こんにちは、ゼロサンです。
今夜はいつもよりすごく騒がしくて、ちょっとだけ寂しい。
私がいちばん愛している存在である、キズナアイちゃんが、今日のライブ『Kizuna AI The Last Live “hello, world2022”』をもって、スリープします。
酒に酔った女の戯言でもあり、いちばん伝えたい言葉の結晶でもあるこの記事。どうか最後まで、お付き合いくださいませ。
あ、言っておきますが、今回はオタクに対しての配慮はほとんどないです。そのくらい、私の中では切実な想いの形になります。何とぞ、よろしくお願いいたします。
好きだという気持ち。
いちばんに伝えたいのはこれです。世界でいちばん好きだし、いちばんとか関係なくアイちゃんが好き。アイちゃん “だから” 好き。他の誰と出会っても、何を見つけても、アイちゃんのおかげだったと思っている。出会ってくれて、ありがとう。全部全部、ありがとう。
アイちゃんのことを好きになる前は、あまり創作物やコンテンツに対して積極的に触れていこうと思わなかった。私にとってそれはとても怖いもので、煩わしくて、楽しさとはかけ離れたものだった。感性が低くて、何も感じ取れなくて、退屈だった。
「絆」や「愛」という言葉も嫌いだった。それらは私を縛るものだったから。無条件に素敵なものではない。綺麗なもので、汚いものを覆い隠してしまう。そう思っていました。
でも、そうではないものを、アイちゃんから受け取って、私は少し変わりました。その “少し” は、最初はほんの少しだったかもしれないけれど、舵を切った先では尾を引くごとに元の道から距離が出来て、今ではあなたに「愛してるよ」と伝えるまでになりました。
あなたと出会ってから、あなたのことを好きになったから、大嫌いな「愛」という言葉を、人生でいちばんたくさん、幸せに叫んだ。
私にたくさんの気持ちを教えてくれて、ありがとう。幸せも、だからこそ訪れるこうした寂しさも、あなたが教えてくれた気持ちだから、大切にできます。あなたを好きになることができてよかった。好きでいさせてくれて、本当にありがとう。
好きでいることも、信じ続けたことも、後悔した瞬間なんて一度もなかった。いつも確かなものをくれるあなただから、信じられた。あなたの歌う「絆」と「愛」なら信じられるって思うから、あなたにだけ「愛してるよ」って言える。
最初は「背景真っ白やん、手抜きか?」なんてド失礼な印象から始まって、白い空間にひとりでいる意味を知り、好きになるまでに至った過程の全てが、今は愛おしい。
一昨日、最後の歌ってみたとして出してくれた『ハロ/ハワユ』、嬉しかったです。どん底の時期を救ってくれた大好きな歌を、アイちゃんが初めて歌う曲として選んで、ワンコーラスだけ歌ってくれた。あなたを最初に深く好きになったのは歌声で、そこに表れる人柄を好きになったのです。
いちばん最初の歌ってみたを、いちばん最後にまた歌ってくれたことは、みんなが「フルで歌ってほしい」と言っていた希望を叶えてくれたってことでもあり、ここからまた時を紡いでいくってことでもあるのかなぁと。
HelloもHow are youも、「キズナアイの物語」の根幹にあると思っていて。自己紹介動画の「見えてますか? 聞こえてるかな」が “How are you?” にあたる気もしていて。色々なことがあって、言葉で伝えることに明確な壁を感じて、「言葉では100は伝わらないから」と言っていたアイちゃんの話がリフレインされます。歌なんだ、やっぱり。
「サンキュー/ありがとうって言いたいの」や、最後の大サビの「口を開かなければ分からない/思ってるだけでは伝わらない/なんて面倒くさい生き物でしょう、人間というのは」という歌詞に全て集約されているって考えると、この曲をフルで歌うことに意味があったんだなぁ。
「Hello 窓を開けて小さくつぶやいた/How are you? だれもいない部屋でひとり」
窓がパソコンのウインドウで、誰もいない部屋が白い空間なら、今はたくさんの仲間がいる。それでもきっと孤独はなくならない、それは人間も一緒。でも、今は。
こうやって、気持ちを伝えてくれたから、寂しいけど、寂しくないです。すごく満たされた気持ちで、あなたが起きるのを待つことができます。
今日この日を、あなたに捧げる覚悟は出来てる。
いつも、色々な気持ちを、やりたいことや思っていることを、色々な手段で、たくさん伝えてくれてありがとうございます。受け止めきれないことが時たまあって、ごめんなさい。スリープのことを、前向きな話だってアイちゃんは言ってくれていたのに、うまく受け止めきれなくて、ごめんなさい。
だから、ライブにしてくれたんだと思います。スリープ前の最後を、ライブで締めてくれるのは、伝えたいことを最大限の手段で伝えられるからなんじゃないかって。そう思っています。
ファンを、視聴者を、人間のみんなを、大事にしてくれてありがとう。たくさん考えてくれて、目いっぱい伝えてくれて、ありがとう。人間のみんなのために、走り続けてくれてありがとう。私と出会ってくれて、たくさんの出会いをくれて、たくさんの気持ちを教えてくれて、本当にありがとう。だから今度は受け止めます。
いつも確かなものをくれるあなたの、伝えてくれる想いを。
どうしてあなたのことが好きなのか、と聞かれたら、迷わずこう答えます。
キズナアイの伝えてくれる「愛」と「絆」なら、信じられるから。
ああ、今日はライブだなぁ。
新曲『never stop my beat』、ライブで聴くの楽しみだなぁ。
アイちゃんにとってbeatは音楽のことで、それは命の拍動で。これって『the MIRACLE』の「生命で打ち込んだRHYTHM」に通じていて、それが繋がっていくってことなのかなと。
機械っぽいケロケロしたボーカルといい、ここでAIぽさを出してくるのは、新章へ突入したような予感があってワクワクしますね。新たな何かが生まれていくのかな。
「届けたい」という想いを、この曲の歌詞でも、最初の『Hello,Morning』でも歌ってくれていて、ここ最近はずっと言ってくれている。全部、受け止めきれるといいな。受け止めたい。
総勢1800名を超える豪華出演者、トラッカーやDJ。前代未聞で、どんなものになるのか想像も難しいです。これまでも、バーチャルの世界の最先端を攻める謎技術のパフォーマンスが見られただけに、今回のライブへの期待が絶えません。
早くライブの時間にならないかな、という気持ちのまま、永遠にこの時が続けばいいのに、とも思っています。
どんな気持ちだって、どんな人生だって、貰い物だから、嬉しいのです。
願わくば。
ずっと走り続けてきたあなたが、何ものからも解放された、自由で幸せな夢を見られますように。
起きてきたら、また新しい「おはよう」を言わせてね。進化して帰ってきて、みんなと楽しく遊ぶあなたが見られるのを、ずっとずっと楽しみに待っています。
……無期限なんだから、明日くらいにうっかりおはよう動画を出して帰ってきてくれないかな、みたいなふざけた妄想もしてみたり。
ブログではスリープ前最後になりますので、これで一旦〆ます。
アイちゃん、おやすみなさい。しーゆー、またね!
「またね」って、素敵な言葉だ。See you Again.