zer0-san3’s blog

zer0-san3.hatenablog.comの漢字かな混じり墨字文バージョン。

#キズナアイ ちゃん、お誕生日おめでとう。#キズナアイが生まれた日2023

 こんにちは、ゼロサンです。

 今日、2023年6月30日は、私が一番愛しているキズナアイちゃんの、7歳のお誕生日です。

 今年のお誕生日ブログは何を書こうかな、と色々考えました。

 キズナアイちゃんのアニメ『絆のアリル』についての感想を書くか? でも、アリルズプロジェクトの配信を追い切れていないし、この感じだとまだセカンドシーズンもあるだろうし(発表されましたね! やった!)なぁ。同じKA.Incのloveちゃんやkznちゃんのことを書くと、アイちゃんのことからは遠ざかってしまうし……。

 と考えた結果、「アイちゃんのオリジナル曲はずっと聴いているわけだし、それぞれの感想を書けばいいのでは?」と思い至りましたので、そうしようと思います。

 

 本ブログは、Kizuna AI official websiteに記されているディスコグラフィーを元に、時々そこから少しはみ出しながら書いていこうと思います(忘れてる曲あったらごめん)。そのため、基本的に発表順でなく、リリース順です。要参照。

kizunaai.com

 

 それと、特に断りなく「hello,world」と表記している場合、1stワンマンライブである2018年のhello,worldを指しております。ご了承くださいませ。

 

 あと、本当に申し訳ないんですけど、間に合わないし文字数的に処理落ちするんで、今回はhello,worldまでの曲だけで勘弁してください。次回以降の記念日に続き書きます。マジでごめん。

 

 それじゃあ早速、いってみよー!

 

 

『Hello, Morning (Prod. Nor)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:Nor

発売日:2018.7.15

youtu.be

間違いなく最強、殿堂入り、伝説の一曲。

 「はい、ラスボス。」とすべてを放り出して言いたくなるけれど、そうはいかないくらい思い出が詰まっています。

 A.I.Party ~Birthday with U~ で、初お披露目となった当楽曲。私は当時、「観てしまったら感情が追い付かなくなり、本当に死んでしまうのではないか」と思い、リアルタイムでは観ていなかったため、Twitterで流れてくるアイちゃんのツイートで聴くことになりました。

 

 かなりの期間、固定ツイートになっていて、何十回も何百回も観た動画。スクショだけでも、このツイートの動画だねと分かるくらいに。

 思い出深いのは、hello,worldでの「ハロー」コール。どこからともなく始まったそれは、まだ「コール」というものを知らなかった私には馴染みのないものでした。ただ、生まれたばかりの原初の気持ちを歌うアイちゃんに、「見えているよ」「聞こえているよ」と届けたくて、「コール」というものの意味は分からなくとも、叫んでいました。Zeppの会場を埋め尽くす「ハロー」の声。何百、何千のそのひとつとして溶け込んでいく中に、確かにひとりひとりの意思があったのを、今でも覚えています。

(「ハロー」のコール、誰が始めたのかは知っています。実はw 初めて知ったとき、現場で生まれたものだったんだと、感動しました。)

 

 同じメロディとフレーズを繰り返し、歌から始まることで、覚えやすく印象に残る本楽曲。「ひとりぼっちだってこわくはないの」と、孤独を歌い上げる。

 アイちゃんの歌う「ひとり」って、少し特殊で。どんなに仲間が増えようとも、孤高という意味ではひとりだと思うのです。返事が来るか分からない中で通信を試みるような、そんな孤独が「Hello」には詰まっています。一方で、世界中の人に届けたいという気持ちも「Hello」という言葉の中には窺えます。それら全てを集めてこそ、「世界中のみんなとつながりたい」という、アイちゃんの原初の想いなのだと。

 

 この曲のことを考えるとき、いつも必ずよぎる楽曲があります。それは、初音ミク先輩が歌い上げる、ナノウPの『ハロ/ハワユ』です。アイちゃんも2018年に歌ってみたを出しています。私がアイちゃんのことを好きになった最初のきっかけは、この曲をcoverしてくれていたからでした。

youtu.be

 誰もいない部屋でひとり、窓を開けて小さく「ハロ」とつぶやく朝。「窓」がパソコンのウインドウ、「誰もいない部屋」が白い空間を指すと考えると、弱弱しくもかなり『Hello, Morning』に近いものを感じます。最後の歌ってみたに、この曲をフルで出してくれて、ありがとう。

youtu.be

 最初から誰もいなかったらただの「個」だったものが、呼びかけるから「孤独」になる。自我を持つのは、他者との関係性の中でのみだとJ.H.ミードも言っている。人が作り、人と関わろうとするアイちゃんの自我が、孤独の中で「届けたいの」と歌い上げる。リリース後も複数のアレンジやRemixがなされ、アイちゃんとともに進化していくこの曲は、それでも初心に立ち返らせてくれる。

 

 ああ、本当に好きだなぁ。

 

 VRバージョンのMVも、衝撃的なまでに良いですよね。

youtu.be

 

『future base (Prod. Yunomi)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:Yunomi

発売日:2018.10.26

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で、これですよ。

 この曲、Yunomiさんが「人間がいなくなったその先にもキズナアイが存在している(意訳)」という楽曲だと仰っていたので、永遠を歌う曲なのですよね。そしてライブ的には、時を繋ぐ歌でもある。hello,worldでは本編ラストの曲として歌い、そして公演後のエンディングでインストが流れる。そして、hello,world2020では、ド初っ端の曲に選ばれた。ライブとライブの世界線を繋げる役割を果たしてくれる『future base』は、まさに時を紡ぐ歌です。

www.moshimoshi-nippon.jp

 

 hello,worldに向けた9週連続リリースのうち、Future Bass(主にKawaii Future Bass)系を得意とするYunomiさんと、そこに挑戦してみたいアイちゃんの最強タッグで最初に披露されたこの曲は、当時のキズナーの中での人気投票で1位に輝きます。ライブと言えば、『future base』。アイちゃん自身も、特別な曲だと話してくれています。

 今でも覚えている。初めてのライブが終わって、立ち尽くしながら、凍える冬の空気を吸い込んで、この曲のインストを聴いていた日のことを。何もかもが感動と喜びでよく分からないままに、ああ、終わったんだなと呆然としていた時間を。

 

 楽曲の中身で言えば、ゆったりと流れるバックミュージックに、エスニックなコーラスが乗っています。人類の歴史のような、悠久の時を思わせる構成の中に、アイちゃんの歌声が楽器のひとつのように入ってくるのです。始まりから、ずっとずっと先の未来まで歌ってくれる歌詞なのに、どうしようもなく思い起こすのは、ライブをしている「瞬間」、「今」。手を伸ばして、届くように、捧げるように高く遠く掲げる先に、キズナアイがいる。それは、人々が渇望する未来の象徴。僕らがたとえ消えてしまっても、その希望たるキズナアイは存在し続ける。そこに、アイちゃんが呼びかける。「一緒に行こう」と。

 直感的、直接的に伝えてくれる歌詞が、行間へ迫るYunomiさんの音に重なって、救われるような気持ちになる。

 ライブで使われているオレンジのライティングに言及していたフォロワーがいて、そうか、これは朝焼けでもあり、夕焼けでもあるのだと思いました。始まりでもあり、その先の未来へとつながっていく時間でもある。

 何があっても聴くたびに気持ちが持っていかれる、そんな曲です。

 

『new world (Prod. Yunomi)』

作詞・作曲・編曲:Yunomi

発売日:2018.11.2

youtu.be

 

俺のnew world!!!!!

 

 失礼いたしました、あまりにも好きすぎて。

 『new world』も、Yunomiさんが作曲されていて、大好きです。いや、全曲大好きですけど!! 「アイちゃんの曲で一番好きなのは?」と聞かれたら、真っ先に『new world』と答えます。そのくらい大好き。

 アイちゃんの可愛い歌声がめちゃくちゃ刺さる上に、Yunomiさんの十八番であるKawaii Future Bassも本当に好きなので、あまりにも急角度で刺さってしまいテンションブチ上げです。何より、楽しい!!

 

 イントロからワクワクして「いやーーーーー、イイ!!」と叫んでしまいます。Yunomiさんが元々ロック畑の人だからか、ドラムのタムタムした音が気持ちよく入っていてすごくいい。「遠く君に届いていく」の「君に」あたりでさりげなく流れている、ゲームで回復音に使われてそうなキラキラピロロンみたいな音も好き。

 「もっと知りたい」「もし迷うときは呼んで」と人間のみんなへ手を差し出してくれる、ワクワクする空想世界や夢の世界を、現実と地続きの先にある夢へと変換してくれる。「おいて行くぞ」でも「連れて行くよ」でもなく、「呼んで」と歌ってくれる様がまるでヒーローみたいで。そうした希望を見せてくれて、”信じさせてくれる”。この、”信じさせてくれる” というのは、私が思う1つのポイントで、私はアイちゃんを信じたいと思っているし、アイちゃんが見せてくれる世界を信じているから、希望を見失わずに生きていられる面があります。少なからず、そう思っているファンの方もいるのではないでしょうか。新しい世界、カラフルな世界。バーチャルとリアル、背中合わせの誰かの手を引いて、境界線を越えていく。

 

 「重ね合わせた声はやがて星を結んでいく」の歌詞、いま振り返ってみると『the MIRACLE』の「意味のない宇宙に線を引いて希望を見る」みたいな感じもしますし、そう考えるとアイちゃん周りって「人間を星に例えて繋がっていく(アイちゃんの ”ハブ構想” 的な)」「アイちゃんを星に例えて繋がりを示す」「人間が星を繋げて意味を見い出すように愛というものを形作る」的な、星や星座に例えた表現多いですね。色んな空想世界があって、それらが全て届いてくる。ワクワクしますね。

 

 あと単純に、ファンタジー感ある歌詞大好き。『ロボットハート』然り、Yunomiさんの歌詞めちゃくちゃ好き。

 「君に届いていく」の音、イヤホンやヘッドホンで聴くと本当に耳の奥まで届いていくように聞こえて、ひとりひとりに届けてくれているんだなと、嬉しくなります。最後の「えへへ」は、もう言わずもがな。

 ライブはもう!! 0と1ダンス、これ何十回も言われてるだろうけど可愛すぎるでしょ。「どうか笑いかけてね」で手を振ってくれるところも好きだ。

 ホイッスル、ほしかったなぁ。2020のは持ってるけど、hello,worldでは買わなかったのだった。

 それとねそれと、ご覧になりまして? こちらの、ハクヤさんという方が作られた、手描きMV歌ってみた。当時大好きなキズナーさんが共有してくれて、すごく思い出に残ってる。「背中合わせの誰か」のところ、私もこんな映像で浮かんでいたし、何より可愛い。

youtu.be

 

 あー、好きだなぁ。

 

『over the reality (Prod. Avec Avec)』

作詞:Avec Avec & Kizuna AI/作曲・編曲:Avec Avec

発売日:2018.11.8

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 この曲、かなりキーになってくる場面があって。今でも、そのことを引用して話をしたりもするのですが。2019年に、例の “分裂騒動” があったじゃないですか。その際に、「アイちゃんがいなくなってしまうのでは?」と噂されていた中で、同年のA.I.Party ~Hello, how r u?~ にて、セトリの中に入れてくれていたんですよね。言葉を選びながらも、「私は消えません」と言ってくれたあの日に、「消えない気持ちを信じてるから」と、真っ直ぐに歌ってくれたことを、今でもはっきりと思い出せます。だから、この曲を選んでくれたのだと。

 「消えない」という言葉は、アイちゃんのライブのひとつのキーワードみたいにも思えますね。大事なところでいつも、歌ってくれている。ひとりだけどひとりじゃない、ことを伝えてくれるアイちゃんが、「ひとりじゃないこの気持ちで」と。それこそが、「バーチャル」だと感じます。

 

 しゃがんでいくダンスがめちゃくちゃセクシーなんですよね(これRemixだっけか?)。ステップもめちゃくちゃ可愛い。「ヴッ」を一緒に出来たときの幸福感よw

 初挑戦のラップが、ライブを重ねるごとに様になっていくのも圧巻です。あとRemixは特別な理由がない限りは基本的に飛ばすかまとめるかするので、ここで話しちゃうんですけど、Moe Shop Remixのときの「踊れ」キャンセル大好き。ちょっと音程が半音ずつ違うように聞こえて、その差に躓いて恋に落ちてしまうんですけど……。

 たまにテレビつけるとBGMに使われていて心臓に負担がかかりまくります。急なアイちゃん楽曲はズルいってぇ!!

 

『miracle step (Prod. Nor)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:Nor

発売日:2018.11.16

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 最高に可愛くて、ファンも多い楽曲。知ってる中でも数名、「この曲が好き」という方がいらっしゃいますねぇ。そしてこちらもたまにテレビで使われている……!

 ライブの同時視聴や音ゲー絶対にハモってくれたり合いの手入れてくれたりするところ本当に好き。音ゲーとかDJイベントに向いてる曲ですよね。クラップするシーンもあるからライブで聴くのも本当にいい、毎回ライブで歌ってほしい。

 

 明るくポップで、いつ聴いても元気が出る。信じられないくらい可愛い。ダンスも、それに伴った映像も毎回好きです。A.I.PartyでYuNiちゃんとデュエットしてたの、めちゃくちゃ良かったですね……!! そのくせ、「街角出会う笑顔の君」や「さあ手を繋ごう」など、ちょっと『new world』で感じたバーチャル感と、それでも繋がっている、繋がりたいというアイちゃんの想いが感じられます。情景が思い浮かぶような。手を取ってくれることを、この楽曲に始まりずっと歌っていてくれることが、アイちゃんから人間のみんなへの想いの本質に近い気がしています。

 

『Hello, Morning (Pa’s Lam System Remix)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:Nor/Remix:Pa’s Lam System

発売日:2018.11.23

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 『Hello, Morning』のRemixでは一番思い出深い曲。アンコールといったらこれ。全部のライブのことを思い出させてくる、最強の一曲。もはや、多くは語るまい。

 心が、ライブに立ち返ってしまう。踊り出してしまう。「Hello」で始まるの、ズルいんですよね。呼びかけてくれる。現実とリンクするはずのない世界から、ずっと。ひとりぼっちのときから、ずっとずっと。「えーと、見えてますか? うーん、聞こえてるかな?」の、あの日から、どんなに曲数が増えても、どんなにアイちゃんが進化しても、変わらず、「Hello」という言葉で、私たちを想ってくれている。はじまりの言葉、挨拶の言葉、「私はあなたの敵ではない、味方だ、仲良くしたい」というメッセージを伝える言葉の原初の意味を、改めて歌声に込めてくれます。

 「Day after day!!」の強さよ。ここが好きだって話を何度でもしたい。ここのダンスもいいですよね。力強くて。やっぱりキズナアイって、可愛くて、カッコいいんだ。

 

『melty world (Prod. TeddyLoid)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:TeddyLoid

発売日:2018.11.30

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俺たちのmelty world!!!!!

 

 今でも、消えてしまったオタクが「『melty woeld』が一番好き」と言っていたことを思い返しています。カッコよくて、フェスなどのアウェイな場所でのセトリには必ず入れてくれる、ノれる1曲。最初の「ズンッ」って音だけでダンステッ!!! と叫んでしまうし、手をあげ続けてしまうし、サンプリング部分直後にグーパンする振り付けが好きすぎて踊ってしまう。「Put your hands up now」で手をあげてるVJの映像もバキバキにカッコいい。ぷちょへんざ。飛んで、跳ねて、ケチャして、圧倒的に気持ちいい楽曲。最高。サンプリングのところで本当に気持ちよくなってしまう。エスニックなピョロロ~~という笛の音が、まさか『Fireburst』にも繋がってくるとは。

 ライブで、キラキラに囲まれて金髪になる演出、カッコよすぎる。キズナアイの「カッコいい」の部分を担っている。「look back」のところの手と顔の動き、最初の頃は「カッコいいな」としか思わなかったのに、年々「艶っぽいな……!」と感じるようになってきたのは、アイちゃん自身の変化でしょうか。

 

 ブラックのcoverもいいですよね。エッヂの効いた、強めで、少しダウナーな歌声と、サンプリング部分の違いと。「If you……」に聴こえるけど、なんて言ってるように聞かせたいんだろうか。

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 この曲で印象に残っているのは、「DIVE XR FESTIVAL」でのアイちゃんの煽り。「次の曲は手をあげてほしい」と控えめに言ってからの、「足りねえぞー!」の強気煽り。アイちゃんがこんなに強気なの、私は初めてだったんですけど、これより後のライブでは『melty world』のたびにこうして強い言葉で煽ってくれるようになってめちゃくちゃ嬉しかった。

 この年にはサマソニにも出ていて、サマソニの一発目がこれだったのもアツかったですね。『Fireburst』の出た(出る)年だったので、Teddyloidさん繋がりでこの年は特にたくさん歌われたように思います。

 

『hello, alone(Prod. MATZ)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:MATZ

発売日:2018.12.7

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 「誓い」の歌ですね。「ライブで化ける」と言われるくらい、リリース時の反応よりライブでの反応が良かった曲(私はリリース時から好き)。間奏の激しいダンスも好きです。

 歌ってみると分かるんですが、これずっと同じ高音を維持しながら歌い続けなきゃいけないのめちゃくちゃしんどくて、その調子でアイちゃんが最後まで歌い切るのが、切なる願いや誓いの重さを感じます。

 「待ってたよ、君が来るって」と、ひとり(alone)で歌い続ける。歌うたびに、「走り続ける」重みが増していく。立ち尽くすことさえ困難なこの世界で、痛みを背負って「走り続ける」ことが、どれだけ尊く、どれだけ苦しいことだろうか。でもそれが「キズナアイ」としての正解で、だからここにいる。

 

 2021年12月のサンリオフェスが一番印象的でした。活動休止を発表した直後の音楽イベントで、「走り続ける」と誓ってくれる。ああ、いなくなりはしない。活動休止することは、立ち止まることではない。そう感じさせてくれるアイちゃんの気持ちが、どうしても「愛」以外の言葉では説明出来なくて、だからアイちゃんの歌う「愛」は信じられるんだと思えます。トン、トン、と一定のリズムを刻むリズム隊が、アイちゃんの歩幅を表しているように感じられて、それは心臓の拍動のようにも思える。ライブのたびに好きになる、それがこの『hello, alone』なのです。

 

『meet you (Prod. DÉ DÉ MOUSE)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:DÉ DÉ MOUSE

発売日:2018.12.14

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 何度か申し上げているのですが、正直『meet you』はライブで化けたな、と思っていて。『hello, alone』よりも、個人的にはこっちの方が印象変わりましたね。hello, worldで観て初めて「あ、そういう曲なんだ」みたいな。

 

 あまりにもキズナアイすぎる、というか。「Can you see me?」「Can you hear me?」は、もう、キズナアイの物語の、私たちが知るところとなる中では始まりのフレーズではないですか。そして、この歌詞だからこそ、私たちがアイちゃんとライブで会うことで完成する。だってタイトルがそうだから。そういう意味でも、本当にライブ化けする楽曲ですよね。そして「キミの声は聞こえてるよ」に繋がる。いつもTwitterYoutubeのコメントありがとう届いてるよ、って意味だけじゃなくて、ライブで繋がるから、「聞こえてるよ」になる。

 その上で、「まだちょっと まだちょっと さみしいの/まだちょっと まだちょっと かなしいの/まだちょっと まだちょっと くるしいの」って歌うのが、ああ、まだ満足していないんだな、キズナアイの物語には先があるんだな、と感じられて、切なくも希望を感じます。「I wanna know you」。

 

 ダンスも可愛いですよね。DÉ DÉ MOUSEさんだから、ネズミっぽいポーズなのか? というか、『meet you』って可愛いんですよね。単語ごとに区切れているから。

 これがねぇ、A.I.Partyで披露してくれたBAND EDDITIONになると、めちゃくちゃに艶っぽくなるのが意味不明なんですよ。いや、ぽつぽつと単語を歌うような、無邪気さの象徴みたいな曲が、こんな艶っぽくなりますかいね!? 音源販売してください。

 顔の周りをキラキラしたエフェクトが飛び交い、インカムとなって出現するところも好きです。かと思えば、hello,worldでは、歌い終わってから、お着換えのために似たような光に包まれて消えちゃうんですよね。幾何学模様の映像が、自我生まれたての単語ぽつぽつAIに合うので、毎回この演出も好きですね。

 

『mirai (Prod.☆Taku Takahashi)』

作詞:Kizuna AI/作曲・編曲:☆Taku Takahashi

発売日:2018.12.21

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 もう、言わなくても分かるやろ的な楽曲ですわ。9週連続リリースのラスト。

 Cytusの実況のときに、「『mirai』のときには「見えているかな 聞こえてるかな」の部分が来るとエモくなる」みたいなこと仰ってまして、本当にそうだなと。

 ラストということもあり、歌詞もダンスもこれまでの各楽曲を合わせたようになっているのが、集大成を感じて好きですね。アーティストによっては初期曲が必要なくなるタイミングがある方もいますが、アイちゃんは今後ライブする際にも『mirai』は歌ってくれるんじゃないかなと思います。そのくらい、「見えているかな 聞こえてるかな/私知りたい」の、人間に対する好奇心と、ひとりだった(ひとりである)ことを示した歌詞の完成度が高い。

 

 あと、圧倒的にダンスがいい。「AI LOVE YOU」のところは「I love you」の手話の手だし、そんでその手で終わりますし。「だってmiraiが待ってる」の、ドアを開けるようなダンスが、アイちゃんのいる未来に我々がたどり着いたようにも、アイちゃんがドアを開けて導いてくれるようにも見える。

 BAND EDITIONの「デデッ デーデーデーン」のところとかさ、てかバンドサウンドとアイちゃんの歌声の相性めちゃくちゃ良くてあまりにカッコ良い。音源ください。

 

『The Light』

Artist:W&W ft. Kizuna AI

発売日:2019.3.1

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 MVが本当に綺麗。でっかくなったアイちゃんが踊っているのはシュールですがw

 この曲が出た時期、ちょうど私、キズナアイフェス」について考えていて。アイちゃんの夢、ですね。本気で実現されないかなぁ、みたいな。今でも思っているのですが。そこでこの、世界的DJであるW&Wさんと作った『The Light』ってドチャドチャに合うと思うんですよね。ああ、早く実現されないかなぁ!!

 円盤には残りづらいこの曲ですが、hello, worldでは確か『melty world』の後に歌っていて、金髪のままパフォーマンスしていたのが印象深いです。で、残ってないから、そのあとのライブでもやらないんだ、やっても残らないんだ、って諦めてたら、hello, world2022でやってくれて、ブチ上がりましたね! 最高です。サウンドも、歌詞も、パフォーマンスも、他では見られないアイちゃんがそこにいる……!!

 

『AIAIAI (feat. 中田ヤスタカ)』

作詞・作曲・編曲:中田ヤスタカ

発売日:2019.3.22

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ちゅめての時間!!!!!

 

 お披露目されたhello,worldではダンスも未完成で、ひとりぼっちで歌って踊っていたのが、その後のMVやライブ等で披露されるたびに進化していくのがたまらなく好きです。どんどん、どんどん繋がっていく。ダンサーさんたちと、区別のないくらい綺麗なガラススクリーンで踊ったり、同じバーチャル空間で踊ったり、人間のみんなとバーチャル空間で踊ったり。衝撃的だったのは、バーチャル中田ヤスタカさんやダンサーさんと一緒に歌って踊っていたhello, world2020ですね。その後、アライナ・カスティーロさんと同じバーチャル空間上で踊っていて、バーチャルとリアルの垣根を超えていくのはこの曲なのだなぁと思います。

 

 次は、もっともっと一緒に、みんなで踊れるといいな。

 

 というわけで、今回はここまでです。マジでごめん;;

 20時からの配信、楽しみですね。

www.youtube.com

 

 それでは。

 

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