こんにちは、みたいな挨拶を、すべての皆さんに向けて言えるといいのだけれど。
ゼロサンです。
よく性犯罪に遭った女性に、「自衛しろ」という人がいます。
「そんな格好で出歩いていたから。」
「危ない夜道を歩いていたから。」
「お酒を飲んだら、もしくは一緒に飯を食ったら、セックスしていいってことだろ。」
最後のは、レイプの常套手段として昨今非常に問題となっていますね。
ひと昔前は、口説きやナンパの手法として、よく使われていたメソッドでした。
(その頃のナンパ方法は興味があって見ていましたが、「飯食ったら合意だからヤっていい」という手法ではなく、「飯を同意してもらえたら次はホテルに誘ってみれば高確率でオーケーになる」っていうヤツだったと思います。)
俺としてみれば、
じゃあ、金持ちみたいな綺麗めファッションしてるヤツは、隙があったらスってもいいんだな?
仕事に疲れて、夜道を歩いてるヤツは、鞄ひったくってもいいんだな?
仲良くなって、一緒に酒飲んだら、財布貰ってっても、それは心を許したのが悪いんだな?
って、感じです。
そんなわけねえだろうが。
性犯罪っつーのは、物理的にモノが減らなくても、その後の人生に響くんだよ。
そりゃもう、性別問わず、だ。
痛い思いも怖い思いもするんだよ。
意味も分からず痛い思いをさせられたら、脅されたら、しかもそれが自分にとって逆らえない相手だったら、怖いし、人を信用できなくなるだろ。
自衛を強いるな!
自衛は、個人の自由だ。
自衛は、
怖いときは出来るように、
でもしなくてもいいように、
しなかった人を責めないように、
っていうモノだろうが。
と、個人的には思うわけです。
ただ、逆に言えるのは、
自衛は、何かが怖いと思うときは、出来るようにしておかなければならない、ということ。
自衛は自由だ、ということ。
俺が女性用トイレに入るときに思うのは、
「男女別トイレなのに,怖い思いをさせてしまうかもしれない。」
ということです。
男女別トイレは、本来、女性にとって安心できる空間なのです。
今だって、女性の盗撮写真がネットで大量に出回る中、怖い思いをしている人はいるでしょう。
男女共用しかない世の中になったら、より盗撮がしやすくなってしまう。
盗撮は確かに盗撮犯が悪いけれど、そういうことを想定して、「怖い!」と感じてしまう女性がいる。
(同性による盗撮もあるかもだけど)
だから、俺のような人間が
「トイレなんて全部男女共用にしちまえばいい!」
なんて言えないわけです。
それは俺によって怖い思いをしている人にとっては、何の解決にもならない。
俺的には、男女別トイレとは別で All Gender トイレがあるといいかなあ、なんて思うわけです。
男女別トイレに多目的トイレを1つ置いてもらってね。
予算やスペースの都合上、難しいかもしれないけれど。
まあそんな感じで。
自衛の基本は、
⑴ したいときに出来る。
⑵ しなくともよい。
⑶ しなかった人を責めない。
の、3点だと思います。
それでは。お疲れ様でした。