zer0-san3’s blog

zer0-san3.hatenablog.comの漢字かな混じり墨字文バージョン。

自衛するということは。


こんにちは、みたいな挨拶を、すべての皆さんに向けて言えるといいのだけれど。

ゼロサンです。

 

よく性犯罪に遭った女性に、「自衛しろ」という人がいます。

「そんな格好で出歩いていたから。」

「危ない夜道を歩いていたから。」

「お酒を飲んだら、もしくは一緒に飯を食ったら、セックスしていいってことだろ。」

最後のは、レイプの常套手段として昨今非常に問題となっていますね。

ひと昔前は、口説きやナンパの手法として、よく使われていたメソッドでした。

(その頃のナンパ方法は興味があって見ていましたが、「飯食ったら合意だからヤっていい」という手法ではなく、「飯を同意してもらえたら次はホテルに誘ってみれば高確率でオーケーになる」っていうヤツだったと思います。)

 

俺としてみれば、

じゃあ、金持ちみたいな綺麗めファッションしてるヤツは、隙があったらスってもいいんだな?

仕事に疲れて、夜道を歩いてるヤツは、鞄ひったくってもいいんだな?

仲良くなって、一緒に酒飲んだら、財布貰ってっても、それは心を許したのが悪いんだな?

って、感じです。

 

そんなわけねえだろうが。

 

性犯罪っつーのは、物理的にモノが減らなくても、その後の人生に響くんだよ。

そりゃもう、性別問わず、だ。

 

痛い思いも怖い思いもするんだよ。

意味も分からず痛い思いをさせられたら、脅されたら、しかもそれが自分にとって逆らえない相手だったら、怖いし、人を信用できなくなるだろ。

 

自衛を強いるな!

自衛は、個人の自由だ。

自衛は、

怖いときは出来るように、

でもしなくてもいいように、

しなかった人を責めないように、

っていうモノだろうが。

 

と、個人的には思うわけです。

 

ただ、逆に言えるのは、

自衛は、何かが怖いと思うときは、出来るようにしておかなければならない、ということ。

自衛は自由だ、ということ。

 

俺が女性用トイレに入るときに思うのは、

「男女別トイレなのに,怖い思いをさせてしまうかもしれない。」

ということです。

男女別トイレは、本来、女性にとって安心できる空間なのです。

今だって、女性の盗撮写真がネットで大量に出回る中、怖い思いをしている人はいるでしょう。

男女共用しかない世の中になったら、より盗撮がしやすくなってしまう。

盗撮は確かに盗撮犯が悪いけれど、そういうことを想定して、「怖い!」と感じてしまう女性がいる。

(同性による盗撮もあるかもだけど)

 

だから、俺のような人間が

「トイレなんて全部男女共用にしちまえばいい!」

なんて言えないわけです。

それは俺によって怖い思いをしている人にとっては、何の解決にもならない。

俺的には、男女別トイレとは別で All Gender トイレがあるといいかなあ、なんて思うわけです。

男女別トイレに多目的トイレを1つ置いてもらってね。

予算やスペースの都合上、難しいかもしれないけれど。

 

まあそんな感じで。

自衛の基本は、

⑴ したいときに出来る。

⑵ しなくともよい。

⑶ しなかった人を責めない。

の、3点だと思います。

 

それでは。お疲れ様でした。