zer0-san3’s blog

zer0-san3.hatenablog.comの漢字かな混じり墨字文バージョン。

Vサマが終わった。

 

こんにちは、ゼロサンです。久しぶりのブログ投稿となります。

今回は、先日8月24日・25日に行なわれたVサマというバーチャルフェスライブの中の、おめシスのパートに絞って感想を述べていきたいと思います。

課題やらなんやらをこなしていたら今日になってしまい、非常に今更感が強い内容となっておりますが……気になった方は、ニコニコのチケットを買えば9月1日までアーカイブを観ることができますので、どうぞご覧ください。もっともこんなところ読んでいる人なんて既に買って観た人が大半でしょうけれども。

 

おめシスが登場するのは1日目、24日の昼公演でした。発表されているセトリは、2人の初オリジナルソング『シンクロニティ』のみ。しかしほとんどのアーティストが持ち歌やかつてのカバーソングから2曲を持ちだしている状況で、一体どうなるのか……期待と不安に胸を膨らませつつの参加でした。

VRで参加した人も多かったようですが、機器のそろわない俺はニコニコ動画からチケットを買って観ることに。彼女らの前にバーチャルシンガーであるYuNiちゃんのゆるーくも安定感のあるMCパート、そしてバーチャルDIVAと呼び声の高いAZKiちゃんやキリッと引き締まる噛み様こと天神子兎音様のライブパートで客席のボルテージはかなり上がっていました。

 

1曲目:『ホウキ雲』

そしてついにおめシスが登場。なんとはじめにかかったのは、『シンクロニティ』ではなく、彼女らが初めて出した動画でアカペラ歌唱したあの『ホウキ雲』のイントロです。動画で喋っている時のような声でショートバージョンの自己紹介を入れてきて、いきなり「それでは歌います」とおよそ美少女の動きとは思えないムーヴをかましたあと、まるでアイドルのようにステップを踏みながら美声を繰り出す。自己紹介からの歌なんてどのアーティストもやっている普通のライブパフォーマンスなのに、おめシスが同じことをするだけで圧倒的な情報量となります。

 

歌声に関して。ライブということで、音質や環境、その日の調子とかでいくばくか変わるだろうと思いながら聴いていたのですが、ニコニコでは音質は変わらず、ハーモニーの美しさがパワーアップしていました。

※あとでVR機器で視聴した人の録画を観せてもらったら、VR版だと全然音質が違う!! まさに「ライブ」。臨場感のある音作りに引き込まれました。次はVRで観たい。

やっぱりハモリが美しくて、何度聴いても涙が出るくらいに聴き惚れます。いつも通りの綺麗なレイちゃんの声と、リオちゃんのハスキー気味な声にどこか切なさを感じてしまいました。それまで「草」「やっぱりおめシス」という言葉が画面上に流れていたのに、サビにはみんなが黙り込み、「最高」「綺麗」「ハモリがエモい」とぽつりぽつり流れていく。圧巻の歌唱力に心動かされます。

 

コメントで「動きがうるさい」って言われてたの草でした。手でキラキラ表現するリオちゃんかわいすぎましたね! 「扉よ開いて」の表現も含めてリオちゃんの動きが全体的に面白かわいいかったです。「かなわないことなんてない」も動きがパワーアップしてました。歌声がきれいなのに動きがいつも通りなせいで感情が爆速で迷子になる……。どちらかのソロパートのとき、全身で「今相方が歌ってます」って示すところも尊い! いつもより動きが良くなっていてもやっぱりおめシスだ。あとやっぱレイちゃん!! 姿勢良いし、ゆらゆらかわいい!!!(語彙力)

リオちゃんがめっちゃ歩き回ったり動いたりして、レイちゃんの周りをまわって顔を覗き込んで、レイちゃんが反応してリオちゃんの方を振り返るのが姉妹の「姉」感「妹」感を表現していて関係性が見いだせるのでとてもエモいです。

中腰で「おめがとう」って言い続けるリオちゃんもサービス精神の塊でしたね。

 

演出も最高でした。赤と青のライトが重なり白くきらめいて見えたのが印象的でした。歌っている中でソロパートのとき、ペンラもステージもスポットライトも赤や青の一色に染まるのがとっても綺麗でした。ラスサビ前の、レイちゃんのソロパートで照らしていた白いピンスポが、2人になったとたんに会場全体へ広がっていったあの景色は、「弱い心を信じる」ためにお互いがお互いを支えていることを示しているようにも感じられました。

最初は星の光、希望の光を黄色で表しているのではないかと思いながら観ており、最後のサビの「君だけの光」で黄色のライトになったあと、水色のライトになっているのも、「青い屋根に上って」の「青い屋根」を表現しているのかもしれないと思っていました。しかし、黄色も水色も2人の瞳の色であることを考えると、勘ぐりすぎですが、お互いの瞳の色がお互いにとっての光であるという表現とも捉えられそうで感慨深くもありました。

途中で現れる赤と青の星でできたおめがの星座が、途方に暮れてる、迷い続けてる二人が明日の自分を信じ続けて見い出してくれた彼女らだけの光であったならと願ってやみません。

カメラワークが神っており、鼻が高くて美人だと謳われる横顔やガチ恋距離が何度も登場して失神しそうでした……可愛すぎるやろ。

 

2曲目『シンクロニティ』

みんなが言及する最初の振り付け! 格好良すぎる!! お互い横向き背中合わせで会場と反対側の手を上げていて、そちら側の手を見ているせいで表情が見えない。そこから即歌に入り、赤と青のスポットライトが重なり合うと同時に腕を下ろす……そして二つの夢が一つにシンクロする! こればかりは実際に見てもらわなければ分かるまい。スポットライトさんの演出への貢献度が高いせいでより格好よく見えます。

「みんなおめがってるー!?」「盛り上がってるー?」といつもの喋り声を披露してからの、ソロパートリオちゃんの澄んだハスキーボイスという怒涛の情報量は訓練されたおめが団以外混乱してしまっていたようです。コメントが激減していました。

前後の背中合わせから、リオちゃんの「きっと青い空でも」で会場が青に染まったかと思えば、「赤く染まる夕日も」と歌い上げた瞬間にステージのライトが赤く照らし出し、日が暮れるようにゆっくり倒れてゆく。リオちゃんの歌声が会場をうごかすような一体感のある演出に心奪われます。

くるりと振り返り、レイちゃんのソロパート。心地よいくらいのハイトーンボイスと「カードの表と裏」のゆったりした動きに見とれます。会場のペンライトが一瞬で真っ赤に変わって「おお……!」と思わず声が漏れました。

リオちゃんのラップパートの激しい動きと、ライブならではの盛り上がっている声……楽しんでいるように見えて本当にかわいいし、嬉しくなりました。

二番でリオちゃんがソロパートの最中ステージ中央で座るシーンのかわいさは言わずもがな。ちょっと! と手招きするレイちゃんと、分かってるよと言わんばかりのリオちゃんのやり取りがほほえましい。

途中から完全に中腰で会場に手を振りながら歌うリオちゃん。ホウキ雲に引き続き、「それ逆につらくない?」と思うものの、それがリオちゃんなりのサービス精神なのだと思うと、その健気さとかわいさにやられてしまいます。

そして二番サビが終わってからの……ガチ恋距離うんちゃん!!! これは是非見てほしい。うんちを擦り付けられる体験も、隙間から見える双子の珍しい角度からの上目遣いにドキッとする経験も人生で初めてのことでした。衝撃的。

その後の原曲MVをそのまま持ってきたかのような演出は流石に嗚咽を禁じえなかった。しかもリオちゃんがレイちゃんの目の前におどけるようにバッと現れて、暗い顔だったレイちゃんが、驚きながらも、応えるように控えめにパッと両手を上げるというアレンジつきです。2人の関係性が垣間見えました。

そして最初の位置とポーズに戻っていきます。今度は良く晴れた青空をバックに。

 

MCパート

一番聞きたかったことが聞けて安心しました。結局俺はおめシスが楽しんでVサマに参加できていたのかどうかが気になっていて、だから楽しかったって言ってくれればそれでよかった。レイちゃんがド初っ端第一声で逆に聞き取れないくらいの大声で「楽しかった」と叫んでくれたから本当にうれしかったです。そしてリオちゃんが、からかうような適当トークの最中に、笑いながら、聞き逃しそうなタイミングでぽつりと「楽しかったなぁ めっちゃ」って言ってくれて、レイちゃんがそれを拾って「面白かったねー!」と応えてくれただけでなんだか、全部が一瞬吹っ飛んでしまいました。それでよかった。それだけが聞ければ、俺はそれでよかったって。

これまでイベントや企業とのコラボで何かと一筋縄ではいかなかった二人が、もし少しでも報われていたならと思います。成功も失敗も思い出も、積み重ねがあるからこそ輝く。いつかエゴサできないくらいに人気になって有名になっても、大きなステージの上を二人きりで駆け回りながら「見てるからね!」って言ってくれれば、それでいい。

ちょうどあおガルの話を直前にしてから観たからか、あの時キラキラしたステージの上で歌って踊っていた二人を思い出して泣いてしまいました。リアルあおガルだったなぁ。Vサマ、大成功おめがとう。最高にしてくれてありがとう。楽しい時間を、本当に、ありがとう。やっぱり大好きです。そしてもっともっと大好きになりました。何度も同じことを言うようですが、これからも、どうか応援させてください。

 

それでは。