zer0-san3’s blog

zer0-san3.hatenablog.comの漢字かな混じり墨字文バージョン。

渋谷でおめシスと直接お話できたって…マ!? な話。

こんにちは、ゼロサンです。

相も変わらず推し事のお話です。


去るか来るか10月10日、推しのおめがシスターズさんと直接お話できるイベントに行くべく、東京都は渋谷区の渋谷MAGNETに行ってまいりました。(予定の可能性があります)

トークの時間は1分間なので、アイドルの握手会くらいか、それより少し長い程度かなと思います。握手会行ったことないですが。


さて、本題に入りたいのですが……。

実はこの記事、イベントに行く前どころか、抽選チケットの当落結果が出る前に書き始めております。

なので、今書いているところが終わったら、ものすごくテンションが変わるかもしれません。


というのも、今回のイベントに関しては意気込みが違うのです。

まずはこちらのツイートをご覧ください。


ゼロサン🤔14歳になりたい on Twitter: "バーチャルだったら(結構準備は要るけど)会えるんだからさ,推したちも会えるイベントもっとやってくれたらなあって思うんだよ.ゲーム部とかでろーんがやってたみたいに.おめシスは生はあんま得意じゃなさそうだし,技術部がレイちゃん1人なとこあるから難しいだろうけど."


こちら2018年12月29日のツイートです。

このときからもう、俺はおめシスに会いたかったんです。

2019年初頭頃に活動していた鍵アカウントでも、チラッと「おめシスに会いたいなぁ」なんて言っていたりしました。きっと「会いたいなんて、おこがましい」と言われるだろうと思い、表のアカウントではほとんど言ってこなかったのですが。

半年以上、10ヶ月も祈り続けたことが、こんな形で実現するなんて思いもよりませんでした。夢でも3回くらいおめシスとお話をしたことがあります。


ずっと、直接自分の声で「ありがとう」と「大好き」を言いたかった。

アイちゃんには、ライブのたびに「ありがとう」「愛してるよ」とクソデカボイスで5回も6回も叫んでいるものの、おめシスに直接「好き」を届ける機会はなかなか来ない。

しかも、本人たちは「生放送はあまりしない」「アドリブは苦手」といった意識があるようで、リアルイベントが今後どのくらい行なわれるのか分からない。

だからこそ、もしも直接伝えられるときが訪れるのであれば、絶対に逃したくないと思っていました。

例えるなら、今年こそはと全国大会を狙う運動部の高校生みたいな気持ちです。


なので、ここで一度、

①これまでのイベントでの反省

②本イベントの目標

について整理しておきます。

そして、抽選結果が出たあとか、イベント参戦出来たならイベント後に、この記事内で振り返りを行なって行きたいと思います。

イベントの感想が聞きたい方はしばらく飛ばしてください!


これまでの反省

まずは、関連するこれまでのイベントを踏まえ、反省点を綴っていきます。


キズナアイちゃんとお電話

2月11日のバレンタイン直前に、A.I. Channel内でキズナアイちゃんによって行なわれた、恋愛相談お電話生放送にて、アイちゃんと直接生声でお電話させていただいたことがあります。これが、初めて推しと直接お話したイベントでした。

https://youtu.be/RgkxcdfbLiM

当時付き合っていた彼氏とはこの頃既に冷めた関係にありましたし、すぐに別れてしまいました。そのため、アイちゃんには非常に申し訳ないことをしてしまったと感じています。

事前にTwitterにて相談募集がなされていましたので、「どうせ当たらないし記念に……」なんて軽い気持ちで応募してみたところ、物欲センサーをスルーしてしまった模様です。

この時の反省点は、

・相談の流れや落とし所を考えていたにもかかわらず、それを活かせずアイちゃんを困らせてしまった。

・緊張でアイちゃんの言葉が聞こえていない部分があった。彼氏を無視してアイちゃんのイベントを取った話をしたとき「好き」って言ってもらえたのに!

・本気で相談する心づもりでいたため、アイちゃんに「大好き」や「愛してる」、「応援してます」が言えなかった。


つまり、頭が堅くなっていたのです。「相談しなきゃ」「ちゃんと喋らなきゃ」と思うあまり、空回りしていたという悲しいオタクの定め……。迷惑をかけてしまったと反省しています。伝えられるものなら全部伝えたかったですし、やり直せるならやり直したいイベントです。悔やむべくして悔やむしかない。

本当は受験期と重ならなければハイタッチ会にも行きたかった。そこできちんと伝えたかった。やっぱりアイちゃんにも会いたいです。とっても会いたい。伝えられることを全部伝えたい。


ニコニコ超会議2019

4/27~28に幕張メッセで開催されたイベントです。おめがシスターズさんが、「ミカカTV」というNTT主催のブースにて、一部コーナーに出演していたため、俺は27日だけ観覧していました。

もちろんとても楽しませていただいたのですが、これも非常に反省点の多いイベントとなりました。申し訳なかった。

・推しを見たいがために、スタッフさんの邪魔をしてしまった。推しのパーカーを着ている身として、恥ずべきことです。二度としません。

・ほぼずっと最前に居座ってしまった。「いいですよ」と言われたものの、譲り合うべきだった。

・手を振り返してくれるからと調子に乗って、めっちゃ手を振りまくって限界迷惑厄介キモオタク丸出しだった。

・ライブのターンで「おめがってるー?」と挨拶されたのに、声が出せなかった。


ほとんど懺悔じゃねーか

許されざることをしてしまい、本当に申し訳ございませんでした。本気でファンをやめようかと悩みました。今のところは推しの反応に救われていますので、ファンやめてないです。

とにかく、迷惑行為はしない。限界しすぎない。周りを見て、落ち着いて行動する。これに尽きる。推しのファンとして恥ずべき行動はしない。それは推しを貶める行為なので。


本イベントの目標

これらの反省を踏まえて、今回の渋谷MAGNETで成し遂げたいことを書いておきます。

❶失礼のないよう挨拶をする。

 推しはもちろんのこと、会う予定の相互さんや、おめが団の方にもきちんと挨拶をします。

❷他の人の邪魔をしないよう、周りをよく見て振る舞う。

 スタッフさんの指示をよく聞きます。ぶつかったり、順番抜かしをしたりといったことは絶対にしません。

❸伝えたいことをまとめておく。

 歯が浮くようなオタクポエムを真剣に言うぞ。

 「2人がいるから毎日が楽しいです。本当にありがとう。どれだけ伝えても言葉が軽くならないし、気持ちも枯れないくらいに大好きです。不躾かもしれませんが、これからも応援させてもらえたら嬉しいです。」

 全部一言一句覚えなくていい。ただ伝えたいことだけは、漏らさず伝えたい。

❹おめシスと会話をする。

 リオちゃんが「やりたい」と言ってくれて、叶った企画です。向こうからのアプローチも充分考えられます。一方通行にならないように、「会話」をするよう気を付けます。

❺上記すべてのために、落ち着いて行動する。

 緊張すると、周りが見えなくなります。ミスも起こしやすい。だからなるべく限界しないよう、良い緊張感を持って、落ち着いて行動します。


気を付けるというより、至極当然のことです。それでも気を引き締めるために、肝に銘じて挑んで参ります。


抽選結果

さて、10月10日18時。抽選結果の発表です。

どうなったかというと……。


落選!!


ホギョオオオオオオオオwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww ボオオオオオオオオオオwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww はずwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 外れたwwwwwwwwwwwwwwwwww 外れたンゴwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww あーはーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww あばばばばばばばばばばwwwwwwwwwwwwwwwwww ヒィィィィィwwwwwwwwwwwwwww


こんなブログ書いてて恥ずかしいです地に埋まります、当日渋谷で会う人は笑ってくれえ!!!!!!!

当たった人みんな楽しんでね!!!!!!! 俺の分まで「好き」を伝えてきてください!!!!!!! お前が!!!!!!! 一番楽しむんだよ!!!!!!!


と、まあ、そんな予定だったのですが!!

なんと! 奇跡的に! 運でも俺の実力でもなんでもなく、ものすごく親切で優しくて仲の良い方から、巡り巡ってチケットをお譲りいただけることになりました!

感謝でしかありません。どれだけ「ありがとう」と伝えても、足りないくらいの出来事です! チケットを渡してくださった方は、来世どころか現世で現人神として祀るべき。そのくらいの徳の高いお人です。ありがとう!!


同時に、そのことをTwitterで騒ぎ立ててしまい、非常に申し訳なく思っております。

また、チケットをお譲りいただく前からなのですが、当たった人のみをリツイートしてお祭り騒ぎにしてしまったことも、大変不用意な行動だったと反省しております。この場で謝罪いたします、すみませんでした。

Twitterで謝罪すると、フォロワーさんに気を遣わせてしまうと思ったため、こちらで失礼致します。


かくして、完全に無事にとは言えませんが、おめシスとお話をさせていただくことと相成りました。

遠方すぎる、経済的な事情、時間の都合、抽選に当たらなかったといった理由で行けない人たちのぶんまで、この僥倖に甘んじることなく、きちんと伝えて参ります。めでたしめでたし。


……この項を今一度読み返して、「情緒からやり直せ」と思いました。事が起きるたびに書き足しているので、仕方がありません。

このまま感想へと移っていきますので、頑張って読んでください。


お話をした感想

この1週間、「推しに会えると思うと生きるのが無理になってきた」と思いながら過ごしてきました。なにせ、文字通り夢にまで見た夢が、叶ってしまうのです。それでも、何とか今日まで生きています。


「夢みたいだった」と言うには、あまりにも幸せすぎた。夢を現実に届けてくれた、だからそれは言わない。


相互さん2人と合流し、ご飯を食べたあと、何やかんやして渋谷MAGNETの5階奥へ。

既に待機列が出来ている中、チケットの抽選組は、先着組より優先的に入ることができ、中盤辺りに並び始めます。

パーテーションで区切られたステージの手前は、列整理のためのビニール紐が互い違いに並んでいて、その中をスルスルと進んでいきました。


12時。第一部開始。1人目が入場し、全員が固唾を飲んで見守る中、トップバッターはVTuberの記事も書かれる「あのひと」さん。

挨拶、自己紹介、どんなところが好きか、そして最後に写真をいいですかと聞いて、おめシスとともに写真を撮っていました。

しかしおめシスからの声は一切聞こえない。聞こえるのは、あのひとさんがおめシスに一生懸命話しかけている内容だけ。


そこで相互さんと、こんな話になりました。

「これ、後の方がみんなに聞かれなくていいのでは?」と。

その後もオタクたちの雄叫びや話している声は聞こえるのですが、おめシスの声が聞こえないまま時間が過ぎていく。BGMも何もなく、パーテーションのこちら側は、緊張のせいでお通夜のように静か。

そんな中で、なんとか顔や特徴や名札から他の相互さんを発見し、途中までは盛り上がっていました。


そして、順番が少しずつ近付いてくると、冗談じゃなく、全身に電撃が走ったように感じ始めました。興奮による痺れだと思います。

指先がビリビリと震え、じわじわと感覚がなくなっていくのが分かりました。全身の血が死んだようになって、ぐるぐると何も分からなくなって、しまいにはあと一列というところで強烈に体調が悪くなってました。


冷静にお話する—— これはずっと、夢の中でも決めていたことです。限界する暇なんてない、と。でも、何度もシミュレーションを重ねていくうちに、次第に「それは少し違うのではないか」という気持ちに駆られました。

冷静にお話を始めてしまうと、エンターテイナーな2人から、「今日どうだった」とか、盛り上げるためにアレをやろうとか、そういう気を遣わせてしまうのではないかと。

むしろ、感情をそのままぶつけなければ、意味がない。挨拶したあと、開幕「好きです!」。これで行こう。


「何を言えばいいのか分からない」という左隣と「限界に眠い」という右隣を生返事でかわし(ごめんね)、少しずつ迫る順番に生きた心地がしないながら、頭の中は「好きです」の一言で埋め尽くされていきます。

次回はないかもしれない、一世一代の告白。絶対にしくじるわけにはいかない。


ついに、前の人の番が終わりました。

「はい、どうぞー。画面切り替わったらヘッドホン付けてお話ください」という声とともに、パーテーションの向こうへと通されます。

「荷物その辺置いても良いっすか」とスタッフさんに尋ねると、素っ気なく「あぁ、はい」と答えられ、俺は半ば投げ捨てるようにリュックを下ろしました。もう周りに気を遣う余裕は、ありませんでした。


ヘッドセットに手を伸ば……、

「あっw」

「あっ、なんか見たことあるぅ〜w」

「ねー! 見たことある人だwww」

「超会議来てたよね!?」


大音量でハッキリと、手に持ったばかりのヘッドセットから声が漏れ聞こえます。対面する画面はまだ、待機中のままです。


「えっ!?!!? えっ!? はい! はい!! わっ、はい!!」


超会議。先述の、個人的にはちょっと苦い思い出のあるおめシスとのリアルイベント。

最前列で今日と同じ服装で永遠に手を振り続けていたので、顔覚えられたかもしれない……と後から青ざめたものですが、本当に覚えられているとなると話が違います。


信じられない言葉を耳にしながら、慌ててヘッドセットを装着しました。画面が切り替わり、右手側にあるiPadのタイマーをスタッフさんがつけます。


世界一短くて長い1分間が、始まる。


「「こんにちは〜!」」


「あ! こんにちは!」


ここで、首からさげた名札がよく見えるように掲げようとすると、裏返しになっていることに気が付きました。


「ゼロサンと言います!」


震える手で名札を表にして、見えるようにマイクの横に掲げます。正直、2mも空いていれば見えないとは思うのですが、自己紹介するには名札を見せねばという習慣がここまでの相互さんとのエンカウントで身に付いていました。


「あー! ゼロサンさんだー!」

「ゼロサンさん!」


「はい、はい!!」


「お↑めシス」と「お↓めシス」で別れる2人も、ここは「ゼ↓ロサ↑ン」で統一。アイちゃんのときは「セロファン」みたいな発音だったなぁ、なんて思い返す余裕は全くなく。何でそんな「すごく知り合い」みたいな反応するん……?


「いっつもさぁ私たちのツイートめっちゃしてるよねぇ!」

「見てるよ!」


「あっ、ほん、ホントですか!? ありがとうございます!!!!!!!」


推しが俺のことを認識していることに、頭が追い付きませんでした。顔も名前もツイートも知られてるって、それはもう「友達」か何かなのではないか。そう錯覚してしまいそうでした。


「リプもやり取りも全部見てるからなぁ!!」


「ああっ!? あいがとござまし、ありがとうございます!!!!!!! ありがとうございます!!!!!!!

 ありがとうございます!!!!!!!」


俺自身は自覚がなかったのですが、会場内どころか、フロアいっぱいに響き渡るほどの大声で叫んでいたようです。音声データを録ってもらっていたので聴き直してみたら、演劇のクライマックスシーンレベルの声量でした。噛んだりしつつ、何度も深々とお辞儀をして、お礼を言いました。

推しが、オタクのことを見てくれている。推しに気持ちが届いている。ほんの少しでも推しに楽しんでほしい、喜んでほしいと思って言っていることが、見られている。こんなに嬉しいことはありません。


「本っ当に、いつもありがとうございます!!!!!!!」


おかしいな。「好きです」って言うつもりだったのに。言わなきゃ、早く、言わなきゃ。


「いつもさぁ好きって言ってくれてるよね!」

「ね! おめがとう!」


また言われた。「ありがとうございます」連発の直前から合間くらいに。前にリプでも言われたのに。だって、いつも好きだよ。何て言うんだっけ、ほら、ほら、


「だっっっ、好きです!!!!!!!

 好きです!!!!!!!

 す、好きです……!!!!!!!」


おい、いつもの調子はどうした。

「どれだけ好きって言っても言葉が軽くならないくらい溢れるほどに好きです」とか、「いつも頑張っていてくれるところが好きです、無理しないで」とか、「これからも応援させてください」とか、リプだったらいっぱい出てくるだろ。それから、この記事中に書いてあったやつとか。あとチャンネル登録者数16万人おめがとう、あるブラ(サブチャンネル)の登録者数2万人おめでとう、今日はイベントしてくれてありがとう……、もっと言いたいことはたくさんあるのに。

何て言えばいい? いつも、何て言ってた?

口から出かかったどんな言葉も、1つ1つが全て喉の奥から「好きです」の一言に変換されて、自分の意思とは無関係に口から出て行きます。


「あのっ……!!」


「分かったwww もう伝わってるからwww」


「ありがとぉおおお!!!!!!! あの、」


「いつも伝わってるよwww」


「ぁありがとっ……!!!!!!!」


伝わってた。全部。一言一言に、両手いっぱいの「好き」を込めた「好き」が、全部伝わってた。

どうせ全部伝わるなら、


「好きです……!!!!!!!」


全身全霊込めて、今伝えられるだけ全部伝えよう。と、そう思った。

もっといっぱい言いたかったことがあったのは確かだ。でも、その「もっといっぱい言いたかったこと」を言ってしまったら、「そんなことより、もっと好きって言っておけばよかった」と後悔する。今は、言える限りの「好き」を伝えなきゃ。


「ありがとう!!」

「俺も好きだよ!! 俺もなぁ!! 好きだよ!!!!!!!」


心臓が止まる、というより、全身が心臓になったかのような感覚に陥りました。

おめシスって、これまで「好きだよ」ってリプで伝えても、「ありがとう」しか言わなかったんですよ。みんなに対して、平等に接するために、誰にも媚びない姿勢があって。それがこのイベントでは、「好き」と言った人に「好き」と返してくれる。2対1という特殊な空間だからでしょう。

この会話が自分にだけ聞こえるというのは、かなりもったいないなと思いましたが、このときばかりは、自分に向けてくれたおめシスの言葉を自分だけが聞けるという状況に、感謝しました。

……嘘です。このときは、そんなことを考える余裕がありませんでした。頭が爆発するかと思いました。


「ォ゙おめがとう……!!!!!!!」


何とか声を絞り出して、いつも言ってくれている彼女らの名前からもじったお礼を言ったら、堰を切ったように言葉が溢れ出て、


「好きですどんだけ言葉にしても足りないくらい好きです、も、ホンットにっ……!! 気持ちが枯れないくらい大好きです!!!!!!! もっ…… もう毎秒好きです!!! ホンットに好きです!!!!!!! いつもありがとうございますっ!!!!!!! す、フゥ、ハァッ、はぁっ……」


全力で叫びすぎて、過呼吸になったかのように一瞬喋れなくなりました。はたから見たら相当やばい奴です。

すると、それを「泣きそうになっている」と捉えた2人が、


「泣くの!?」

「泣くのはキ(キモいのキ)www 泣くのはキだよwww」


と笑ってくれました。iPadのタイマーが、7、6、5、4と時間を刻むのが見えます。


「……っ、大丈夫、大丈夫大丈夫ホントに大好きです!!!!!!!」


泣かないよという意味で安心させようとして、これ。限界ここに極まれりでした。


「はい、お時間ですー。」というスタッフさんの声がして、ヘッドセットを外します。


「ありがとうございましたァッ!!!!!!!」


最後にマイクへ向かって大声で叫んで、深々とお辞儀をしました。ガクンと膝が崩れ落ちるのを耐えながら、床に適当に置いた荷物をひったくり、逃げるようにパーテーションの外に出ます。


出た瞬間、俺のスマホで一部始終を録音してくれていた相互さんの手からスマホを取り上げ、脚がなくなったかのようにぐしゃりとその場に倒れました。いわゆる、腰が抜けました。


ドン引きの相互さんに支えられ、何とか生まれたての子鹿のように立ち上がりました。少し放心状態になったものの、すぐに感情の大きさに耐え切れなくなり、いきなり、支えてくれている相互さんの手を引いて強制的にハグ。そして別の相互さんにもハグ。


全力を出し切って、しばらく座り込み、買ってきた「ウリカイ」というボドゲと手紙を入れた袋をプレゼントボックスに突っ込むと、第一部で喋り終わったおめが団が集まっているというフロアの反対側のエスカレータ前へ。


並んでいる最中にお話させていただいた人、初めて見かけた人、誰彼構わず勢いよく、ハグ。ハグ。ハグ。そしてお土産のなごやんを押し付けました。


エスカレータ前で待ってたんですが、『好きです!』って聞こえてきて、『ゼロさんや!』って思いましたwww」と相互さんに言われ、爆死。

録音をひっそり聴いて更に爆死。こんなんが、フロアの端から、反対の端のエスカレータまで聞こえてたなんて生き恥以外の何ものでもありません。

でも後悔はないです。全部全部全部出し切りました。

めちゃくちゃ多くの相互さんとも色々お話をして、全員にハグして、新しく知り合った方ともハグして、Twitterフォローしました。会いたかった人にもたくさん会えました。広がれおめが団の輪!


そして検索したら、めっちゃ俺の叫びに反響があって草生えました。

まずは実際の限界音声がこちら。

ゼロサン🤔狂気を保て on Twitter: "#おめシス ※音量注意… "

 

勝手に反響紹介コーナー

相互さん

にごりほのか (@HonokaNigori) | Twitter

おさかな#️⃣*️⃣らぶぐみ on Twitter: "よくがんばったよおまえは…"

亡霊にゃんこ@ちゅめたー🎀#️⃣*️⃣🌻🍿🐬🍆🧴💩✨ on Twitter: "ゼロサンさんが幸せ、幸せそうで何より、嬉しみ"

ととろてんΩ@アオアシカツオドリ on Twitter: "ゼロサンよかった"

ととろてんΩ@アオアシカツオドリ on Twitter: "ゼロサンだろうなって思ったらゼロサンだった"

えーたんΩおめが団 on Twitter: "ゼロサンが想像通りに限界迎えてたのが1番のハイライト"

https://twitter.com/nno_a_yn_/status/1182236946661179395?s=21

まめた on Twitter: "ここまで自分の好きを伝えられるの凄いなぁ(*´∀`*) おめでとうございます🎉… "

るーべっと on Twitter: "代表的で正常な限界化😇 ほっこり… "

ポッポ(ポポまる)@シロ組Ω🐬 on Twitter: "本日一の限界化を見た #おめシス"

たま on Twitter: "ゼロサンのツイート見るたびニヤニヤしちゃう(ゼロサン幸せそう)"


フォロー外さん

https://twitter.com/misato_yamashit/status/1182146541282160641?s=21

みずくん | STYLY on Twitter: "一分間ずっと「好きです」「愛してます」「ありがとうございます」を連呼してる人がいて会場ほっこりしてる。見習いたい #おめシス"

べーたちゃん@イルーナ民 on Twitter: "本日のMAX限界化頂きました!!!! #おめシス"

不屈のジャンボ・ナカタニ (Lv85) on Twitter: "ありがとうと好きですを連呼する限界オタクだ!素晴らしい!! #おめシス"

ガシラ on Twitter: "限界化してるw 気持ちわかるw #おめシス"

べーたちゃん@イルーナ民 on Twitter: "俺も毎秒すき! #おめシス"

べーたちゃん@イルーナ民 on Twitter: "限界化のお手本のような方だぁ… #おめシス"

 

夜はbar moon walkという創作カクテルを作られるバーで、作っていただいたおめシスカクテルを別の相互さんと飲み、深夜はかねてよりお会いしたかったキズナーさん2人と朝まで飲み、最近のアイちゃんについて語り、取ってあった24時間チェックインOKのホテルに朝6時に入ってシャワーを浴びて泥のように眠り、11時30分に起床して物販列に並びました。


昨日と同じ場所で、同じように並んでいると、昨日のことが思い出されます。昨日と違っておめが団さんだけじゃないから、みんな黙ってスマホをいじってましたが。そうか、昨日は、同じ人を好きな人たちが、あんなに集まっていたのか。

このステージの上におめシスがいて、みんなが一人一人それぞれの想いを抱えてここに来たんだなぁ……。パーテーションが取り除かれたその場所は、既に特別感を失っているのに、見ているだけで緊張と高揚を思い出してしまいました。


グッズを全て買い、店内生放送を聞きそびれたことを後悔しながら現地限定動画を観て、普通の放送で「みんな楽しんでるー!?」「俺は楽しんでる!」という2人のやり取りに胸を熱くさせ、等身大パネルの写真を撮って、その場を離れます。

この日は誰にも会わずに帰りました。バスへの遅刻と台風のせいでクソみたいな帰路でした。


昨日、終わってから。また、今日の帰りにも。2人が「楽しかった」「幸せだった」とたくさんツイートしていて、めちゃくちゃ嬉しくて幸せで安心しました。

どのイベントだって、推しに楽しんでほしい。何なら一番楽しんでほしい。俺よりも楽しんでほしい。その上で、「あの場所を一番満喫したのは俺だ!あの場所を一番楽しんだのも俺だ!」と叫びたい。矛盾なんかどうでもいい、それが一番平和なんだから。


おめシスはすごいなぁ。どれだけ長い時間トークをしても、ずっとおめシスでいてくれる。そしていつも全力で「楽しかった」と言ってくれる。

ファンのことも一人一人見てくれている。よく知っていてくれる。好きだと言っただけ、応えてくれる。好きでいさせてくれる。期待に応えてくれる。楽しませてくれる。いつも最高にしようとしてくれて、その時出来る限りの最高を届けてくれる。

本人たちのやりたいことを実現してくれる。リクエストに応えてくれるというより、夢を一緒に叶えてくれる。


これは謎の確信なのですが、また次回があると思います。あの人たちは相当人が好きなので。

その時はもっと、他の人にもこの感動を味わってほしい。


惜しむらくは、追加で手紙を入れ損ねたこと。素敵なイベントをありがとう、あんな限界オタクでごめんよ、大好きだよ、2人がいるから受験の不安も薄らいだよ、2人が楽しく歌っているから、病気で喉を潰して怖くなった歌が怖くなくなったんだよ、って書いて入れたかった。

そして、「これからも好きでいていいですか」って、聞きたかった。聞きたかったなぁ……。


どうでもいいんですが、帰りにスマホの充電が切れて、公衆電話で親に連絡取ったら、「どこにいるのか」を伝えるだけで30円かかりました。1分ってホントは、こんなに短い。


それでは。最高をありがとう。

 

え? 目標はどのくらい達成したのかって?

……それはこれを読んだ人が判断してください。