしなことを言っている相手に同じ土俵で戦ってはならない。

 

一方で俺は、「萌え絵」の中には男性による異性愛規範的な性的要素も含まれていると考える。そこにはミソジニックなものや、ルッキズム的な要素もあるだろう。

しかしまだまだこれっぽっちも詳しくないので語ることはできない。メディア論やリプレゼンテーション、分析美学的な話は全く分からないので学んでいる最中だ。

 

公共の場に適するかという話であり、まるまるすべて規制の話ではなかったはずだが、そういった話にまで飛び火してしまって大変なことになっていたと思う。

泥沼化、石の投げ合いの中に割って入っても酷くなるだけだと察して出ていった俺のことを「逃げた」と表現することも出来るし、事実そうだ。

 

まともな議論ができそうになかったので逃げてしまった。だから今、深く学んでいる最中である。

今回は、消える前に今分かっていて思っていることをまとめられたらと思い話したけれど、またしばらくは黙る。ずっとずっと気になって調べ回っていたが現時点ではこれ以上のことが難しい。

 

以上、言いたかったことでした。

 

それでは。

 

こんにちはゼロサンです。

今回は前回と同じような感じになります。なので苦手な人はブラウザバック。

部(これでもう通じるやろ)についての話。

 

皆さん、株式会社Unlimitedさんの報告、ご覧になりました?

ゲーム部プロジェクトに関するご報告 | Unlimited Inc. (株式会社アンリミテッド)

ぼくは隅から隅まで読みました。

 

あのホームページ、オシャレですよね! トップページからアクセスすると、スクロールするたびに次から次へとリンクや画像が現れてくる。さすがのクオリティです。

 

動画も拝見しておりました。3Dの綺麗さとぬるぬるな動き、テンポの良さ、爆笑必至のシナリオ……ゲームももちろんみんな上手くて、ゲームに詳しくない俺からしたら専門用語がいっぱいでちんぷんかんぷんですが、とにかく楽しそうにプレイしていて、すごいなあと思っていました。

 

よね?

 

なんでここまで出来る皆さんなのに、運営側の人間が表立って名前出して謝罪もせずに、「声優スタッフ」が「別アカウント」で謝罪してるんですか?

なんで全部そのままなんですか?

 

別に表立って謝罪しろというわけではありません。

そんなこと意味がない。中身が変わらないのに出てこいっつって謝らせたところで、どうにもならない。

 

いや、分かってる。他社の各運営アカウントが火消しに回ってるのも知ってる。それは単に「自分たちに飛び火しないように」ではないことも、ツイートを見れば分かる。

朝ノの長女、DJ RIO、そういったアカウントが何を言っているのかを少しくらいは分かっているつもり。

そんな中で、オーバーライディアが逆に運営企業に厳しい言い方をしているのも。

 

火消しは火消しでも、飛び火を防ぐなら「うちはあそことは違うから」というやり方が一番やりやすいだろう。

事実、これまでの炎上では、幾人かのバーチャルYouTuberが(あくまで事務所としてではなく、タレント本人が)怒りという形で火消しをマネジメントしていました。

マネジメントではなく単に怒っただけの人もいます。でも怒りを表明することで、「うちは違う」と示している人もいるようでした。

今回はそうでなく、運営だって頑張ってるよね、みんな運営のこと何も分かってないよね、という姿勢が見えます。

考えられる理由としては、これからも各運営企業が株式会社Unlimitedと関わっていく可能性があるから。大きなVTuberを抱えていて、案件も取ってきている企業ですから、他の運営企業も関わりを避けては通れないでしょう。

そして、それ以外にも、俺たちの側からは見えていない事情があるのかもしれない。運営の中でも何かしら対応している人がいるのかもしれないし、「声優スタッフ」なる人の言い分をすべて信じるわけにいかない部分もある(特に瑠璃姉さんが言及しているのは、そういった事情の部分だと思う)。

それは俺も分かる。

 

でもじゃあなんで、企業として最低限のことが出来ていなかったんですか。

なんで「声優スタッフの業務内容や業務量を適切に管理し、業務情報を共有する立場の人間がいなかった」んですか。

なんで「いじめとも受け取られるコミュニケーションが度重なりあった」のに、そこについての具体的な対策が何1つ書かれていないんですか。

11日(本日)に声明文出すって言って延期になったやつの中に、そういう文言が入ってる予定だったんですか?

 

なんで「本人」が別アカウントで謝ってるんですか。「誰」なんですかその人たちは。なんの立場なんですか。「声優スタッフ」って「誰」ですか。いやもう良いです言わなくて。

「本人」が「見るひとの心と作品に傷をつけてごめんなさい」、て、何を言わせているんですか。そんなこと言うな、悪かったのは運営の人間だって怒るところだろ。株式会社Unlimited。みんなも怒れよ。いや「本人」へのリプじゃなくて、みんながみんなの見えるところで怒るべきだろ。心と作品に傷をつけたのは誰なんだよ。傷付いたのは誰なんだよって。

尊厳が傷付けられて苦しみが増長してる、そんなこと誰も望まない、逃げてくれたらそれで良かったのに。

 

「声優スタッフ」に凸るオタク、企業のお問い合わせフォームに感情書き殴るオタク、やめろやめろやめろ。

既に腐った情報を悪臭漂わせて動画にまとめるVTuberもやめろ。黙れ。

 

もうこれ、2度目はないんだよ。分かるか。どれだけ「声優スタッフ」が運営の中で詰られても蔑まれても、2度目はないんだよ。その重みが分かるか。

パワハラに関する待遇が改善されたのかも悪化したのかも俺たちの目には分からないんだよ。

分かる機会がなくなるんだよ。

運営に対して俺たちがどれだけ意見したって不買したって、ぜーんぶそれが「声優スタッフ」なる人に流れ弾としてぶち当たっていく可能性もゼロじゃない。そして買ったところでそれがぜーんぶ運営に流れていく可能性だってゼロじゃない。

地獄だろ。グロテスクすぎて吐き気がする。

 

楽しみたかった、傷付きたくなかったのは、「本人」たちだっただろうに。

 

もうなんか、スタバの新作の苺のやつ美味しく飲めてるといいな、とか願うしかないのが、悔しくて悔しくて悔しくてたまらない。

 

以上、、

お気持ち表明ブログでした。

それでは。

こんにちは、ゼロサンです。

触れたくない人もいると思う件について、まとめてお話ししたいので、ゾーニング用にこちらに書き込みます。

読みたくない人はブラウザバック。あと、例えよくお話しする仲の良い相互さんであったとしても、俺自身はミュートされても仕方ないと思っているので、ご判断お任せいたします。

ただ、酷いことを言っている、している自覚はあるので、ツイッターでの言動を気を付けて参ります。

 

ここを開いてらっしゃる方はどの件についての意見なのか分かると思うので、今更説明はしません。

何より、本当にそんなことが推しに降りかかっていると認めたくない。(まだ何も確定情報も出ていないからというだけでなく)おぞましくて名前も口にしたくない気持ちがあります。

ここからは、俺自身が今現在思っていることをただ書き連ねるだけです。憶測やデマも混じっていると思います。

以下。

 

俺は推し事と人生が融合しつつあるので、自分が楽しめるかどうかは考えていない。問題が起きても楽しめるかどうかの問題でもないし、無論楽しむことなんて出来ない。解決してくれと願うだけだ。

4/9追記:「こんなんじゃ楽しめない!」って怒ってる人たちに対する違和感の言語化でした。今思えば、そう怒っている方たちも、きっと「楽しめるかどうか」が問題の主軸ではないことを前提としているのかもと反省しています。もちろんエンターテイメントの一種なので、楽しめるかどうかも重要ですが、まずは推しの労働環境の話かなと思い書きました。

 

あと、内部告発は必ずしもマイナスではないと思っている。我々には知る権利がある。

だからこそ透明性が必要になるのであって、それをこんな非公式な内部告発だけで終わらせてたまるかとも感じている。

もしあのアカウントが本当に4人の別アカウントであり、告発内容が事実であるならば。

 

知ることが出来れば、今後考えを改める姿勢を示されるまで、俺たちの側から何らかの形で意思表示をすることが可能になる。その意味での透明性、可視化というものはどうしても重要な位置付けとなる。

全ての問題が知らされるべきとは思わないが、どうしても閉塞的になりがちな場所だからこそ、開かれるべきだ。

色々と企業側に制限を与えられているならば、最後の手段として内部告発はあり得る。

 

ただ、あのアカウントが本当に4人の別アカウントであり、あの4人の内実について告発したものであるならば、悪手だったと考える。

「別アカウント」と聞いて「なかのひと」をイメージする人たちに多大なダメージを与える。そして業界全体の信用度にも影響してしまう。あくまで、 "もし本当であったならば" 、今回の手法はこの二点においてやはり最大の悪手だろう。

もしもその手段を取らざるを得なかったのであれば、なんというか、悲しい。

 

あと正直「なかのひと」なる解釈をする人とは、お互いにお互いの大事なところを踏み抜いてしまう仲だと思うので、これからもきちんとした距離感でやっていかなければならないだろう。

「なか」に「ひと」がいるだなんてグロテスクすぎて考えられないのが素直な感想で、俺は本当にただの「別アカウント」「別のアバター」としていつも捉えているのだけれど、こればっかりはどうしようもない。そういう想像が離れない人もいるだろう。だから、限界迷惑厄介オタクは静かに1人でトイレにゲロゲロしておきました。今も冷や汗と涙が止まらない。

これまで便宜上「なかのひと」という言葉を使ったことがあるが、もうたくさんだ。

 

ショックすぎて「なかのひと」の話をリツイートしてしまったけれども、やはり良くないだろうと思って消した。何より自分自身が一番、気持ち悪かった。

憶測やデマを含んでいるかもしれないのに、さも本当に本当のことのように、注意書きもなく公表する情報系ナンタラとかの肩書を名乗る存在たちにも、かなりウンザリしている。

こうして自分が憶測をある程度鵜呑みにして垂れ流してるのも、自分で鬱陶しいというのに。

 

そういうわけで、今日はここまで。

 

 

 

最後に。好きだぞ道明寺。過去形にしてたまるか。