zer0-san3’s blog

zer0-san3.hatenablog.comの漢字かな混じり墨字文バージョン。

未確認動物うまぴ(ミカクニンドウブツウマピ)について。

 こんにちは、ゼロサンです。

 うまぴさんについて書き起こそうとしたデータが2度ほど消し飛びましたが、めげずに書き進めたら、いつの間にか今日になっていました。

 今日は、「未確認動物うまぴ」さんという方の、バーチャルライバーオーディションの最終日です。

 
 はい、今日は、彼女について綴っていきます。

 

「未確認動物うまぴ」とは

 Zoooガールズオーディションファイナリスト(※本オーディションはMIX CHANNELという配信サービスにて行なわれている、公開型Vライバーオーディションである。ファイナルの開催期間は 8/31から10/4まで)。

 「人間たちの毎日に1秒でも笑顔が増えんことを」をモットーに、主にMIX CHANNELで配信を行なう200歳の馬。主要企画に、テーマから募集したお便りを元にトークするラジオ「すやすやバー」がある。

 
そもそもどこで知ったん?

 元々は同じ推しを推す同志として、9ヵ月くらい前に知り合いました。オタク仲間、といった感じで、私のブログを読んでくださったり、私は私で彼女の作った配信切り抜きを観たり、彼女の書いた文章を読んだりしていました。

 そこから徐々に徐々に知っていくうちに、「この馬、多才で、行動力ハンパないな!」ということに気が付きました。あまりオーディション前のことを話すのもアレなので割愛しますが、勢いで面白動画作ったり、SS書いたり、イチから絵の勉強を始めてゴリゴリに上手くなったり。 推しの真似して高い食品乾燥機買ったり……。"型破り" な推し事の様子がクセになって、目が離せない。そんな印象でした。

 性格としては、突飛だけど羞恥心もあり、はみ出てるけど常識がある。そして何よりも、心を砕いて人を思ってくれる。そんな馬です。

 

 中でも特に印象的だったのは、そんな彼女から、一度、麻雀を教えてもらったことがあって。分かりやすく、面白く、かつ「これだけ出来れば麻雀始められるから!」と熱弁する心意気がすごいなと。1mmも麻雀なんて興味なくて、そもそもアナログゲームのルールを覚えるのにひと苦労な私が、「あ、楽しそうだ」とストンと思えてしまいました。

 

 彼女はきっとこれまで、たくさんの「やってみたい」と「楽しい」 を積み重ねて生きてきたんだろうなと思います。楽しいことをたくさん知っているから、 側にいると世界が少し明るく見える。そして、 人間社会で生きる上での甘くない経験に裏打ちされた優しさが、それを後押ししているようにも見えます。「楽しいこと、いっぱいあるよ」って言ってもらえたような、そんな優しくてワクワクする気持ちにさせる力が、彼女にはあります。

 世界が素敵であることを教えてくれて、あなたの見ている魅力的な世界を見せてくれて、ありがとう。そういうことを、遊びや場所だけじゃなく、人にも引き起こしてくれるから、うまぴの周りのにんげんたちのこともどんどん好きになっていきます。

 頭が良い、というより、人を楽しませるのが本当に上手で、エンターテインメントとしての頭の回転の良さがあり、お話してもよい範囲とよくない範囲をギリギリまで見極められる点を含めて、配信者として尊敬できると感じます。

 

 さて、そんなうまぴさんの生態(ではない)を、いくつかご紹介していきます。

 

うまぴさんの良いところその①

「メンタリティ」

 うまぴさんは、配信者としてのメンタリティがすごいです(感情に反比例する語彙力)。

 まず、モットーが「人間たちの毎日に1秒でも笑顔が増えんことを」。言うだけなら簡単ですが、実際に為していくのはそう簡単なことではありません。本当に実行できているのか、これはリスナーそれぞれに感じ方が違うことですが、私は彼女がこのモットーを曲げずに貫いていると思っています。

 後に説明しますが、彼女には企画力があります。企画のひとつひとつが、視聴者を巻き込んだり、観ていて楽しめたりするものばかりで、リスナーの「参加感」が高いです。

 『すやすやBAR』がその典型でしょうか。『すやすやBAR』とは、毎週月・水・金21時からの定期ラジオで、トークテーマに沿ってお便りを募集し、お便りから話を展開していく企画です。

 曰く「チャットだけだと初見さんが置いて行かれてしまうかもしれないから、流れを気にしなくとも気軽に参加できるものを」とのこと。実際、常連さんの長文から、一言だけのお便りまで、種々雑多なお便りが毎度届いています。24時間配信でも行なわれる『すやすやBAR』、最終回に是非参加してみてください。
 毎度、企画配信の初めにはどんな企画か説明をしてくれます。それが何度行なってきた企画でも。また、途中でリスナーさんが入ってきた場合には、その都度企画や現在の話題について言及してくれます。さらに、配信の中で生まれた言葉(「ナイサイ」=「ナイスサイコパス」、「リナ」=「リトルボックスナイス」など)や、一部の人にしか分からないようなVライバーさんの名前などがチャットで出るたびに逐一説明し、全員が取りこぼされないようにしてくれています。

 そのうえ、うまぴさんが噛んだときに指を差すスタンプを送る流れなど、リスナーにボケどころがあるのもポイント(本人は恐らく不服)。 「人を指差しちゃダメって習わなかった!? 何回言ったら分かるのあんたたち! もう! スタンプありがとう!」 とツッコミを入れてもらえます。

 上記は一例ではありますが、常連新規問わずリスナーの参加感が高く、分かりやすい配信を作ることで、みんなが楽しめる基礎を作っているのです。

 
 彼女が、公開型かつリスナーからの応援によってランキングが決まるオーディションで、「無理しないで」と言っているのは、決してこのオーディションが彼女にとって軽薄なものだからではありません。彼女は、「Vライバーになりたい」 という思いを確かにしながらも、「このオーディションに受かっても受からなくても、『未確認動物うまぴ』としての活動はしません。個人でVライバーになるつもりもありません」と、背水の陣でこのオーディションに挑んでいます。 

 きっと、だからこそ「無理しないで」というのでしょう。今後続けられないほどの支援をしてもらって、リスナーが楽しめないまま終わるのは、彼女の思う「配信者」 としてはあるまじきこと……と、思っているのかも。今後の活動を真剣に見据えているからこその「無理しないで」に、私も真摯に応えたいです。

 

 他のオーディション参加者や配信者の方にも気を配って、配信にその方々が来るたびに紹介したり、「是非配信行ってみてください」と言ったり、他の配信にアイテムを投げたり。人が彼女の枠に投げると、「敵に塩を送るような真似を」と言うのに、自分は人のこと言えてないところ本当にズルいと思います。

 

 あとは色々言ってたこととか言いたいこととかあるんですが、うまぴさんのnote読んでください(丸投げ)。

 下手に私が言葉にするより、よく分かると思います。

 

うまぴさんのいいところその②

「歌が上手い」

 私はいつも言うのですが、カバーソングにおける歌声には、性格が出やすいと感じています。歌は演劇であり、カバーソングは他者が感じたことを自分の言葉にして代弁するものです。他者の生を歌うとき、その心柄がより表に出る気がしています。

 他者の紡いだ言葉を、音を、自分の心に投影して歌い上げる。うまぴさんの歌声は、その点においても優しくて、ただ繊細なだけでなく、きっと彼女が生きることを楽しもうと思ったぶんだけキラキラしているのだと思います。だから、彼女がただ気分良さげに歌っているだけで、「ああ、なんかよかったなぁ」という気分になるのです。あんまり楽しそうだから、癒されるし、知らなかった歌でも好きになる。元々好きだった歌は、もっと好きになります。

 普段からにんげんたちに心を向けていてくれる彼女の歌を、その心柄を知るリスナーは素直な気持ち聞くことができます。少なくとも、私はそうです。人の心を掬いあげるように、見透かすように透き通った彼女の歌声が、好きです。

 うまぴの高音が好きです。息遣いが合わさって、楽器のように響き渡ります。なのに、温かみがあって、まるでそこにいるかのように、表情まで見えそうなほどクリアに聴こえます。夏のように爽やかな声質、かつ、質量のある歌声。寂しいときに聴きたくなる、そんな歌声です。

 低音も好きです。震えるような低音は、格好よくも、綺麗でもあります。少女と女性の間のようなその声を聴いていると、ゆったりと心を落ち着けることができます。

 ウィスパーボイスが好きです。器にいっぱいにした感情がこぼれるような声。 ドラマティックな歌声も好きです。普通、盛り上がりと艶に富むドラマティックな歌というと、迫力あるパワフルな歌声が似合うものですが、可愛く盛り上がって、安定感があって、気取った歌い方はしない彼女の声でこそ、そこに含まれるドラマを表現してくれると、胸に響くのです。

 彼女の歌唱技術は、歌声の透明感を邪魔しないし、むしろ調和がとれているため、そのすべてが彼女の歌声を綺麗な「音」にするための構成要素として成り立っています。

 大きな声が出せない環境に変わってからも、歌声は変わりません。マイクにきちんと音を乗せて、息遣いまで含めて曲を歌いこなしています。

 感想に対する柔和な態度と「まだまだ上手くなりたい」と言っている向上心の高さはギャップでもあり、前向きという点では「らしさ」でもある。そんな、彼女の歌に対する姿勢が、大好きです。

 

うまぴさんの良いところその③

「企画力」

 今回の24時間配信然り、企画力が抜群にあります。特に豊富なのはアナログゲーム。「ボブ辞典」という、カタカナ語を使わずにカタカナ語の解説をして、当てられるかどうかを競うゲームや、「かたろーぐ」という、あるランキングを設定して、出題者にとって何位に何が来るかを回答者が当てるゲーム、また「馬人狼」という、リスナーがうまぴさんのフリをしてお便りを投稿し、1つだけある “本物のうまぴさんの投稿” を当てた人が勝ちなゲームなど、さまざまなゲームを企画に盛り込んでいます。

 ほかにも、オーディション期間中には「サイコパス診断」 をしたりとか、いわゆる「ウミガメのスープ」 という謎解きをしたこともありました。「ウミガメのスープ」 とは、出題者から提示される一見おかしな文章を見て、回答者はYes/Noで答えられる質問を出題者に対して行ない、様々な可能性の中から、その文章の筋が通るような答えを導き出す「水平思考ゲーム」 です。

 「レストランでウミガメのスープを飲んだ男が、勘定を済ませた後自殺した。なぜ?」を代表例とする「ウミガメのスープ」は、「○○が~だから」と、回答が文章になるため、一言一句違わず答えを導き出すことは大変難しい謎解きとなります。うまぴさんは、その塩梅を見極めるのが上手く、「実質正解!」とするタイミングが絶妙で、「なるほど!」と楽しめるように、タイムキープしながらこなしていました。

 

 更に、朝6時以降に始まる朝配信では、血液型占いや天気予報、「今日は何の日?クイズ」など、朝のニュース番組風にお送りされています。

 今日は何位だったとか、クイズで大喜利を始めたりとかで、毎日ワイワイとみんなで過ごしていました。

 

 視聴者を巻き込んで、参加しやすくしている。そして潜っている人や、企画に参加せずにコメントを残す人も、見ていて楽しめる企画になっています。

 いつも楽しい企画をありがとう。

 

うまぴさんの良いところその④

「もうなんか色々好き」

 これ以上は分類できないので総括なんですけど、やっぱりうまぴさんは面白くて、可愛くて、格好良くて、尊敬出来て、好きです。

 好きなものを語るときには、比類なき語彙の知識と説明のわかりやすさで勧めてくる。あんさんぶるスターズも私はまんまとダウンロードしてしまいましたし、アイドルマスターシャイニーカラーズもプレイしたくなりましたし、雀魂をインストールして麻雀を始めましたし、趣味の幅とそれを楽しんでいる感じが伝わってくるところが、「この世界が好きなんだな」と思えてこちらも楽しくなります。

 なにより、着眼点がいいため、アイドルマスターシリーズやバーチャルの世界など、「生」や「実在性」を感じさせるコンテンツとの相性がいい。本質的に実在している。本質的に、そこにいる。在る。現実でも事実でもない「本質」という、バーチャルの中心的性質をとらえている。彼女は、そういう馬です。

 

 コメントの拾い方も丁寧なので、たくさんお話ししたくなります。ゲーム配信ではわたわたしていて、多少グダるところがあってもそんな姿がかわいらしく、面白い。半生を振り返る配信では衝撃的なお話がいくつも聞けたりして、これ以上に破天荒な知り合いは今までにいなかったなぁ、どんだけ波乱万丈な馬生なんだ……と思ったり。そうした経験が、ドライで、でも人のために心を砕く心優しい馬を作ったのだなぁ。

 

 もっと書きたかったのですが、書きたいことをこれ以上出そうとすると一生終わらないので、 一旦ここまでにしておきます。

 

 

 こんなにたくさんの魅力を知ることができたのは、 彼女がこのオーディションに出てくれたおかげです。今、こうしてたくさんの良いところを知ることができて、良かった。

 誰かを応援する言葉をまた綴ろうと思えたのは、彼女のおかげです。全力で応援したいと思える馬だから、応援する。魅力的だから、みんなに見てほしい。そしてオーディションに受かって、バーチャルの肉体を手に入れて、ゲオとかツタヤで流れる彼女の声を聴きたい。 オリジナル楽曲も歌ってほしい。いつか、Zeppの大きなステージで、歌って、駆け回る姿を見たい。

そう思っています。

 

 大好きです。いつも似たようなことを言いますが、いつも新しい気持ちで言葉を紡いでいます。

 あなたを好きでいられることで、たくさんの幸せをもらえます。あなたが思っている何倍もあなたのことが好きで、応援したくて、だから、「好きでいさせてくれてありがとう」と、何度でも、両手いっぱい伝えさせてください。

 

 どうかうまぴに、幸多からんことを。

 それでは。