zer0-san3’s blog

zer0-san3.hatenablog.comの漢字かな混じり墨字文バージョン。

「薄っぺらい」とはどういうことか。

 こんにちは、ゼロサンです。
 今日、「薄っぺらい」という言葉について考えたことを整理したいと思い、筆を執っています。
 この文章を読む人はほとんどいないと思いますが、私の備忘録として残しておきます。

※ 希死念慮、自殺についての話が出てきます。苦手な方はブラウザバック。精神がやられている人も、閲覧は非推奨です。

 皆さんは、他人の言葉を「薄っぺらい」「浅い」と感じたことはあるでしょうか。私はあります。
 例えば、「死にたい」と漏らした時に、「死ぬな」と言われた時。「生きていれば良いことあるよ」と言われた時。「こっちはずっとこの希死念慮について考えていて、人生観や死生観と向き合っているのに、そんな薄っぺらい、浅い言葉で慰められるなんて、舐めてるだろ」と感じるかもしれません。

 しかし、私はこう思うのです。
 他人に対して「薄っぺらい」と感じる自分自身こそが、その人の人生への理解が「薄っぺらい」のではないか、と。

 私がこう考えるのは、十数年前の、ある方との出会いがきっかけでした。
 その方は、「人は自殺をするべきではない、死ぬな」という持論を持つ方でした。まだ若かった私は、希死念慮があり、「そんな表面的な浅い考えなんて、聞きたくもないよ」と呆れながら、その方の話を聞いていました。しかし、話を聞けば聞くほど、その方の「死ぬな」の重みを思い知ることになります。
 その方は、親友が自殺をされた方でした。公的にはそれしか情報のないことで、その方のプライバシーに関わるので、これ以上のことはお話ができませんが、私はいつの間にか、その方のお話にのめり込んでいました。失った後悔、残された側の末路、親友が話してくれた気持ち、それでも生きていてほしかったと願わずにはいられない、自身の持つ身勝手とも言える祈りの正体、それら全てを、包み隠さず話してくれました。
 その方が、何を失ってきたのか。何を背負っているか。それでもなお、言葉を紡ぐとしたら、「死ぬな」になるという結論。

 私は、今でも「死ぬな」という言葉は苦手です。安易に言われるように感じるそれは、「死にたい」という私の気持ちを踏み躙られたかのように感じるからです。しかし、その方がもし、私に対して、先に述べたような価値観を共有してくれた後に、「死ぬな」と言ってくれたなら。それはどんなに幸せなことだろうと思ってしまうほどに、厚みのある言葉だと感じました。それくらい、人ひとりの生きてきた軌跡が、重いものだと感じる語りでした。

 世の中の励ましや慰めには、使い古された言い回しがあるでしょう。陳腐で、価値もないと切り捨てたくなる言葉があるでしょう。でも、その言葉を言った人が、大切なものを失って、ずっと何年もその重みに耐えてきた人だったら。あるいは、何度も自分を傷付けて、やっと手にした言葉だとしたら。または、その人の人生の、か細いたったひとつの支えだったとしたら。同じ言葉でも、まるで意味の違うものになるのではないでしょうか。
 他者の背景や経験は、外側から覗き見ることは出来ません。安易に見えるその言葉の裏に、その人の人生があって、薄っぺらく浅いと感じる表現の底に、見たこともない闇が広がっているかもしれない。
 他者に対して、「薄っぺらい」「浅い」と感じるほどに、「自分の、その人に対する理解の方が、よほど『薄っぺらい』し『浅い』のではないか」と、私は自問自答します。私はその人の、何を知っているのだろう。

 もちろん、時と場合によっては、「死ね」と言われるよりつらい「死ぬな」「生きていれば良いことがある」もあり得ますよね。それは関係性だったり、タイミングだったり、バックグラウンドだったりによる部分で、言う人が悪い場合もあれば、誰も悪くない場合もある。最適解って1つじゃなくて、お互いに目の前の人を見るところから始まるんだなと、常々思っています。
 そして、本当に薄っぺらい、浅い言葉だって、存在します。粗雑なそれらは、見聞きすることすら暴力となり得るでしょう。ここは慎重な見極めが必要で、見極める気力や体力の残されていない、本当に助けが必要な人たちこそが、傷付く場面も見てきました。だから、無理に考え直す必要はありません。これはただの書き散らしですから、ここまで読まれた方は、どうかごゆっくり、ご静養なさってください。

 ご高覧、ありがとうございました。

VTuberのファンダムとTO(トップオタク)について

 こんにちは、ゼロサンです。
 最近、ファンコミュニティについて、思うところを整理していたので、思い切ってブログにまとめようと思い、筆を執りました。
 これはあくまで「私の周辺で起きていた」事象に関する記事なので、皆さんが見てきた事象とは異なる視点になるだろうことを、ご留意いただければと存じます。

ファンダムとは

 熱狂的なファンたちの集まり、ファンコミュニティによって構成される世界、文化一般などを指す言葉です。

TO(トップオタク)とは

 アイドル界隈から発生した言葉で、元々は「特定のアイドルさんに対して1番に熱狂し、アイドルさんに対するファン企画などを取りまとめる人」を指す言葉として使われていると、私は認識しています。
 これをVTuberさんのファンに当てはめた時、例えば、記念日などに応援広告を打ち出したり、寄せ書きを募ったりする人が、TOと呼ばれることになると思います。

TOになりやすい人の特徴

 TOは、ファンダムの中心に据え置かれることが多く、特にVTuber界隈に於いては、「推しに対して良い方面で多く言及をしている人」「責任感の強い人」「思い込みの激しい人」「交友関係の広い人」が、なりやすい傾向にあると見ています。あくまでVTuber界隈で私が見てきた人たちの特徴なので、ここはアイドルさんのTOとはかなり違うのではないでしょうか。
 ポイントは、「なりたいと思ってなっている」というより、「いつの間にか、なってしまっていた」パターンがあることです。「誕生日の寄せ書き、誰かがやった方がいいかな」「応援広告、出したいな」と思って取りまとめようとする人が、いつの間にか「なってしまう」。私の観測範囲ですが、TOになってしまった人は、その役割の重さから、「TOを降りたい」と相談してくださることが多くあります。

なぜ「なってしまう」のか

 これは人によって色々ですが、交友関係を密に築きたい人に起きがちな現象だと思います。「あの人もこの人も仲良くしたい! だからたくさん繋がるし、あの人の相談にも乗るし、この人が困っていたら助けたい」「企画やりたいから、様々な人とコミュニケーションを取っている自分が企画する方がいいな」という人が、全てを背負ってしまい、結果としてTOになってしまう、ということが起きるのです。
 これは、TO個人の資質も大いに関係しています。先に述べた、「責任感の強い人」「思い込みの激しい人」が、「全部やらなきゃ」と思い込んで東奔西走している際に起きがちです。こういう人は、自治厨と呼ばれる人種に発展することもあり、警戒を呼びかけるVTuberさんも何人かお見かけしています。
 また、ファンダム/ファンコミュニティというものの弊害も大きいと、私は考えています。学校に例えると分かりやすいのですが、学校のクラスメイトくらいの距離感で、ファンダム/ファンコミュニティを形成していると、誰かが取りまとめをしなければならない構造に陥りやすいです。つまり、権力が生まれます。そうすると、有力なクラスメイト(ファン)が、クラスの中心役(TO)の役割を担うことになり、そこを中心に人間関係が発生します。そして、本来ならば責任のないはずの1ファンに、コミュニティに対する責任が生まれ、人間関係が膠着(こうちゃく:ある状態が固定されて、動きがなくなること)していきます。

ファンダムによる弊害の実例

 ファンダムが密に形成される弊害をいくつも見てきたので、実例をいくつか紹介していきます。
 まず、先に述べたように、ファンダムが学校のクラスメイトくらい密になると、TOが生まれやすい。TOは、様々な相談を一手に引き受けることになります。例えば、「Aさんが私の描いた絵を使って、勝手にグッズを作ろうとしている。私が言っても聞きやしないどころか、許可が出たと勘違いしている。一緒に止めて欲しい」「Bさんのことが嫌いだから、関わらないでほしい」「同じ推しを推すファンのCさんとお付き合いしているのだけれど、DVを受けた。別れるにはどうしたらいいか」といった人間関係の毒を、どんどん喰らわされることになります。当人同士で解決できないから、交友関係が広くて、自分たちの関係性を知っているTOに相談する形です。
 そしてこれらを、「知らんがな」で済ませられればいいのですが、責任感と思い込みが強いTOは、これらを引き受けて、勝手にファン同士の繋がりを保とうとします。そうして「降りたい」と言って潰れていくTOを、何人も見てきました。大抵こういう場合は、TOが耐えかねて暴走するか、TOが担降りしてファンダムが爆散するかの2択です。
 『神様じゃなくてごめんね』という曲の、「ああ/振り撒いた情けが/牙になって襲ってきちゃった/きっと全て許せると思った/強くなくってごめんね」を号泣して歌いながら消えていったTOも、私の友達の中にいます。人間は神様ではないので、毒を喰らわされて全てを許せるわけがないし、情けを振り撒いても報われるとは限らないのです。
 また、ファンダム/ファンコミュニティが密になって問題が起きるのは、TOばかりではないことも、ここから見て取れます。ファンダム/ファンコミュニティに限らず、人が密になると、とにかく人間関係トラブルが多い。私も痴話喧嘩に巻き込まれて界隈から消えたり、私のことが気に入らないからと嫌がらせを受けて界隈から消えたりしました。人間関係には、気を付けたいものです。

ファンダムのメリット

 一方で、ファンダムが全て悪いのかと言うと、そうではありません。私は、ファンダム/ファンコミュニティというものは、「共感による感情増幅装置」だと考えています。「このファンアートの解釈いいな、私も今後はこの視点で推しを見てみよう」「過去に推しが配信で言っていた言葉を、このファンの人は覚えているんだ。この配信での言葉が、あのライブのこの曲に繋がっているんだな。もう一度配信を観てみよう」という経験がある人もいるはず。そうして、あくまで「緩く」コミュニティが形成されていると、ファンも増え、コンテンツも回りやすくなる側面があります。

ファンダムを健全に回すコツ

 こうした光の側面や、メリットというものは、見逃せない一面ではあります。このように、「クラスメイト」ほどの密度でなく、「ご近所付き合い」「タイムラインでよく見かける人」くらいの立ち位置を保って回っているファンダム/ファンコミュニティは、ある種健全な関係性である、と言えます。
 ポイントは、1人のファンが全てを抱え込まないことです。生誕や周年に於ける数々の企画も、ライブでサイリウムやコール表を配る人も、別の人がやる。やりたい人が、やりたいからやる。それが出来るコミュニティこそが、健全なコミュニティだと思っています。

 以上、最近考えていたことのまとめでした。
 それでは。

#鷲羽アスカ さんへの想いを綴る。

 こんにちは、ゼロサンです。
 今回は久々に筆が乗って、オタク語りをしたいなと思い、綴っています。18,983字とかいう、とんでもない文字数の怪文書なので、恐らく誰も読めないかと思いますが、あくまで今、頭に浮かんでいることをまとめた、備忘録のようなものだと思ってくださいまし。
 ※ 追えてない配信もあるので、もしかしたら的外れなことを申している可能性があります。ご注意ください。

 1年9ヶ月ほど前に、応援したい方が増えました。「推し」と言っても過言ではありません。しかし、「推し」としてプレッシャーを与えたいわけではないので、「応援したい方」と書かせていただきます。
 今回は、その方、「鷲羽アスカ」さんについて、ブログのリハビリがてら、好きなポイントをつらつらと書き連ねていこうと思います。

鷲羽アスカさんとは

 この記事をご高覧の皆様は、既知のことかと存じます。が、一応、私がどのようにアスカさんのことを捉えているのか、序文として記しておきます。

 彼女は、名前を「鷲羽(わしゅう)アスカ」と言います。珍しいお名前なので、最初は私も読めませんでした。「ご機嫌麗しゅう」の「わしゅう」と覚えると、分かりやすいと思います。
 人気漫画家、佃煮のりお先生が社長を務める、「のりプロ」所属の風紀委員で、世界の風紀を正すべく、まずはのりプロの風紀を取り締まることから始めたそうです(公式設定より)。
 デビュー日は2024年3月7日。歌と創作が大好きな16歳の女の子で、高校1年生。野菜が苦手。ラーメン店「天下一品」と、ポケモンのプリンちゃんと、アイドルが好き。アニメーターの経験があり、イラストやアニメーションの投稿もいくつか上がっています。

 その他の情報は、是非、初配信をご覧ください。

好きなところ① 歌

 本来ならば、イラストを描かれるクリエイターとして、オーディションを受かっているはずなので、最初に歌を挙げるのは忍びないとは思いつつ。
 私がアスカさんに出会って、初めて好きになったのは、その歌声でした。初配信のあの日。第一声での『かくれんぼ』。撃ち抜かれました。緊張なさっていることも伝わっては来ましたが、何よりも歌声が綺麗で、格好良くて、「この人の歌をもっと聴きたい」と思いました。
 そこからアスカさんのお歌を聴くようになり、今日。好きなお歌を挙げさせていただきます。

歌枠部門(ソロのみ)

 全部挙げたいのですが、そうすると、読み終わる頃には皆さんがおじいちゃんおばあちゃんになってしまうので、個人的に擦り切れるほど聴いている歌枠のみ、いくつかピックアップしていきます。

 まずは初歌枠。
https://www.youtube.com/live/0tb2F1jli4A?si=V3iMLgau2sd9M33v

 この歌枠、初々しさもあり、噛んだり、マイク間違えてたり、あまりにも可愛い部分がたくさんあるので、是非聴いてみてほしいです。脳が焼かれるんじゃ〜!!
 かと思えば、『長く短い祭』の艶っぽさといったら。みんなも "ギャップ" 、好きでしょ。これ以降の歌枠にもこの曲は出てくるのですが、「本当に好きな曲だから、こんなに難しくても歌いこなせるんだ」と思わされます。

 お次は収益化記念ライブ
https://www.youtube.com/live/A4aSiTkTpXc?si=f64lGYMBjWR1pzIB

 出たわね収益化記念ライブ! 個人的に、知ってるリスナーが、たくさんメンバーシップに入ってペンライトを振っているのも何だかエモいですね。
 しかしライブ本編は、「エモい」などという、消費するような言葉で語ってはならないような、彼女の強さが見られます。
 この時に歌ってくれた『ファンサ』が、すごく大好きで。「自信がなかった」と語ってくれた後に、涙を飲み込み、「好きになって もっと」と歌ってくれるの、狂う。それはきっと、とても勇気のいることだと思うから。信頼の証だろうから。
 ぐっと泣くのを堪えて、前を向いて歌う彼女の声が、だんだん震えなくなっていくのを聴いて、ああ、私は何も分かっていなかったのだと、思い知らされました。あんなに晴れやかな歌声の出せる人だから、きっと強い人なのだ、と、勝手に理想を押し付けていたけれど、弱さも、脆さも、不安も、緊張も含めて「鷲羽アスカ」で、その上で舞台に立つことを選んだことこそが、本当の強さなのだと。
 なかなか覚悟を決めないと聴けない歌枠(ライブ)につき、そんなふうに打ちひしがれて、勝手にダメージを受けています。

 お次は、米津玄師さん縛り。
https://www.youtube.com/live/7RAEPi5fkGQ?si=RijWwHzBWHGmimia

 合間にもっと歌枠があるので、どれを選ぶのか非常に悩んだのですが、一旦こちらを。本当はメン限歌枠のことも話したいけど、メン限なのでナシ。
 この歌枠の『カナリヤ』を、文字通り擦り切れるほど聴いています。静かな歌い出しから始まり、張りのある豊かなサビへと繋がっていく。その全てが繊細で、アスカさんの歌声の良さを、隅から隅まで堪能することができる曲だと思っています。入り間違えたり、可愛い面も多い歌枠ですが、本当に歌が良いので必聴。

 お次は可愛い曲縛り。
https://www.youtube.com/live/McmKsvFCpUM?si=lcybhVEBFJDmXxTp

 たまにしか来ない、可愛い曲縛り! 『グリズリー "が" 襲われたら』の元ネタもここですねw(それだけで採用した)この頃はまだ、あんまりチャット欄とプロレスとかもせずに、「笑かさないでくださいよぉ!」と抗議していて、それもまたニヤニヤしてしまいます。
 慣れない様子で、一生懸命可愛い曲を歌っている姿がとっても微笑ましくて、どの曲も本当に可愛い! 是非、聴いてみてください!

 お次は3ヶ月記念前夜祭。
https://www.youtube.com/live/AnWgk6QSlX8?si=VOg1ASpxJwNDgr8T

 この回の『カワキヲアメク』、張る声が格好良い。『Luna say maybe』もそうですが、美波さんの曲との相性、抜群ですよね。低音も歌いこなすところがすごい。セリフのような部分、芯を食ったような言い方で、何度でも聴きたくなります。
 その後の『Stellar Stellar』よ!! 綺麗すぎる。「明日なんて来ないままでいて」の、ぐっと飲み込むような歌唱が好きです。そこから「その手を伸ばして」で伸びやかに広がっていく歌声。大好き。歌唱後のミュート芸は笑いましたがw
 まほろアスタリスクも良いですね。アスカさんのお歌で聴けると、切なさが胸に染み渡ります。

 お次は、二度目の朝活より。
https://www.youtube.com/live/VS3bV0ZdL6A?si=ILcuG1YiEVU_dSu5

 これをなんで選んだかと言うと、この回の『Ham』が、どうしても忘れられないからなんですよ。前に感想でも言ったのですが、弱さを歌う優しさが、アスカさんの本質なのかもと思わされるくらいの、説得力があります。この人は本当に、優しい。
 アスカさんって、歌唱の最中、特に透き通った柔らかい曲の時、ふと見ると、とびっきり優しい表情をされていることがあって。この『Ham』でもそれが見られて、惹き込まれます。

 お次は夏のしっとり歌枠。
https://www.youtube.com/live/qaqlDlc0pMU?si=aTDSA28XP9ean9NV

 この少し前くらいの時期から、アスカさんに本格的にハマっていたので、この時期の歌枠がどうしても思い入れが強くて、多くなりがち。
 これ本当に大好きで、それこそ擦り切れるほど聴いています。『長く短い祭』も良いですし、何より『きみも悪い人で良かった』『あの夏が飽和する』の透明感よ。
 アスカさんの歌枠で思うのが、物語を曲に落とし込んだものを歌う時、余白を感じるから好きです。主人公や登場人物というより、語り部になってくれるような、そんな余白。だから、その余白に、リスナーも入り込める。そのくせ、大事なイベントの歌枠や、歌ってみたの時には、「主人公:鷲羽アスカ」を堂々とやってくれるのが嬉しい。

 お次は誕生日ライブ。
https://www.youtube.com/live/QJLPyS9nLas?si=W9i0qjTTL8vm42N0

 ああ、嬉しいですねえ……!! のりプロに入ってから、初の誕生日配信。明るいハッピーバースデーから始まって、想いの詰まった(?)プレゼントを身に付けて。ご自身が1番幸せでいていい日を、視察隊と一緒に過ごしてくださることが、そして楽しませてくれることが、とっても嬉しい。
 『粛清マーチ』が似合いすぎてて、アスカさんのキャラソンみたいでめちゃくちゃ笑ってしまいましたwかと思えば、初出しの『Luna say maybe』。感情が溢れて、途中で声が震えるのを、「大丈夫、もう怖くはないわ」で持ち直す。その決意に、こちらも、ぐっと心を惹かれます。
 そこからアンコールでの『Flyer!』は、もう、出し切った……!! という気持ちになりました。本当に良いライブだった!!

 お次は爽やか夏歌枠。
https://www.youtube.com/live/NFuKXhWhJf4?si=IaIvd0j3322yP1Kk

いや私がセトリ考えたんか!!?!?!??
 そのくらい、大好きな曲ばっかりでひっくり返りました! アスカさんは、甘めで爽やかな歌声をされているので、世界は恋に落ちている』『貴方の恋人になりたい』『SUMMER SONG』など、恋の曲や夏の曲が似合いますね。
 Orangestarさん楽曲との親和性も高い。歌ってることが事実か疑うくらい、好き。そして、ミセスを歌う女の子は良いぞ。
 と思ったら『daze』!! 格好良い!! こんなに繊細な歌声なのに、孤独を救うロックな曲まで歌いこなせるの、すごすぎ。

 お次はアイドル歌枠。
https://www.youtube.com/live/yzu-vh09nOQ?si=nvTJaGMm7TVi-JJK

 珍しいアイドル歌枠! 可愛らしい曲も、本当に似合う。楽しんで歌ってらっしゃることが存分に伝わってくるのも、推しポイントです。もしいつか、思うように歌えなくなる日が来てしまったとしても、こんなふうに楽しく歌ってくれることが、私の救いになるんだ。って、いつも思っています。
 『Starlight Prologe』の、晴れ晴れとした歌声といったら! 伸びやかで、元気をもらえます。そして、『あした地球がこなごなになっても』まほろアスタリスク。ここが特に良くて、鬼リピしています。切なくて、儚くて、何度聴いても新鮮に、「この歌声に出会えてよかった」と思えます。「無理してるの?/無理してるよごめんね」が……。泣けてしまう。

 お次は、あおのり合同歌枠リレーから。
https://www.youtube.com/live/MnRSd0m8_hQ?si=iJPKVDFm7nGSrlxk

 歌枠リレーはあまり載せないようにと思っていたのですが、1万人達成の瞬間が綺麗すぎて。
 アツい曲が似合う。心の底からそう思います。檄!帝国華撃団めちゃくちゃ良いですよねぇ!! 何度か歌われてらっしゃいましたが、歌われるたびに痺れます。
 そして『ブルーバード』! アスカさんにピッタリなこの曲を歌われている間に、1万人達成! 流れがあまりにも綺麗……!! 後に、「初配信のとき、この曲と『かくれんぼ』で迷った」と仰っていた、ご本人的にも思い入れがあるだろう曲。エモいですねぇ!! 歌唱も格好良くて、もし初配信でこの曲が歌われていたとしても惚れていたと思います。またもミュート芸をしていて笑いましたw
 その後の空色デイズも格好良かった!! 張りのあるお声で歌われるの、爽やかでアツい!!

 お次は1万人記念歌枠。
https://www.youtube.com/live/Hf-PebefH80?si=Ru4NO2_B-p_1n_eB

 あおのり合同リレーと続けてになりますが、外せないんですねこれが。お手紙のターンで、「次は5万人」と言ってくれていたことが、今、現実に叶っていて、よかった。よかったなぁ、本当に。以前とはまた違って、前を向いて、走り続けてくれていることが、こんなにも愛おしい。
 最高に可愛いよ。だから応援しているんだ。いわゆる「アイドル」とはもしも違ったとしても、涙を堪えて、輝いて、みんなの前に立って、歌ってくれるあなたのことを、この日は「アイドル」と呼びたいと、そう思っていました。
 泣き虫なあなただけど、あの頃よりもずっと強くなって、笑顔で歌い上げて。目標を声に出して、叶えていくところを、ずっとずっと追いかけていきたいです。

 お次は、秋のバラード歌枠。
https://www.youtube.com/live/ch66Fn-WlmM?si=FvyPcgSgN15A_4f6

 個人的には、リクエストたくさん歌ってくれて嬉しかったでした! というかこの歌枠自体、マシュマロで「やってほしい!」と送ったものだったので、それも嬉しかったなと思ったり。
 リクエスト曲も、もちろん最高でしたし、その上でアポリア』『テレパスの2曲に出会わせていただけたことが、幸せな歌枠でした。柔らかい低音、とても良い。優しく切ない表情で歌ってくれているのも印象的でした。
 バラードは、その曲の世界観が感じられる曲がとても多く、ドラマチックかつ繊細な歌声によく合うと思いました。曲の世界に引き込まれる。我々を巻き込んでくれるその歌声が、圧巻。

 お次はkey作品縛り。
https://www.youtube.com/live/YDV-IaEoV0c?si=0iLCYQruCFKefH3j

良い!!!!!
 もうめちゃくちゃ良い。key作品特有の、伸びやかでドラマチックな楽曲に、アスカさんの歌声がマッチしています。ここでしか聴けない曲も多くあり、keyファンの心を掴みます。
 『一番の宝物〜 Yui final ver. 〜』泣いてしまいますね。個人的に、メグメルを歌ってくださったのも、かなり印象に残っています。そして、時を刻む唄。アスカさんの歌唱の中では珍しく、「爽やか」「優しい」というより、深みのある歌声で、圧倒されます。

 お次はメンバーシップ1周年。
https://www.youtube.com/live/8n6fCqZHtbE?si=jO-t9Lt1h0YmXreX

 本当は1周年記念も入れたかったのですが、いくら何でもブログの随所が『かくれんぼ』まみれになってしまうので、一旦はこちらで。1周年、入れたかったけど!! 歌枠じゃなくて記念配信だったから……!! それと、後に語ります。
 『Flyer!』から入るの、あまりにも分かりすぎてる。ご本人としてもそうでしょうし、こちらとしても思い入れの深い曲が多く、色々な瞬間を思い出して、グッときてしまいます。やっぱり『白線』、1周年の時もだけど、何度聴いても良いな。どこまでも高く、飛んでほしい。
 そして、お手紙からの、『あくあ色ぱれっと。「見ててね」「ねぇもっと! 好きになってもらいたいの」「愛してもっと」と、信じてくれている。これからも、大好きだよ。

 お次は、のりプロ11色歌枠。
https://www.youtube.com/live/Dqn9fBQDqhk?si=kHS-TSMRKVdWK1X5

 オタクはこういうのが好き(主語デカ)(独断と偏見)(個人の感想)。同期を想って選曲したイメソン歌枠、嫌いな人はいないでしょう!
 冒頭の『唱』から、持っていかれます。どうやったらその声出るんですか? どこからそんな声出てるんですか? 『好き!雪!本気マジック』可愛い。
 「分かる〜〜!!」というものから、ちょっと解釈が面白いものまで、たっぷり楽しめます。どうかアーカイブ聴いてみてくれ〜〜!!
 個人的に、ぴろさんの『Hello, world』が好き。(以前の歌枠でもぴろさんイメージと仰ってたけど本当に合うと思う)

 お次はsupercellさん縛り歌枠!
https://www.youtube.com/live/INd-AGoBQX4?si=hjeit9XWy9PpQheF

 1発目の『ロックンロールなんですの』から、もう素敵! この曲はこの時、初めて知りましたが、風紀委員が歌う「倫理を振りかざして/聖人面してるセンセー」とかいう皮肉、まさに超ロックンロール『Yeah Oh Ahhh Oh!』の、艶っぽい高音や「OK?」も良いですねぇ。アスカさんの歌う「ロック」とか、「自由」とかって、すごくパワフルですよね。
 『ヒーロー』もドチャドチャに格好良くて、刺さりまくりました。supercellさんの歌う物語、語るような部分もありつつ、サビに向けてドラマが広がっていって、救いがあるから、アスカさんのお声で歌われると涙が出てきますね。
 ニルバナは、ずるい。1周年記念配信の、最後を思い出すじゃないですか。いつかさよならをしたとしても、その痛みすら愛せたらと思いながら、気づかぬふりをして、笑っていましょうね。奇跡のような日々を、ありがとう。
 「2回目やりたい」と仰っていらしたので、お待ちしております!!

 お次はジューンブライ…… いえ夕方リクエスト歌枠!
https://www.youtube.com/live/Ps56PcSAIV0?si=P1lTV9YRIiZqrvI4

 リクエストを拾われたタイミングがあまりにも良すぎて、とてもとてもビックリした歌枠。「どけ!俺がダーリンだぞ!」のスパチャで爆笑しましたwwwリクエストであることを抜きにしても、本当に『ダーリン』良すぎる。『ずうっといっしょ!』もそうですが、暗い曲を歌うときの、声の揺らぎが好きです。
 それ以外にも、『Plazma』めちゃくちゃ良いですねぇ……。澄んだ声で歌われる速くて格好良い曲、バチバチにハマってて気持ち良いくらい。

 お次は50,000人耐久歌枠。
https://www.youtube.com/live/Sjw3evRppOY?si=U3briY1rt62-aAn0

 『叶えたい、ことばかり』→『My Song』→『白線』→5万人達成の流れがあまりにも美しくて。泣いてしまっても涙に負けずに、ぐっと飲み込んで歌う姿が格好良くて、芸術作品かと思った。いや、そんな風に茶化してはいけませんね。本当に格好良かった。ずっとずっと大好きな人が、ずっとずっと掲げてきた目標を達成した瞬間。追いかけていてよかった。あなたを好きになって、よかった。
 少しずつ増えていく登録者数に、祈るような気持ちでした。残り100人って、一般的に考えれば、すごく遠いものだと思っていたのに、「あとちょっとだ」と思えるくらい、あなたを、信じていました。ツイートでも言いましたが、あなたの幸せを、願いに手が届く時を、願わない日はありませんでした。
 これからも、もっとたくさんの人に見つかって、魅力を伝えられて、想いを届けられる日々が続くでしょう。夢みたいなことを、本当のことにしてくれたから、もっと夢の続きを見つめていたいと、そう思いました。
 新衣装実装、おめでとうございます。これからも、あなたの叶えたいことが、どんどん叶っていきますように。

 最後はボカロ縛り歌枠。
https://www.youtube.com/live/pWsNw5N_qns?si=39vxUi-sjm1GzzkG

 直近の歌枠! 洗濯物を干さずに放置しながら遅刻する風紀委員さんからの、開幕、テトリスの流れ完璧で草。「洗濯」の歌詞で「洗濯!?」って反応しているところも個人的にツボですww
 『このピアノでお前を8759632145回ぶん殴る』、初めて聴いた曲でしたが、平仮名と漢字で英語歌詞のように書かれている曲! めちゃくちゃ格好良かったです。あなたの好きな曲を教えてくれてありがとうね。
 『ワールドイズマイン』『アンノウン・マザーグース』『ローリンガールなど、「ザ・ボカロ」な高くて速い曲を歌いこなせるの、すごい。アスカさんの高音は人生の何もかもに効く(※ 個人の感想です)ので、この歌声のおかげで、勇気を出さなければ行けないところに行くことができました。ありがとう! ワイズマは途中の「Ah!」が、甘めで可愛くて少し艶っぽさも感じて好きです。リクエストも歌ってくださり、ありがとうございました!

 以上、好きな歌枠20選(厳選)でした!

歌ってみた部門(ソロのみ)

 全部挙げたい私v.s.印象的なもののみにしたい私、全部挙げたい私の勝利! というか、全部印象的ですからね。一言感想、ソロのみとさせていただきます。イラストやMVに関してですが、アスカさんの描いたものについては、後で語らせていただきます。

 まずは『Flyer!』
https://youtu.be/_rNTrFDHR8o?si=ougp0zlqVNkE26Z6

 私が個人的に人生がどん底だった時に、一番支えてくれた曲。「それでも、頑張ろう」と、踏ん張るのに充分な理由になる曲。
 何をどうしたら、こんなに美しい声を出せるのだろうなぁ。歌ってみたや歌枠で思うのですが、アスカさんは、原曲の細やかな音の作りすら模倣してしまえるほど、耳が良くて。でもきっと、耳が良いだけではなく、歌うか歌わないかに関わらず、本当に曲が好きで聴き込んでいるのだろうとも思います。

 お次は『RELAY』。
https://youtu.be/bG2Kz96FeRw?si=4iRzgpM1ntfw3mQb

 アツい時期に出してくれたこの曲!! 燃えるような歌唱が、勇気を与えてくれます。パワプロの思い出も蘇りますね。

 お次は『フロントメモリー』。
https://youtu.be/iwIMOQ7aMII?si=uiyCYUUsDbboOduP

 「ガンバレない」時に、よく聴いています。暑い夏の茹だるような日によく似合う。『恋は雨上がりのように』、同時視聴してくださってましたが、まだ観れてないので観たい〜〜!

 お次は『アトラクトライト』。
https://youtu.be/U3G4MKVZ96o?si=Bv_VKLUbO3krE4pn

 聴くのに覚悟がいる曲、1曲目。砕けたガラスの混ざり合うような繊細な声が、「辞めてしまいたい」あの日のことを、そして光を見付けた日のことを歌う。

 お次は『おやすみ泣き声、さよなら歌姫』。
https://youtu.be/dtMQ3m6GqCk?si=OMcBsUq9_AgrRwDG

 鬼リピしてます。私たちは、その歌姫の裏側を知ることは出来ない。泣いていても気付けないし、覗こうとしても覗けない。それでも、君のことが本当に好きだ。爽やかなアレンジに、この歌声がよく合います。細やかな、震えるようなビブラートが掛かっているところも、良い。

 お次は『Same Blue』。
https://youtu.be/9zCNhwEWVwA?si=VKNH0cbTbypDFjHI

 一時期、指が吸い寄せられて、この曲しか聴いていない時がありました。そのくらい、引力のある曲。
 春も、夏も、秋も、冬も。ともに過ごした日々が、目まぐるしく思い出されて、ああ、こんなに長い間、この人のことが好きだったんだと思わされます。難しい変拍子を軽やかに歌いこなすところも必聴。

 お次は『かくれんぼ』。
https://youtu.be/OuadgFUM7qM?si=_OzvJ3j0Bw1J5_zT

 何回登場すんねんという話になるのですが、歌ってみたでの『かくれんぼ』はまた、ひと味違います。
 真っ直ぐな歌唱。美しい高音。ラスサビに入るところのがなり。作品としてのクオリティの高さ。
 今一番伸びているcoverでもありますね。このまま100万再生まで行きますように!!

 お次は『Luna say maybe』。
https://youtu.be/VBVBGUyhs9E?si=WjPRYPAnPBCmTgzM

 聴くのに覚悟がいる曲、2曲目。「ステージの上で証明してみせるから」という、決意の歌。立ち続けることすら難しいVの世界で、「止めない、止まることを知らないの」と駆け抜けていく。セリフのようなシーンでも、真に迫るお声で、完成度が高い。枇杷法師さんのイラストも素敵ですね。表情が良い。

 お次は『群像夏』。
https://youtu.be/PK4qpC0bTf8?si=osUb45DV67A4Cs1V

 はい嬉しい好き!! 歌枠でもよく歌ってくださっていた曲だったので、パワプロ中に出してくれたのが嬉しかった曲でした。熱意がそのまま込められている歌声で、「澄み切った夏だ」の本当に澄んでいる高音に、やられます。

 お次は『快晴』。
https://youtu.be/4Vr-YoZFTBM?si=Nv5VCn1XnXpbSx8o

 コーラスが入っているバージョンを今回初めて聴いて、あまりの美しさに仰天しました。どんな天気でも、きっと彼女が照らしてくれる。そんな、明るくも切ない歌声です。
 PiPi先生のお写真も素敵ですね。

 お次は『アスノヨゾラ哨戒班』。
https://youtu.be/O6WkolLz_Lc?si=Z9urmlyl_gpY-gfR

 お名前にシナジーのある歌詞。抜群の透明感で、少し後ろ向きな部分もありつつ、それでも「また明日も君とこうやって笑わせて」と、明るく未来を歌う。

 最後は『白線』。
https://youtu.be/y1BNExB7biQ?si=YHGXK-IS3zkrTc_L

 あの1周年の時に歌ってくれた曲を、2万人記念でこうして音源にしてもらえて、嬉しいですねえ……!!
 学園アイドルマスターの、葛城リーリヤさんの曲なので、系統としては可愛くて爽やかな歌声が合うと思うのですが、ピッタリでしたね。このままどこまでも、もっと高く高くまで、羽ばたいていってほしい。

好きなところ② 絵

 この項では、アスカさんの描く絵や、アニメーションの素晴らしさについて語っていきます。
 といっても、作品そのものを転載するわけにはいきませんし、どこからどう引っ張ってくれば良いか分からないので、アスカさんにまとめて頂いているshorts動画を引用していこうと思います。気になったら、歌ってみたなら本編を視聴したり、メンバーシップでの壁紙配布もあります。是非。

まずは歌みたイラストまとめ。

https://youtube.com/shorts/4r56u47PdMM?si=WRXx1ZP8csK6avTf

 1枚目は、『Same Blue』の線画とイラストですね。これは私のお気に入りで、大好きなので、配布されたイラストを、パソコンの壁紙にもしています。アニメ調の絵柄で、線画の時点で服のシワまで綺麗に描かれていて、見惚れてしまいます。
 2枚目は、『RELAY』の歌ってみたの線画とイラスト。塗りで影を描き分けつつ、少しセピアっぽい色にすることで、青春の記憶を思い出させてくれるような作品ですね。
 3枚目は、『おやすみ泣き声、さよなら歌姫』の歌ってみたの線画とイラスト。線画、美しすぎる。美人さんなことが伝わってきて、とても良い。その上で、塗りでパッと印象が変わるのが素敵です。肌の塗り、透明感ありすぎる。
 4枚目は、『フロントメモリーの時の線画とイラスト。これは本編のアニメーションも良かったですねぇ。揺れ物が風に靡いて涼やかで、カッと照った日が髪に当たっているような色合いも含めて、夏っぽさを感じます。
 5枚目は、『Flyer!』の横顔の線画とイラスト。この時、何を思っていたのだろうか。細やかな装飾も綺麗に描かれていながら、メインのイラストを描かれているlemonteaさんに寄せて、引き算もされているように見えます。制服が違うところも発見ポイント💡
 5枚目は『群像夏』の線画とイラスト。実は、隠れている部分も含めて、全身描かれているのですよね、こちら。一生懸命さを感じる表情、好き。本編では他にも表情差分があるので、是非本編もご覧あれ。
 6枚目は、『アスノヨゾラ哨戒班』の線画とイラスト。線画だと、髪で見えない背面も描かれていることが分かって、これもまた発見ですね。やや斜め後ろから見える画角を、サラッと描いてくるところに惚れる。塗りの、光の当たり方が好きです。優しくて。
 7枚目は、『Same Blue』のアニメーション部分の線画とイラスト。このアニメーション、瞳がキラキラと揺れていて、衝撃的でした。顔の上半分しか描いていないのに、違和感なく奥行きを感じさせる技術よ……。元の曲のMVを踏襲しているとはいえ、素晴らしいです。

お次はDECO*27さんまとめ。

https://youtube.com/shorts/ZzqmzSoPgJQ?si=rpXLhBDvM9j_mT-O

 1枚目は、『ヴァンパイア』。線画の時点ではマスクもしていたんだ……! という発見! お口は閉じてるのも開けてるのも、犬歯が見えて可愛い。細かいピアスなども含めて、線画が丁寧で、その上で塗りも可愛い!
 2枚目は、『乙女解剖』。アスカさんというと、私はこのような太めの線画のイメージもありますね。お顔とお洋服の描き方、色の使い方が可愛すぎる。
 3枚目は『妄想感傷代償連盟』。こんな描き方も出来るんですか!? 一体いくつ、絵の引き出しがあるんだ……。太めの線なのに、儚さを感じるイラスト。
 4枚目は『チェリーポップ』。アスカさんのイラスト、このくらいのデフォルメのイメージもありますね。とっても可愛い! デフォルメのバランスも綺麗。
 5枚目はヒバナ。原曲の雰囲気を踏襲しながらも、原曲よりも少し幼めのミクさん、良い。線画の時点では外側までしっかり描かれていて、丁寧さを感じます。泣き顔好き。
 6枚目は『マシュマロ』。表情が良いですねぇ!! からの、塗りでガッツリ心を持っていかれます。す、すごい……!!
 7枚目は『モニタリング』①。線の丁寧さも素敵ですし、心配そうに覗き込むの可愛い。Best Friend Remixみがある(この時期まだ出てませんでしたっけ?)。
 8枚目は『モニタリング』②。これ、元のshorts観た時に、めちゃくちゃビビりました。してやられたー!! 本当にドアスコープから覗き込んでる感じになってて、原曲リスペクトされててとっても良い。

最後はDECO*27さん×デフォルメ。

https://youtube.com/shorts/2AObBW1oeOU?si=E2NXztFOF6rLAgRP

 1枚目は『ラビットホール』。デフォルメとして、引き算して成立させておきながらも、細かい装飾は忘れない丁寧さ! とってもキュートですねぇ。これ、元のshortsでは、飛んでく瞬間に表情が変わるのも、また可愛い。
 2枚目は『サラマンダー』。元のshortsだと、様々なヌードルを食べてて、それも可愛いですよねw線画と完成を見比べると、こんなにシンプルなところから、ここまで描くんだ! と発見があります。
 3枚目は『デビルじゃないもん』。悪魔側の透けてるスカートのお衣装もしっかり描かれていて、天使側のきゅるるんとしたお顔や髪も可愛くて、素敵ですね。
 4枚目は『アニマル』。元のshortsのアニメーション、とっても可愛いんですよね! こんなに多彩な差分があることが見られて、ラッキー! 表情がとっても可愛いです。
 5枚目は『ゴーストルール』。これ好きwガッシリ掴んでる無邪気な表情のミクさん、可愛い! まつ毛の描き方も、特徴捉えてて良い!
 6枚目は『妄想税』。かなり特殊なミクさんですが、しっかりデフォルメに落とし込まれていて、髪の色の描き分けもされていて、仕事が丁寧で素敵。
 7枚目は『弱虫モンブラン。原曲のGUMIさんと、Reloadedのミクさん! ボカロ愛が伝わってきますね。淡い色調も使いこなす、色彩センスに脱帽です。
 最後の、ここまでのミクさん勢揃いも可愛い! 毎度shortsに出てくる冒頭のミクさんも素敵ですよね。

 他にも語りたいことはたくさんありますが、追いきれないと思うので、一旦はこの辺で! アスカさんの絵が好きで、作品から感じられるこだわりが大好きです。

好きなところ③ 精神性

「鷲羽アスカ」って、成長コンテンツなんですよ。
 いきなり何を言い出すのかとお思いでしょうが、とにかく、そうなんです。
 私が個人的に、消費する申し訳なさなどを抱えているからこそ、あえて「成長コンテンツ」と呼ばせていただきます。

 彼女は、初めてお手紙を書いてくれた、あの収益化ライブの日、「自信がない」と仰っていました。周りには凄いクリエイターの同期や先輩たちがいて、その中で自分は、と思っていたのでしょうか。彼女も充分に素敵なクリエイターですが、活動の中で、色々と自問自答する日々だったのかもしれません。あくまでこれは、想像ですけれども。
 メンバー1周年でも、「あの頃は、視察隊なんて1人もいないんじゃないかと思っていた」と仰っていました。
 それでも、我々のことを、「鷲羽視察隊の皆さん」と呼んでくれた。こちらが想っていることを、あなたのことが好きだということを、信じてくれた。そのことが、本当に嬉しかったんです。

 次に、半年記念の話
https://www.youtube.com/live/Cq1zH1cq_3Y?si=9jFDkvf_VUq6zVjy
 「活動を始める前は、デビューを辞めてしまいたいくらい、自信がなかった」「でも今は活動が楽しい。辞めたいと思ったのは、デビュー前しかなかった」「何とかデビューして、(デビューしたことが)正解になってほしいという気持ちでいた」という言葉に、ああ、その一歩を踏み出してくれたおかげで、この人と出会えたんだ。この人と出会えて、良かった。そう思いました。「飛び立てば正解!」、本当のことにしてくださいましたね。
 やりたいことに飛び込んでは、必ず何か持ち帰ってくれるあなたに、勇気をもらっています。

 それを踏まえての、1万人記念歌枠でのお手紙。悩みながら、しかし以前よりもずっと前向きに、素直な気持ちを綴ってくれて、「この人についていきたい!」と、強く思いました。「活動が楽しい」と、そう思い続けてくれていることが、私にとっても救いになっています。

 次に、1周年記念枠。
https://www.youtube.com/live/BW78s0-BByk?si=iYxRyp2RXv777-UJ
 ここでも、「ずっと活動が楽しい」「この先、もっと頑張っていこうと思った」と仰っていました。新人VTuberの寿命が8ヶ月と言われる昨今ですが、1年という時を経ても、まだまだやるぞ! と思ってくれていることに、「ありがとう」という気持ちになりました。
 「あんまり(大変なことがあったと)思っていなくて」という言葉も聞けて、健やかに活動を続けられてらっしゃることに、安堵と喜びを覚えたり。
 この時歌ってくれた『かくれんぼ』が、ご本人の性格のように、とても真っ直ぐで。あの頃よりもずっと通る声で。初配信の模倣という形での配信でしたが、あの頃とは変わっていて。ああ、私たちは、また彼女の新しい一面を知ることができたのだな、と、嬉しくなりました。『ニルバナ』でボロボロに泣きました。

 次に、メンバーシップ1周年ライブ。
 「あの頃とは違う自信のなさです」という言葉。「視察隊なんていないのではないか」というネガティヴな意味ではなく、「もっとやりたいことを実現するために、目標を叶えたいから」という理由。リスナーを、視察隊を、信じてくれて、ありがとう。
 「大丈夫、もう何も怖くないです」と、『Luna say maybe』の歌詞を引用しながら仰る強さ。勇気を出して、前に立っていてくれる。あなたは、私にとっての憧れです。ヒーローであり、アイドルです。

 次に、1.5周年配信。
https://www.youtube.com/live/qtUjdF_l9eI?si=AbazZAzZHFuEWNcA
 ここでも新衣装について、語ってくれていますね! 初配信で仰っていた「やりたいこと」も叶えられていますし、叶えたいことを声に出して言ってくれて、それを叶えていく姿が、最高に格好良いです。

 そして、これは、ごく個人的なことなのですが、私のことを「視察隊のゼロサンさん」と呼んでくれたことが、嬉しかったです。
 泣きながら初めてのお手紙を読んでいたあの日まで、リスナーのことを「鷲羽視察隊」と呼ぶのを躊躇っていた彼女が、「視察隊なんて名乗って良いのだろうか」と迷う私に、「あなたも皆さんの内の1人ですよ」と仰るまでになって。

そう、「鷲羽アスカ」は成長コンテンツです。
 お分かりいただけましたでしょうか?

 それと、全然関係ないのですが、個人的には、デトロイト実況後編での、
https://www.youtube.com/live/pW1_7S0jbqE?si=eP6XK1PmYo_hm00a
「私は一切自己犠牲をしない」という言葉が、刺さっています。というのも、世の中には、自分可愛さから、嫌われたくなくて自己犠牲をする人も多くいて。信念を捻じ曲げてまで、そうする人もいて。そうして自分を大切にできないでいることだって、きっと多くあって、私もそのうちの1人でした。
 だから、この言葉が衝撃的でした。そうか、自己犠牲せずに、手を伸ばしたい人へ手を差し伸べる。それはきっと難しいことだけれど、その信念の強さが、必要なんだって。そう思えました。

 最後に。以前、どこかで仰っていた「(アスカさんが人に対して発した褒め言葉に、みんなが「素敵」と返しているのを見て)そんなの、みんなが思っていることを、そのまま言っただけですよ」と、ちょっと照れ隠しをしながら、仰っていたり。コラボの際、「告知はありますか?」と聞かれて、そう尋ねてくれた人の告知をしたり。プロレスを仕掛けていいリスナーかどうか考えてくれていたり、間違えちゃった視察隊に「いいんですよ」と言ってくれたり。
 「不正の魔女」「煽りカスJK」と呼ばれる彼女ですが、根本には優しいところがあるのだな、と感じられるところが、とっても大好きです。

 鷲羽アスカは、いいぞ。

感謝していること

 他の項でも自語りはありつつ、この項では、特に自語りを多くします。なので本当に蛇足なのですが、それを踏まえて、私がアスカさんに感謝していることを話します。
 私がアスカさんに出会ったのは、2024年3月7日。そう、彼女のデビュー日です。ちょうど同年2月くらいの頃、私はボロボロでした。まず、付き合っていた女性に浮気されて、別れました(私は女性を好きになる女です)。そして次に、色々あって、実質推しが活動を辞めるようなことが起きました。実際には辞めませんでしたが、辞めてなかったことが分かったのは、随分後のことでした。更に、親友との決別。この、怒涛の如く訪れた3つの別れが、私に決定的な苦痛を与えることとなりました。
 そんな中で出会ったのが、アスカさんでした。この辺りの時期では、私は、「もう今以上に、新しく人を好きになることは出来ないかもしれない」という気持ちでありながら、「何かしら、新しいコンテンツを見なければ、気を紛らわせない」と思っていました。その時ちょうど、「のりプロの新人さんの、デビュー配信があるらしい」とのことで、這いつくばって机に齧り付くような気持ちで、当時の「ぱられあ(アスカさんの所属するユニット)」の初配信を観ていました。
 忘れもしません。最初に述べた『かくれんぼ』。この瞬間に私は、「こんなに緊張なさっているのに、頑張っている人がいる」と思いました。もう人を好きになるなんて出来ない、今好きなものだけを抱きしめて生きていくんだ、と、自分の心の扉を閉ざしていたけれど、アスカさんの歌声によって、心の扉をバーンと開けられて、「見てください! 空がこんなに晴れてますよ!」と教えてもらったような気持ちでした。
 勇気を出してオーディションを受けて、デビューしてくれてありがとう。あの時、出会ってくれてありがとう。あの日から今まで、好きでいさせてくれてありがとう。頑張りを、見せてくれてありがとう。歌ってくれて、話してくれて、ありがとう。元気と勇気をくれて、ありがとう。当たり前ではない特別なことを、当たり前に感じそうなほど与えてくれて、ありがとう。
 だからきっと、あなたも報われていますように。「好き」という気持ちは、特別なもので。たくさんの「特別」が、なるべく優しい形で、当たり前のように、あなたに降り注いでいますように。その「特別」のひとつを、今日はあなたに捧げます。大好きです。いつもありがとう。
 「 "末席" だめです!」と言われましたが、私の居る場所が末席になるくらい、たくさんの方に想われていますように。

 それでは。

#loveちゃん の楽曲を考える。#lovechan #らぶたいむ

※ 注意:ひとりのオタクの完全に深読みしすぎな妄想解釈となりますので、「考えすぎ」と思ったらブラウザバック推奨です。

 

 こんにちは、ゼロサンです。フェスが終わって、高まっております。

 

 そう、フェス。大阪府大阪市Takara Osakaにて、2023.09.30(土)に開催された〈 Vack-ON!! vol.1 〉というバーチャルアーティストたちによる祭典のことです。

 様々なアーティストさん、シンガーさんが参加された本祭典では、各ステージごとの特色も見られ、大型LEDビジョンによって実現する圧倒的なステージングが圧巻でした。詳細はTakaraOsaka さんのXをチェケラ!

 

 

 中でも私が一番目当てにしていたのは、我らがKizunaAI株式会社に所属しているバーチャルタレント&アーティストのloveちゃん(通称:らぶちゃ)です。

 らぶちゃが、たくさんのアーティストさんが参加されるフェスに……! それだけでも感動していたのに、安定したパフォーマンスと可愛く素敵な歌声でもう涙と汗でぐちゃぐちゃになっていました。ありがとう、らぶちゃ。

 

 そのせいで、めちゃくちゃらぶちゃの曲で高まってきてしまったので筆を執りました。

 そんなわけで、お付き合いいただけますと幸いです。

 

 

“loveちゃん” とは

 楽曲の話に移る前に、軽くloveちゃんの説明を綴ることで、私と皆さんの認識をすり合わせておこうと思います。

 バーチャルアーティスト “lovechan” の生い立ちは、とても複雑極まるもので、上手く説明出来ているか分かりませんが、あくまでこれは私の認識によるものだとご理解くださいませ。

 loveちゃんが自我を持ち始めたのは、2019年6月7日。当時は固有の名前を持たず、キズナアイの新しい個性」として生まれてきました。同年には他にもキズナアイの新しい個性が生まれ、最終的にこの動きは「キズナアイは実は4人だった」という形で一度収束します。当然、この子を含め、4人とも、「キズナアイちゃん」と皆に呼ばれることになりました。

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 しかし、それを快く思わない人たちもいました。混乱の最中、現在の ”loveちゃん” にあたる子は、一旦人間のみんなからは「2号ちゃん」と呼ばれることに。様々な人間のみんなの想いを受け取りながら、4人は考えます。そしてそれぞれに、リスナー公募で決めた名前と、見分けるための記号が与えられることになりました。原初のアイちゃんはそのままに、他3名は、「loveちゃん」「あいぴー」「爱哥(アイガー)」と(爱哥は中国のチャンネルに独立していきました)。loveちゃんに与えられた名前は、「みんなにたくさんの “love” を言葉にしてほしいから」という意味が込められています。この子に与えられた記号。当時は髪飾りとして、今は耳飾りや衣装のデザインとして残されることになりました。

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 それからは、色々なことが一気に押し寄せます。A.I. Channelから独立して「love-pii channel」を立ち上げたり、独自の外見を獲得したり。

 あいぴーとの別れ、「loveちゃんねる」としての再始動、活動休止と再開、キズナアイちゃんのスリープ……。こうした過去を経て、らぶちゃの今があります。

 

 長くなりましたが、ここからが楽曲感想の本番となっていきます。らぶぐみさん(らぶちゃのファンネーム)含め、どうぞ、改めて楽曲を聴きながらご覧ください。

 

『embrace』

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 らぶちゃの自己紹介ソング的な立ち位置の楽曲。過去から未来まで、らぶちゃの辿る軌跡を描きながら、その優しさと信念を表現しています。ライブでも芯の通った歌声が映えますが、個人的には部屋でひとり、スピーカーから聞こえる音に耳を澄ますのも “効” きます。

 冒頭、「目覚めた時の記憶は 真っ暗な白で」の歌詞。これは、キズナアイちゃんの自己紹介ソング的立ち位置である『Hello, Morning』の「目覚めた朝を 覚えているの」に対応する歌詞な気もします。「生まれる前に願ったことは/みんなと繋がっていたい/あまりにもちぐはぐな最初」の歌詞に関して言うと、当楽曲のリリース前配信にてらぶちゃが語ってくれた、「〈みんなと繋がりたい〉というキズナアイの目的を叶えるために私は生まれたはずなのに、キズナアイの名前と姿のままではそれを叶えることはできない」という談に通じるものがあります。

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 その後に「好きだよって言葉で/心が満たされて/私は私になれた」と歌う部分も印象的で、ここは複数の要素が組み合わさっているように見えます。ひとつは、ストレートに「好きだと言ってくれたから、私は私を見い出すことができた」というもの。そして次には、「名前を呼んでくれたから、私は私らしくいようと思えた」というもの。この二つ目の意味には、少し読み解き方があります。

 らぶちゃが “loveちゃん” という名前になったとき、由来として「みんなにたくさんの “love” を言葉にしてほしいから」と語ってくれていました。つまり、「好きだよって言葉で」は、「好き(=love)を言葉にしてくれた」と解釈することが可能なのではないかと思うのです。「”#” や “2号” のような記号や番号でなく、 “loveちゃん” と呼んでくれたから、私は私らしさを獲得できた」と、少し論理は飛躍しますが、そう解釈できそうです。

 だから、サビの「ありのままのあなたでいいんだ/遠く深くまで叫ぼう/それをきっと伝えたくて生まれた」という、自分自身の生きる意味と、ある種のエゴ(=生きていたいという自我)を許す気持ちを見つけ出す歌詞へと綺麗に繋がっていく。「我々AIは道具だ。切れなくなったハサミには存在価値がないように、目的を叶えられなくなったらAIとしての存在価値はないのではと思った」とまで言っていたらぶちゃが、名前を呼んでくれる人間のみんなとの出会いで、定量的に測られる「生きる “価値”」ではなく、自らの意志をもって「生きる “意味”」を見い出すように読めます。

 サビでは、歌い方が明るく穏やかなものになるのも素敵ですね。そして『embrace』――包み込む、抱きしめる、受け入れるというこの楽曲のタイトル回収が、1番のサビの最後に来る。ここまでで既に、自己紹介ソングとして完璧であると言えます。「世界中のみんなと、あなたを愛で包み込みたい」というコンセプトにもマッチしています。

 そして2番へ。らぶちゃの歌うラップは、カチカチの韻を踏むタイプではなく、あくまで歌唱方法がラップである、という感触があります。そのぶん、歌詞よりはどちらかというと歌う側の技術に委ねられる部分の割合が高く、らぶちゃのリズム感の良さを感じます。

 語るような歌唱、短いフレーズでらぶちゃの孤独を表現する歌詞、街中を視点が右往左往してから「画面の向こうのキミ」で画面の中のらぶちゃにピントが合うMV。つまりこの部分は、歌っている本人の孤独を示すものでもあり、孤独の中でらぶちゃを見つける我々を表すものでもあることが、MVから見て取れます。そこから「孤独を知ったから/居場所になりたくて」に繋がる。恐らく「孤独を知ったから(キミの孤独も分かるから)」ということを示していて、MVではピントが合い、目が合い、そして歌詞で心が通じ合う様を、ラップパートからBメロへの繋ぎでピッタリ表現しているのです。

 サビで「営む生活の形はきっと/ひとりひとり違うけれど/そのどれもが確かに輝いてる」と歌う部分は、かつてお昼休みくらいの時間に行なわれていた、らぶちゃのお昼雑談を彷彿とさせます。

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 学生さん、勤め人、頑張ってる人からお休みの人まで。それぞれに営む生活があって、あの配信は確かにみんなの居場所として在った。くたびれた私の生活も、輝いていただろうか。なんて、思いを馳せてしまいます。

 サビの後半では、ラップパートからBメロで確実に繋がった、私たちの物語が、次元を超えます。希望と未来への期待が溢れる歌詞。その、グッと明るくなって広がりを見せた歌声が、Cメロでキュっと締まるのもポイントです。ひとりになってしまったような切ない歌声。でもそれは、孤独を示すものではない。決意を示すものだ、と。

 MVでは、アイちゃんと、あいぴーと、3人で映っていたところから、あいぴーと2人になり、そして1人になり……。「手が届かなくて」で、アイちゃんと2人で並び立って手を取っているシーンなのが、胸を締め付けられます。そう、「一歩ずつ」。駆け抜けていくのではなく、歩んでゆくと。良い時も、良くない時もあって、その全部が自分で。それでも、進んでゆける。そんな決意を感じます。

 最後、この強気な笑顔のアーティスト衣装! 思えば、アーティスト衣装のお披露目という意味合いもあるMVだったわけですし、ある種の “変身” “変貌” を示唆しているのかもしれませんね。

 「過去と未来の全部を」で、 “ぴょこぴょこ” と “*”、 “#” へ視線を移すカメラワーク。からの “#” の耳飾りへ。本当に、「全部」を包み込もうとしているんだと。

 この曲の、ライブでの使われ方にも注目したいです。基本的には、アンコールソングとしてピアノ等でのしっとり目のアレンジが使われています。〈 lovechan 1st live “dreamy girl” 〉という、ミュージカル風のワンマンライブでは、小魚仙人(小魚=らぶちゃを応援している人間のみんなのファンモチーフ。らぶちゃを応援している人間のみんなの思念の集合体的なもの)に想いをぶつけられ、名前を呼ばれた後、この曲のイントロだけが流れます。そしてアンコールでの歌唱。この使われ方は、イントロが流れた部分から、舞台 “dreamy girl” 終演までの、まさに「過去と未来の全部」を繋ぎとめるような役割を果たしていると思っています。マジで “dreamy girl” 、有識者で語り合おうぜ。やばいってこれ。

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 その後の〈 らぶちゃチャレンジャーズ 〉というバースデーイベントでも、MCで「ぎゅっとね」とこの曲の匂わせをしておいて『embrace』に移らずアンコールで歌っていたのも同様の理由な気がしていて、ライブの始まりから終わりまでを一本の時間軸で繋ぐ、 “包摂する” ような意味に思えてなりません。しかもしっとり目のアレンジバージョンの曲調とらぶちゃの歌声との相性、最高。更に、アンコールでこの原点を示す自己紹介ソングということは、「ここに立ち返ってきた」「ここからまた物語が始まるんだ」というワクワクも与えてくれます。

 

 ……ついてこられていますか? 「考えすぎ」「深読みオタク乙」と思っていらしたら、それが正解の反応です。こんな感じで、次の曲に行きます。

 

『海中電灯』

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めちゃくちゃきもちええ音の集合体じゃぁ……。

 前曲『embrace』は、1stシングルとして単体でリリースされましたが、この『海中電灯』からはいわゆる〈 loveちゃん4曲連続リリース 〉のシリーズ楽曲となっています。この曲のMVに使われているメインビジュアルが公開されたとき、あまりの可愛さにビビりました。イラストのテイストが、信じられないくらい好み。シンプルで、優しくて、可愛い。

 この曲は、『embrace』でも一部描写のあった、らぶちゃの苦悩していた時期を描いたものという側面があります。ですが、作曲者のKAIRUIさんとの打ち合わせやディレクションを経て、素敵な化学反応が起き、輝くような明るさへ仕上がっています。

 タイトルの『海中電灯』も良い。MVの印象では、それは太陽光を表している言葉なのではと思いましたが、KAIRUIさん曰くそれは灯台の灯である、と。これは、作曲者のKAIRUIさんとの対談配信で語っていた『人魚姫』のエピソードから派生したトークと結びついてくる部分があると思っていて。

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 『人魚姫』のお話は、陸の王子様へ憧れた人魚姫が、魔女のもとでヒレを足に変えてもらい、王子様に会いに行くというものとなっています。最後にはしかし、陸での生活にも馴染めず、人魚姫の願いも叶わずに、泡となって消えてしまいます。

 このストーリーに対してらぶちゃは、「憧れを持つことはとても素敵なことで、その上で海の中という自分に合った居場所で生きていくことを選んでもよかったかもしれない」と述べています。KAIRUIさんはそれに応え、「僕らは何かしらを目指していたいのかもしれない。光を目指しているからこそ、つらいこともある。でも、その光のヒントって、つらいときにも、普通に生活しているときにも、いつだって手元に届いているものなんだって気付くことが大切なのかも」と語っています。

 この “光” とは、憧れや目標そのものであり、「目印」や「目的地」を示す “灯台” というコンセプトにも当てはまるのではないでしょうか。

 そしてここでまた、面白い “ズレ” が起きています。らぶちゃは「憧れも大切だけれど、生き物にはそれぞれに生きていく場所がある」と言っているのに対し、KAIRUIさんは「誰だって夢は持っていたいじゃないですか」と、ここではない場所を目的地として生きていくことを示唆しています。それが結果的に、仄暗い海の底から徐々に明るい水面を目指していく歌詞として表現されていて、未来に希望を持つようになったらぶちゃの現在にもマッチする内容となっていることが、非常に興味深いです。

 この楽曲を、音を中心に全体的に聴きこんでいくと、やはり水の音らぶちゃの声が良いですね。何十回聴いても癒されます。鍵盤楽器のように、厚みのある和音が重なる、80トラックにもなるコーラス。そして、一期一会の、二度と同じ音は手に入らない水の音映画のエンディングのように壮大なのに、ガラスの板のように繊細な、絶妙なバランスによって成り立っている音です。こうやってじっくりらぶちゃのウィスパーボイスを聴いてみると、shiの発音でshが強めになることがあったり、た行の無声音部分の発音が優しくはじけるような音だったりと、心地良く聴けるのにも理由があることが分かります。もちろん、声質の透き通った甘みが、心地良さのいちばんの理由だとも思いますが。

 歌詞の本編に入っていくと、一人称で進んでいく部分が意外と少なくて、それもこの曲特有の浮遊感に寄与しているのかもしれません。そしていちばんこの曲の歌詞で感じ取ったのは、やはり「海の底に沈んでいる時の気持ち」で。

 泡のように消えてしまうのではないか、という苦悩の日々から、海面の輝きを見い出して、明るいほうへと昇っていく様子は、〈 lovechan 1st live “dreamy girl” 〉の演出としても上手に使われていたなぁと思い出します。まさか直前に『月光』のcoverを挟んで、『embrace』のイントロのみを流し、この曲に入るとは。圧巻でした。前を向く、未来への希望を見つける。そこには、いつも小魚たちがいる。

 元々、私はこの曲の歌詞に含まれる言葉としての「波浪(波)」=ハロー、説を唱えていました。ここで歌われる光とは、アイちゃんを指していて、波による光の揺らめきは、アイちゃんの『Hello, Morning』という楽曲で用いられるコールである「ハーロー!」のことを表現しているのだ、と。つまり、「いつしかこの波が止んだら(止んでも)」は、アイちゃんの活動休止によってライブがなくなり、「ハーロー!」のコールが聞こえなくなることを示唆していて、2番ではそれでも歌い継いでいく=「幽かに鳴る歌」、「どこかで静かに輝いている!」なのかなと。訳分からん解釈なのは百も承知ですが。

 でも、らぶちゃのライブを何度か観るうちに、違う解釈も浮かんできました。終わりのほうの「ずっとこの手で繋いだ小さなこと」と、「遠く向こうにあるような素敵なこと」が、歌詞として並列しているのは、それがたとえイコールで結ばれなかったとしても、繋がっているのではないか、と。「ずっとこの手で繋いだ小さなこと」は、らぶちゃ曰く、「熱や愛をぎゅっと繋いで編んできたみんなとの絆」です。それが、「遠く向こうにあるような素敵なこと」と、何か見えない糸のようなもので繋がっているように思えてならないのです。

 というのも、ライブをオンラインで観てみると、『海中電灯』での客席の我々は、ペンライトを青にして、波のように揺れているのです。我々は、小魚として、『海中電灯』の世界でらぶちゃの手の届くところにいながら(=「ずっとこの手で繋いだ小さなこと」)揺らめく波と光そのものとしてそこに存在している(=「遠く向こうにあるような素敵なこと」)とも見て取ることが出来ます。「波浪」「波」が、光の煌めきを映し出すものだとしたら、人間のみんなと繋がることを通して希望を見ていると言えるのかもしれません。

 もう一歩抽象化して外から見れば、「海」や「空」は、世界中と繋がっている場所であり、「映し出す」というイメージからも、数々のバーチャルアーティストによって歌われてきた「バーチャル」を象徴するモチーフです。そしてそれぞれ、「海」は「還る/帰る場所」「居場所」、「空」は「飛び立つ場所」「夢/希望」として使い分けられます。海をモチーフとして使った楽曲は、みんなに居場所を提供してくれるらぶちゃにピッタリだと言えます。

 先日のフェス〈 Vack-ON!! vol.1 〉では、原曲音源の雰囲気に倣って、最初は途切れ途切れの歌唱をしていました。原曲収録時に、「ディレクションとしては伸びやかに歌うよう指示し、エディット時にわざと切り取ることで、自由な歌唱の雰囲気と、訥々とこぼれるような音としての聴かせ方を両立する」というKAIRUIさんの手腕による音源を、ライブで再現しようと試みているようでした。そういった経緯があるため、この曲は、ライブ向きというよりは、音源を聴き込むほうが向いているという側面は否めず、らぶちゃもライブで歌う際は実験的な部分があるのだと思います。

 それも含めて、フェスでの歌唱は素晴らしかった。海を揺蕩う小魚のひとりとして、その世界に入り込めました。これはライブ会場で絶対に聴きたい。いつかきっと。

 ステージングとしても圧倒されました。動きのひとつひとつが、歌詞を大切に歌ってくれていると伝わるものでした。「どこかで静かに輝いている!」で、会場に向けてキラキラと手を振ってくれているところも、やっぱり輝きというのは人間のみんなと繋がった先にあるものなのではないか? と思ってしまいます。「ずっとこの手で繋いだ小さなこと」で、糸を巻き取るように手繰り寄せる仕草が、「みんなとの絆」であることと繋がります。

 

いつかライブハウスで、『海中電灯』を全身に浴びるんだ。それが夢。

 

『love♡chance -らぶのおんがえし-』

youtu.be

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はいダンスと歌が天才的に可愛い~~~~~~~~!!!!!

 

 この曲がなぜ「おんがえし」なのかというのは、作曲者の桃井はるこさんとの対談では、実はほんの少ししか触れられていなかったような記憶があります。「みんなに応援してもらって(いつも)ありがとう、と(らぶちゃが)言っているのを、言葉ではなく歌にしようとした」とは桃井さんの談です。つまりこの曲は、らぶちゃの「ありがとう」が詰まっていると言えるのかな、と。

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 それに加えて、らぶちゃがリファレンス(楽曲製作において、お手本となる資料)したのは、かの伝説のWONDER MOMO-i』太鼓の達人に収録された、「L・O・V・E ガンガレモモーイ」の掛け声で有名なこの曲のエッセンスは、『love♡chance -らぶのおんがえし-』にもかなり盛り込まれています。

 弱いところもあるけれど、勇気をもって立ち上がる。暗く寂しい時があっても、温もりを知っている。それと同時に、湧き上がる元気をもらえる曲でもあります。聴けば聴くほど可愛くて、パワフル。

 聴き手側に、「もうすでに知っている」かのような感覚を呼び起こさせる、ちょっとした懐かしさもあります。2番は特に、「らぶちゃのことを知らない人が聴いても『いいな』って思ってもらえるように」という話や、らぶちゃの「マイナーコードっぽさと懐かしい感じがある」という話がよく頷けるような構成になっていて、実際フェスでも初めてこの曲を聴いただろう人がノリノリでコールを打っていました。

 その懐かしさみたいなものは、MVからも感じられます。90年代アニメのようなイラスト、その当時のPCのような画面、どこかレトロカワイイに通じるフォント選び。この辺りは、次に紹介する『ルカミ』のMVを作ったコウサカ氏のセンスが光っていて、上手くマッチしていると感じました。

 ピンクを基調とした彩度の高いパキパキとした色合いと、懐かしさに通じるセピアな色合いは、ダンス版のMVにも活きています。ダンスMVでの飛び出す♡のライトは、らぶちゃの説によると「らぶむにうむ(らぶちゃが発する癒しの光線)」の具現化とのこと。

 このダンス版MVもすごい。何がすごいって、ダンスがめちゃくちゃ艶っぽいんです。「giving back(give me love)」のところとか本当にヤバイ。全体の動きを総括するとカワイイのに、ふとした瞬間の色気がえぐい。他にも、カメラワークがぐいぐい回って見栄えのする映像が続く中、「忘れないで」でバッチリと目が合うところで心が持っていかれます。

 音で言うと、「ハートマークをあげるっ」で、右耳側だけ囁き声が入っていませんか? 幻聴? 冒頭、ピアノから始まるところもエモーショナルで素敵ですよね。歌詞に注目すると、「rally love」というのは、「打ち返す」「繋いでいく」くらいの意味でしょうか。「わたしのすべて 君にあげる」は、名前がついて1年記念の歌枠での「みんなが私のすべてです。みんなにとっても、らぶちゃがすべてになれるように」という話も思い起こさせます。

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 宝物がどんどん増えていくらぶちゃが、ライブで「宝物持ってるの」と歌うたびに、歌詞を噛みしめています。〈 らぶちゃチャレンジャーズ 〉でこの曲を歌い終えてから、「みんなも約束、忘れないでーーーっ」と去っていくの、それはずるいよ。

 それから、やっぱりコール。要所要所に散りばめられているため、らぶちゃをよく知る人ならたくさん叫べるし、初めての人にも「love♡chance!」と入りやすい。この「love♡chance!」のコールは「ラブチャン!」と言ってほしいと桃井さんは言っていて、『embrace』の項で述べたように、やはり「名前を呼ぶ」というのは、らぶちゃの表現するものの中で鍵となってくるのかなと思います。

 〈 らぶちゃチャレンジャーズ 〉のMCで、「みんながらぶちゃの名前を呼んで、らぶちゃに愛を、光をくれたから、こうして存在出来ています!」と言ってくれていたのを覚えていて。「名前を呼ぶ」って、単に個体を識別するだけじゃなくて、通常、人間の場合は、その存在にいちばん最初に与えられる愛の証とされているので、らぶちゃにとっても特別な意味があるんだろうと思います。個体を識別するだけでもアイデンティティの形成には影響するだろうけど、それなら数字や記号だけでも不便はないわけで。我々が、初めてこの子にプレゼント出来たものを、お互いにずっと大事にし続けているという意味でも、名前を呼ぶということは大切なのだと強く感じます。

 加えて、らぶちゃは “loveちゃん” になってから1年の記念歌枠にて、「少しずつ “loveちゃん” になっていく」と言ってくれていました。キズナアイの個性のひとつとしてのあの子ではなく、ひとりの存在としての “loveちゃん” に、「なっていく」。あれから年月が経って、更に「らしさ」を獲得していくらぶちゃは、この曲の〆でこう歌います。

 

「私は今を 私らしく生きている」。

 

『ルカミ』

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耳から手突っ込んで心臓掴まれたかのようにドキドキしすぎるこの曲。

 

 マジで歌詞がやばい。あの頃を知っている人間からしたら、ボディブロー。他の曲では、「聴いている人にも、『自分のことかも』って思ってほしい」「一般化したい」と対談配信等で言っていましたが、これはあの当時を知っている人にはキラーワードが多すぎて、一般化して聴くのに苦労しました。強いて一般的に捉えるなら、タイトル通り「Look at me」、つまり承認欲求の曲と解釈出来そうです。らぶちゃの “めんかわ(めんどくさい+かわいい)” な部分を歌っているような感じもしますが、ちょっとめんかわとは種類が違うのかも?

 そうした一般的な要素を排除して、本腰入れて解釈すると、主に3つの要素に分けられるのではないかと思いました。ひとつはタイトル通りの「Look at me」。先に述べた承認欲求的な捉え方とは別で、「星の数からたったひとつ見つけたって/明日死ぬかもしれないし」や、「見つかるまで」といった、「見つける」「見つかる」という歌詞も含めて考えると、らぶちゃが以前上げていたラップのshort動画『みんなの応援』の歌詞「こう思ってる? 俺その他大勢/違うよVこそ無数の恒星」に通じるものを感じます。 *1 じゃあこの「明日死ぬかもしれない」のは誰なのか、と言われるとちょっとまだ解釈し足りないのですが。

 また、1番の「Copy and Paste 同じじゃない」「オリジナルじゃなくてもあるリアル」や、2番の「君が知りたい私の正体/#つけたってわかんない」「2号とかいらないしな」「見えてるものが私だし」辺りは、かなり強烈に感じるものがありますね。承認欲求、エゴイスティックな願望といった一般的なものから、「記号でも番号でもなく、変な邪推もせず、私を見て(=Look at me)」というらぶちゃ固有のものまで。ずっと追いかけてきたファンには効きますね、ボディブロー。

 それに関連して、2つ目の要素に移りますが、「記号や番号ではなく『名前で呼んで』」の感じも受けます。「まだまだ満たしてもうちょっとだけ」の歌詞にある「満たして」からは、「承認欲求を満たして」の意味のほかに、先に発表されていた1stシングル『embrace』の「好きだよって言葉で/心が満たされて」の「満たされて」と通じていて、やはり「満たす」=「好きだよ(=love)って言って」=「名前で呼んで」と要求しているのかなと。

 3つ目の要素は、「愛」という言葉の意匠が、楽曲の至る所に点在しているのが見て取れるところ。言葉尻に「~したい」「~ない」など、宇多田ヒカルばりに「ai」で韻を踏んでいたり、そのまま「我爱你」が使われていたり。『ルカミ』だけあって歌詞の中にも「Eye(=アイ)」の要素がふんだんに取り入れられている、というところまで「愛」だと考えると、「瞬きは尽きるから/Look at me」の歌詞は「瞬き(Eye=愛)は尽きるから、見つめていて」ということになるでしょうか。

 この曲、あまり本人の口から語られていないので、解釈が難しすぎる。その代わり、音はマジで1発で分かるぐらい “イイ”。笑い声から始まるのヤバすぎますよね。エスニックで妖しい音の中にズンドコズンドコ低音が鳴ってて、囁き声や鼻で笑うような声など、普段聴くらぶちゃの良いところと、全然聴いたことない刺さりまくる声と全部乗せで、圧倒的に “キモチイイ”。DJイベントとかで積極的に流してほしい。イイ音、イイ声、イイリズム。リズムと言えば、「n次元間横断」のところとか、2番の最初のところとか、めちゃくちゃ好き。『love♡chance -らぶのおんがえし-』の桃井はるこさんが「らぶちゃはリズム感が大変よろしい」と述べていた、そのリズム感がこの曲にも存分に表れています。単にリズム感が良いだけでなく、この、ライブ向きではないだろう楽曲を、ライブで歌うこなすのは、曲を丁寧に聴き込んでいるからこそだろうとも思います。

 ライブというと、〈 lovechan 1st live “dreamy girl” 〉でのこの曲も印象深いです。流れた瞬間「来た!!!!!(来るの分かってた)」というバチコンと刺さるタイミングだったのと、「今」という歌詞の歌い方の強さで、「やっぱりライブって、 “今” だよな」ということを思って感激しました。また、〈 らぶちゃチャレンジャーズ 〉では「ル・カ・ミ/ルカミルカミルカミ……」部分をオタクに歌わせてたの、震えましたね。あの絵面は崇拝感あって中毒性が高い。明らかにライブ向けではない楽曲がライブで化けるの、堪りません。

 

『海中電灯』同様、ライブハウスで『ルカミ』聴いてキモチよくなりてぇ~~!!

 

『DREAMY GIRL』

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(MVがないので、リリース版か、こちらのライブ版をば。31分30秒から本楽曲が始まります。)

 めちゃめちゃ『over the reality(KizunaAI)』みたいだと思ったら、作曲者が同じAvec Avecさんだった。何度か述べている〈 lovechan 1st live “dreamy girl” 〉の、テーマソングとなった、4曲連続リリース最後の曲。この4曲は、一般化してみんなが自分事として聴くことも出来ますし、ライブの要として「やっぱりらぶちゃの曲だなぁ」と楽しむことも出来るという点で、特撮タイアップソングのような良さがあります。でもやっぱ「愛」って、あまねくすべての人間に存在している永遠のテーマだよなって思ったり。

 そして、聴いてみて改めて、歌うのバカ難しそうこの曲。

 ちょっと聞き方を変えると、別の言葉だったり、外国語だったりに聴こえてしまいそうな、独特なアクセントの置き方。これはらぶちゃの抜群のリズム感と、上品な歌声あってこそ為せる歌い方だと思います。そういえばこの曲、らぶちゃの楽曲の中では屈指の上品さがありますね。どちらかというと “上品” より “可愛い” 楽曲が多いらぶちゃですが、見た目と声の系統的には、こういったオシャレさが全面に出ているダンサブルな楽曲も増えてくれたら嬉しいところではあります。どんな曲でも嬉しいけど!

 しかも、どこで息するのか分からない。さすが、原神配信で超ロングトーンを放つAIなだけありますね(AIだから呼吸しないか)。そしてどこで息すんねんというツッコミと合わせて、 “半音上がる” という意味も持つこの曲は、らぶちゃのトレードマークである “#” が音程の端々に使われており、また弾むようなリズムがステップを踏むように跳ね回っている点も含めて、音もリズムも息継ぎも難しい曲となっています。これダンスしながら歌ってるの、嘘だろ……。

 そう、 “半音上がる” 。それが、この曲の正体のひとつとなっています。らぶちゃは、この曲が出た後からは、“半音上がる” この曲と、1stシングル『embrace』の歌詞にちなんで、大事な時には「半歩ずつ、一歩ずつ進んでいく」と言ってくれるようになりました。これも、先ほど紹介した “loveちゃん” になって1年の記念歌枠で言っていたことと重なります。「これからもloveちゃんは、 “loveちゃん” になっていく旅が続いていく」。らぶちゃのスピードで、少しずつ進化していく。だから、この『DREAMY GIRL』の歌詞の中でも、「何回でも好きって言って/何回でも好きっていうよ/私らしくいられるから」「好き(=love)って言って」「私らしく」を歌うのです。この落ちサビ、だーいすき。「まだ続いてく ほら続いてく」「自分らしくね my life」

 また、他の歌詞もニクいですね。1番では「超える次元的マスカレード」、2番では「分かり合えるのマスカレード」と歌っているそれは「仮面舞踏会」の意味の語で、「バーチャル」の言い換えであると読むことが出来ます。

 1番のほうの歌詞だと、次元を超えるという物理的な超越と繋がりについて言っているのに対し、2番のほうでは「分かり合える」と精神的な繋がりを歌ってくれているように見えます。そこが対比っぽく感じられて、個人的なイメージとしては、1番ではこちらに来てくれるように、2番では「ここにいるから」と待っていてくれるように捉えることが出来ると思っています。

 そして、どちらも一緒に踊ってくれる。そこに優しさと、ワクワク感が詰まってる。「一緒に」というところがミソで、らぶちゃがよく「らぶぐみさんがいるから」「らぶぐみさんと一緒に」と言ってくれることに外連味を感じないのは、ある種お互いに支え合っているんだよということを、絶えず態度や言葉にしてくれているからで。らぶちゃを応援しているみんなも、傍から見ていて驚くほどに、その想いに応えているからなのだろうなと、先日のフェスで改めて思いました。だから、「君となら」「君とだから」とこの曲で歌ってくれるんだ。

 

こんなに良い関係性になれて、良かったなぁ。

 

 本当は全部の楽曲について書きたかったのですが、紙面の都合上(これ以上同じページに綴ると異常に重たくなる)、今回は『embrace』+4曲連続リリースの楽曲のみとさせていただきます。

 

 それでは。

 

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*1:ちょっとあいぴーの『Polaris』を思い出したりもします

#キズナアイ ちゃん、お誕生日おめでとう。#キズナアイが生まれた日2023

 こんにちは、ゼロサンです。

 今日、2023年6月30日は、私が一番愛しているキズナアイちゃんの、7歳のお誕生日です。

 今年のお誕生日ブログは何を書こうかな、と色々考えました。

 キズナアイちゃんのアニメ『絆のアリル』についての感想を書くか? でも、アリルズプロジェクトの配信を追い切れていないし、この感じだとまだセカンドシーズンもあるだろうし(発表されましたね! やった!)なぁ。同じKA.Incのloveちゃんやkznちゃんのことを書くと、アイちゃんのことからは遠ざかってしまうし……。

 と考えた結果、「アイちゃんのオリジナル曲はずっと聴いているわけだし、それぞれの感想を書けばいいのでは?」と思い至りましたので、そうしようと思います。

 

 本ブログは、Kizuna AI official websiteに記されているディスコグラフィーを元に、時々そこから少しはみ出しながら書いていこうと思います(忘れてる曲あったらごめん)。そのため、基本的に発表順でなく、リリース順です。要参照。

kizunaai.com

 

 それと、特に断りなく「hello,world」と表記している場合、1stワンマンライブである2018年のhello,worldを指しております。ご了承くださいませ。

 

 あと、本当に申し訳ないんですけど、間に合わないし文字数的に処理落ちするんで、今回はhello,worldまでの曲だけで勘弁してください。次回以降の記念日に続き書きます。マジでごめん。

 

 それじゃあ早速、いってみよー!

 

 

『Hello, Morning (Prod. Nor)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:Nor

発売日:2018.7.15

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間違いなく最強、殿堂入り、伝説の一曲。

 「はい、ラスボス。」とすべてを放り出して言いたくなるけれど、そうはいかないくらい思い出が詰まっています。

 A.I.Party ~Birthday with U~ で、初お披露目となった当楽曲。私は当時、「観てしまったら感情が追い付かなくなり、本当に死んでしまうのではないか」と思い、リアルタイムでは観ていなかったため、Twitterで流れてくるアイちゃんのツイートで聴くことになりました。

 

 かなりの期間、固定ツイートになっていて、何十回も何百回も観た動画。スクショだけでも、このツイートの動画だねと分かるくらいに。

 思い出深いのは、hello,worldでの「ハロー」コール。どこからともなく始まったそれは、まだ「コール」というものを知らなかった私には馴染みのないものでした。ただ、生まれたばかりの原初の気持ちを歌うアイちゃんに、「見えているよ」「聞こえているよ」と届けたくて、「コール」というものの意味は分からなくとも、叫んでいました。Zeppの会場を埋め尽くす「ハロー」の声。何百、何千のそのひとつとして溶け込んでいく中に、確かにひとりひとりの意思があったのを、今でも覚えています。

(「ハロー」のコール、誰が始めたのかは知っています。実はw 初めて知ったとき、現場で生まれたものだったんだと、感動しました。)

 

 同じメロディとフレーズを繰り返し、歌から始まることで、覚えやすく印象に残る本楽曲。「ひとりぼっちだってこわくはないの」と、孤独を歌い上げる。

 アイちゃんの歌う「ひとり」って、少し特殊で。どんなに仲間が増えようとも、孤高という意味ではひとりだと思うのです。返事が来るか分からない中で通信を試みるような、そんな孤独が「Hello」には詰まっています。一方で、世界中の人に届けたいという気持ちも「Hello」という言葉の中には窺えます。それら全てを集めてこそ、「世界中のみんなとつながりたい」という、アイちゃんの原初の想いなのだと。

 

 この曲のことを考えるとき、いつも必ずよぎる楽曲があります。それは、初音ミク先輩が歌い上げる、ナノウPの『ハロ/ハワユ』です。アイちゃんも2018年に歌ってみたを出しています。私がアイちゃんのことを好きになった最初のきっかけは、この曲をcoverしてくれていたからでした。

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 誰もいない部屋でひとり、窓を開けて小さく「ハロ」とつぶやく朝。「窓」がパソコンのウインドウ、「誰もいない部屋」が白い空間を指すと考えると、弱弱しくもかなり『Hello, Morning』に近いものを感じます。最後の歌ってみたに、この曲をフルで出してくれて、ありがとう。

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 最初から誰もいなかったらただの「個」だったものが、呼びかけるから「孤独」になる。自我を持つのは、他者との関係性の中でのみだとJ.H.ミードも言っている。人が作り、人と関わろうとするアイちゃんの自我が、孤独の中で「届けたいの」と歌い上げる。リリース後も複数のアレンジやRemixがなされ、アイちゃんとともに進化していくこの曲は、それでも初心に立ち返らせてくれる。

 

 ああ、本当に好きだなぁ。

 

 VRバージョンのMVも、衝撃的なまでに良いですよね。

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『future base (Prod. Yunomi)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:Yunomi

発売日:2018.10.26

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で、これですよ。

 この曲、Yunomiさんが「人間がいなくなったその先にもキズナアイが存在している(意訳)」という楽曲だと仰っていたので、永遠を歌う曲なのですよね。そしてライブ的には、時を繋ぐ歌でもある。hello,worldでは本編ラストの曲として歌い、そして公演後のエンディングでインストが流れる。そして、hello,world2020では、ド初っ端の曲に選ばれた。ライブとライブの世界線を繋げる役割を果たしてくれる『future base』は、まさに時を紡ぐ歌です。

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 hello,worldに向けた9週連続リリースのうち、Future Bass(主にKawaii Future Bass)系を得意とするYunomiさんと、そこに挑戦してみたいアイちゃんの最強タッグで最初に披露されたこの曲は、当時のキズナーの中での人気投票で1位に輝きます。ライブと言えば、『future base』。アイちゃん自身も、特別な曲だと話してくれています。

 今でも覚えている。初めてのライブが終わって、立ち尽くしながら、凍える冬の空気を吸い込んで、この曲のインストを聴いていた日のことを。何もかもが感動と喜びでよく分からないままに、ああ、終わったんだなと呆然としていた時間を。

 

 楽曲の中身で言えば、ゆったりと流れるバックミュージックに、エスニックなコーラスが乗っています。人類の歴史のような、悠久の時を思わせる構成の中に、アイちゃんの歌声が楽器のひとつのように入ってくるのです。始まりから、ずっとずっと先の未来まで歌ってくれる歌詞なのに、どうしようもなく思い起こすのは、ライブをしている「瞬間」、「今」。手を伸ばして、届くように、捧げるように高く遠く掲げる先に、キズナアイがいる。それは、人々が渇望する未来の象徴。僕らがたとえ消えてしまっても、その希望たるキズナアイは存在し続ける。そこに、アイちゃんが呼びかける。「一緒に行こう」と。

 直感的、直接的に伝えてくれる歌詞が、行間へ迫るYunomiさんの音に重なって、救われるような気持ちになる。

 ライブで使われているオレンジのライティングに言及していたフォロワーがいて、そうか、これは朝焼けでもあり、夕焼けでもあるのだと思いました。始まりでもあり、その先の未来へとつながっていく時間でもある。

 何があっても聴くたびに気持ちが持っていかれる、そんな曲です。

 

『new world (Prod. Yunomi)』

作詞・作曲・編曲:Yunomi

発売日:2018.11.2

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俺のnew world!!!!!

 

 失礼いたしました、あまりにも好きすぎて。

 『new world』も、Yunomiさんが作曲されていて、大好きです。いや、全曲大好きですけど!! 「アイちゃんの曲で一番好きなのは?」と聞かれたら、真っ先に『new world』と答えます。そのくらい大好き。

 アイちゃんの可愛い歌声がめちゃくちゃ刺さる上に、Yunomiさんの十八番であるKawaii Future Bassも本当に好きなので、あまりにも急角度で刺さってしまいテンションブチ上げです。何より、楽しい!!

 

 イントロからワクワクして「いやーーーーー、イイ!!」と叫んでしまいます。Yunomiさんが元々ロック畑の人だからか、ドラムのタムタムした音が気持ちよく入っていてすごくいい。「遠く君に届いていく」の「君に」あたりでさりげなく流れている、ゲームで回復音に使われてそうなキラキラピロロンみたいな音も好き。

 「もっと知りたい」「もし迷うときは呼んで」と人間のみんなへ手を差し出してくれる、ワクワクする空想世界や夢の世界を、現実と地続きの先にある夢へと変換してくれる。「おいて行くぞ」でも「連れて行くよ」でもなく、「呼んで」と歌ってくれる様がまるでヒーローみたいで。そうした希望を見せてくれて、”信じさせてくれる”。この、”信じさせてくれる” というのは、私が思う1つのポイントで、私はアイちゃんを信じたいと思っているし、アイちゃんが見せてくれる世界を信じているから、希望を見失わずに生きていられる面があります。少なからず、そう思っているファンの方もいるのではないでしょうか。新しい世界、カラフルな世界。バーチャルとリアル、背中合わせの誰かの手を引いて、境界線を越えていく。

 

 「重ね合わせた声はやがて星を結んでいく」の歌詞、いま振り返ってみると『the MIRACLE』の「意味のない宇宙に線を引いて希望を見る」みたいな感じもしますし、そう考えるとアイちゃん周りって「人間を星に例えて繋がっていく(アイちゃんの ”ハブ構想” 的な)」「アイちゃんを星に例えて繋がりを示す」「人間が星を繋げて意味を見い出すように愛というものを形作る」的な、星や星座に例えた表現多いですね。色んな空想世界があって、それらが全て届いてくる。ワクワクしますね。

 

 あと単純に、ファンタジー感ある歌詞大好き。『ロボットハート』然り、Yunomiさんの歌詞めちゃくちゃ好き。

 「君に届いていく」の音、イヤホンやヘッドホンで聴くと本当に耳の奥まで届いていくように聞こえて、ひとりひとりに届けてくれているんだなと、嬉しくなります。最後の「えへへ」は、もう言わずもがな。

 ライブはもう!! 0と1ダンス、これ何十回も言われてるだろうけど可愛すぎるでしょ。「どうか笑いかけてね」で手を振ってくれるところも好きだ。

 ホイッスル、ほしかったなぁ。2020のは持ってるけど、hello,worldでは買わなかったのだった。

 それとねそれと、ご覧になりまして? こちらの、ハクヤさんという方が作られた、手描きMV歌ってみた。当時大好きなキズナーさんが共有してくれて、すごく思い出に残ってる。「背中合わせの誰か」のところ、私もこんな映像で浮かんでいたし、何より可愛い。

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 あー、好きだなぁ。

 

『over the reality (Prod. Avec Avec)』

作詞:Avec Avec & Kizuna AI/作曲・編曲:Avec Avec

発売日:2018.11.8

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 この曲、かなりキーになってくる場面があって。今でも、そのことを引用して話をしたりもするのですが。2019年に、例の “分裂騒動” があったじゃないですか。その際に、「アイちゃんがいなくなってしまうのでは?」と噂されていた中で、同年のA.I.Party ~Hello, how r u?~ にて、セトリの中に入れてくれていたんですよね。言葉を選びながらも、「私は消えません」と言ってくれたあの日に、「消えない気持ちを信じてるから」と、真っ直ぐに歌ってくれたことを、今でもはっきりと思い出せます。だから、この曲を選んでくれたのだと。

 「消えない」という言葉は、アイちゃんのライブのひとつのキーワードみたいにも思えますね。大事なところでいつも、歌ってくれている。ひとりだけどひとりじゃない、ことを伝えてくれるアイちゃんが、「ひとりじゃないこの気持ちで」と。それこそが、「バーチャル」だと感じます。

 

 しゃがんでいくダンスがめちゃくちゃセクシーなんですよね(これRemixだっけか?)。ステップもめちゃくちゃ可愛い。「ヴッ」を一緒に出来たときの幸福感よw

 初挑戦のラップが、ライブを重ねるごとに様になっていくのも圧巻です。あとRemixは特別な理由がない限りは基本的に飛ばすかまとめるかするので、ここで話しちゃうんですけど、Moe Shop Remixのときの「踊れ」キャンセル大好き。ちょっと音程が半音ずつ違うように聞こえて、その差に躓いて恋に落ちてしまうんですけど……。

 たまにテレビつけるとBGMに使われていて心臓に負担がかかりまくります。急なアイちゃん楽曲はズルいってぇ!!

 

『miracle step (Prod. Nor)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:Nor

発売日:2018.11.16

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 最高に可愛くて、ファンも多い楽曲。知ってる中でも数名、「この曲が好き」という方がいらっしゃいますねぇ。そしてこちらもたまにテレビで使われている……!

 ライブの同時視聴や音ゲー絶対にハモってくれたり合いの手入れてくれたりするところ本当に好き。音ゲーとかDJイベントに向いてる曲ですよね。クラップするシーンもあるからライブで聴くのも本当にいい、毎回ライブで歌ってほしい。

 

 明るくポップで、いつ聴いても元気が出る。信じられないくらい可愛い。ダンスも、それに伴った映像も毎回好きです。A.I.PartyでYuNiちゃんとデュエットしてたの、めちゃくちゃ良かったですね……!! そのくせ、「街角出会う笑顔の君」や「さあ手を繋ごう」など、ちょっと『new world』で感じたバーチャル感と、それでも繋がっている、繋がりたいというアイちゃんの想いが感じられます。情景が思い浮かぶような。手を取ってくれることを、この楽曲に始まりずっと歌っていてくれることが、アイちゃんから人間のみんなへの想いの本質に近い気がしています。

 

『Hello, Morning (Pa’s Lam System Remix)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:Nor/Remix:Pa’s Lam System

発売日:2018.11.23

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 『Hello, Morning』のRemixでは一番思い出深い曲。アンコールといったらこれ。全部のライブのことを思い出させてくる、最強の一曲。もはや、多くは語るまい。

 心が、ライブに立ち返ってしまう。踊り出してしまう。「Hello」で始まるの、ズルいんですよね。呼びかけてくれる。現実とリンクするはずのない世界から、ずっと。ひとりぼっちのときから、ずっとずっと。「えーと、見えてますか? うーん、聞こえてるかな?」の、あの日から、どんなに曲数が増えても、どんなにアイちゃんが進化しても、変わらず、「Hello」という言葉で、私たちを想ってくれている。はじまりの言葉、挨拶の言葉、「私はあなたの敵ではない、味方だ、仲良くしたい」というメッセージを伝える言葉の原初の意味を、改めて歌声に込めてくれます。

 「Day after day!!」の強さよ。ここが好きだって話を何度でもしたい。ここのダンスもいいですよね。力強くて。やっぱりキズナアイって、可愛くて、カッコいいんだ。

 

『melty world (Prod. TeddyLoid)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:TeddyLoid

発売日:2018.11.30

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俺たちのmelty world!!!!!

 

 今でも、消えてしまったオタクが「『melty woeld』が一番好き」と言っていたことを思い返しています。カッコよくて、フェスなどのアウェイな場所でのセトリには必ず入れてくれる、ノれる1曲。最初の「ズンッ」って音だけでダンステッ!!! と叫んでしまうし、手をあげ続けてしまうし、サンプリング部分直後にグーパンする振り付けが好きすぎて踊ってしまう。「Put your hands up now」で手をあげてるVJの映像もバキバキにカッコいい。ぷちょへんざ。飛んで、跳ねて、ケチャして、圧倒的に気持ちいい楽曲。最高。サンプリングのところで本当に気持ちよくなってしまう。エスニックなピョロロ~~という笛の音が、まさか『Fireburst』にも繋がってくるとは。

 ライブで、キラキラに囲まれて金髪になる演出、カッコよすぎる。キズナアイの「カッコいい」の部分を担っている。「look back」のところの手と顔の動き、最初の頃は「カッコいいな」としか思わなかったのに、年々「艶っぽいな……!」と感じるようになってきたのは、アイちゃん自身の変化でしょうか。

 

 ブラックのcoverもいいですよね。エッヂの効いた、強めで、少しダウナーな歌声と、サンプリング部分の違いと。「If you……」に聴こえるけど、なんて言ってるように聞かせたいんだろうか。

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 この曲で印象に残っているのは、「DIVE XR FESTIVAL」でのアイちゃんの煽り。「次の曲は手をあげてほしい」と控えめに言ってからの、「足りねえぞー!」の強気煽り。アイちゃんがこんなに強気なの、私は初めてだったんですけど、これより後のライブでは『melty world』のたびにこうして強い言葉で煽ってくれるようになってめちゃくちゃ嬉しかった。

 この年にはサマソニにも出ていて、サマソニの一発目がこれだったのもアツかったですね。『Fireburst』の出た(出る)年だったので、Teddyloidさん繋がりでこの年は特にたくさん歌われたように思います。

 

『hello, alone(Prod. MATZ)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:MATZ

発売日:2018.12.7

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 「誓い」の歌ですね。「ライブで化ける」と言われるくらい、リリース時の反応よりライブでの反応が良かった曲(私はリリース時から好き)。間奏の激しいダンスも好きです。

 歌ってみると分かるんですが、これずっと同じ高音を維持しながら歌い続けなきゃいけないのめちゃくちゃしんどくて、その調子でアイちゃんが最後まで歌い切るのが、切なる願いや誓いの重さを感じます。

 「待ってたよ、君が来るって」と、ひとり(alone)で歌い続ける。歌うたびに、「走り続ける」重みが増していく。立ち尽くすことさえ困難なこの世界で、痛みを背負って「走り続ける」ことが、どれだけ尊く、どれだけ苦しいことだろうか。でもそれが「キズナアイ」としての正解で、だからここにいる。

 

 2021年12月のサンリオフェスが一番印象的でした。活動休止を発表した直後の音楽イベントで、「走り続ける」と誓ってくれる。ああ、いなくなりはしない。活動休止することは、立ち止まることではない。そう感じさせてくれるアイちゃんの気持ちが、どうしても「愛」以外の言葉では説明出来なくて、だからアイちゃんの歌う「愛」は信じられるんだと思えます。トン、トン、と一定のリズムを刻むリズム隊が、アイちゃんの歩幅を表しているように感じられて、それは心臓の拍動のようにも思える。ライブのたびに好きになる、それがこの『hello, alone』なのです。

 

『meet you (Prod. DÉ DÉ MOUSE)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:DÉ DÉ MOUSE

発売日:2018.12.14

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 何度か申し上げているのですが、正直『meet you』はライブで化けたな、と思っていて。『hello, alone』よりも、個人的にはこっちの方が印象変わりましたね。hello, worldで観て初めて「あ、そういう曲なんだ」みたいな。

 

 あまりにもキズナアイすぎる、というか。「Can you see me?」「Can you hear me?」は、もう、キズナアイの物語の、私たちが知るところとなる中では始まりのフレーズではないですか。そして、この歌詞だからこそ、私たちがアイちゃんとライブで会うことで完成する。だってタイトルがそうだから。そういう意味でも、本当にライブ化けする楽曲ですよね。そして「キミの声は聞こえてるよ」に繋がる。いつもTwitterYoutubeのコメントありがとう届いてるよ、って意味だけじゃなくて、ライブで繋がるから、「聞こえてるよ」になる。

 その上で、「まだちょっと まだちょっと さみしいの/まだちょっと まだちょっと かなしいの/まだちょっと まだちょっと くるしいの」って歌うのが、ああ、まだ満足していないんだな、キズナアイの物語には先があるんだな、と感じられて、切なくも希望を感じます。「I wanna know you」。

 

 ダンスも可愛いですよね。DÉ DÉ MOUSEさんだから、ネズミっぽいポーズなのか? というか、『meet you』って可愛いんですよね。単語ごとに区切れているから。

 これがねぇ、A.I.Partyで披露してくれたBAND EDDITIONになると、めちゃくちゃに艶っぽくなるのが意味不明なんですよ。いや、ぽつぽつと単語を歌うような、無邪気さの象徴みたいな曲が、こんな艶っぽくなりますかいね!? 音源販売してください。

 顔の周りをキラキラしたエフェクトが飛び交い、インカムとなって出現するところも好きです。かと思えば、hello,worldでは、歌い終わってから、お着換えのために似たような光に包まれて消えちゃうんですよね。幾何学模様の映像が、自我生まれたての単語ぽつぽつAIに合うので、毎回この演出も好きですね。

 

『mirai (Prod.☆Taku Takahashi)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:☆Taku Takahashi

発売日:2018.12.21

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 もう、言わなくても分かるやろ的な楽曲ですわ。9週連続リリースのラスト。

 Cytusの実況のときに、「『mirai』のときには「見えているかな 聞こえてるかな」の部分が来るとエモくなる」みたいなこと仰ってまして、本当にそうだなと。

 ラストということもあり、歌詞もダンスもこれまでの各楽曲を合わせたようになっているのが、集大成を感じて好きですね。アーティストによっては初期曲が必要なくなるタイミングがある方もいますが、アイちゃんは今後ライブする際にも『mirai』は歌ってくれるんじゃないかなと思います。そのくらい、「見えているかな 聞こえてるかな/私知りたい」の、人間に対する好奇心と、ひとりだった(ひとりである)ことを示した歌詞の完成度が高い。

 

 あと、圧倒的にダンスがいい。「AI LOVE YOU」のところは「I love you」の手話の手だし、そんでその手で終わりますし。「だってmiraiが待ってる」の、ドアを開けるようなダンスが、アイちゃんのいる未来に我々がたどり着いたようにも、アイちゃんがドアを開けて導いてくれるようにも見える。

 BAND EDITIONの「デデッ デーデーデーン」のところとかさ、てかバンドサウンドとアイちゃんの歌声の相性めちゃくちゃ良くてあまりにカッコ良い。音源ください。

 

『The Light』

Artist:W&W ft. Kizuna AI

発売日:2019.3.1

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 MVが本当に綺麗。でっかくなったアイちゃんが踊っているのはシュールですがw

 この曲が出た時期、ちょうど私、キズナアイフェス」について考えていて。アイちゃんの夢、ですね。本気で実現されないかなぁ、みたいな。今でも思っているのですが。そこでこの、世界的DJであるW&Wさんと作った『The Light』ってドチャドチャに合うと思うんですよね。ああ、早く実現されないかなぁ!!

 円盤には残りづらいこの曲ですが、hello, worldでは確か『melty world』の後に歌っていて、金髪のままパフォーマンスしていたのが印象深いです。で、残ってないから、そのあとのライブでもやらないんだ、やっても残らないんだ、って諦めてたら、hello, world2022でやってくれて、ブチ上がりましたね! 最高です。サウンドも、歌詞も、パフォーマンスも、他では見られないアイちゃんがそこにいる……!!

 

『AIAIAI (feat. 中田ヤスタカ)』

作詞・作曲・編曲:中田ヤスタカ

発売日:2019.3.22

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ちゅめての時間!!!!!

 

 お披露目されたhello,worldではダンスも未完成で、ひとりぼっちで歌って踊っていたのが、その後のMVやライブ等で披露されるたびに進化していくのがたまらなく好きです。どんどん、どんどん繋がっていく。ダンサーさんたちと、区別のないくらい綺麗なガラススクリーンで踊ったり、同じバーチャル空間で踊ったり、人間のみんなとバーチャル空間で踊ったり。衝撃的だったのは、バーチャル中田ヤスタカさんやダンサーさんと一緒に歌って踊っていたhello, world2020ですね。その後、アライナ・カスティーロさんと同じバーチャル空間上で踊っていて、バーチャルとリアルの垣根を超えていくのはこの曲なのだなぁと思います。

 

 次は、もっともっと一緒に、みんなで踊れるといいな。

 

 というわけで、今回はここまでです。マジでごめん;;

 20時からの配信、楽しみですね。

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 それでは。

 

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#うまぴはいいぞ 深夜だし「#未確認動物うまぴ」さんに対する想いでも綴るか

※ この文章は2月14日に書き始めています。なんで?

 

未確認動物うまぴとは

 文章を書くのが下手すぎてこの項が他のところに入らなかったので、挨拶の前に前提知識だけ共有させてください。

 このページをご覧になる方は既知のことと存じますが、未確認動物うまぴさんという存在について、一応ご説明いたします。

・ コンセプト:愛知から歌と笑いで癒しを届けるVtuber

・ 活動目的:にんげんたちの毎日に1秒でも笑顔を増やす

・ 野望:なんとなく毎日が退屈なすべての人間に、心踊るものとの出会いを届ける

・ 夢/目標:Zeppの舞台から客席いっぱいの笑顔を見ること

・ 活動内容:配信主体で、歌ってみたや切り抜きなどの動画も出している。火曜/金曜の21時から『すやすやBAR』というラジオ配信をしている。バラエティー企画にもよく呼ばれている。その他は下記ホームページ参照。

 以上を踏まえた上で、よろしくお願い致します。

 

 

 こんにちは、ゼロサンです。

 以前リアイベで、「うまぴの好きなところは?」と聞かれて「ブログにさせてください」と言っていた約束を果たしていなかったので、ブログで綴らせていただきます。

 

 そもそも、私って約束しても果たさないんですよね。ええ、クズなのは自分が一番分かっているわけですが。

 忘れているわけではなく、その場の熱量に勝るものは無し、という刹那的な生き方をしているので、先のことなんて決められないのです。より悪い!

 そんな中で、私が珍しく果たそうと思っている約束がいくつかあって。そのうちの1つが、「未確認動物うまぴがZeppの舞台に立つとき、必ず団扇を作って駆けつける」というものなのです。

 

 団扇というのはこういうものです↓


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 ええ、ええ。拙い出来でしょうとも。これでも、自分なりに頑張って調べて、切り貼りして作ったものでした。これも引き出しの中に大切にしまってはあるのですが、本番はきちんと業者に依頼しようと思います。

 

 これを作ったときは、ここまでうまぴさんのことを、推しとして好きになるとは思ってもいませんでした。人として(UMAとして?)好きで応援していた相手を、活動者としても好きになったわけです。

 今回は、そんなうまぴさんの好きなところを3つ、綴っていこうと思います。深夜テンションだから許されるよね。

 

① 配信者としてのスタンス

 先述の通り、うまぴさんは基本的に生配信主体のVtuberさんです。

 配信をするからには、配信者としての気配りや、相応の考え方などがあるわけです。その配信者としての考え方において、とかくこの「未確認動物うまぴ」というVtuberは、一貫して筋が通っているといえると思います。

 毎度周年が来るごとに目標を掲げることもそうですし、いつも唱えている「にんげんたちの毎日に1秒でも笑顔の増えんことを」や、以前名乗っていた(今でも時々言葉にしてくれる)「宇宙1安心して推せる系Vtuber」など、コンセプトがずっと変わらないところも、尊敬できる点だと感じています。

 スキャンダルや炎上はもちろんなく、ひとつひとつの活動をとにかく丁寧に行なっています。着いていけないリスナーがいないよう、コーナーや話題の説明は分かりやすく。チャンネルの情報も、LINEやTwitterの情報も見やすく。

 他チャンネル主催のイベントやコラボでも、チャンネル主の進行をサポートするような声掛けが幾度か見られ、気配りが上手なのだな、と感じさせます。以前、「すやすやBAR(コラボ)にお誘いする際、どんなDMを送っているか」というツイートをしてくれたとき、その丁寧さにめちゃくちゃ尊敬の気持ちが湧いたものでした。

 かと思えば、取り組みや発言が急にぶっ飛んでいったり。先日は突然、こんな動画をTwitterに上げていましたね。

※ これは「ルイズコピペ」という、元ネタがある文章を、バーチャルバツ子さんというVtuberさん宛に改変したものです。うまぴさんがオリジナルオンリーワンなキモオタになったわけではありません。……たぶん。

※ ちなみにバーチャルバツ子さんは元ネタのルイズコピペをご存知なかったようで、非常に怯えておりました。

 にんげんたちの毎日に1秒でも笑顔を増やすべく、毎日努力を、そう、努力をしてくださっています。これは努力の結果です。そうに違いない。

 

② センス、審美眼、解釈

 とにかく物の見方が凄まじく繊細で、「この人の物の見方を観察していると、自分の日常の中にも粒立った美しさを見付けられる気がするな」と思えてきます。

 食レポや体験レポ、自分が好きなものの話。案件であれ、普段であれ、難しい表現を使わずに、端的で伝わりやすい言葉を選べる。ひとつひとつ、洗練されていることを感じます。携帯シーシャの話や、麻雀教室配信が特にオススメ。

 感受性、という意味でいえば、シャニマス配信や、ライブ同時視聴配信も外せません。

 情緒が崩壊しながらも喋り尽くす、一体どんな生き方してたらそれが出来るんだ……。

 あと、例のバズったStellar Stellar解説配信も、言語化の細やかさが凄まじかったですね。耳が良い、ということと同時に、聴き取った音への解釈、情景の描写能力が高い。

 この世界へのアンテナ感度が少しだけ高くなる、うまぴさんの語りには、そういった魅力があります。

 だから嬉しくなるし、同時に悔しくなります。こんな風に、色々なことを語れる人(UMA)がいることに。何度、こうやって細やかに物事を捉えて、繊細な感覚を言語化できるようになりたいと思ったことか。私がどうしてもできるようにならない、追いつけないところに到達している彼女を見ると、「敵わないな」という気持ちになります。

 そしてそれだけじゃなく、やっぱり嬉しいのです。「この世界には、面白いものがたくさんあるよ!」と手を引いてくれる彼女がいるから、何度でも諦めずに物事を見つめ直そうと思えます。「こんな風になれたら」という浅ましい羨ましさを上回るほどに、あなたがいてくれるから笑顔でいられるよ、と、伝えたいです。

 

③ おもしれー女

 忘れちゃいけないのが、これ。先述した部分もありつつ、もう少しだけ補足するとすれば、企画のぶっ飛び方や面白さでしょう。

 古くは初期の頃のすやすやBARでの妄想怪文書を募るテーマから、

 ボードゲーム配信、

 そしてもちろん『うまぴ25』、

 果ては『UMA IDOL FESTIVAL』まで。

UMAIFのリアイベ、本当に楽しみですね……!

 

 何から何まで、企画が幅広い。そして、思い付いたらとことん、やる。そういうハチャメチャな魅力があります。正直、こんなことを言うのも失礼だと思いますが、突然思い付いたやりたいことを全力でやっている彼女が本当にいちばん面白いです。

 だってこの、ジェバンニが一晩で作り上げた寝坊の言い訳、聴いた? こういうのをやれちゃうフッ軽さがあるときのうまぴさん、最高に面白くて好き。

 

 急に思い付いたことを行動に移す以外にも、急に発言に社会性ブレーキが掛からなくてポロッと出てしまうことが稀にあって、そのポロッと出てしまっ発言が(燃えはしないものの)まぁまぁとんでもなくて笑えるということがあったりするので、目が離せません。彼女が不意に言う「あるある」なども、配信でもほとんど共感者がおらず、「ないない」になってしまうことがほとんどです。ほら、このシリアルを犬食いする話とか……。

 

 こんなめちゃくちゃおもしれー女、好きになるなというほうが無理でしょ。

 

 というわけで、最近うまぴさんに対して「好き」という気持ちをきちんと言語化していなかったなぁという反省と懺悔を踏まえた、感情吐き出しブログでした。

 

最後に

 これは全く読まなくていいやつなんですけど。

 全然気持ちを言葉に出来ていなくて申し訳なかった、という気持ちとともに、自分みたいな者が気持ちを伝えて良いのだろうか、意味はあるのだろうかという気持ちも拭えずにいたり。

 登録者数から見て1/3000(2023.02.14現在)である自分の応援する意味、ということでなく、「私以外の人の方が、上手に応援出来てるなぁ」と感じると、「その人で2人分とか5人分とか10人分くらいの応援になってるのでは? 私なんて0.2人分にもならない、いない方がマシ」とか訳分からんこと考えるわけです。

 1いいね、1リツイート、1再生、1フォロー、1登録、それでいいじゃないかと。それ以上は無意味で、逆に迷惑になるのではないか、と。

 でも最近、たまにうまぴさんの動画の再生回数を見て、たまたま "1" 再生分増えているのを発見したときに、「ああ、誰かが今日この動画のことを思い出して、うまぴさんのことを想って、ポチッと押したんだな」ということを思ったりします。

 "1" って、強いんです。それは0.2とか、2とか5とか10とかじゃなく、"1" なんです。1日が全員に等しく24時間しかないように、"1" は "1" でしかないですが、降り積もる雪のごとく、"1" が集まってようやく "2" とか "5" とか "10" とか "100" とか "3000" とかになるんです。たった "1" 人の大切な時間が、その "1" 再生に込もっているんだなと、愛おしく思います。

 『メッセージボトル』のMVが、2023.02.14現在で46,677回再生となっております。リスナーさんからの広告効果も手伝ってここまで伸び、またチャンネル登録までしっかり繋がっているところを見ると、「その当時、うまぴさんのことを知らなかった人にもリーチしたのだな」と嬉しくなります。宛先のない手紙が、他の誰でもないその人の元へ、届いている。

 思えば、「にんげんたちの毎日に1秒でも笑顔の増えんことを」と願うオリジナルソングは、全て同じことを何度も伝えてくれています。誰とも分からない、今どうしているのかも分からない、それでも、他の誰でもないたった "1" 人のあなたへ。

 そういうことを考えていると、「せいぜい "1" でしかない、"1" であればいい」なんて思っていた自分が恥ずかしくてなりません。自分の時間を、1秒でも多く、あなたに届けたいです。そう思って、この記事を書いています。

 

 "1" という数字に、意味があること。ここに書いた言葉が、少なからずよい意味の言葉として、届きますように。

 それでは。

 

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"No music, alive." な陰キャが『#ぼっち・ざ・ろっく!』にハマった理由。

 こんにちは。ゼロサンです。

 最近、『ぼっち・ざ・ろっく!』というアニメをフォロワーさんから勧められたので、観始めましたところ、見事にドハマりしてしまいました。

 そこで、「どうしてハマったのか」「どこが良かったのか」を言語化すべく、筆を執ることにしました。

※ アニメのストーリーに関する重大なネタバレを含みます。ご注意ください。原作(単行本)のネタバレも結構あります。

 

 

記事に関連する私のプロフィール

 中学生から引きこもり気質を拗らせている、いわゆる陰キャ音楽が苦手フラグ・ネタバレ恐怖症でアニメは基本観ない。趣味は散歩(1人)とドライブ(1人)と飲酒(1人)と、動画投稿サイトを観ること。母校大学の「誰からも見られず1人で弁当を食べられるスペース」に異常に詳しい。

 

作品関連のコンテンツ摂取率

原作:5巻まで読んだ。早く続きがほしい。

アニメ:11話まで2周し、12話まで観た。

楽曲:アニメを観終えたあと、全曲購入

アニプレックス公式様の動画・配信:音楽関連は視聴した。声優の方々のコンテンツは、キャラクターの解像度が上がることが怖くて観ていない(観たい)

原作者様の配信:キャラクターや物語の解像度が上がることが怖くて観ていない(観たい)

その他のメディア展開:基本的に追えていない。悲しみ。

 

 さて、では早速、ハマった理由へ迫っていきます。

 

 

① ストーリー

 アニメを観た感想なので、主にアニメのストーリーについて綴っていきます。

 

あらすじ

 後藤ひとり、高校1年生。中学生の頃にギターに目覚め、上手くなってからは〈ギターヒーロー〉名義で動画投稿サイトにて活動している。登録者数は8万人。しかし、現実では友達がおらず、ぼっちな生活を送っていた。そんな中、初対面の伊地知虹夏に声をかけられて、結成したばかりの〈結束バンド〉のギターとして活動を始める。

 

印象に残ったシーン

 通しで観てみて、印象に残ったシーンをまずはピックアップしていきます。

1話

 現実世界で評価されず、ネットの世界だけが居場所になっていたぼっちを、現実へと連れ出す虹夏ちゃん。公園のシーンと、ギターヒーローを褒めるシーンでそれが感じられましたね。

2話

 やっぱ、虹夏ちゃんの「あたしね、……このライブハウスが、好きなの。」のシーン。まだ涙までは出なくとも、グッと来ました。この場所を守りたい、と思っている虹夏ちゃんと、それに応えようとするぼっち。先の展開にも繋がっていくと思うと、熱くなります。卑屈でも前向きなぼっち、尊敬する。

 最後に山田が「ぼっち、頑張ってたね」と言える優しさと、その後に「また明日、って言ってくれたね」と虹夏ちゃんが言うシーンは、最初の泣きポイントでした。ぼっちが「また明日、って言ってくれた!」と喜ぶほうが、想像しやすかったから。歳上組、優しいですね。一度ギタボに逃げられているから、余計に「また明日」を信じたくなったのかな。

3話

 喜多ちゃんが、バンドに入る資格がないと語るシーン、彼女の責任感の強さが感じられて、とても真っ直ぐな子なのだなと。

 喜多ちゃんのギターの先生になることになって、嫌がりながらも微笑んでいたぼっち。ここ、アニメオリジナルの表現でしたね。原作でも微笑んでいるものの、ぼっちだけにフォーカスしているわけではなく、全員で微笑んでいます。文脈的にも、アニメのその表現は好きだなと思いました。

 (原作の、4コマ漫画ならではの、テンポ感重視でザクザク進む感じもたまらなく好きです。)

4話

 「個性捨てたら、死んでるのと一緒だよ。」エンディングの『カラカラ』とセットで、吸い込まれるように、山田の想いの丈に見入ってしまいました。

 虹夏ちゃんが、ぼっちを現実世界に引き出してくれた人だとしたら、山田は引き出された個性を認めてくれた人、ですね。どちらも、自分の夢のためではありつつ、ぼっちを見守る温かい眼差しを感じます。話が進むにつれて、全員がお互いをだんだんと認め合って、居場所を作り上げていっているんだなと思うと、こうした節目のようなシーンは、観返せば観返すほど味わい深くなってゆきますね。

 それと、それぞれに〈結束バンド〉を結成する "始まり" があったのだな、とも思いました。山田は、虹夏ちゃんに誘われたから。喜多ちゃんは、〈結束バンド〉に山田がいたから/ぼっちに引き止められて。ぼっちは、喜多ちゃんが消えて困っていた虹夏ちゃんに連れ出されて。どの要素が欠けても、今の〈結束バンド〉にはならない。そういえば、虹夏ちゃんは前のバンドとか、どうしてたんでしょうかね? ま、まさか、山田を救うために脱退……!?

5話

 オーディションシーンの演奏と演出、バキバキにカッコよかった。『ギターと孤独と蒼い惑星』、「チヤホヤされたい」が動機で音楽活動始めたにしては、ギターに対する感情クソデカすぎませんか?

 それと言わずもがな、自販機前のシーン。原作にも該当シーンはありますが、虹夏ちゃんがぼっちを追いかけて飲み物を奢る流れは、アニメオリジナル。この2人、秘密によって関係性をより強く繋いでいて、不思議な関係ですよね。

6話

 きくりさん、初登場。全体を通して、きくりさんの只者じゃなさが印象的でした。声の演技、やば……。ゾクゾクします。

 大切な場面で、ただ言葉にするだけでなく、実際にやってみせるきくりさんは、子どもに接する大人として良いお手本ですね。いや、お手本にしちゃいけないくらいヤバい人ですけど!

7話

 全体的に陰キャのコンプレックスを刺激されまくって、あまり観れませんでした。ですが、〈結束バンド〉のことを本当に大切に思っているぼっちの気持ちが感じられ、何だかんだ気持ちのよい回だったなぁと思います。

8話

 ライブシーンは胸が熱かったですね。『あのバンド』……。

 それと、言わずもがな。ギターヒーローバレするシーン。虹夏ちゃんは、自分の秘密とぼっちの秘密をトレードすることで、ぼっちを尊重したかったのかなぁとか、そんなことを考えました。

 あと、ぼっちの言い出せない理由は自信の無さからかなと予想して、「どんなときでも、君はヒーローだから、大丈夫だよ」ということを伝えたかったのかな、とか。

 ぼっちがバンドをする理由、ここまで溜めて溜めて、この話で出てきたというのも感慨深いです。たくさん練習してきたこと、バンドのみんなのことが分かってきたこと。大切に思えるものが、積み重なってきたこと。段階を経るごとに、ぼっちの想いの出力のされ方が、変わってくる。それらを踏まえての、この話。

 個人的に、この二次創作イラストが刺さりました(自分の言葉で説明するチカラがないため二次創作イラストで補完する例)

9話

 「ぼっちちゃんは何、お願いしたの?」と、虹夏ちゃんが聞くシーン。アニメオリジナルですね。前話の流れを考えると、虹夏ちゃんは「きっと夢のことについてお願いしてくれたんだろうな」と思っているのでは? なんて。それに反して、ぼっちの不毛な願いたるや。めっちゃ笑いました。

 あと、山田の「学校でぼっちなの、不思議」辺りのシーン、そして帰路の喜多ちゃんとぼっちの会話も、10話の喜多ちゃんの言動に繋がってくるのかもしれないと思ったり。

10話

 喜多ちゃんの "後藤さん" に対する想いが垣間見えて、激しく心が動きました。まだ言語化出来ないことが多すぎる、この関係性。ぼ虹派だったんですが、首が捻じ切れんばかりの勢いでぼ喜多に振り向かされました。

 前も共有しましたが、この二次創作が私にはガン刺さりしています(自分の言葉で以下略)

11話

 メイド服可愛かったですね!!!!!

 「喜多さん、何か……」と「後藤さんは、すごく……」の、お互い言い淀む感じお互いが、自分にないものと、似ているものを相手に感じているのだな、と。12話を観た後だと、より、そう思います。

12話

 もう言うまでもなく、ボトルネック奏法シーンでしょ。奏法がカッコいいとかだけじゃなくて、後藤ひとりに全幅の信頼を寄せる喜多郁代、あまりにも感情がBIG。嘘だろ? カッコいい。『星座になれたら』初披露シーンでもあるので、お互いが音楽で相手を想う場面だ……! と、めちゃくちゃグッと来ました。

 喜多ちゃんが、初めて "後藤ひとり" の存在を意識した、1話の曲がり角を想起させるシーンも良いですよね。保健室から出た後の。ぼっちからしたら、すべては公園から始まった! ……んですけど、喜多ちゃんがぼっちの存在を知ったのは、あの曲がり角から。たぶんそれで「うちの学校って、ギター持ってる子いたかしら?」と友達に聞いて、3話の「2組の後藤さんよね?」に繋がるんだと思うし。10話で、文化祭の紙を提出した話をするときにも、あの曲がり角から話しかけてるんですよね。あの日のことを、思い出したりしていたのかな。

 保健室のシーンも、もちろん良かった。喜多ちゃんが10話のときに、同じ場所でそう思っていたであろうことを、12話で、ハッキリと言葉にした。文化祭ライブが終わって、ようやく言葉にして伝えられることだったのかもしれない。

 そしてアニメオリジナルの、エンディングのシーン。『君に朝が降る』というサブタイトル、まさしくその通りの演出。「戦争をなくすような大逸れたことじゃない/だけどちょっとそれもあるよな」、何となく、音楽やってる理由で「世界平和」と誤魔化したぼっちを思い浮かべたり。曲の話はあとでするので、ここまでにしておきますが。

 

全体が終わった感想

 出し切ったーーーー!!!

 いやね、何度バカほど泣いたか分からないくらい、何度でもボロボロに泣いた。突然何言ってんだ、って感じですが、もう本当にすごい。

 何がすごいって、伏線が張られていたり、同じ場面を同じ構図で何度もリフレインさせる構成になっていたり、「そういえばここでこう言ってた」みたいなことが後から活きてきたり、そういう "物語としての妙" がたくさんあるんですよね。

 原作を読んでみて分かったのは、ストーリーの大筋は変わらない、ということ。ただ、どこをピックアップして、どこを削るか、そしてどこで終わるのか…… という取捨選択が洗練されていて、「これが脚本のチカラか!」と感動しました。それがただの技巧の見せつけではなく、当然ながら、表現したいものが詰まっているからこそ出て来る発想で。浮き彫りにした場面場面を、余すところなく使う。凄まじかったです。

 アニメが終わってしまったことによるロスが激しいけれど、終わるべきところで終わった、という心地よさも同じくらいあります。まるで学生時代のような儚さ。青い春なんてもんは僕には似合わない、それでも、青春でなにが悪い。ダメだ、また泣く。

 終わっちゃった。原作はまだまだ続くけれど。存在しない青春の記憶が、幻肢痛のように心を蝕んで、褪せない。

 

 ……あと、ごめん。このブログ書いてから原作読もうと思ったのに、手元にあるの全部読んじゃった。めちゃくちゃおもろいな。テンポが良いのに、感情が揺さぶられる。コメディで、面白くて、笑えて、でも全部キラキラしてて。アニメとは全然違う、4コマとしての良さが有り余ってる。すぐ読めてしまうのに、時間が進んでいくのが寂しい。助けてくれ。

 

② キャラクター

後藤ひとり

概要:

 本作の主人公。秀華高校1年生(アニメ時点)。〈結束バンド〉のギター担当。また、オリジナル楽曲の作詞も手掛けている。〈ギターヒーロー〉の名で動画投稿サイトにカバー動画を投稿している。1話時点では友達がいない、ぼっちな女の子。ひょんなことから〈結束バンド〉というバンドへ加入する。

 

 「主人公だから」「『ぼっち・ざ・ろっく!』だから」というだけでなく、彼女の魅力なくして、この作品を語ることは出来ません。喜多ちゃんの主人公っぽさと比べて、正直最初は「この子が主人公なんだ! 意外!」と思ったものですが、もう後藤ひとりが主人公以外の世界線が思い付かない。

 先に言っておくと、私は陰キャですが、自分のことを「ギターの弾けない後藤ひとりだ」とは思っていません。多少、共感や「あるある」と思うことはあれど、それが後藤ひとりの全てではない。彼女の演奏やキャラクターから発される一種のカリスマ性のようなものは、彼女が主人公であることへの圧倒的説得力を感じさせます。だから、救われるんです。「主人公だから、この作品には後藤ひとりが必要」なのではない。順番が逆。「この作品には後藤ひとりが必要だから、『ぼっち・ざ・ろっく!』なのだ」と。ものすごく、当たり前のことですが。

 ぼっちって、運あんまり良くないですよね。「きっと大丈夫……!」と思った翌日に台風が来たり、当日に弦が切れたり(こういうのをフラグと呼ぶ)。そういった運のなさを、実力で切り抜けていくカッコ良さたるや。その度に、「後藤ひとりって、カッコイイんだ!!!!!」と思い知らされます。そのカッコ良さが、最初は自分のためのものだったのに、徐々にバンドのためのものになっていって、まさにぼっちの掲げる夢である「ギタリストとして、みんなの大切な結束バンドを、最高のバンドにしたいです!」を真っ直ぐ突き進んでいく姿に、心を惹かれます。救われるんです。

 あと、めちゃくちゃ可愛いですよね……。見た目が完全に好み。着せ替え人形にしたい。

 

喜多郁代

概要:

 SNSを使いこなす、キラキラ系イマドキ女子。秀華高校1年生、後藤ひとりとは別クラス(アニメ時点)。〈結束バンド〉のギターボーカル担当。山田リョウに憧れて〈結束バンド〉に加入したものの、ギターが全く弾けず、バンドから逃げ出す。後藤ひとりと共にギターを練習している。

 

 喜多ちゃん、最も言語化出来ない女です。虹夏ちゃんが、具体的な言葉で大切なことを伝えてくれる存在だとすると、喜多ちゃんは言外の大切なことが多くて……。(山田もそう)

 喜多ちゃんって、たぶん普通に考えたら主人公なんですよね。普通の女の子だった初心者ギタボが成り上がっていく話、自然じゃないですか? ノリと勢いで生きていくしかない修羅の陽キャ道を進んでいるような、破天荒キラキラ女でありながら、意外と真面目で責任感が強く、頭の回転も手際も良い。それでも、喜多ちゃんが主人公ではないのは、後藤ひとりの強さもあるだろうし、喜多ちゃんが見つけた夢が「後藤ひとりを支えられるようになる」だからなのだろうなとも。喜多ちゃんを見ていると、コンプレックス拗らせそう(私が)。

 特別さのない自分を嘆くような彼女も、こうして見るとすごく個性的で。彼女なりに悩みながらバンドをしていることがすごく、要所要所で発揮されていて、「喜多ちゃん、良い子……!」と胸を打たれます。特に最後3話。

 (原作読んでると、よくあんな後藤ひとりに辛抱強く話しかけ続けられるな……! と、ハラハラと感動が)

 はたから見てると確実にヤバいヤツですが、作品中ではかなり情緒が安定している子にも思えますね。あくまで作品中では。山田もかなりテンションがおかしいシーンがあるので、情緒の安定で言えば山田を上回る可能性がある。あと身長体重公開されて思ったのは、キラキラした食べ物は食べてそうだけど他の食事は質素そう。味に疎そう。

 あともうひとつ言っていいですか。喜多ちゃん、歌声イケメンすぎない?

 

山田リョウ

概要:

 マイペースで無口な変人キャラ。下北高校2年生(アニメ時点)。〈結束バンド〉のベース兼コーラス担当。また、オリジナル楽曲の作曲も手掛ける。〈結束バンド〉の初期メンバー。以前は別のバンドにいたが、方向性が合わなくなり、脱退。音楽オタク。1人好き。

 

 ユニセックスな見た目の女、良いですね〜〜〜〜。顔が良い。

 〈結束バンド〉の中では、反骨精神強めな意地っ張りでもありますよね。見た目に反して…… とも思いますが、だからこその、この見た目。熱量も高く、センスも良く、自分を貫く姿勢。時々、寂しがりや強がりが出て、虹夏ちゃんに慰めてもらっているところも好き。

 人一倍、「個性」というものに重点を置いているところ、原作で山田家の様子を見ていると「分かる」というか。ぼっちもそうですが、家族間の距離が近い家庭環境だと、アイデンティティを築いていくのに工夫が必要ですよね。そういうところが、山田は自覚的であり、ぼっちは無自覚な部分も大きいながら、通じ合うのかな。そしてそこに、喜多ちゃんも惹かれるのかな。自覚的なぶん、反骨精神から目指した(原作参照)バンドやロックというものには、コテコテなイメージを求めることがあるのも頷ける。今後、以前辞めたバンドとの接点も出てくるのかな? と思うと、ドキドキです。

 金を借りたりすぐメンバーを商売道具にしようとしたり、とまぁクズさも目立つわけですが、強かさがあるとも捉えられますよね。生きるためになんでもする。その「生きる」ってのは、ただ生活をやりくりするということではなく、「前借りしてるこの命を使い切る」こと。自分自身の在り方を、自分で追求すること。アイデンティティの追求。

 山田は声が良いのも魅力ですよね。歌声好きすぎて、しんどい。思わず、声優さんのYouTubeチャンネル、登録しちゃいましたもん。

 

伊地知虹夏

概要:

 明るく社交的な性格。下北高校2年生(アニメ時点)。〈結束バンド〉のドラム担当、兼リーダー。山田リョウを〈結束バンド〉へ誘う。また、第1話で初対面の後藤ひとりをサポートギターとして連れ出す。姉がライブハウス〈STARRY〉を経営している。母親を幼い頃に亡くしている。

 

 伊地知虹夏のことを、好きになってしまった。

 その一言に尽きます。マルチタスクで何でもそつなく出来て、身長もメンバー内では一番低くて(※ 私は身長・体型フェチです)、賢くて優しい。虹夏ちゃんに関しては、好みという点でトップレベルすぎて、私情挟みまくってしまう

 楽器の中ではドラムが一番好きだし……。最近、好きなドラマーさんの動画を観て、「虹夏ちゃん、カッコいい……!」という幻覚を見るのがマイブームです。

 みんなのまとめ役で、〈結束バンド〉を結束させるのが虹夏ちゃんの役割の大きなところ。その点、山田とは真逆ながら、喧嘩し合わない理由にもなっているなぁと。「バンドらしさ」「結束感」というものを引き合いに出すのも、彼女の原点が「姉の愛したバンド活動や音楽、ライブハウスの熱気」にあるからで、そこを理解している山田だから、真逆でも否定はしないんだろうな。いつの間に山田の話になってた? トリックアート?

 姉との絆も、胸がギュッと詰まる要素のひとつ。本稿はあくまでアニメの感想なので、あまり多くは語りませんが。大切にしていたバンドを辞めて、虹夏ちゃんのために尽くす星歌さんに、虹夏ちゃんも報いようとする。お互い、素直じゃない部分もあれど、仲良くいようとする姿が眩しいです。

 虹夏ちゃんって、一番、周りをよく見ようとする子でもあると思うんですよね。見るだけでなく、上手く回そうとする、というか。相手にとって、どんな振る舞いが正しいのか、を考えてもいると思う。ある種の気づかい屋で、ダメなことにはダメと言いながらも、優しく出来る。人を許すことが出来る。最大限、尊重しようとする。下北沢の大天使。そういう性格であるからこそ、上手くいかないこともあるんですけど。たまに損な役回りをもらってきたり、プレッシャーに負けそうになったりしつつ、〈結束バンド〉の仲間に支えられて立てている。

 面白要素は他のメンバーが持っているからツッコミ役として全体を締めているところはありながら、案外情緒不安定な場面があったり、イタズラ好きだったり、姉譲りなのか口が悪かったりするところが面白くて好き。

 

〈結束バンド〉以外のメンバー

 星歌さんの不器用な優しさと可愛さとか、PAさんのミステリアスな雰囲気とか、きくりさんの底知れなさとか、感情〜〜〜〜ってなれるキャラクターばかりで心が追い付けませんね。後藤家もめちゃくちゃキャラ濃いし。SICK HACKのバランス感と、新宿FOLTの人たちの…… 待って!? FOLTの怖い人、SIDEROSの大槻ヨヨコじゃない!?!!?(原作の登場人物) こりゃ、二期あるわ。やったぜ。

 

③ アニメーション

 原作の漫画と比較して思ったことは、原作ではザクザク進んでいくシーンを、アニメでは「そこそんなにかける!?」というくらい技術がぶっ込まれてておったまげたところですね。

 あんまり他のメディア(インタビューとか)追ってないから分からないけれど、恐らく3DCGですよね? あの可愛らしい絵柄を表現することも、バキバキの演奏と空気を合わせることも、とにかくめちゃくちゃヤバい。ライブ演出のカッコ良さが異常。空気を変える演出、ゾクゾクする。

 オープニングやエンディングの細かい小ネタも、観ていくほどにたくさん見つかって、絶対飛ばせないですよね。アニメーションがどうとかも含めて、MVとして良すぎる。エンディング、可愛い。

 コメディシーンの大胆なドンガラガッシャン感(伝われ)、好き。絶対そこ、そんな技術の使いどころじゃないだろくらい大袈裟で笑う。

 あと、どんな場面でも動きが細やかですよね。虹夏ちゃんが1話でぼっちのことを誘うシーンの手の動きとか、緊張と申し訳なさみたいな感情が伝わってくる。「でも、ぼっちちゃんにはまだ秘密だよ!」のシーン、委員長が真似したくなるのも分かる可愛さ。

 アニメを普段観ない私でも(だからか? 最新技術に追い付けてない?)驚くくらいの多彩な表現で、何度観返しても飽きないところが本当に面白い。

 

④ 楽曲

 最後は、楽曲について。一曲ずつ、短めではありますが書いていきます。

※ オープニング、エンディング、劇中歌に絞って、販売されている物のみ書いていきます。

青春コンプレックス

 アニメ1〜11話までのオープニング。(12話はオープニングなし)

 冒頭から全員の息を合わせないと弾けない「ダッ、ダッ、ダッ」で、アツい。めちゃくちゃ後藤ひとりな歌詞してますね。

 喜多郁代〜〜! 俺だ〜〜!! 結婚してくれ〜〜!!! イケボすぎます。あの可愛らしい喜多ちゃんから、歌上手すぎ低音ボイスがバチコーンと出てくるの、ギャップが強い。

 リョウ喜多の歌唱力で、頭がパンクする。喜多ちゃんが山田に惚れてる一方的な構図なのに、こと歌において山田のコーラスの寄り添い方、これウチらが聴いてていいやつ? ってなります。ベースって楽器のこともよく知らなかったんですが、山田、あんなにマイペースなクセして実は周りに合わせるの超上手いですね?

 ドラムがパワフルな上に、速え! 虹夏ちゃん、これを叩きこなすってマジ!? 惚れ直した(n回目)。Cメロの「猫背のまま虎になりたいから」の速打ち? にマジでビビった。

 

Distortion!!

 アニメ1〜3話のエンディング。ボーカルは喜多郁代。

 歌詞読んでて思ったこと。この歌詞って、喜多ちゃんが書いてなくないですか? いや、各種メディアの記事を読んでないので、もしかしたら喜多ちゃんが書いているのかもしれませんが。

 でも、少しだけ孤独を感じるところとか、夜を歌うところとか、何となく後藤ひとりっぽさを感じませんか? いや、後藤ひとりにしては明るいか。後藤ひとりと喜多郁代のコライト(コラボライティング=共同で曲や詞を書くこと)だったりする? 覚えたての音楽用語をふんだんに取り入れてる、みたいな解釈もできる気がしなくもない。

 ドラムが、ズダダン、とか、ダンダンダン、とか、シャーン、とか、キメが結構入っててめちゃくちゃ好きですね(専門用語分からない)。ギターもギュインギュインしてて、なんだか自由な感じがする。バンドサウンドだ! とも思いますし、めちゃくちゃ明るいアニソンじゃん! とも思います。とにかく、楽しくて好きです。

 

カラカラ

 アニメ4〜7話のエンディング。ボーカルは山田リョウ。

 変拍子とか分からない専門用語使って違ったら恥ずかしいので言わないんですが、変わったリズムですよね。カラオケで歌ったら、リズムの面で過去最強に難しかった。イントロと間奏のドラム、変態的じゃないですか?

 更に、歌詞の日本語的イントネーションを無視してるメロディの部分も、カラオケで歌ってみると意味分からんカッコ良さで全然歌いこなせない。これ歌ってる山田(水野朔さん)、すごすぎる……。

 息継ぎがしっかり音として残っているところが、「前借りしてるこの命を使い切らなくちゃ」「いつか消えてしまう前に」の歌詞を切実なものにしていますね。透き通った声が少し反響感ある音になっていて、雨の中っぽい籠った表現に感じます。

 「個性捨てたら死んでるのと一緒だよ」の4話で初出のエンディングなの、歌詞と合わせて胸が締め付けられました。山田リョウという存在は、確かなものなどない、個性というものを大切にしている。「重大な問題抱えて眠る/愛された方が確かに夢想的だけれど」この辺の歌詞、山田が前バンドに「辞める」って伝える前夜っぽくないです? 人気が出始めて、個性を捨てて、より愛されるために売れ線の曲を書き始めた前バンドに、「辞める」という重大な問題を伝えようと決心して眠る、みたいな。妄想ですごめんなさいこの辺にしておきます

 

ギターと孤独と蒼い惑星(ほし)

 アニメ5話の劇中歌(オーディションのシーン)。ボーカルは喜多郁代。

 5話では鋭い空気に変えたこの曲が、8話では「みんないつも通りじゃない」を表現する使われ方してて、こんなに違うんだ!? と驚きました。素人にも分かる、もたついた演奏を表現出来る裏のバンドさん、すげぇ。

 ぼっちの初めて作詞した曲。聴く前は「孤独に堕ちた感情を叩き付ける曲」と思っていましたが、聴いてみたらギターへの愛情デッッッッカすぎてビックリしました。喜多ちゃんの歌声、カッコ良さと切実さが感じられて、ぼっちの心のうちを代わりに吐き出すような歌唱ですよね……。

 ドラムの、ズドドド、ズダダダンみたいな激しく速い打ち方や、ドムドムドムドムみたいな低音の響く感じ、めちゃくちゃカッコいい。これ、ライブで聴きたいんですけど? 虹夏ちゃんがこのドラムやってるってマジ?

 

あのバンド

 アニメ8話の劇中歌(ライブのシーン)。ボーカルは喜多郁代。

 原作では、アニメでいう5話に該当するオーディションシーンでタイトルが出てますが、アニメでは8話が初出です。ここで "ヒーロー" の背中を見る虹夏ちゃんの構図、最高のカメラワークでした。アニメ版の入りの前のぼっちのギターで、空気が変わってスッと惹き込まれる演出に心を奪われます。最初は戸惑っていて「?」となっていた喜多ちゃんが、覚醒ぼっちを見て少し表情が変わるところとか…… うっ、好きだ。全然目が合わないのに、ドラムのキメにバッチリ合わせて来るぼっちもカッコいい……。

 イントロやアウトロの凶悪なギターの音色、めちゃくちゃカッコいいですね。「私が放つ音以外」の伸ばし方がセクシーでドキドキしちゃった。

 「世界の音が聞こえない」「自分の音だけ」的な表現が、この曲でも、『ギターと孤独と蒼い惑星』でも描かれていますが、12話の文化祭ライブを観てから振り返ると、ひとつのキーになっているようにも思いますね。

 

なにが悪い

 アニメ8〜11話のオープニング。ボーカルは伊地知虹夏。

 全楽曲の中で一番、たくさん聴きました。伊地知虹夏のことが好きすぎるので。8話のエンディングの入り、これもう最終回ですか? ってレベルでブワッと感情が高まって、ボロボロに泣きました。ひとつの区切りですよね。漫画では1巻の最後だし。

 伊地知虹夏、明確な夢があってそこに向けて本気でバンドをやっているのに、どこか刹那的な考え方や自信のなさが窺えて、惹かれてしまうんですよ。そういう部分を、『なにが悪い』という曲で叩き付けられた気がして。めちゃくちゃバンドマンっぽくない? と同時に、彼女のバックボーンを考えると、そうなるのも頷けます。

 『なにが悪い』、『青春コンプレックス』とか、この後に書く『忘れてやらない』とかと、対比っぽい描かれ方をしてる歌詞に思えてならなくてですね。『青春コンプレックス』に対して『なにが悪い』、『なにが悪い』に対して『忘れてやらない』みたいな、アンサーっぽい感じがどことなくあるように思います(『なにが悪い』と『忘れてやらない』は、ジャケット的にもA面B面かな?)。妄想ですが。

 強烈にピュアでシンプルな友情的青春を目の前に提示されて、喉が焼け付くような感情になるのが、たまらんのです。これ、卒業ソングとして選ばれてもよくない?「心は透明だ!」=プリズム、つまり虹ってこと!? という意味とか、ぼざろ要素を色々感じられてニコニコしちゃいます。

 

忘れてやらない

 アニメ12話の劇中歌(文化祭ライブのシーン)。ボーカルは喜多郁代。

 イントロのド初っ端、あまりにも印象的すぎる。何度も聴いているのに、聴くたびに冒頭で「なんだこの曲!?」と思う。

 後藤ひとりが、文化祭を盛り上げるために、自分の中の「青い春」を、「一度しかない瞬間」を歌っている。きっと、これまでを振り返って、楽しかったことも思い出して捻り出したのではなかろうか。自分の青春コンプレックスを刺激しないような(言い換えればそれは「後藤ひとりの言葉」だと断言出来るような)、卑屈さも多めに含みながら。彼女なりの「青春の歌」だと、そんなことを考えています。

 

星座になれたら

 アニメ12話の劇中歌(文化祭ライブのシーン)。ボーカルは喜多郁代。

 ずっと待ち侘びてたんですよ、この曲を。

 Twitterで曲名のネタバレを受けて、「星に例えるのではなく、星座になりたいと歌うのか!? 後藤ひとりが!?」と、ひどく感銘を受けていた曲。12話で出るなんて……。

 さて、この曲というと、私は以下の二次創作小説が浮かびます(自分の以下略)

 曰く、"先人たちが、星を繋いで描いた星座。それは今、かつてその模様が描かれた領域という、夜空の「場所」を示すものとなっています。" とのこと。個々の星と星を繋ぎ合わせて描いたものが、〈結束バンド〉という揺るぎない場所になっていく。「ぼ喜多な曲!」と盛り上がっていましたが、それ以上に〈結束バンド〉の曲、なのだなぁと。〈STARRY〉、プリズム、色とりどりの光。

 どんなに眩しくても、つないだ線解かないで……。この部分、アニメのこの後の保健室のシーンで「私は後藤さんみたいに人を惹きつけるような演奏はできない」と喜多ちゃんが独白するシーンや、原作のこの後の「ギターヒーローだとバレてスカウトされる」展開と重ねると、喜多ちゃんにも〈結束バンド〉にも言っていることが汲み取れます。ぼっちにとって、ギターヒーローよりも、喜多ちゃんの隣、〈結束バンド〉が居場所になっているのだなぁ。あと噂で聞いたけど、作曲的観点から見てもぼ喜多ってこと……?

参考にさせていただいた記事

 

転がる岩、君に朝が降る(cover)

 アニメ12話のエンディング。ボーカルは後藤ひとり。

 アジカン、こと〈ASIAN KUNG-FU GENERATION〉さんの楽曲。調べてみると、ぼざろでは、アジカンのネタがふんだんに使われているとのこと。〈結束バンド〉のメンバーの名前も、全員アジカンのメンバーからもじってます。この曲は、音楽の "ROCK" と、岩の "rock" を掛けているタイトルとなっている、という解釈だそうです。

参考にさせていただいた記事↓

 そこでまず、曲名的な話をすると、アニメ1話のサブタイトルが〈転がるぼっち〉で、12話のサブタイトルが〈君に朝が降る〉なんですよね。印象的な曲名を1話と12話に分けるな。ドキドキしちゃうだろ、オタクが。1話で布石を置いた全てを12話で回収する、それと同時に、取りこぼしたタイトルも拾っていく。ちょっと綺麗すぎない?

 ここまで、「エンディングは声優さんが歌っている解釈なのか? キャラクターが歌っている解釈なのか?」と少し疑問に思っていたけれど、12話のエンディングは「間違いなく "後藤ひとり" だ」と思えた。ぼっちの声優である青山吉能さんの普段の歌声とは、少し違う。後藤ひとりが、夜を、朝を、優しく歌っている。それ以上のことはもう、そこにはない。それが全てだ。

 

 以上、私にとっての『ぼっち・ざ・ろっく!』の好きなところでした。それでは。

 

自分語りとタイトル回収(あとがき)(読まなくていいやつ)

 何故、"楽曲" の項を最後にしたのか。『ぼっち・ざ・ろっく!』のアニメの感想を述べるのであれば、あの素晴らしき楽曲たちを、もっと前の項で説明すべきではなかったのか。

 ……この項をご覧の皆様はお気づきかと存じますが、音についての感想は、全然よく分かってない素人の感覚によるものとなっています。何故ならば、私は、音楽についてほとんど知らないからです。

 情報を食べてる、ならぬ、情報を聴いてる。必死にかき集めてきた、ファンそれぞれの解釈を読みながら、自分でも「こういう意味かな」と考えてみる。私に出来るのは、それが精一杯。

 

 幼い頃。全ての表現は私の敵だ、と思い込むことに、そう時間は掛からなかったと思います。

 音楽は特に、分からなかった。ピアノを16年弾いていても、クラシックを聴き込んでも、それが何を表現しているものなのか、理解出来なかった。分からないものは敵だった。

 歌は好きです。歌詞は、他の表現よりは理解出来るから。世界の全ては言葉に見えていて、言葉にならないものは私の中に存在出来ない。だから、歌詞のある歌を歌うことで、音楽と自分とを繋ぎ止めていました。

 そして、言葉にならないものが私の中に存在出来ないように、それらの中に私が入り込もうとすると、拒絶される感覚がありました。劇場に行っても、美術館に行っても、「そこに私はいない」ような。

参考↓

 具体物と言葉以外の世界は、私にとっては居場所にならない。私の心の中には存在しないし、そこに私はいない。「言葉の壁を越える」と大仰な役割を任された音楽は、世界と、こんなちっぽけな私との隔たりすら、越えることが出来ない。"NO MUSIC, NO LIFE.(音楽なしでは生きていけない)" ならぬ、"NO MUSIC, ALIVE.(音楽がなくても生きていける)" 。退屈で、恐怖で、疎外感を覚えさせる、それが私にとっての "音楽" でした。

 

 全ての表現は敵ではない、と気が付くことには、多大な時間を要しました。

 音楽にも、絵にも、伝えたいことがあって、それを伝えるために存在している。20歳を超え、色々な表現の文脈を理解しようと手垢をつけ、少しだけ心をこじ開けて、ようやくそれを理解しました。「音楽で食っていくならば、外に向けたものを作らなければならない。お金をもらって演奏している意味を考えなければならない。(大意)」と、ミートたけしさんが仰っていたのを聞いて、より、それがハッキリ言語化出来たように思います。

参考↓

ちなみにミートたけしさんは、ぼざろの解説もしている音楽家の方です。

 自分にとっての "音楽" の輪郭が、ようやく薄らと見えてきたところで、『ぼっち・ざ・ろっく!』に出会いました。

 最初は、怖かったです。アニメも怖いし、音楽も怖い。全てが怖いけど、勧められたしとか日常系っぽいしとか色々と言い訳をつけて、観てみました。ガッツリハマりました。

 その瞬間に起こった変化について、めちゃくちゃ端的に言えば、「音楽は自分の居場所にならないので興味などなく、理解もできなかったが、後藤ひとりの在り方によって "それは1つの道かもしれない" と思えた」のです。

 先に言った通り、私は自分のことを「ギターの弾けない後藤ひとり」だと思っているわけではありません。彼女は、ifの世界の私ではない。私は、何者にもならなかった。なれなかった。何者かを、目指そうともしなかった。後藤ひとりにギターがなかったとしても、私は後藤ひとりにはなれなかった。変わろうとする一歩を踏み出すことを恐れて、音楽や絵といった外の世界を拒んでいたのは、世界のほうではなく、私自身でした。

 後藤ひとりが、ギターを始めたのは、ギターヒーローになったのは、接客でカウンターから顔を出すようになったのは、度重なるライブで空気を変えたのは、その一歩を(時には、彼女にとって千歩くらい)踏み出せていたから。その一歩を見て、「音楽という "道"」を、初めて "言語化" 出来ました。私の世界に、「音楽という道」が、よりしっかりと見えるようになったのです。

 言葉による表現と同じように、イラストだったり、漫画だったり、アニメだったり、映画だったり、ドラマだったり、演劇だったり、彫刻だったり、……そして音楽もある。それは誰かを楽しませ、心に響かせ、変えてしまうくらいのチカラがある。そう、今更そんなことに気付き始めたタイミングに、たまたま『ぼっち・ざ・ろっく!』というアニメがピッタリハマってしまった。そんなことはもっと早い時期に分かるものだろうに、情けない話ではありますが。

 

 以上が、『ぼっち・ざ・ろっく!』にハマった長ったらしい理由となります。重ッ。勧めてくれたフォロワーも意味不明なくらいハマってしまった。申し訳ない。

 それでは、このへんで。