zer0-san3’s blog

zer0-san3.hatenablog.comの漢字かな混じり墨字文バージョン。

馬鹿だって、人権がある。


こんにちは。こんにちは以外の人も こんにちは(ごめんなさい)。

ゼロサンです。

 

突然ですが。

俺は周囲の方々に比べてかなり馬鹿です。

 

中学はほとんど行ってないし、高校は偏差値が低かったし、大学も推薦でギリギリでした。

なので、中学生レベルの勉強も結構分からないです。

 

おまけに、状況判断がかなり苦手です。

いつも仕事の出来る人に色々任せてしまっています。

 

勘違いも多いです。

先日も、スピーチに対する講評をする場面で、「次はお前の番だ。立って喋れ。」と言われ、てっきり自分が、次のスピーチに選ばれたのだと思って、そのあと大恥をかきました。

(※行われた、他の人のスピーチの、講評をするだけでした。)

 

あと、かなり、鈍臭いです。

車で山道を走るのが好きなのですが、一辺、雨が降る中、山を下っていたら、ハイドロプレーニング現象でドリフトしました。対向車のトラックまで、5mないくらい。免許を取ってまだ半年程度でしたが、死ぬかと思いました。

(逆に鈍臭くないのでは?)

 

加えて、忘れっぽいです。

メモ魔だった頃は、普通に記憶出来ていたんですが、今は、つい先程聞いて忘れぬよう復唱していた「バスター・キートン」の名前が、1文字も出て来ず、「何か伸ばす棒が付いてて(バスタ「ー」)、下はカキクケコのどれか」くらいしか、出てきませんでした。

 

どれほどの馬鹿か、お分かりいただけましたか?

 

この世界では多分、馬鹿だと生き残れません。生き残れたとしても、俺のようにかなり危険な綱渡りです。

 

で、コレを読んで、ちょっとクスクス笑っていただけている程度なら、有り難いんですけど。

(少しだけ、笑いを狙ったので)

「あ、自分、笑えねえな。」

って人も、いると思うんですよ。

 

もし貴方が、日常生活の中で、

「お前は馬鹿だ、阿保だ!」

と、罵られ、苦しい思いをしている中で、このブログを読んだら、怒りが湧くでしょう。

「何で、こんなに馬鹿みたいなヤツなのに、自分と違って普通に暮らしているんだ!」

と。

 

もしくは、貴方が、何らかの理由で、自分のことを馬鹿だと思っていて、そのことに強いコンプレックスを抱いていたら,

「その程度で何が馬鹿だってんだ?ふざけるな!」

と、思うかもしれません。

 

それは、コンプレックスによる強い認知のゆがみな気はしますが。

事実、俺は本当にかなりの馬鹿ですし、上で書いた俺の話は、ごく一部の例、というだけです。

俺は、この馬鹿さで、人にとても迷惑もかけているので。

 

そんでも、許してもらっています。

それは、周りの人が優しいからではありません。

いえ、正確には、「『周りの人が優しいから』で、許されるべきではありません。」

 

もちろん、誰かを傷付けたり、損害を与えてしまったり、外部の方にご迷惑をおかけしたり、その他すべきでないことをしてしまったりしたときには、きちんと、お叱りをいただきます。

そうでなければなりません。

 

そして同時に、信頼を失うことも多々ありました。

そのときは、本当に苦しかった。

 

でも、許しては貰えます。

所詮大学生、というのもありますが、取り返しのつかないことでない限り、「次は、頑張ろう。」と、励ましていただけます。

俺より賢い方達は、俺の扱いを、よく分かっているし、起きたことをグジグジと責めても、関係性が悪くなるだけで、状況改善には向かわないことも、しっかりと考えてあるのです。

 

まあ、もちろん、性格も優しいです。

普通に性格が良い以外にも、能力があって賢ければ、余計な悩みを増やさない為に、優しい態度を取るのは、必然とも言えます。

 

でも、それだけじゃないんです。

許すということを、皆さんがどのように捉えたか、に、依るんですが、

少なくとも、人格否定や、自由の拘束や、そういったことは、行われていないということです。

馬鹿だと笑われたり、クズだと罵られたり、いじめのようなことをされたり、不当なペナルティを与えられたり、そういったことは、特にありません。

 

何故なら、皆知っているからです。

馬鹿だって、人権があるということを。

 

学歴で、笑われたりなんかしません。

勉強が出来なくても、皆、教えてくれます。

ちょっと、中高の復習をしているのですが。「この程度分からないの?」と、言われることは、一切ありません。

 

そして例えば。

俺は病気の人間です。

でも、障害者とか、病気人間ということで、差別されません。

 

俺は、女っぽくありません。

でも、「オトコオンナ!」と、笑われることもありません。

 

それは、皆が優しいからだけではなく、それが、「人権がある」という状態で、当たり前のことだからです。

 

貴方には、人権があります。

そして、

馬鹿だって、学歴なかったって、病気だって、障害だって、既存の性別っぽくなかったって、ダサかったって、不細工だって、

子どもだって、太っていたって、小さすぎたって、デカすぎたって、人種や民族が違ったって、

皆、人権があるのです。

(もちろん、犯罪者にも。)